雨模様の観てきた!クチコミ一覧

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復讐とうそつき

復讐とうそつき

少年ギ曲団

シアター風姿花伝(東京都)

2016/11/16 (水) ~ 2016/11/20 (日)公演終了

満足度★★★★

男の美学
人情西部劇でした。

ネタバレBOX

両親と姉を七人組に殺された少女ボニーが二十歳になって、うそつきジャックと仇名されるガンマンを雇って復讐する西部劇。

お尋ね者を何人も倒して腕を上げてきたようなシーンがあったにも拘わらず、ボニーは実際には人を撃ったことがありませんでした。七人組は今は解散しているのに、広い西部で全員が同じ町に住んでいて、しかも一部の仲間の顔を忘れているというのは不自然でした。

このようにつじつまの合わない点はありましたが、そしてボニーが主役の話かと思っていたら太っちょのジャックが主役の話ではありましたが、ジャックの男の美学がにじみ出るそこそこの人情西部劇でした。

七人組の一人がロイ・ジェームスという名前でしたが、ロイ・ジェームスを懐かしく思い出すとともに、なぜ話の腰を折る名前にしたのか疑問でした。
酔いどれシューベルト

酔いどれシューベルト

劇団東京イボンヌ

ムーブ町屋・ムーブホール(東京都)

2016/11/15 (火) ~ 2016/11/18 (金)公演終了

満足度★★★★

【Aキャスト】観劇
心の話でした。

ネタバレBOX

家族を養うために成金と結婚したクラウディアを生涯思いつつ、場末の酒場に入り浸りながら600曲以上作曲したシューベルトの心の葛藤を描いた話。

1曲につき1ヶ月の寿命短縮というのが悪魔の出した条件で、結果50年程短くなって31歳で没。理屈は通っていますが、悪魔も天使も心の中のことというクラウディアの言葉が全てでした。

心穏やかに死に臨めて本当に良かったです。
11月歌舞伎公演「通し狂言 仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)」第二部

11月歌舞伎公演「通し狂言 仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)」第二部

国立劇場

国立劇場 大劇場(東京都)

2016/11/02 (水) ~ 2016/11/26 (土)公演終了

満足度★★★★

来月が楽しみ
道行から一力茶屋まで

ネタバレBOX

浄瑠璃 道行旅路の花聟
五段目 山崎街道鉄砲渡しの場
      同  二つ玉の場
六段目 与市兵衛内勘平腹切の場
七段目 祇園一力茶屋の場

完全版を観るためには漏らしてはいけないのであって、次回が楽しみです。
稚拙で猥雑な本能寺の変

稚拙で猥雑な本能寺の変

雀組ホエールズ

「劇」小劇場(東京都)

2016/11/09 (水) ~ 2016/11/20 (日)公演終了

満足度★★★★

筋は良くでき過ぎ
猥雑さは中途半端

ネタバレBOX

織部治と明神健一郎のサラリーマンコンビが迷い込んだ先は本能寺の変間近の戦国時代。信長を慕っていた光秀に、人質を取って信長を討たせようとする秀吉の野望に対して、織部が持ち込んだ歴史の参考書を読んで結果を知っていた信長が下した裁定とは、神になれないことを知って、まあいいか、そんなに野望があるのなら秀吉に禅譲して、百姓になって新しい生き方をしようかというものでした。光秀も織部姓を名乗って百姓になり、織部のご先祖様になりましたとさ。

歴史は変更されることなく、サラリーマンコンビは無事2016年に戻りましたが、信長と蘭丸が2006年の世界に来ていて、営業で訪問する先の社長と女秘書になっていましたとさ、シャンシャン。

明神健一郎は下品で織部治は地味、信長の評した通りでしたが、、『稚拙で猥雑な戦争劇場』と比べて下品さはそれほどでもなく、ま、猥雑を期待しているわけではなく、無きゃ無いでいいのですが、今回は中途半端ってとこかな、また素晴らしいSFに仕上がっているとは思いましたが、きれいにまとめられ過ぎという感じがしました。
サバイバーズ・ギルト&シェイム

