旅とあいつとお姫さま
座・高円寺
座・高円寺1(東京都)
2009/09/06 (日) ~ 2009/10/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
スリリングでハッピーな最高の1時間
“子供向け”の枠には全くおさまらない、成熟した舞台でした。一般観客が観られるのは10/10と10/11です!感想をトラックバックしましたので、よかったらどうぞ。
THE FOUNTAINHEAD
アヴィニョン演劇祭
Cour du lycée Saint-Joseph(フランス)
2014/07/13 (日) ~ 2014/07/19 (土)公演終了
「卒塔婆小町」「葵上」
三条会
三条会アトリエ(千葉県)
2008/05/24 (土) ~ 2008/05/30 (金)公演終了
満足度★★★★★
往復で4時間ぐらいかかるんですが、
至福の帰り道でした。面白すぎてもんどりうっちゃうYO!
観たのは5月30日(金) 18:30「卒塔婆小町」Bプロ/20:00「葵上」Aプロ
オリヴィエ・ピィのグリム童話
SPAC・静岡県舞台芸術センター
舞台芸術公園 屋内ホール「楕円堂」(静岡県)
2009/06/27 (土) ~ 2009/06/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
『少女と悪魔と風車小屋』『いのちの水』『本物のフィアンセ』
アワード投票用。感想はこちら⇒ http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2009/0629233641.html
コクーン歌舞伎「佐倉義民傳」
松竹/Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2010/06/03 (木) ~ 2010/06/27 (日)公演終了
まほろば
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2012/04/02 (月) ~ 2012/04/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞後に議論したくなるお芝居
子役1人を除き初演と同じキャストという、貴重で贅沢な再演で、期待していた以上にブラッシュアップされていました。お薦めの舞台を紹介しているメルマガで号外を発行しました。よかったら覗いてみてください:http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2012/0407231520.html 東京の後、松本、神戸、山形の3地域ツアーあり。
舞台版『千年女優』(大阪凱旋公演は5/11)
TAKE IT EASY!
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2011/02/17 (木) ~ 2011/02/21 (月)公演終了
新国立劇場演劇研修所4期生試演会③「マニラ瑞穂記」
新国立劇場演劇研修所
新国立劇場Aリハーサル室(東京都)
2011/01/09 (日) ~ 2011/01/11 (火)公演終了
ロベルトの操縦
ヨーロッパ企画
本多劇場(東京都)
2011/09/08 (木) ~ 2011/09/18 (日)公演終了
醜い男
冨士山アネット
東京芸術劇場アトリエイースト(東京都)
2014/09/05 (金) ~ 2014/09/16 (火)公演終了
満足度★★★★
コミカルな見せ場も大人のエロスも堂々
白く四角い小空間にLED照明、生中継の映像、水、紙などの気の利いた小道具で、シャープな会話劇に。コミカルな見せ場も大人のエロスも堂々で良かった。
このドイツ戯曲を観るのは三度目。2007年初演でテーマは自己同一性。設定も展開も面白く30ヶ国で上演されている。演出の長谷川寧さんがトークで言及されたように、今では少し古さも感じる。それが何故なのか(人間はどう変化したか)を考えられる。あまりに容易になったコピー、共有財産化など。
ザ・キャラクター
NODA・MAP
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2010/06/20 (日) ~ 2010/08/08 (日)公演終了
満足度★★★★
最後の一筆、一突きに、刺し貫かれた。
日本人にしか深く味わえないことを、敢えて。野田さんは「ロープ」「オイル」同様、過去を忘れるなと烈火の如く叫んでいるんじゃないでしょうか。「ザ•キャラクター」戯曲掲載の新潮 2010年7月号を劇場ロビーで購入。
恋人としては無理
柿喰う客
ギャラリーSite(東京都)
2008/04/13 (日) ~ 2008/04/13 (日)公演終了
満足度★★★★
計算された“悪ノリ”にもっとスムーズに乗っかれたら
イエスと12人の使徒のお話でした。フランスで新約聖書ネタを上演する勇気にまず乾杯(笑)。5人の役者さんは全員が黒装束です。「ヘッドフォンをしている」のはユダ、「マフラーをしている」のはピラトという風に簡単な目印で役の違いを示し、持ち物や被り物を変えてスピーディーに入れ替わりながら演じます。
5人の男女が次々と演じる役を変えていくのはもちろん、役柄の口癖や発音を演じ分けていく面白さもありました。セリフにはだじゃれやギャグがこれでもか!と言わんばかりに盛り込まれており、独特の単語の並び方に脳みそがくすぐられるような感覚を覚えました。
観客を圧倒する大量の早口なセリフや、いきなり緊張感の頂点から始まることについては、演出に工夫が必要な気がします。観客が自ら進んで入り込むように誘導してもらえたらなお良くなると思います。
演技については、きびきびと動いて言葉の重みも表現してくれる達者な人と、そうではない人との差が目について残念。特に大声を張り上げっぱなしにするのは、個人的にとても苦手です。
