ヨウの観てきた!クチコミ一覧

161-180件 / 180件中
「精跡-SEISEKI-」

「精跡-SEISEKI-」

角角ストロガのフ

サンモールスタジオ(東京都)

2010/07/07 (水) ~ 2010/07/11 (日)公演終了

満足度★★★

もっと突き抜けていてほしかった
内容は攻めの体勢であったけども、先に行った方の感想を読んで思い描いていたものよりは大人しく、自分としてはもっとガンガンぶちかましてくれたらいいのになと思った。
あとは観せ方がもうちょっと整理されてほしい。4場面がほとんどずっと舞台上にある状況が先走りして、視覚効果としても物語としても焦点が散漫になっている印象があり、観ていて途中で疲れてしまった。
その状況に必然性を持たせるように、それぞれの場所で起こっていることが舞台上で一瞬リンクしていくようなシーンもあったが、どうも小手先の小細工感がぬぐえず、滑稽さが残った。
しかし周りが見えすぎる多くの演出には出せない、どこか不自然なクセのある演出はいい意味で引っ掛かるものがあった。前半で言葉にならない違和感が、物語が進むにつれ「不自然なもの」という言葉を掴んでいく感覚はなかなかない。

weekly2【或る、致し方ない罪に対する やるせない復讐のはじまり】

weekly2【或る、致し方ない罪に対する やるせない復讐のはじまり】

アヴァンセ プロデュース

「劇」小劇場(東京都)

2011/04/13 (水) ~ 2011/04/19 (火)公演終了

満足度★★

酷い作品
「酷い作品」っていうと、ひっでえなあこれとか思いながらもちゃんと面白い愛すべき酷い作品と、本当どうしようもないなんでこんなの作ったんだと怒りが込み上げる酷い作品とがあるけれど、これは間違いなく後者。脚本も演出も役者もとにかく酷い。下品な下ネタと、無理矢理なテンションが痛々しい。暗転が無闇やたらと長い。それでも☆2つ付けてるのは二人程いいなあと思えた人達がいたから。

ネタバレBOX

自傷の人と殺人鬼の人はニヤリとさせる演技をしていて安心できた。
殺人鬼の人は前回もこの脚本家の作品でさらりとした殺人者を演じていたがそれも好みだった。芸人なのかな?よくわからないが役者としてとても気になる演技。
前回の作品はそれなりに見れたもんだったのになあ…なんで今回こんな酷いんだろう。
闘争×ホルモン TackleBagタックルバッグ

闘争×ホルモン TackleBagタックルバッグ

グワィニャオン

俳優座劇場(東京都)

2010/09/11 (土) ~ 2010/09/19 (日)公演終了

満足度★★

せっかくの大人数が無駄に思える
脚本にしても演出にしても役者にしても、あと微妙な音量で延々と流れ続ける音響にしても、残念ながら自分には焦点がブレた散らかった舞台としてしか認識できなかった。久々に時間が死ぬほど長く感じた。むしろ最後の試合シーンだけでよかった。しかしそこすらカタルシスが削がれていて残念。

Under Water Over Revival

Under Water Over Revival

GOKAN。

銀座小劇場(東京都)

2009/12/24 (木) ~ 2009/12/27 (日)公演終了

満足度★★

微笑ましいが・・・
言葉のチョイス、キャラクター、演技、演出、残念ながらコメディとしてのセンスと完成度は学生演劇の域を出ていないように思う。何人か面白く観ることができる人はいた。

isaac ground

isaac ground

獣珍

千本桜ホール(東京都)

