マリナの観てきた!クチコミ一覧

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ピエタ

ピエタ

ARMs

劇場MOMO(東京都)

2015/09/03 (木) ~ 2015/09/06 (日)公演終了

満足度★★★

キャスト違いも観たかった
久々のARMsでしたが、
坂口さんが上手くなっていて驚きました。
元々素晴らしい役者さんですが、
どんなにベテランになっても進歩できるんだとちょっと感動しました。

母と娘の葛藤は永遠の課題ですね。
隣で観劇してた娘がどう感じたのかが激しく気になるところです。

1980'

1980'

野生児童

王子小劇場(東京都)

2015/08/27 (木) ~ 2015/08/31 (月)公演終了

満足度★★★

濃密な時間でした
つっこみどころはあれども見事にガッツリ持って行かれました。
鹿殺しっぽい所もあったり、音楽沢山だし殺陣も凄くて釘付けでした。
家族の日常と非日常について考えてしまいました。

くろねこちゃんとベージュねこちゃん

くろねこちゃんとベージュねこちゃん

DULL-COLORED POP

王子スタジオ1(東京都)

2015/08/26 (水) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★

この劇団、もうちょっと早くから観ておけば良かった
親子どちらからの視点も持ち合わせている所為かいろんな感情や思いが自分の中に呼び起こされる。
確かに人は日常的に演技しているのかもしれない。
終演後の大戸屋で味噌汁飲んで何だかしみじみと考えてしまった。
演目の振れ幅が凄く、先週のゆめあとは全く違っていた。まるで違う劇団のよう。ネタバレ防止で避けていた感想ツイートを読んでいたら、
あまりにもバラバラで面白かった。
それぞれの視線でそれぞれの思い。谷さんの思うつぼなのかも。

ネタバレBOX

自然光の中での芝居は風琴工房のガラス張りのビル以来かな?
夜はまた違った感じなんだろうなぁ。
外から通りすがりに見えたらどう思われるのかなぁ。
15 Minutes Made Volume13

15 Minutes Made Volume13

Mrs.fictions

王子小劇場(東京都)

2015/08/19 (水) ~ 2015/08/25 (火)公演終了

満足度★★★

2ヶ月連続の公演
今回も6団体が名刺代わりの15分間の作品を上演。
前回のテーマは「盛夏」で、今回は「晩夏」。
色とりどりの盛りだくさんで感想が頭からこぼれ落ちそう。

各団体の内容はネタバレBOXで。

ネタバレBOX

①タイタニックゴジラ『ベンチ』 BGMと衣装で8割がたシチュエーションの説明が済むという省エネな感じ。みんながバカで面白かったです。←ほめてます。あのチームは絶対1回戦で負けるな(笑) 蛇足ですが劇団ロゴがなかなか可愛いですね。

②アナログスイッチ『停電の夜に魔が差して』 シチュエーションコメディは割りと苦手なことに最近気がついたのですが、今回は面白かったです。特に照明のアイデアが秀逸でした。パニック中の会話がもう少し好みだったらもっと面白かったかも。

③DULL-COLOERD POP『全肯定少女ゆめあ』 劇団の評判は以前から聞いてはいたのですが、今回初観劇でした。そしてやっぱり圧倒的でした。
・流し台から始まるシーンのインパクトすごい!
・名前に違わずPOPなビジュアル、POPな内容
・塚越さんのママがツボ。
・一色洋平くん、ひとりだけ歌が上手すぎてかえって笑える。

④Straw&Berry『ブルーベリー』 とても切ない良い話でしたが、個人的にはあまり響きませんでした。ゲームのシーンも少し冗長に感じました。

⑤ポップンマッシュルームチキン野郎『近すぎて遠い』 昨年のコメフェス以来2回目の観劇。今回もコメディかと思いきやちょっと意表をつかれました。とても面白かったのですが、細部が気になってちょっと集中できませんでした。こげパンってネーミングがツボでした。

⑥Mrs.fictions『ミセスフィクションズの祭りの後』 岡野さんのママがすごく良かったです!そして、前回公演の1番手『祭りの準備』と対になっているタイトル、Mrs.fictionsで始まりMrs.fictionsで終わるのも素敵でした。
ごはんと宇宙

ごはんと宇宙

ごはん部

駅前劇場(東京都)