開演前はフランスでの劇団員の様子を撮った映像を流していました。長時間のフィルムをしっかり編集したサービス精神は素敵だと思いますが、あのはしゃぎっぷりには引いちゃう人もいたんじゃないかと、少々心配になりました(笑)。屋根にワンワンニャンニャン(だったかな)と書かれたお店は、私もパリで見つけて笑いました。
ゼブラ
新国立劇場演劇研修所
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2011/11/11 (金) ~ 2011/11/13 (日)公演終了
満足度★★★★
5期生試演会1
田村孝裕さんの「ゼブラ」を鈴木由美さんが演出。つまり鉄板ということで。研修生の方々の素直な演技も良かったです。でも初日は大人しすぎるなぁという印象も。試演会2、3にさらに期待します。
ひらたよーこ+矢野誠 谷川俊太郎「クレーの天使」
SPAC・静岡県舞台芸術センター
静岡芸術劇場1階ロビー(静岡県)
2011/11/26 (土) ~ 2011/11/27 (日)公演終了
満足度★★★★
天使に、音楽に捧げる行為
優しい声とピアノのコンサート。歌を、音楽を聴くというよ、り矢野さんとひらたさんが音楽に奉仕する姿を、覗き見させていただいたような感覚でした。
パイパー
NODA・MAP
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2009/01/04 (日) ~ 2009/02/28 (土)公演終了
満足度★★★★
小劇場の興奮がコクーンに
約50名のアンサンブルの効果もあってか、みずみずしい躍動感があった。野田さんの言葉が面白くて、あっという間の2時間だった。
おしるし
プリエール
赤坂RED/THEATER(東京都)
2008/06/03 (火) ~ 2008/06/08 (日)公演終了
満足度★★★★
CoRichの評判が良かったので観に行って、当たり。
安心して楽しめるお芝居。一筋縄ではいかないのも素敵。田村孝裕さん作・演出なので気になってはいたのですが、私もチラシのビジュアルで二の足を踏んでいました(笑)。
男の60分 -東京場所-
ゲキバカ
【閉館】江古田ストアハウス(東京都)
2009/04/22 (水) ~ 2009/04/29 (水)公演終了
満足度★★★★
客席を巻き込んでいく、明るい見世物魂!
「舞台はライブ。観客を楽しませてナンボ!」という姿勢が貫かれた“王道エンターテイメント”でした。もう1つの劇団キャッチコピー“分かりやすいのに奥深い”も、しっかり織り込まれていたと思います。
『男の60分』は愛知公演のために作られたツアー向けの短編なので、舞台美術はダンボール箱のみというミニマムなもの。その分、役者さんが全身を使って魅せてくれました。私は上手通路際の席だったので、全力で走る役者さんが起こす風が体に伝わってきました。スリリングで、思い切りの良さも感じて爽快でした。
出演者7人全員が劇団員。男優ばかりの劇団なんですね。登場するのは、自然がいっぱいの昔の田舎町を舞台に、川や空き地などで暴れまわる少年たち。ギャグは堂々とやりきってくれるし、ダンス(組体操)も肉体を鍛えていることがわかるキレの良さ。モノマネや客いじりなど、観客を意識した前向きなエンターティナー精神にも好感を持ちました。
自らが見世物であることを自覚して、堂々と自分をさらすことができている役者さんを見られるのは、観客としてとても幸せなことです。
初日は終演後に、劇場4階の稽古場にて打ち上げの飲み会がありました。一般客も参加可能なものだったので少しお邪魔したところ、カッパ役の石黒圭一郎さんと作・演出の柿ノ木タケヲさんとお話ができました。ありがとうございました。
HIDE AND SEEK
パラドックス定数
ザムザ阿佐谷(東京都)
2008/04/24 (木) ~ 2008/04/27 (日)公演終了
満足度★★★★
骨太な脚本を土台に、さらに広く飛躍する可能性を感じた作品。
江戸川乱歩と横溝正史と夢野久作が同じ部屋でともに語るというだけで、相当に面白いです。しかも彼らの代表作の登場人物(明智小五郎、金田一耕助、呉一郎)まで同じ次元に出て来るのですから、愉しみはさらに増します。
ザムザ阿佐ヶ谷の和風空間で大きな赤いカーテンを使って、探偵推理小説、幻想怪奇小説のムードを上手に作っていました。※私は最前列で堪能しましたが、後方の席からだと高さがあるので見え方が違ったかもしれません。
これまでの公演との違いで顕著なのは、まず笑いが多いこと。役者さんは緊張が途切れない丁々発止のやりとりだけでなく、どたばたパロディにもチャレンジしています。感情を内に込めることで密度を上げる演技を、貪欲に外へと開放する方向にも広げたのは、大いに歓迎したい変化でした。また、「前回あの役をやってた役者さんが今回はこんな役!?」という驚きも良いスパイスになりました。
パラドックス定数というとワン・シチュエーションの会話劇という印象でしたので、今回のように次々と場所が変わるのは新鮮。脚本・演出を手がける野木萌葱さんの力量を再確認できました。集団としての厚みも増してきていると思います。
色んなタイプの男の魅力を様々な角度から見せてくれます。キャストに絶世の美男子が揃っているわけではないけれど、今流行りの“イケメン芝居”に似たところがある気がしました(笑)。私は敢えて気取る姿勢が面白いと思いますが、それが鼻につくお客様もいらっしゃるかもしれないな~とも思いました。
約2時間の上演時間は、会場の環境から考えても少々長すぎた気がします。
プライド
TPT
d-倉庫(東京都)
2011/12/15 (木) ~ 2011/12/25 (日)公演終了
東京福袋
東京芸術劇場
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2012/09/02 (日) ~ 2012/09/09 (日)公演終了