ブベニチェク・ニューイヤーガラ~カノン~
Bunkamura
Bunkamuraオーチャードホール(東京都)
2013/01/05 (土) ~ 2013/01/07 (月)公演終了
満足度★★★★
そして最後の「カノン」で泣く
「ドリアン…」の技に魅せられ息を荒くしてたら、「牧神…」で取り乱してしまいました…エロ過ぎ!まさかそんな、な設定であそこまで!
寝台特急”君のいるところ”号
中野成樹+フランケンズ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2010/05/20 (木) ~ 2010/05/30 (日)公演終了
満足度★★★★
生きてる自分の時間は特別で、でも平凡で。
いつもながらきちんと作りこまれている、おしゃれで優しい時間でした。幼稚園で上演される園児によるペープサートを思い出しました。
花火、舞い散る
椿組
花園神社(東京都)
2007/07/13 (金) ~ 2007/07/22 (日)公演終了
カフカの猿~フランツ・カフカ「ある学会報告」より~
世田谷パブリックシアター
シアタートラム(東京都)
2012/05/02 (水) ~ 2012/05/06 (日)公演終了
満足度★★★★
俳優
キャサリン・ハンターさん。素晴らしい。全席完売のようですが、55分という短いお芝居なので、当日立ち見席にチャレンジしてもいいんじゃないかと思います。
国際演劇祭 イプセンの現在 tgSTAN『パブリック・エネミイ人民の敵』、アンドレイ・シェルバン『ヘッダ・ガブラー』
特定非営利活動法人舞台21
シアタートラム(東京都)
2016/12/06 (火) ~ 2016/12/11 (日)公演終了
満足度★★★★
12/9にシンポジウム、レクチャーあり
男女4人と、ト書き&プロンプ1人の計5人で約1時間50分(休憩10分込み)という超特急のイプセン。集会のシーンしかゆっくり聞かせる気ないよねコレ!(笑)
観客に雑に話し掛け、演じる役を何度も変え(主役以外)、小道具はずさんなマイムのみ(笑)。
tgSTANはベルギーの俳優だけのカンパニーで、俳優がドラマトゥルグで演出家。興奮!
12/9昼にシンポジウム(https://m.facebook.com/norembtokyo/photos/a.196447033849367.1073741828.196028183891252/692409657586433/?type=3 )、
夜にレクチャー( http://d.hatena.ne.jp/sfjth-tokyo/touch/20161209/p1 )あり。
ゲヘナにて
サンプル
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2011/07/01 (金) ~ 2011/07/10 (日)公演終了
満足度★★★★
本当にゲヘナ(地獄)だった…
最後の五分は何もかも開ききって裏返しになるほど剥き出しのセカイ?サンプルと松井周さんに興味がある人、例えばオーディションとWSを受けるつもりの人は必見。
ヘンリー四世 第一部 ‐混沌‐・第二部 ‐戴冠‐
新国立劇場
新国立劇場 中劇場(東京都)
2016/11/26 (土) ~ 2016/12/22 (木)公演終了
満足度★★★★
第一部から観るが吉。
衣装、照明のデザイン、色分けでスムーズに理解できた。貴族と平民、高貴と下賤、老いと若き、父と息子、新旧など対比山盛り。配役も対照的(特に鍛治直人さん)。大勢の「噂」はネット社会のよう。音楽は鳴る度にドギマギ(笑)。
2009年の『ヘンリー六世』三部作一挙上演、2012年の『リチャード三世』から継続出演の方が大勢(スタッフも継続)。ベテラン俳優の方々が今も現役であることに感謝。若い俳優が息長く活躍できる演劇界であって欲しい。観客には何ができるのかな…。
私的には立川三貴さんと小長谷勝彦さんが素晴らしかった。立川三貴さんはこまつ座『紙屋町さくらホテル』でも感動した。小長谷勝彦さんは元文化座の俳優で、今は静岡県舞台芸術センターSPAC公演でよく拝見。鍛錬し続けてくださる全俳優に再び感謝。
CLEANSKINS(クリーンスキンズ)/きれいな肌
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2007/04/18 (水) ~ 2007/04/28 (土)公演終了
満足度★★★★
笑いながら、胸にグサっとくる家族のお話