2015/08/15 (土) ~ 2015/08/16 (日)公演終了

満足度★★★

お腹空かせて行くとちょっと辛いかも
ブラジルのブラジリィー・アン・山田さん、MCRの櫻井智也さん、風琴工房の詩森ろばさんが脚本提供してると聞き、迷うことなく観劇を決めた謎のユニットごはん部。
期待に違わずとても面白かったです。
なんと、2日間4公演しかないというレアさ!
誰がどのパートを書いたのか当パンを見ずに観劇したのですが、
やっぱりすぐに分かりました。個性違いすぎますものね(笑)
4編の作品(ゲスト作家3人+ごはん部部長、保坂萌さん)を幕間劇で繋いだ約140分。全く長さは感じませんでした。

ネタバレBOX

「ごはんと宇宙」食べ放題の店に集まった人たちの会話とか思惑とか行動とか。お客も店員もとにかくいろいろ噛み合わなくて面白い。家族というものに苦手意識をもっている女性の味オンチ。家族≒食事ということか?彼女の背景の説明があれば更に説得力が生まれそうだけど。

「究極の選択」駆け引きの会話はさすが。落ちはちょっと好みでは無かったです。この作品は宇宙担当?

「なれずし」櫻井さんにはいつも騙される。MCRのチケットは余ってる詐欺だし、脚本書けないって言っててもこんな刺さる作品ができてるし。個人的に刺さる台詞があって痛気持ち良い作品でした。そして櫻井作品の台詞は何故か書いた本人の声で脳内再生されるのよね。

「さかなへんによわい」どちらも悪くないのにボタンの掛け違えのような別れは切ない。こだわりってなかなか厄介なものですね。若い彼女の胆のすわり具合が心地良い。とても素敵なお話でした。いわしの梅肉巻きのフライで理想の味を追求するために梅干から漬けるって、ご本人の投影でしょうか。手料理、一度でいいからご相伴に預かりたいものです。

「幕間1~4」登場人物のキャラが濃すぎてもう夢に出てきそう。 謎の展開も面白かったです。「BEAMS」はいったいどこから(笑)

指定席の列番号が🍚列!
時をかける少女

時をかける少女

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2015/07/28 (火) ~ 2015/08/09 (日)公演終了

満足度★★★

夏休みにピッタリな作品
予習で83年の映画を観てからの観劇でしたが、
これは原作ものというよりは原案と言えるのでは?続編的な感じ。
それでも細かい設定は、「あっ、これは!」的に映画観ておいて良かった。
年齢的には昭和な感じの和子さんに感情移入。
坂口さん、知世ちゃんのおっとり加減がちゃんと出てた。
脇は安定のキャラメルボックス的キャラ満載。安心ホッコリ。

ネタバレBOX

・個人的にはおじいちゃんの小ネタがツボ。
・アニメはちゃんと観たことがないのですが、どこかに要素があったのかしら?

キャラメル初の握手会、さすがにキャラメルだけあって整然と進行していました。普通は列を流す人が必要なんだけどね。
玲衣ちゃん欠席で代わりに坂口さんとあつをさんが参加でした。
彼らの敵

彼らの敵

ミナモザ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2015/07/25 (土) ~ 2015/08/04 (火)公演終了

満足度★★★

安定の瀬戸山クオリティ
瀬戸山さんの作品はいつも観客に預けるところが大きい。
その大きい物を渡されたわたしは大概は途方に暮れるのです。
そして、今回も安定の瀬戸山クオリティでした。
元になった出来事は、そんな事あったっけくらいの記憶しかありません。
ただ、作品中に描かれた出来事は予想はしていてもやはり衝撃的でした。
ネットが普及する前は広く情報を集めるのは中々手間で、
大きな媒体を盲目的に信じていたように思います。
目の前に差し出されたものだけを信じていれば楽だけど、
それが信用できるかどうかは別問題だということ。
それを自分の中だけで納めるのではなく、批判や中傷を安易にできる環境も怖いなと思いました。
真実ではなく何を信じたいのかが重要なファクターになりつつあるんだなと。

個人的な事情で若干集中を欠いた観劇になってしまいましたが、
俳優陣は素晴らしい熱演でした。
ただし、劇場の座席の段差が少なく、
前の人の頭で座った場面が非常に観辛かったです。
パキスタン兵士とのエピソードが秀逸でしたが、
全体のどのくらいがフィクションなのか気になります。