2010/02/26 (金) ~ 2010/02/28 (日)公演終了

満足度★★

5W1H
役者に台本の8割を委ねる逆順創作法という方法論は面白いし、ぜひこれからもチャレンジしてもらいたいが、作品として現段階では残念ながらまだ金を取って観客に見せるレベルにまでは至っていない印象。
少なくとも台本がある部分とない部分が歴然と判別できてしまった時点で、方法論への甘えが見えてしまっていたように思う。
ひたすら熱っぽく「考えろ」としか言わない主人公や、舞台としての変な間を埋めようとする無意味な5W1H。途端に遅くなる進行。
言いやすく耳あたりの良いどこかで聞いたような台詞ばかりが飛び交い、せっかく台本部分で築いたキャラクターや背景がぱったりと見えなくなる。その浅さを覆い隠すように大声や勢いで張り合う様も観ていて喧しかった。
躍動感のあるダンスや身体表現は個人的に好みの部類で、台本が用意されていた部分には少なからず魅力を感じただけに残念。
この手法で安定した上質の演劇が提供されるには、世界構築の入念な共有と、役者個人個人の演劇表現力の向上が必須課題だろう。
次回に期待。

大海原の小さなイェイ!

大海原の小さなイェイ!

カリフォルニアバカンス

OFF OFFシアター(東京都)

2010/04/08 (木) ~ 2010/04/14 (水)公演終了

満足度★★

チラシ負け
自分にとって心底どうでもいい演劇だった。正直言うと学生演劇にしか見えない。あるいは若手お笑い芸人のコントか。
思いついたネタをそのままに書いてしまったかのような小ネタやストーリー、笑わせる段階にまで達していない直接的な演技、無闇な暗転や一同棒立ちの演出。
要所要所の謎の超展開には悪くないくだらなさを感じたものの、それを笑いにつなげていこうとしている風にはどうにもみえない。

後半テンポが若干よくなったことと、観ていて面白いなと思える演技をしていた人が2人いたのが救いだったが、それだけで2時間はあまりにも辛かった。

ナイフなワイフ(ご来場ありがとうございました)

ナイフなワイフ(ご来場ありがとうございました)

劇団 THE☆メンチカツ成

王子小劇場(東京都)

2010/02/03 (水) ~ 2010/02/07 (日)公演終了

満足度★★

確かにあらすじの通り
あらすじに偽りなし。
でも実際観てみると「うーん?」と首を捻ってしまう。
シュールと言えば聞こえがいいが、どうもどこか自己完結的な匂い。笑わせることを追求するわけでもなくかといってなにか存在の本質を抉るということでもなく、思わせぶりなわりに底が案外近くにみえるような、どうも肩すかしな印象。
暗転の多さ(と長さ)が象徴してしまっているように、「間」もブツ切れ感があり、流れよく観る事が出来なかった。

日替わりゲスト、覆面レスラーの捲し立てとチョップの躊躇いなさはすばらしかった。

バウンティハンター

バウンティハンター

演劇企画集団LondonPANDA

王子小劇場(東京都)

2010/12/01 (水) ~ 2010/12/05 (日)公演終了

満足度

え…
本当にわからない。
どう思い返してみても、作り手の都合と、言ってみたかった言葉をなんとなく落ち着きのよい場所に入れ込む作業で話らしきものを整えたようにしか思えない。
「ありえない!」と言いたくなるアクロバティックご都合展開は、むしろナンセンスな方向に笑わせてくれでもしたのなら納得できたのかもしれないが、大真面目にやられるととても不安になる。
自分には何がいいのか本当に解せなかったので、他の方の評価の高さに困惑する。誰か教えて…

俺のお尻から優しい音楽

俺のお尻から優しい音楽

五反田団

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2011/02/04 (金) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

満足度

空間の広さが肌に凍みる
いくら悪ふざけだと公言していても、会場や知名度に何かを期待して行った人もいただろう(友人の母がそうだった)。
その人が最高にかわいそう。そんな、良くも悪くも酷すぎる公演。
それでも食事シーンの妙な生活感のようにベタ&チープがいつの間にかひっくり返っていくのかと期待していたら、まさかの首尾一貫くだらな展開。
普段の五反田団のやってることや小劇場を知っている人、演劇を「一周して面白い」の境地で観れる余裕のある人にしか楽しむ余地がないのが辛い。そして長い。
小劇場に何かを期待して来てしまった観客を数十人逃してしまったかと思うと、かなしいを通りこして怒りを覚える。せめてもっと小さな劇場でやって欲しかった。

(再演)太陽に恋した童貞モグラ[公演終了!ご来場ありがとうございました!]

