しのぶの観てきた!クチコミ一覧

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もののはじめ物語

もののはじめ物語

任意団体 海音

横浜市開港記念会館(神奈川県)

2018/10/12 (金) ~ 2018/10/12 (金)公演終了

50分のお芝居の後にコンサートがある構成のイベントです。横浜発祥のものがテーマの『もののはじめ物語』ということで、明治時代にパンと石鹸を作った日本人男性2人にフォーカスしたお話でした。
詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2018/10/13/10935/

ダーク・サーカス

ダーク・サーカス

東京芸術祭

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2018/10/27 (土) ~ 2018/10/29 (月)公演終了

楽しかった~!たった2人で影絵、サンドアート、アニメ等を切り替え、生演奏も楽器も大活躍。確かな技術と愛ある挑戦的な発想に感服。ブラックユーモアが小気味よい。クラウン(=ピエロ)に象徴される、無数の実演家たちへの敬意と鎮魂をしたためた芸術的な55分。7歳以上の親子、友達、恋人同士とどうぞ。日本各地でのツアー希望!
詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2018/10/27/11106/

音楽劇『Love's Labour's Lost』

音楽劇『Love's Labour's Lost』

砂岡事務所

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2018/11/17 (土) ~ 2018/11/25 (日)公演終了

FUKAIPRODUCE羽衣の糸井幸之介さんがシェイクスピアの喜劇『恋の骨折り損』の音楽・演出を担当されるので観に行きました。シェイクスピアでも羽衣っぽい無邪気なおとぎ話のような空気にできるんだな~。
いつも感じていたことですが、やっぱり糸井さんの楽曲は、歌の上手い人にもっと歌っていただきたいですね。今回はナヴァール国王役の内藤大希さんがミュージカル俳優ということで、安心して聴けました。
超ハッピーかつド直球の恋愛コメディーなので、俳優はもっと観客とコミュニケーションをとっていいのではないかなと思いました。

ナシーム・スレイマンプール × ブッシュシアター『NASSIM』(ナシーム)

ナシーム・スレイマンプール × ブッシュシアター『NASSIM』(ナシーム)

フェスティバル/トーキョー実行委員会

あうるすぽっと(東京都)

2018/11/09 (金) ~ 2018/11/11 (日)公演終了

ほろほろと涙しながら、温かい気持ちになれました。何も知らず、いきなり赤の他人と出会い、お互いを愛おしく感じられる、麗しい演劇体験だと思います。ドミニク・チェンさんの勇気に拍手!

ネタバレBOX

2016年の『白いウサギ、赤いウサギ』と比較すると、“母”に焦点を定めて“感動を呼ぶ娯楽作として上手にパッケージされた感”が増してしまっており、少々落胆しました。
The Silver Tassie 銀杯

The Silver Tassie 銀杯

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2018/11/09 (金) ~ 2018/11/25 (日)公演終了

森新太郎さんがアイルランドの反戦四幕劇「銀杯」を戯画的に演出。約2時間45分、20分休込み。人形劇が迫力。歌が上手いキャストが多く安心。上質アンサンブル大勢で眼福だが絶対に必要かというと…。スージーは現代のテロリストの表象かと邪推。土屋佑壱さんが笑わせてくれた。

誰もいない国

誰もいない国

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2018/11/08 (木) ~ 2018/11/25 (日)公演終了

語られる言葉の意味、関係性の変化が何を示しているのか…明らかな回答は得づらい戯曲です。舞台で起こる出来事を、必死で集中して追いかける緊張感が心地よく、意外性もあって、充実の観劇になりました。男性4人の恋愛がらみのエロティックな空気が流れるのも良かったですね。

ただ、寺十吾さんの演出は音、水、光などの足し算でわかり易い娯楽作を目指したようで、ピンターならではの面白味を切り落としてしまっている気もしました。

柄本明さんの演技が素晴らしかったです。冒頭の「そこに在る」姿こそ私の見たいもの。宇宙で、点で、孤独な生命でした。震えるほど感動!