外交官〈前売券完売/当日券若干枚あり〉

外交官〈前売券完売/当日券若干枚あり〉

劇団青年座

青年座劇場(東京都)

2015/07/31 (金) ~ 2015/08/09 (日)公演終了

満足度★★★★

青年座初観劇
今回、贔屓にさせてもらっているパラドックス定数の野木萌葱主宰が脚本提供という事で初観劇です。
青年座の役者さんのクオリティがすごい。
小劇場の若い役者さんでは出ない重厚さでした。
野木さんのイメージはどこまでいかされたのだろうか。
老舗劇団の厚みを感じた公演でした。

重厚な会話劇。瞬きも忘れるくらいの緊迫した空気感の中、あっという間の2時間35分。
青年座劇場は天井が高く気持ちの良い観やすい劇場でした。
パラドックスファンとしては、野木さんのキャスティング、演出でも観たいところです。

ネタバレBOX

先の世界大戦直後、それぞれの信条に従って日本を動かしてきた外交官たちがそれまでの流れを総括する、当に東京裁判前夜。
時間が飛ぶので一瞬わかりづらいところもあり。
台詞は現代に置き換える事ができるものが多々あり、作者もそれを狙っているのだろうか?

振り返れば歴史は過去の積み重ねであり、
いくつ物分岐点であちらを選べばという事が沢山ある。
負けるとわかっていて始める戦争の意味とは何なのだろうか。
ただただ流されていたのなら何のための外交で何のための政治なのか。
改めて歴史のターニングポイントについて考えさせられた。
現在も後に分岐点になりえるポイントになるのかもしれないと思えば、戦争を体験している人の感想を聞いてみたいものだ。
いろいろ考えるきっかけになるという意味でも
タイミングが良い上演だったと思います。
「国益のことは考えていても国民のことは考えていなかった」って現在の政治家はどうかな?

旅人食堂

旅人食堂

少年社中

劇場MOMO(東京都)

2015/07/22 (水) ~ 2015/08/02 (日)公演終了

満足度★★★

ちっちゃい劇場で中身がギュギュッと
RPGに出てくるような食堂が舞台のワンシチュエーションの会話劇でした。
この設定って衣装が素敵な少年社中にはうってつけですね。
最近は大きな規模の公演が多い人気劇団ですが、
今回は小さな劇場での公演。ファンにとっては至近距離で観劇できるチャンス!
と濃密な作品を期待していたのですが、薄味さっぱりめなのがちょっぴり物足りませんでした。

ネタバレBOX

毛利さんの脚本なのでもっとガッツリファンタジーなのかと思っていたら
意外な展開。
個人的には中途半端に差し込まれたファンタジー部分の行方が気になりました。役者さんは安定の上手さ。特にマックス最高!
子役さんも頑張ってました。
わたしの観た小劇場系の演劇で、子役がこれほど重要な役で出演するのってあまり無い感じ。
少年役ではなく本物の少年をキャスティングしたのはどうしてなんでしょうね。
リーディング公演『乱暴と待機』

リーディング公演『乱暴と待機』

ナッポス・ユナイテッド

赤坂RED/THEATER(東京都)

2015/07/10 (金) ~ 2015/07/12 (日)公演終了

満足度★★★

初、本谷有希子
本谷作品のイメージ通りにドロドロな設定。
もうちょっと若かったら嵌っていたかもと思いつつ今のわたしには重たすぎる内容でした。
タイトルも意味が分からなかった・・・。
歪な関係ほど純粋に見えてしまうのか、ただの共依存なのか。
ざわざわとした感覚が残る作品でした。

ネタバレBOX

原田樹里ちゃん演じるあずさの台詞が一番の核心。「あいつら気持ち悪いんだよ」うんうん確かにね。
それでも確かな思いが通じ合えば本人たちには問題無しなのかも。
深谷さん、露出が多くて目のやりばに困る。
多田くんの髪型とメガネがツボ。
15 Minutes Made Volume12

15 Minutes Made Volume12

Mrs.fictions

王子小劇場(東京都)

2015/07/08 (水) ~ 2015/07/14 (火)公演終了

満足度★★★

見本市として秀逸な企画
お初の団体の見本市としては秀逸な企画。
1演目が20分ではなく15分なところがミソというかこだわりというか。
この間『再生Mrs.fictions』を拝見してとても面白かったので、今回2回目。
ただし今回はMUがお目当て。