パキスタン系イギリス人のシャン・カーンさんの新作を、日本人キャスト・スタッフで創作しています。世界初演です。青年団『別れの唄』もすごかったですし、演劇人の国際交流の豊かさをひしひしと実感します。
公式稽古場レポートと初日のレビューをトラックバックしています。よかったらご覧になってみてください。
遊び半分
中野成樹+フランケンズ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2007/09/20 (木) ~ 2007/09/24 (月)公演終了
満足度★★★★
おしゃれなfringe演劇鑑賞のお手本
会社帰りに大人のたしなみとして鑑賞したい演劇。 “フランケンズ”とよく呼ばれますが、“ナカフラ”が良いそうです。
星回帰線
パルコ・プロデュース
ロームシアター京都サウスホール(京都府)
2016/11/17 (木) ~ 2016/11/20 (日)公演終了
満足度★★★★
星回帰線
スリリングな現代群像劇で2時間集中できた。登場人物全員が興味深く魅力的。外見の美醜問題は根が深い…イケメンに同情しちゃう。人が身の丈を知るには本気で他人と自分の内側までコミットするしかないのかな。ままならない人生、蓬莱竜太さんのお芝居、面白い。
一緒に観劇した母や「蓬莱竜太さんの戯曲は自分について振り返って考えられるから好き」と。お薦めです。
新・こころ
劇団フライングステージ
駅前劇場(東京都)
2008/03/19 (水) ~ 2008/03/26 (水)公演終了
満足度★★★★
「こころ」を読み直したくなります
フライングステージならではの解釈で「こころ」の隠された(?)世界を見せてくださいました。すごく面白かったです。上演時間は約2時間10分。ポストパフォーマンストークも濃密・充実。
関数ドミノ
イキウメ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2009/05/08 (金) ~ 2009/05/24 (日)公演終了
満足度★★★★
面白くて、手放しに楽しんでしまった
これからどうなるのかな、と、素直に引き込まれて超エンジョイしちゃいました。小さい劇場なので、気になる方は早めに予約した方がいいかも。
ショート7
DULL-COLORED POP
pit北/区域(東京都)
2009/04/29 (水) ~ 2009/05/06 (水)公演終了
満足度★★★★
知的にバカをやる脚本の、ギリギリ感が魅力
谷賢一さんの作品は豊かな知性と、パンクの精神を感じさせるテキストが大きな魅力だと思います。今公演でも、言葉に対する尋常ならぬこだわりが感じられ、充実の観劇になりました。
DULL-COLORED POPでは、役者さんは決して読みやすいとは言えない長いセリフ(詩情たっぷりの状況説明や、難しい専門用語が散りばめられた感情の吐露など)を、読みこなすことが求められます。作・演出家が当然のように役者に負荷をかけ、役者もそれに全力で応えるという、演劇に対するひたむきさが伝わってくる作品群でした。
ただ、その高くかかげた目標にたどりつけていたかというと、まだもう一歩足りなかったのではないか、というのが全体についての感想です。また、この3年間に上演された短編戯曲7本の中では、やはり最近書かれたものほど面白いことは否めず。時代の流れは早いですね。
あくまでも個別の短編を7つ集めた公演だということで、作品終了ごとに装置変更の休憩が挟まれていたのは潔いと思いました。観客も遠慮なく頭の切り替えができます。
装置を動かす舞台監督さん(?)が黒装束だけど金髪で、とても目立っていました。演出意図なのかしら(笑)。
終演後のトークイベントでは、演劇についてのディープな話が聞けて面白かったです。“キャバクラ”のぐだぐだ感は好みが分かれそう。様式は毎日変化していきそうですね。
Aプロは心の暗部を深くえぐるような題材が多く、休憩があったおかげで気持ちを楽にして拝見できました。Bプロの飲尿ミュージカル「エリクシールの味わい」は出色。バカ笑いしながら考えさせられました。生演奏が素晴らしいです。オススメです。これから予約される方は、A、Bの順番でご覧になるのが良いのでは、と思います。
友達
世田谷パブリックシアター
シアタートラム(東京都)
2008/11/11 (火) ~ 2008/11/24 (月)公演終了
満足度★★★★
場面転換のかっこ良さに涙が出そうになる
スタッフワーク、俳優の存在感などなど、全てが洗練。めちゃくちゃかっこ良かったです。2時間20分は少々長めでしたが、戯曲「友達」がすごく好きになりました。
おそるべき親たち
TPT
