字幕なし
ということを会場に行ってみて初めて知る。
確かにあらすじを読んでいればキーとなる展開は把握できるのだが、独白のようなセリフもかなりあり、何も解らずボーッと観ている時間が多かったので、なんで字幕がなかったのかがよくわからなかった。演出上の都合と言うよりも技術の問題?セリフの速度が速かったし。
というか字幕がないならないでもかまわないのだが、そのことを予めきちんと明記しておかないのはどうだろうか。招待ならまだしも、お金を払って観ている方に不親切。それともこちらが見逃しているだけ?
そういう日本上演の際の不備は置いといて作品自体だけを観ると、とても面白い舞台だった。日韓合作は何度か観たが、韓国の現代演劇の公演は初めてだったのでナマの韓国の感覚が知れて新鮮。四人が置かれた汚らしいうだうだ状況からの反動パワー、ハチャメチャ加減は大変気持ちがよく笑わされた。
観ているだけで面白いシーンが多かったのは事実だが、やっぱり意味もちゃんと解った上で観たかった。なぜ字幕がなかったのか。