各団体の内容はネタバレBOXで。

ネタバレBOX

①Mrs.fictions『ミセスフィクションズの祭りの準備』時節がらチョット痛々しい気持ちに。最後のシーンで息を飲んだ。こういう作風のものもあるんですね

②20歳の国『消えないでミラーボール』ちょっと気になっていた団体。
うんうん、こんな感じね。先日MUで拝見した斉藤マッチュさんが普通の人の役でちょっと不思議な感じ。こういう苦笑系の青春もの嫌いじゃないです。

③MU『HNG』一部じゃなくてほぼ性的表現でしたね(笑)
休日出勤抜けてこれ観てるのホントゴメンみんなって感じですが、はっきり言っておもしろかったです。エロ以外他には何も残らなくて。
アフタートークで作劇の過程も聴けて良かった。
尖ってるだけじゃないMU、出てたと思います。

④第27班『夏の灯り』これはFight Alone5で観た『福井さんの話。』を思い出した。最後あぁ!ってなったけど、彼女は彼のどこを好きになったんだろう。
少なくとも見た目ではないよね。そして三つ子!!顔はそっくりでも話せば誰かすぐに分かりそうだけど(笑)

⑤The end of companyジエン社『私たちの考えた墓に入る日の前日のこと』ちょっと苦手なタイプのお芝居でした。内容も難しかったし、台詞が被る演出も苦手。久々に芝居中に意識が飛びました。ゴメンなさい。機会があれば是非リベンジを。伊神さんのテンポはちょっと癖になる感じ。

⑥シンクロ少女『性的人間あるいは(鞭がもたらす予期せぬ奇跡)』「前はエロいことやってましたが最近はそうでもありません」って書いてありましたが充分エロかった。女性の作、演出と知り驚き。ダブルキャストの女優さんの名前が分からず。好き嫌いは別としてラストのとっちらかり具合が面白かった。

アフタートーク(ゲストMUのハセガワさんと古屋敷さん)面白かった。
エチュードで話を詰めていったとか、稽古場がすごい事になっていたのでは。「S●Xしたい場所毎日3箇所提出」とか眩暈がしそう(笑)
作品が下品じゃないので笑って聴いていられた感じでした。
蜜柑とユウウツ~茨木のり子異聞~

蜜柑とユウウツ~茨木のり子異聞~

グループる・ばる

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2015/06/12 (金) ~ 2015/06/21 (日)公演終了

満足度★★★

脚本、演出、出演者すべてが豪華!
ストレートな評伝ものではなくチョットひねった設定。
普段あまり詩には馴染みがないわたしでも楽しんで観ることができました。
近い時代の方だけに知ってる名前もチラホラ登場。
戦争や女性の生き方、芸術、思想。
大切なものをたくさん受け取ることができた作品でした。
そして何より最愛の人への想いかな。

ネタバレBOX

る・ばるの3人はみなさん可愛らしく、年を重ねるお手本にしたい。
客演では木野花さんが素敵でした。
岡田ファンとしては恋人役を演じての感想を伺ってみたい(笑)
アフタートークは和気あいあいとして楽しかったですが、長田さんはお若いだけにチョット振り回され感が(笑)
谷川俊太郎さんが「似てない人が演じるのも似てる人が演じるのもイヤ」とおっしゃったというエピソードが好きです。
カレッジ・オブ・ザ・ウィンド

カレッジ・オブ・ザ・ウィンド

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2015/05/30 (土) ~ 2015/06/14 (日)公演終了

満足度★★★

劇団の人気演目
わたしは再演、再々演に続き3回目の観劇となります。
前回公演は主人公ほしみを客演の方が演じていましたが、
今回は劇団員の原田樹里さんが演じ万全の体制といったところでしょうか。

ストーリーが分かっていても泣かされてしまう。
家族への思いと恋愛、ふたつが平行して進んでいくてんこ盛りな内容。
芝居は観ていてテンポ速いのが気になります。
キャラメルボックスの特徴だというのは重々承知。
わたしがいろんな芝居観て好みが変わったんでしょう。
後、ほしみが良い子すぎてわたしには眩しすぎ(笑)

ネタバレBOX

真柴さんのおばあちゃんやっぱり好き!
入れあげてたホストの名前がタツヤって(笑)
Fight Alone 5th

Fight Alone 5th

エムキチビート

エビス駅前バー(東京都)