サバイバーズ・ギルト&シェイム

サードステージ

紀伊國屋ホール(東京都)

2016/11/11 (金) ~ 2016/12/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

いい人選
ある瞬間にいいなと思いました。

ネタバレBOX

玉砕して死んだと思って家に帰ってきた青年、死んだのは自分だということを知らせに来た上官、空爆で部員が死んで自分だけ生き残ったと悩む映研の女子大生、青年の母が再婚しようとしている相手は26年前に津波で妻子を亡くしていて、青年の兄は心臓が悪くて徴兵されず引きこもっていて、そんな状況下で青年は消える前に生きた証として女子大生を主役に「ろみ男とじゅり」の映画を撮ろうとする話。

災害や戦争で生き残ったことを罪悪に感じたり、恥ずかしく思ったりすることを描いた作品で、津波があった地震から26年、日本が戦争をしているなどの近未来は如何にも鴻上作品的だと若干食傷気味、延々と撮影風景が続くとまだ先が長いとうんざりもしました。

ややぽっちゃり系は鴻上好みだなと思いつつも、サイエンスZEROの南沢奈央さんの美貌と声の大きさに感心したり、片桐仁さんの熱演に感心したり、お母さんの再婚相手の奇行の原因が分かったりして引き込まれていきました。そして、本当に死んでいたのは誰かということにふと気付かされる瞬間にいいなと思いました。

その他大勢というか、その他少数は、不要とばかりに影絵や声だけで処理していましたが、きちんと役者を使っても良かったのではないかと思いました。
燦々

燦々

てがみ座

座・高円寺1(東京都)

2016/11/03 (木) ~ 2016/11/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

才能があって努力家
お栄ちゃんの青春物語でした。

ネタバレBOX

北斎の娘お栄が父から葛飾応為という号を名乗ることを許されるまでの、オリジナリティを見付けようと研鑽する日々を描いた話。

蕎麦屋夫婦の情とお栄の心遣いのシーンはグッときました。素晴らしかったです。慕っている先輩花魁が病気になったことで、馴染み客を奪う形で身請けされる花魁の心の葛藤シーンも、お栄が現実の明暗でなく心の明暗を描こうとしたことにシーボルトの使者が感心して、日本の底力を信じ切るシーンも素敵でした。

で、花魁は誰がやっているのだろうと気になりましたが、当日パンフレットを見直して渓斎英泉役の人だと知って驚きました。

本編中の竹の棒を使って部屋を仕切ったり、大筆などに利用するのは小道具使いとして良かったと思いますが、スタート時の籠に見立てたり、舟を漕ぐようなシーンは、竹の棒を使うアイデアって凄いだろうって感じがビンビン響いてきて、演出家のドヤ顔が浮かび気恥ずかしくなりました。
『愚図』

『愚図』

KAKUTA

あうるすぽっと(東京都)

2016/11/10 (木) ~ 2016/11/20 (日)公演終了

満足度★★★★

巧み
外道でもなく、クズでもなく、愚図って何だろうって思いました。

ネタバレBOX

失恋して落ち込んだ女性と彼女を見守る親友、義姉や妻から浮気を疑われたものの平凡な男のしていたことは実は部下の女性社員と共謀しての横領、ホームレスに妻を死に追いやられた男の執念、失踪した父親からの手紙をもとに沖縄を訪ねた兄弟、これらが絡んだとき事件が起き、女性と親友が発見した白骨体の真相が明らかになりました。

浮気より横領が軽いのかと思わせる不思議さ、いくつもの事情が重なるストーリーテラーの巧みさ、娯楽性に溢れていましたが、深みまでは感じませんでした。

正蔵師匠は最近落語に専念しているのかと思っていました。落語家臭くなく普通の男らしい演技でした。
晩餐狂想燭祭~惨~

晩餐狂想燭祭~惨~

Dangerous Box

王子小劇場(東京都)