青いプロペラ

青いプロペラ

らまのだ

シアタートラム(東京都)

2018/11/29 (木) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

石川県にあるスーパーマーケットのバックヤードが舞台です。親しみやすい自然なおしゃべりから登場人物の背景がわかる会話劇で、セリフの組み合わせが上手だと思いました。素直な気持ちを表現する演技にも好感を持ちました。ただ、方言の現代口語劇としてシンプルに上演するだけではなく、演出が目立っていました。上演時間は約1時間50分。
詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2018/11/30/11328/

豊饒の海

豊饒の海

パルコ・プロデュース

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2018/11/03 (土) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

三島由紀夫の長編小説の舞台化。原作を全く知らずに拝見。面白かった♪振付、転換のアンサンブルが綺麗。感情に突き動かされる人々の刹那をシンプルかつ美的に表す。制御が効いているのが好み。死と官能の交差を味わえた。上演時間は約2時間40分、休憩15分を含む。

人間ども集まれ!2018

人間ども集まれ!2018

TCアルプ

まつもと市民芸術館 小ホール(長野県)

2018/11/30 (金) ~ 2018/12/03 (月)公演終了

手塚治虫の漫画を劇中劇でコラージュした野心的な約1時間40分。無性人間と人間が対立する原作と、AI支配が予言される現代を相似させて風刺。舞台である質問不可のシェルターは不自由だが守られた社会。性選択等、様々な自由に晒された個人(観客)にどう生きるかと問いかける。

命売ります

命売ります

パルコ・プロデュース

サンシャイン劇場(東京都)

2018/11/24 (土) ~ 2018/12/09 (日)公演終了

死ぬと決心して「命売ります」という新聞広告を出したコピーライターの若者・羽仁男(はにお)が、彼の命を買いに来た人々と出会っていくのですが、なぜか、死ねない…。
コント風の短編で構成されている印象を受けました。馬渕英里何さんはいつもながら鮮やかな存在感で、彼女が語ると舞台に集中できました。いい俳優さんだなと思います。

授業

授業

SPAC・静岡県舞台芸術センター

静岡芸術劇場(静岡県)

2018/10/06 (土) ~ 2018/10/28 (日)公演終了

男性教授が3人、女生徒が1人の『授業』。西悟志さんの演出はPOPで残酷で執拗で、観客を突き放すけど娯楽精神はあり、真面目。原作に敬意を表しながら、突き刺すような意思表示もする。岡田利規作・演出『NO THEATER』と同様“me too運動”で、終盤は痛快♪布施安寿香さん素敵!

ネタバレBOX

演出部の守山真利恵さんが“女中”役として登場。スタッフ姿の若い現代人女性が、ひょうひょうと教授を叱責する。教授は毎日殺人を繰り返し、女中に注意されてもやめようとしない。
女性が男性を上から見下す構図は痛快でもあるけれど、男性(教授)の横暴、蛮行を許し、支えているのもまた女性(女中)であるとも解釈できた。
野外劇 三文オペラ

野外劇 三文オペラ

東京芸術祭

池袋西口公園(東京都)

2018/10/18 (木) ~ 2018/10/28 (日)公演終了

約2時間強、休憩なし。寒い!でもコート、ストール、貼るカイロで乗り切れた。

野外劇場入り口は巨大ディスプレイを載せたトラックの背後あたり、PRONTの対面側。
池袋西口公園を通りがかれば、客席と反対方向から無料で観られます♪ 舞台上手外側に立ち見の人だかり。

ポリー(淺場万矢)とルーシー(水口早香)が歌も演技も上手で嬉しい!2人のデュエットは約1時間10分後あたりから。終演間際の大合唱も聴きどころ。

無料券の観客は桟敷席でレジャーシートや簡易ベンチ持参の人あり。上演中の撮影・録音は不可。

少し詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2018/10/19/10983/

三人姉妹

三人姉妹

川崎市アートセンター

川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)

2018/10/13 (土) ~ 2018/10/21 (日)公演終了

2時間50分、休憩10分込み。抽象美術にほぼ具象衣装の原作に忠実な「三人姉妹」。とても良かった!!軽やかで真実味のある演技の応酬で、全ての登場人物に説得力がある。現実と接続する仕掛けも奏功。セリフ劇がお好きな方にオススメしたい正統派芝居。豪華出演者でお値打ち価格。

ネタバレBOX

ベルシーニンのセリフはまるで予言だらけ。イリーナと男爵に泣かされた。
誤解

誤解

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2018/10/04 (木) ~ 2018/10/21 (日)公演終了