2015/06/05 (金) ~ 2015/06/30 (火)公演終了

満足度★★★

Dチーム観劇
今回は詩森さんと佐野さんの参加を知ってソッコー予約しました。

それにしてもバー公演は心臓に悪いです。
至近距離のため、役者さんからもバッチリ観られているという感覚。
観られるということはこんなに緊張するものなんですね。

ネタバレBOX

中谷真由美『あたしがふたり』
途中で設定に気づいてあぁ!ってなりました。時間差で見せられると想像力が膨らむ感じ。

福井将太『福井さんの話。』
面白かったし、よい話でした。どこに着地するのか予想もできませんでした。

佐野功『ニュースと遠い声』
あぁ、この予想外の展開。登場時とのギャップがたまりません。
佐野さんのキャラがスゴく活きてる!詩森さん流石です。
大石さんのバージョンも観たいなぁ。
男子なら身に覚えが、ということでしたが、この設定は役者さんでずいぶんと印象が違いそう。
佐野さんのSっぽいストイックなイメージからのギャップと大石さんの可愛らしい感じでは随分と違って観えることでしょう。
結末が分かって観ると演技での伏線とかいろいろ楽しめそうですね。

鈴木朝代『失われた言語を求めて』
設定が面白い。本当にこんな世の中になったらオチオチ妄想もできないですね(笑)最前列だったので、書いてあることが見えちゃって笑いをこらえるのが大変でした。
40minutes VOL2

40minutes VOL2

TABACCHI

スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)

2015/05/27 (水) ~ 2015/05/30 (土)公演終了

満足度★★★

同じテーマでもそれぞれのカラー
テーマは同じでも内容は各団体とも全く違い、
全体を通して楽しむ事ができました。
VOL1のときに気になった照明、音響は今回は問題なし。
ただし、観客のマナーは相変わらず。
隣と話をする人、スマホをチェックする人が居て残念でした。
上演順は日替わりということで、公平性が保たれていたと思います。
開票もスムーズだったし、表彰式もインタビューを交えて楽しく観ることができました。
賞金(100万円)をその場で現金で渡すのはインパクト大でした。

各団体の演目についてはネタバレBOXで。

ネタバレBOX

InnocentSphere『セイレン』>初めての団体でしたが、黒川深雪さんはこの間の再生MRS fictionsで印象に残っていました。東北の震災前後2つの時間軸を平行に描いた作品。最初時間軸の仕組みが分かりづらかったですが、理解すると切なさが倍増でした。ラストシーンでは涙。

チャリT企画『イスラム国がやってくる!? アラ!アラ!アッラー! 』>以前拝見した作品とは違い、事件の詳細を解説するための作品といった趣でした。初稿をボツにして全く新しいものに作り直したと聞いて納得したのですが、個人的には少々不満が残りました。面白かったのは間違いないですが・・。

ロ字ック『東京』>こちらもお初の団体。女性の中に黒一点の編成、良く練られた集団の動きが印象的でした。心にヒリヒリと沁みて、わたしがもうちょっと若かったらもっとガツんときたんだろうなと思いました。硬質な美しい作品でした。

優勝団体はinnocentsphereでした。 おめでとうございます。
トウキョウの家族

トウキョウの家族

Theatre劇団子

駅前劇場(東京都)

2015/05/20 (水) ~ 2015/05/24 (日)公演終了

満足度★★★

復活!
まずは復活おめでとうございます。
斉藤さんの第一声が響いたときに、あぁ戻ってきたなと。

伊豆大島の旅館を舞台に、家族の再生を巡る物語。
ストーリーの甘さや登場人物の造形の突っ込みどころはご祝儀ってことで目をつぶるとして、劇団子らしいホッコリする優しいお芝居でした。
客層も老若男女と幅広く、みんな待ってたのね。
斉藤範子さんは可愛らしいおばあちゃん。
着物の着こなし、三味線と美声が流石でした。
言っても詮無い事ですが、やはり退団されたメンバーだったら・・・と考えてしまうのも事実。本当にこれから頑張って欲しいです。

ネタバレBOX

小泉が語る劇団や団員への思いは石山さんの心境なのかなぁとシミジミ。
キャラメルボックスの件もあり、劇団というものについてシミジミ考えさせられる。
聖地 X

聖地 X

イキウメ

シアタートラム(東京都)