2016/11/11 (金) ~ 2016/11/15 (火)公演終了

満足度★★★

全体として
中途半端

ネタバレBOX

廓での女郎や性同一性障害で悩む男衆の苦悩、客の栄枯盛衰を描いたメインのストーリーにポールダンスなどの彩りを加えたエンタテインメントショー。

中村中とショスタコーヴィチの曲でスタートし雰囲気は十分でした。ストーリーもショーも、おひねりもどきも中途半端に感じられました。
外道の絆

外道の絆

水素74%

アトリエ春風舎(東京都)

2016/11/10 (木) ~ 2016/11/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

ドツボ
はまりました。

ネタバレBOX

突然飛び出してきた自転車をはねた鈑金屋の男が内縁の妻の屁理屈に丸め込まれてその場から逃げ、その後も悩みつつも家計維持のために出頭できず、さらに前妻との間のクズな息子の登場で家族全体がドツボにはまってしまう物語。

暗転後の息子は刑期を終えた後の姿かと思いましたが、単にグズグズしているだけのことと知り、クズの中のクズ、余りのクズさ加減に驚嘆しました。

あってはいけないことと思いつつ、しっかりしていないとこんな流れに陥ってしまうのだと、真面目な感想ではありますが反面教師にしたいと思いました。
奇々怪々~江戸の千本もみじ~

奇々怪々~江戸の千本もみじ~

カートエンターテイメント

俳優座劇場(東京都)

2016/11/07 (月) ~ 2016/11/13 (日)公演終了

満足度★★★★

「誠物」
ほんものと読ませる言葉、時代劇を大切に考える気持ちは伝わって来ました。

ネタバレBOX

天明三年(1783年)十一月、宮益坂から道玄坂、大坂を下り目黒川を渡って池尻へ、そこから三軒茶屋を通って大山詣でに行く一行が、池尻辺りでトラブルに遭い、妖怪に会う話。

時代劇にふさわしい役者さん、腰が据わっていて殺陣は重厚感がありました。

脱藩藩士に絡むトラブルが発生し、武士を捨てることで解決するところは上演前に上映された前作の内容と同じようなものでしたが、とっさの機転が嘘から出たまことのようになる展開は素敵でした。
マケイヌバー

マケイヌバー

朝倉薫演劇団

シアター風姿花伝(東京都)

2016/11/08 (火) ~ 2016/11/13 (日)公演終了

満足度★★★★

【古橋/松田の回】観劇
大鶴義丹さん、慣れましたが、慣れるまでは臭いしゃべり方でした。

ネタバレBOX

1986年に開店したMAKE WIN BARの開店時の様子、1996年の様子、そして閉店した2006年の様子を描いた話。

バーテンダーの山辺、通称山ちゃんが観客側にいるという設定は斬新でした。

オーナーの神戸がバブル時の28歳で開き、48歳で閉じた訳ですが、なぜ店を閉じたのでしょうか。不景気が続いたからでもあるでしょうが、2006年のシーンで山ちゃんに挨拶する人が誰もいなかったことから、神戸が話していたのは思い出の山ちゃんで、山ちゃんが死んでしまったからかもしれませんね。

帰った後で差し入れを入れた人はいましたが、バブル期のバーの開店に知り合いが手ぶらで行くというのは全く考えられないことだと思いました。
一人二役 ~殺したいほどジュテーム~

一人二役 ~殺したいほどジュテーム~

東宝

シアタークリエ(東京都)

2016/10/22 (土) ~ 2016/11/08 (火)公演終了

満足度★★★★★

トマらしい
素敵な展開でした。

ネタバレBOX

スイス人富豪の女性がつい惚れて結婚してしまった博打好きの男と離婚したがる話から、詐欺グループが大掛かりなシナリオを描いてスイス人富豪の女性の全資産をだまし取ろうと企てる話になり、最後は過去四回に亘り女性を死に追いやり、女性の財産を奪った詐欺団を追い詰めるインターポールの女性職員の話となるサスペンスコメディ。

益岡徹さんが一人二役は説明書きで明らかで、その意味からの題名と思いきや、詐欺グループ全員が一人二役、と思ったら主要出演者が全て一人二役なところが素晴らしいところ。詐欺グループは過去に殺人を犯したことはあるものの、この場では結局誰も死んでいないところがサスペンスコメディたる所以。百万フランの小切手を何枚も切らせたのも、精神的におかしくなったことの証にする布石で素敵でした。