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2010/10/21 (木) ~ 2010/11/03 (水)公演終了
シド・アンドウ・ナンシー【CoRich舞台芸術まつり2009春 グランプリ受賞作】
MCR
駅前劇場(東京都)
2009/04/22 (水) ~ 2009/04/26 (日)公演終了
満足度★★★★
生きることへの切ない思いが、汗と爆笑の中にひたひた満ちる
MCRの作品を観るのは、プロデュース公演などを含めておよそ8作目となりました。『シド・アンドウ・ナンシー』は、私が観た中で一番完成度が高かったように思います。昨年の「CoRich舞台芸術まつり!2008春」参加作品『シナトラと猫』で気にかかった舞台美術や転換時の演出についても、今作ではライブ感・手作り感が生きており、いわばスタイリッシュな見どころにもなっていました。
生きることも死ぬこともどうでもいいと思っているヤクザの安藤(中川智明)。急激に太り続けて死に至るという不治の病に冒されたたっちゃん(辰巳智秋)。2人が親友同士だった高校時代の回想シーンを交えながら、状況は違えども互いに死を目前にした2人の男が、命に、人生に、どう決着をつけるのか(決着など訪れず死が彼らをさらっていくのか、それとも…)が描かれます。あらすじだけだと深刻な悲劇のようにも思われますが、実際は爆笑・失笑づくしで、ロマンティックな恋愛のエピソードもありったけ盛り込まれた娯楽作品でした。
作・演出・出演される櫻井智也さんが書かれるセリフは、小劇場ファンの間で“櫻井節”と呼ばれることがあります。笑いすぎてお腹が苦しくなるほどのギャグに、世間に対する主張がしっかりと織り込まれていたり、粗野で乱暴に聞こえる言葉に、恋のときめきや切ない思いがしたためられていたり。
組み体操をしたり、本気で(?)叩いたりなど、生々しいハプニングを盛り込んだ見世物の要素も、大いに生かされていました。客席が2方向からはさむ対面式のステージなので、役者と観客との距離がとても近いのです。しかもコントではなく、演劇的な魅力に昇華させているのが素晴らしいと思います。
ポスト・パフォーマンス・トークは制作の方が司会進行して、観客から事前に質問を受けつけるシステムを採用。赤裸々な劇団内トークを見せるスタイルがお好きなお客様もいらっしゃるかもしれませんが、私は『シナトラと猫』の時よりも濃い内容になって、改善されたように感じました。
劇中で使用された缶ジュース型のおしるこが、ロビーでバラ売りされていましたので、1本購入。寒い季節になったら飲みます(笑)。また安藤たちのことを思い出して、しみじみ笑いたいと思います。
SISTERS
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2008/07/05 (土) ~ 2008/08/03 (日)公演終了
満足度★★★★
プレビュー初日観劇
じわじわ。ぞくぞく。前知識ゼロで観るのがスリリングで面白いかも。選び抜かれた言葉を味わいました。充実。二人のヒロインの衣装が素敵。靴がかわいい。
ユーリンタウン-URINETOWN The Musical-
流山児★事務所
座・高円寺1(東京都)
2009/05/29 (金) ~ 2009/06/28 (日)公演終了
満足度★★★★
大人数の合唱・群舞が楽しい!
日生劇場で見た時は意味がよくわからなかったんだけど、作品の面白さがしっかり伝わってきて満足です。前売り4500円は安すぎ!の“貧乏”ミュージカル。2階席(?)だったので生バンドが見えなかったのは残念。そう、生演奏つきっていうのも豪華です。
十二夜
東宝
日生劇場(東京都)
2015/03/08 (日) ~ 2015/03/30 (月)公演終了
満足度★★★★
ケアード演出「十二夜」
道化が前に出る恋愛喜劇で、成河さんのための舞台!?ってほど。彼は歌も演奏も演技も良かった。フェイビアン役の青山達三さんも素晴らしい。お二人とも新国立「夏の夜の夢」に出てらした。オリヴィア役の中嶋朋子さんも好き。
ムネモパーク
NPO法人アートネットワーク・ジャパン(ANJ)
にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)
2008/03/14 (金) ~ 2008/03/17 (月)公演終了
満足度★★★★
おじいちゃま・おばあちゃまが超カワイイ!
脱力系ドキュメンタリー。87分の1スイス模型も圧巻。3/17(月)まで。英語&ドイツ語上演で日本語字幕です。