小川絵梨子シーズンの第1作目は、演出(稲葉賀恵)の解釈がはっきりと示された、抽象美術のストレート・プレイでした。“わかりきった不幸”が用意された物語に何度もうなずきつつ、どうすれば悲劇を回避できるのかを考え続けられました。教訓を得られる経験になりました。詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2018/10/05/10838/

華氏451度

華氏451度

KAAT神奈川芸術劇場

KAAT神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県)

2018/09/28 (金) ~ 2018/10/14 (日)公演終了

巨大な本棚が舞台の三方を囲む抽象美術で、空間の多様性が楽しめました。美波さんの美しさに息を飲みました。パンフレットに関係者それぞれが本を紹介する欄があります。これは嬉しい!

BEAUTIFUL WATER

BEAUTIFUL WATER

富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ

富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ(埼玉県)

2018/10/05 (金) ~ 2018/10/07 (日)公演終了

2時間40分、休憩なし。四方の壁全面がスクリーンで、映像に包まれた会場は海、船上などになる。中央にある錆びた巨大なコンテナから人、物が出し入れされる。観客はランダムに置かれた小さな丸椅子に自由に座われて、回遊可能。演者とともに戯れる空間。

ネタバレBOX

最初に水、海、フレコンバックを含む環境汚染をおさらいして、ダークツーリズムへ。マレーシア航空の航空機失踪後の遺族の悲痛。インドネシアの甚大な泥被害と観光化をワヤンクリッに。日本人お得意の避難訓練でワークショップ体験。最後はゴミのファッション・ショーを経て、海中の動かぬ遺産と踊る。

歩いて、揺れて踊って、交流して、旅をした。床に横になり、劇場天井と照明を見つめる避難所想像は、特に貴重な体験だった。
はしらない

はしらない

劇団スポーツ

王子小劇場(東京都)

2018/10/04 (木) ~ 2018/10/08 (月)公演終了

約1時間35分かな(曖昧です)。高校の部活動風景をコント風にまとめた青春群像劇。大学生演劇を久しぶりに拝見。芝居の時間は虚構が前提で伸縮自在。等身大のリアルを踏まえた飛躍が欲しい。不良イケメン風紀委員は破綻を内包していて存在感あり。

金魚鉢のなかの少女

金魚鉢のなかの少女

地人会新社

赤坂RED/THEATER(東京都)

2018/10/06 (土) ~ 2018/10/14 (日)公演終了

田中壮太郎さんがカナダ戯曲を10年振りに翻訳・演出。おませな少女が両親の不和による家庭崩壊を回想。死んだ金魚の生まれ変わり(?)の闖入者がその危機を救うのか。戯曲の面白さを丁寧に立ち上げ、コミカルな演技に工夫を凝らす。美術、衣装も素敵。切ない余韻が嬉しい。

ゴールド・アーツ・クラブ×ノゾエ征爾  『病は気から』

ゴールド・アーツ・クラブ×ノゾエ征爾 『病は気から』

彩の国さいたま芸術劇場

彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)

2018/09/29 (土) ~ 2018/10/08 (月)公演終了

参加高齢者は総勢738人で、2チームの交互上演。こんなこと…やれていることが凄すぎる…!人数(劇場に約350人)に圧倒されどおしで、特に合唱と群舞には泣かされた。一人一人の愛(=欲望)が溢れる祝祭空間。上演時間は約2時間25分、休憩なし。
詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2018/10/03/10822/

ネタバレBOX

パンフレット(1000円)によると70人ごとに分けて稽古したそう。頭がクラクラする…。
原作に忠実な構成で、時おり出演者の生の言葉が紹介される。「一人一人の想いが溢れている」という稽古場レポートの描写に納得の作品だった。
ホワイト WHITE

ホワイト WHITE

KAAT神奈川芸術劇場

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2018/08/07 (火) ~ 2018/08/09 (木)公演終了

英語がわからなくても、演技と表情で意味が伝わるので、子供たちは大いに楽しんでいるようでした。小学校低学年以下の子供たちに合っているように思いますが、大人の私もボロ泣きしました(笑)。
詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2018/08/09/10404/

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