三人姉妹
文学座
紀伊國屋ホール(東京都)
2012/02/10 (金) ~ 2012/02/19 (日)公演終了
満足度★★★★
流石
ロビーでパンフレットを売る人も観客に携帯電話の電源をお切りくださいと呼びかける人までよく声が通ること!俳優たちはもちろんどならずに大きな声がでる。声だけでうっとり。その中でアニメ声で子供っぽいイリーナは、かなり異質な感じがした。メイド役で存在感を示していた荘田で見たかった。(荘田のことをまったくしらず、なんであんなにきれいな人がメイド役なんだろうと思った。)暖炉のような暖かい色の照明がきれい。
ドリルチョコレート×キコ qui-co.「世田谷童貞機構」
MCR
サンモールスタジオ(東京都)
2012/02/14 (火) ~ 2012/02/19 (日)公演終了
『かいごのご』『ぼくとおおかみ』
ラビット番長
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2012/02/10 (金) ~ 2012/02/14 (火)公演終了
真冬の夜の夢
平熱43度
ワーサルシアター(東京都)
2012/02/08 (水) ~ 2012/02/12 (日)公演終了
ロゼット〜春を待つ草〜【ご来場有難うございました!】
ハイリンド
「劇」小劇場(東京都)
2012/02/03 (金) ~ 2012/02/12 (日)公演終了
満足度★★★★
良い脚本&良い役者たち
それぞれ問題を抱えながらも、前に進もうという明るい気持ちが感じられ、見ているほうも気分がいい芝居。開演前に舞台上をじっくり見させてもらったがとてもよくできた事務所のセット。小さい明るい色の机の下に私物の物を置く布製の入れ物が置いてあるところなんか細部にも神経が行き届いている。音楽も芝居の雰囲気にぴったり。
dogma/黒髪と魚の足とプレシオサウルス
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
サンモールスタジオ(東京都)
2012/02/03 (金) ~ 2012/02/12 (日)公演終了
満足度★★★
黒バージョンを見た
実は私の笑いのつぼにはまったのは「ほんの遊び心」の方。「黒髪」は、なるほどね~って、感じ。私にはどうもピンと来なかった。「遊び心」の方は、無駄に熱い人々をオーバーで真面目に演じj、全然笑わそうとしてないのにおかしいし、可愛らしい。いつもと違う作風らしいが、断然こっちの方がおもしろかった。
二月大歌舞伎
松竹
新橋演舞場(東京都)
2012/02/02 (木) ~ 2012/02/26 (日)公演終了
満足度★★★★
祝!勘九郎襲名
襲名披露の演目として新・勘九郎自身が「土蜘」と「春興鏡獅子」を選んだそうである。踊りに自身があるらしい。確かに若々しくて力強い踊りだった。特に変化してからがいい。昼の部は、「鳴神」の七之助が、あまり色気はないが(ありすぎてもキモイ)、とても美しい。現代人から見てもかなりエロい演目。昔の人にはかなり刺激的だったであろう。夜の部の「じいさん、ばあさん」は、三津五郎がいいだけに、福助の過剰演技が鼻につく。声がまるで志村けんのおばあさん。(ほめてないから)白塗りに笑ったときの赤い口もコワイ。
ロンググッドバイ
オーストラ・マコンドー
JORDI TOKYO(東京都)
2012/01/31 (火) ~ 2012/02/12 (日)公演終了
満足度★★★
天気が悪いと大変だな~
床を這いずり回っていた可愛いネコさんたちや、へびさんとねずみさん、雨が降った日はやりにくいでしょうねえ。他の役者さんも歩道からの出入りがあるし。ストーリーよりもユニークな場所を上手に使ったパフォーマンスを楽しむという感じ。窓の外からすごく濃い顔の外国人観光客10人くらいがこっちを「見物」してたときは、ちょっとびっくりした。
審判【ご来場ありがとうございました!】
映像・舞台企画集団ハルベリー
Geki地下Liberty(東京都)
2012/02/01 (水) ~ 2012/02/06 (月)公演終了
満足度★★★★★
重厚な芝居が好きな人には特におススメ
2時間半、休憩なし。見るほうも体調を整えて向き合ってほしい芝居。私の評決はネタバレBoxにて。台詞の膨大さにも驚いたが、その内容はさらに驚愕だった。あまりのことに後半は涙が止まらず。保村大和の演技は初日だったせいもあり、前半かなり力んだ感じだったが、後半に力みがとれてからは、もう何かに取りつかれたかのように台詞を自分の言葉のように繰り出していた。素晴らしい!
カップルズ
鵺的(ぬえてき)
「劇」小劇場(東京都)
2012/01/27 (金) ~ 2012/01/31 (火)公演終了
満足度★★★★
水槽を眺めるように
客席側は高層マンションの窓という設定らしい。私にとっては珍しい魚を鑑賞するような気分。中に入って一緒に泳ぎたいと思う人、ガラスを蹴破って魚がバタバタするのを見たいと思う人、いろいろな見方ができると思う。魚さんたちが皆魅力的なので見飽きない。
劇団 太陽族『異郷の涙』
一般社団法人 日本演出者協会
あうるすぽっと(東京都)
2012/01/23 (月) ~ 2012/01/24 (火)公演終了
満足度★★★
あの字幕の後に焦点が・・・
見ているほうもなぜか動揺してしまった。あの芸能界の女番長はこの芝居のことを知っているのかしら~と、よけいなお世話の心配。(知らないはずないよね)芝居の中でこの町のことを全部捨てたいって言ってたしな~。それであの小学生はあんなにでかいのか~とか、かなりの時間主人公から心が離れた。私だけではないと思う。韓国からの俳優さんたちがやっぱり熱い。そんなにイケメンでもないのにいい表情するんだよね。
ガールズロック!
lovepunk
テアトルBONBON(東京都)
2012/01/17 (火) ~ 2012/01/22 (日)公演終了
風に乗れ!私の想い…
演劇集団Nの2乗
中野スタジオあくとれ(東京都)
2012/01/19 (木) ~ 2012/01/22 (日)公演終了
満足度★★★★
風を感じた!