が、警察署長さんが帰った後であれだけ長尺の解説があると署長さんが戻ってくることは察しが付くというものと、ロベール・トマだし、こりゃ過去観たことがあると思いました。









2010年8月の『W~ダブル』(ル テアトル銀座)でした。
バカシティ

バカシティ

ブルドッキングヘッドロック

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/11/02 (水) ~ 2016/11/20 (日)公演終了

満足度★★★★

<たそがれ編>観劇
こちらもそんな展開でした。

ネタバレBOX

地下アイドルからのメールに翻弄されたオタクたちのSFコメディ。

タイムスリップするところはあかつき編と同じ。たそがれ編は落語コーナーが無かった分だけ短くなったという感じでした。

女子社員から嫌われている部長の企画した社員旅行に、女子社員たちやオタクたちが参加するしないなどで、自分に一番都合のいいパラレルワールに行ければいいですねって感じですが、あかつき編では粗忽長屋の要素を取り入れ、死体と生きている本人が同時に存在するSFらしい不思議な世界が展開されましたが、たそがれ編ではタイムスリップする度に単に結果が変化する何でもありのパラレルワールド物に過ぎませんでした。

若手の二見香帆さんの可愛さと、平岡美保さんの表情の豊かさは素敵でした。
バカシティ

バカシティ

ブルドッキングヘッドロック

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/11/02 (水) ~ 2016/11/20 (日)公演終了

満足度★★★★

<あかつき編>観劇
面白い展開でした。

ネタバレBOX

落語を啓蒙するためにSFに落語を混ぜたような作りの話で、内容は、結婚することを告知しなかったばかりにお局さんの家系から子々孫々虐められる経理課員の子孫が、タイムトラベルしてきてお局さんを抹殺しようとするもの。

意外にもSF仕立てで殺人が絡み、軽いながらもシリアスなコメディとなり、見応えがありました。

落語の要素があり、豚さんと犬さんの腕人形を用いた「目薬」と「犬の目」の落語コーナーみたいな時間もありました。別に落語的要素を取り入れなくても良く、また落語は落語家の噺す落語として聴きたいと思っていますが、腕人形を使うことで新鮮ですんなり聴けました。
男子校にはいじめが少ない?

男子校にはいじめが少ない?

趣向

王子小劇場(東京都)

2016/11/02 (水) ~ 2016/11/08 (火)公演終了

満足度★★★★★

キュンキュン
素敵です!

ネタバレBOX

男子校のとあるクラスの8人と、謎の転校生のような立場で溶け込んでいる宇宙人の、女のことを考え勉強もする三年間を女優たちによって描いたミュージカル。

『解体されゆく…』にも通じる群像劇。骨盤のちょっと大きな男子高校生と切ない内容にキュンキュンしました。

三人娘のときは個性的な美人だと思っていましたが、チャリンコは正真正銘の三枚目、ぶっちゃけ最初は大川翔子さんだと気付きませんでした。
パール食堂のマリア

パール食堂のマリア

青☆組

吉祥寺シアター(東京都)

2016/11/01 (火) ~ 2016/11/07 (月)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい!!!
終始、じわーっと涙が流れました。

ネタバレBOX

1970年代の港近くの横浜界隈を描いた話。

マリアとか、メリーとか、エメリーとか、女王陛下など街の人々によって様々に呼ばれていた娼婦Mについて、女性から毛嫌いされていたなど初演時よりもより詳細に描かれていたように感じましたが、アフタートークで、初演時と比べて当て書きが強い部分を2~3行削っただけで後は同じだという話を聞いて本当に驚きました。

時事ネタ風話題を盛り込まないというか、無駄がなく、余計なものもないということの証左だと思うとともに、観る側の思い入れによって感慨が異なるものだとつくづく思いました。

80年代初頭に関内付近で白塗りのメリーさんを何度か見掛けたことや、寄席の後に親娘で寿司でも食べようという台詞に、その頃野毛の寿司屋に行っていたことを懐かしく思い出しました。