2015/05/10 (日) ~ 2015/05/31 (日)公演終了

満足度★★★

イキウメ初見
今更ながらイキウメは初見。
第一印象は「よくできた芝居だな」でした。
再演とはいえ初日の危うさは皆無だし、理路整然とした腑に落ちる内容でした。役者さんの演じ分けも見事で、
これからも続けて観たい劇団になりました。

砂利塚アンリミテッド

砂利塚アンリミテッド

ホチキス

駅前劇場(東京都)

2015/05/08 (金) ~ 2015/05/12 (火)公演終了

満足度★★★

既にホチキスというジャンル
2011年に王子小劇場で初演した演目の再演。初演も観劇。

ホチキスのエンタメと演劇のバランスの良さ、
全力で楽しませる感は毎回感心させられる。
細かい部分は記憶が飛んでいるが、劇場が広くなり確実にパワーアップしていた。

龍狼伝

龍狼伝

ACTOR’S TRASH ASSH

博品館劇場(東京都)

2015/05/02 (土) ~ 2015/05/06 (水)公演終了

満足度★★★

再現率高し
わたしが普段観ている小劇場のストレートプレイとは違う、かなりエンターテイメントに寄った作品。
ダンスや歌もあり、三国志には疎いわたしでも十分に楽しめる内容でした。
来年4月には続編の舞台化も決定されたようです。
かなり映像を駆使していましたが、演劇ならではの演出の工夫がもう少し欲しかったかも。ダンスはともかく歌は必要ありましたか(笑)
原作は未読なのですが、パンフレット等を見るとキャラクターのビジュアルはほぼ忠実に再現されているよう。
女性キャラが格闘ゲームのキャラの様だと思ったら、本当にモデルだったようです。
殺陣は全体的にレベルが高く、舞台の広さが十分に活かされていて素晴らしかったです。
次回、さらに大きな劇場で、どんな殺陣を見せてくれるのかも見所のひとつだと思います。
主演の椎名鯛造くんは少年社中の「ネバーランド」で拝見していましたが、
相変わらずキレキレの動きで格好良受かったです。
個人的には張飛と曹操が印象的でした。
どちらも初見の役者さんだったのですが、張飛の友常さんはテニミュの時の写真が自宅にありました(笑)今回ビジュアルが完璧すぎて面影がありませんでしたが・・・(^^ゞ 

スーパーエンタープライズ

スーパーエンタープライズ

東京ハートブレイカーズ

吉祥寺スターパインズカフェ(東京都)

2015/04/29 (水) ~ 2015/05/03 (日)公演終了

満足度★★★

もはや一つのジャンルでは?
安定のTHB節。
脚本家が変わってもきっちりと世界観は引き継がれていた。
同じ高校の2015年と1985年のふたつの時代を行き来しながら進む物語。
間違ってはいないけど微妙にすれ違っていく思い。
この時代の思い込みとか青臭さとかには胸を突かれる。
自分の高校時代のもどかしい感じを思い出して少々胸が痛くなった。
おじさんたちの制服姿は中々見物。
今回は音楽寄りのキャストが少なかった所為か、いつもより若干音楽少なめだったような気がしたが、山崎さんの熱唱は印象的だった。
アンコールのハートソングは何時聞いても胸熱。

ネタバレBOX

1985年、東京には遠いけど出て行くには便利すぎる、
ある意味居心地の良い田舎の学校。
音楽で世界を変えられると信じているサバ。阪神ファンのカッパ。クラスの女子に夢中のハマー。サッカー部のエースで人気者のタイシュウ。いじめられっ子のヒカリ。
タイシュウが学校をやめてイタリアへ行こうと考えている。
将来の為、卒業することを進めるサッカー部顧問のサンゴ。
夢の後押しををする同級生たちだが・・・。

2015年の同じ学校には天文部のイワシタとクジ。
いじめられっ子のふたりは密かにロケットベルトの開発をしている。
そこに、パイロット候補としてトビウオが参加。
顧問のサバは協力をするが、テスト飛行当日にある事件が・・・。

サバだけでなく、他のみんなの30年後も知りたかったなぁ。

若手の初参加組の熱演が目を引いた。
・山崎さん 二役の演じ分けお見事でした。
・小多田くん こういう先生は大人になってからその正しさに気づくのです。
・永嶋くん お宅にしか見えない。すごい。
・西井くん 前に観た公演とは180度違う役で、でもどちらもそう見える。



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