被災地の強くて冷たい風を作者は実際に現地で感じてきたのではないのだろうか。見ている私にもその強さと冷たさを感じることができた。今年は被災地に少しでもいい風が吹くようにと祈らずにはいられなかった。
誰かの星空
冬の公会堂企画
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2012/01/18 (水) ~ 2012/01/22 (日)公演終了
壽 初春大歌舞伎
松竹
新橋演舞場(東京都)
2012/01/02 (月) ~ 2012/01/26 (木)公演終了
満足度★★★★
昼の部がおススメ(どちらかといったら)
昼の部「相生獅子」失礼ながら地味な外見なのであまり注目したことはなかったが、11月の国立劇場に続き魁春がめりはりのある力強い踊りを見せる。長年の修練の円熟を見る。「金閣寺」は菊之助が初役の雪姫を可憐に演じた。縄で縛られて身もだえするところが可愛い。でも、ねずみの絵はちゃんとわかるように描いたほうがいい。この日はねずみに見えなかった。「加賀鳶」は菊五郎が極悪人の道元を愛嬌たっぷりに見せる。
夜の部は鷹之資が連獅子をきっちり踊った。涙。父親の後ろ盾がないと舞台に立つ機会も減るだろうが、いじけずにがんばってほしい。「め組の喧嘩 」では凛々しい菊之助が見られる。後は火消しと相撲取りのけんか。藤間大河が、2日のテレビ中継の時より進歩していてびっくり。ちゃんと客の反応を見ているのだから驚きである。大物になるかも。
音楽朗読劇「薔薇は生きてる」
Aux-Sables
赤坂RED/THEATER(東京都)
2012/01/06 (金) ~ 2012/01/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
言葉を大事に
そのために小椋佳の音楽はシンプルに、島田歌穂の朗読と歌も言葉がよくわかるようにはっきり。構成が素晴らしい。おそらく時系列に無邪気な頃から死期を悟ったであろう最後まで彼女の詩、手紙、日記を朗読と歌で並べ、時々母親の日記(この文章がまた素晴らしい)が入る。無駄なものは一切なかったが、静かな感動を呼ぶ。
吐くほどに眠る
ガレキの太鼓
こまばアゴラ劇場(東京都)
2012/01/06 (金) ~ 2012/01/15 (日)公演終了
満足度★★★★
初演の時ほどの衝撃はなかったが
たぶん見る側もかなり冷静に見れたせいだと思う。
これから見る方は後方の席をおススメ。可動式の舞台も気にならず、上の方の芝居も良く見れる。
6日の日の夜の部のあとに鏡開きがあったが、えっと~、ちょっとさみしかったので、差し入れする方は花より樽酒を!でも、お酒はおいしかった。
贋作・GO
劇団フライングステージ
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2011/12/29 (木) ~ 2011/12/30 (金)公演終了
満足度★★★
第二部はよかった
第一部は自分たちでも言っていたように前日に台本の最後の部分が完成し、ろくな稽古もできていない。そんな中途半端なものを見せるぐらいなら第二部の学芸会の演目を10個ぐらいにして2時間程度におさまるようにしてほしかった。自分たちの得意な芸を年末に持ち寄って見せる方が楽しいのでは?客席に今回出演できなかった人がずいぶんいたみたいだし。第二部では特に関根信一氏の女優リーディングは聞き応え有り。エスムラルダの「行かないで」の振り!?も曲にあっていたので下品だけどおもしろかった。(「行く」の意味が変わるだけであんなに下品になるんだね~)ま、この手の芸はほどほどにね。
May's frontview Vol.30 ビリー・ウェスト
May
タイニイアリス(東京都)
2011/12/23 (金) ~ 2011/12/25 (日)公演終了
満足度★★★★
チャップリンのそっくりさん
ビリー・ウェストのことを今回初めて知った。そんな人がいたのだ。(いてもおかしくはないが)日本人でも朝鮮人でもない偽者の自分たち在日朝鮮人・・・ということの象徴だろうか?でも彼は「俺は、俺になる!」と力強く宣言する。能天気な日本人の私に大人になった彼がまぶしい。群集シーンのスローモーションが美しい。走る電車のシーンも風景が見えるようでよかった。
聖闘士星矢
ドワンゴ
天王洲 銀河劇場(東京都)
2011/12/22 (木) ~ 2011/12/25 (日)公演終了
満足度★★★
音楽はいい
衣装も装置も音楽(録音)もお金がかかっているので、それなりの水準。邪心の女神を男性が演じているのが面白い。ただこの日はあまり調子がよくなかったのか高音がまったく出ていなかった。後半は戦い場面のダンスばかりで退屈。