(再演)太陽に恋した童貞モグラ[公演終了!ご来場ありがとうございました!]

ザ・プレイボーイズ

タイニイアリス(東京都)

2010/11/25 (木) ~ 2010/11/29 (月)公演終了

満足度

学芸会のよう
脚本の稚拙さを自覚しているのなら、なぜ再演にしたのだろうと不思議でならない。改演ならまだしも。
内容の茶番さもさることながら、役者の演技の性質に統一感がないという所にすら気が回っていない演出は観ていてイライラした。照明操作も酷い荒れようだったのが気になる。
前回の短編コント集の公演はすごく面白かったのになーなんでだろ。

ワイルドターキー

ワイルドターキー

ゲキバカ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2010/09/23 (木) ~ 2010/09/26 (日)公演終了

なぜだ・・・
急用が入り行けなくなったので、代理で行ってもらった人の感想を。☆を付けてないのはそのため。何度も行こうとしてるのに結局まだ一度も観れていないので次回こそ観たい・・・

ネタバレBOX

とてもおもしろかったですっ
プライベートは肛門科のほもの闇医者や、生き別れの兄弟、熊のような風体のプーと呼ばれる構成員に、臀部を殴打されることによって気合いを入れる組長、その儀式に合いの手を入れる部下たち。借金で首の回らなくなった素行不良の警部にそそのかされ組を裏切るいつかBIGななりたい下っぱとラーメン屋(のバイト)。ヤクザものの考えられるかぎりの要素が詰め込まれ、さらにどのキャラクターにも一癖も二癖も加えて、見ていて息つくまもありません。素晴らしいエンターテイメントでした!
「Floor in Attic 屋根裏の床を掻き毟る男たち」ご来場ありがとうございました!

「Floor in Attic 屋根裏の床を掻き毟る男たち」ご来場ありがとうございました!

演戯団コリペ

タイニイアリス(東京都)

2010/10/02 (土) ~ 2010/10/04 (月)公演終了

字幕なし
ということを会場に行ってみて初めて知る。
確かにあらすじを読んでいればキーとなる展開は把握できるのだが、独白のようなセリフもかなりあり、何も解らずボーッと観ている時間が多かったので、なんで字幕がなかったのかがよくわからなかった。演出上の都合と言うよりも技術の問題?セリフの速度が速かったし。
というか字幕がないならないでもかまわないのだが、そのことを予めきちんと明記しておかないのはどうだろうか。招待ならまだしも、お金を払って観ている方に不親切。それともこちらが見逃しているだけ?

そういう日本上演の際の不備は置いといて作品自体だけを観ると、とても面白い舞台だった。日韓合作は何度か観たが、韓国の現代演劇の公演は初めてだったのでナマの韓国の感覚が知れて新鮮。四人が置かれた汚らしいうだうだ状況からの反動パワー、ハチャメチャ加減は大変気持ちがよく笑わされた。
観ているだけで面白いシーンが多かったのは事実だが、やっぱり意味もちゃんと解った上で観たかった。なぜ字幕がなかったのか。

旅、旅旅

旅、旅旅

ロロ

王子小劇場(東京都)

2010/05/06 (木) ~ 2010/05/09 (日)公演終了

昆虫大戦争

昆虫大戦争

こゆび侍

RAFT(東京都)

2010/03/05 (金) ~ 2010/03/08 (月)公演終了

恋人/コレクション

恋人/コレクション

ハーフムーン・シアター・カンパニー

シアター711(東京都)

2010/03/16 (火) ~ 2010/03/21 (日)公演終了

-
疲れていて夢うつつで観てしまったので観たという記録だけ・・・

モグラの性態

モグラの性態

ぬいぐるみハンター

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2010/03/25 (木) ~ 2010/03/31 (水)公演終了

ながぐつをはいたねこ

ながぐつをはいたねこ

柿喰う客

三重県文化会館(三重県)