「去る者は追わず、ただ忘れないだけ」、オカマバーの店主の言葉が心に沁みました。出会いがあって、別れがあって、そのようにして世代を重ねていくのだと思いました。

去る者を追わない私、そしていずれ去っていく私を、それでいいのだと愛おしく思えました。
お誂え四十七士

お誂え四十七士

空間製作社

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2016/10/27 (木) ~ 2016/10/31 (月)公演終了

満足度★★★★

なるほどと
納得しました。

ネタバレBOX

大石が自害してしまった後、武士道を重んじる幕府の意を受けた戯作者が旅一座の座長を大石に、座員を赤穂の浪人に仕立てて仇討ちする大芝居を計画。吉良を討ったことにして、大石たちも切腹しなくて済むようなシナリオだったものの、調子に乗った吉良の一言に座長たちが腹を立てて殺害してしまい、現在伝わるような結末になったとする話。

大石機関説のような設定が興味深かったです。

ダンスは中途半端、討ち取った首がつぶれたのは極端にグロテスク。こうしたエンタテインメント風は不要だと思いました。
あいつをクビにするか

あいつをクビにするか

ぽこぽこクラブ

王子小劇場(東京都)

2016/10/26 (水) ~ 2016/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

落差が大きい
何の前知識も無く観るのも面白いですね。

ネタバレBOX

当日パンフレットにB級ホラーサイコ青春活劇?とありましたが、これも無くても良かったと思います。

冷酷な少女の嫌がらせによって教師が退職に追い込まれたり、家庭が崩壊する話ではあるものの、母親殺害の陰に彼女のことが大好きな知的障害者のいとこの男子が関わっていたことが判明するサイコホラー。

怖くて不気味で、女子高生メイ役の磯部莉菜子さんが小悪魔的で可愛くて、素晴らしかったです。磯部さんの赤ちゃんは最高でした。

シュウマイに人肉が入ってなくて良かったです。

演出面や舞台装置次第でもっともっといい作品になるのではないかと思います。
+DOCTOR〜ヤブ医者大爆発〜

+DOCTOR〜ヤブ医者大爆発〜

ホチキス

新宿村LIVE(東京都)

2016/10/26 (水) ~ 2016/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★

いつもの
小玉節、いつも以上でした。

ネタバレBOX

眠ってしまうスリーピー病に罹った次女を助けようと、治療法が発見されるまで冷凍状態で眠った三姉妹が1000年後にそれぞれ蘇生し、町医者やナノ技術を操る技術者的医師の力を借りて、科学とギャグによって治療する話。

つまらないギャグも、つまらないギャグしか言えない町医者が言うということで成立し、作家に優しい構成になっていました。

小玉さんのマシンガントーク漫才は見物です。笑点ネタに繋がる一連の流れもご苦労様でしたです。

ただ、小玉さんに関しては、この路線をもう今更変更できないという風な作風ですが、しっとりとした役をやってほしいというのが私の正直な気持ちです。
鉄人

鉄人

ThE 2VS2

OFF OFFシアター(東京都)

2016/10/27 (木) ~ 2016/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

また来ることはできるのか
コント6本90分。面白かったです。

ネタバレBOX

①『同窓会白書』  引きこもりだった生徒が出席した同窓会。出席者全員が恋愛、失恋、恥ずかしい思い出などでどろどろ絡みます。

②『サッカー』  合コンにおける男女の攻防をサッカーに例えた話。

③『愛の宇宙』  太陽系惑星の話。海王星と冥王星の順序を変えるのなら冥王星を外すことも考えたらいいのにとも思いました。

④『恋のピンチヒッター』  バッターとキャッチャーのBL恋愛事情。

⑤『ファンファーレと熱狂』  東京に出た北海道出身者の話かと思ったら競馬馬の話でした。

⑥『大事件』  体質的にお腹の緩い人が婚約者の家でとことんしでかしてしまった話。この作品はデジャブ感がありました。

良く練られたコントでした。暗転や静止状態の効果も有効でした。

借金額がどうなったかについての話がなかったのは寂しい限りでしたが、ペーパークラフトになるような立派なパンフレットを作ってるようじゃ大変だろうなと思いました。

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