2011/02/19 (土) ~ 2011/02/20 (日)公演終了

ustで観劇
なので☆は無しで。
こども向きに作ったのであろう芝居のため、わかりやすいようにいつもよりちょっとスローでオーバーアクト。話は多分原作通り。
スーツにメイドに◇のライトに、演出も派手ではないが緩急しっかり押さえるとこ押さえた中屋敷節。
お遊戯的な児童演劇をこどもながらにダサいと思っていたような自分がもしこれをこどもの時に見ていたら、話の内容は覚えていなくても「なんかかっちょよくて楽しい」とワクワクした感触が残る程度にはクール。そしてそれって重要だと思う。
前にも書いた気がするけど、柿の舞台って本当演劇教育向きだと思う。
口語演劇の「演劇で表現するこをは身近だよ」って教育じゃなくて、「演劇って面白いんだよ」と発見させる教育として。
舞台が終わった後に入ってたこどもの「楽しかったあ」って素直な声の雄弁さよ。

『ながぐつをはいたねこ』で小さい子に原体験。
小学校高学年は『すこやか息子』で演劇表現の奥深さを噛み締め、中高生演劇部は『ダミーサークル』を演じる。本気で女優を目指すなら『いきなりベッドシーン』をやってみるのもいいだろう。
そうすれば日本の演劇界はちょっと明るくなる気がするよ。

ところで『ながぐつをはいたねこ』の教訓って「オシャレは足元から」ってことでいいだろうか。あるいは「形から入る」か。

ダミーサークル

ダミーサークル

花まる学習会王子小劇場

王子小劇場(東京都)

2010/08/25 (水) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

強度のあるテクスト
「書かれたものを読む」ことを拡大させた、リーディングの発展型で新鮮な感覚。
演技がまあ想定内な分、脚本と演出の強度が目立つ。
白々しいものだとか暑苦しいものだとか、そういった演劇しか眼の前に現れてこなかった高校の時にでもこれを観ていたら、自分の現代演劇観も大分早くにマシなものになってただろう。
60分の尺でリーディングスタイルという、演じ手にとってハードルが低いにも関わらず、構造の面白さと現代っ子が受け入れ易いシビアさを兼ね備えているという、学生演劇の入門かつ演劇に固定的なイメージを持っている(故に普段演劇を観ない)人の「演劇」の観念を広げるに足るテクストの強靭さがあるように思う。
なのでぜひこれは中高校の新歓とか学祭とかで上演したり、あわよくば新人公演のスタンダードぐらいにしてもらって、高校の時の自分のような「演劇とか(笑)」と思ってる連中に演劇の面白さを知らしめることに一役かってくれないものかと思う。お願い中高生演劇部。
それにしても内容が身に覚えがありすぎて恐ろしい。高天原高校の部活動はどこも破滅型(笑

暖かそうな場所 【ご来場ありがとうございました。次回は12月クリスマス】

暖かそうな場所 【ご来場ありがとうございました。次回は12月クリスマス】

ろりえ

nakano f(東京都)

2010/07/22 (木) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

不快指数MAX
第二の性とか言い出した頃を思い出してみればかなり遠くまできたもんだなとしみじみ思うような女子像の新鮮さは興味深いし、ちょっとしたセンスもツボに入るもので好み。
けれど、時間が経つにしたがって増す暑さにイライラが募って舞台どころじゃなくなったので全部台無し。一番暑い時間帯の公演だったので余計に不快だった。
不快感からの連鎖イライラかもしれないが、なぜ演出を直前になって知らせるのか、なぜビールが割高なのかという所をもやもやハラにためながら帰宅。
内容だけでの評価だと結構高く付けたようなものだっただけにがっかり。

席のブロックによって最終体感温度がけっこう違ったように見えたので、これから行く方は涼しい所を探してみたらいいんじゃないかと。

サイゴ

サイゴ

Oi-SCALE

座・高円寺1(東京都)

2010/04/21 (水) ~ 2010/04/25 (日)公演終了

-
体調不良の時に観てしまったので観たという記録だけ・・・

このページのQRコードです。

拡大