長寿郎の観てきた!クチコミ一覧

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屋根の上の魔女

屋根の上の魔女

劇団 浪漫狂

紀伊國屋ホール(東京都)

2015/03/04 (水) ~ 2015/03/08 (日)公演終了

満足度★★

説明は合ってるけど・・・・・
正直いろんなコトが心配になる作品の出来でした・・・。

このクオリティを紀伊国屋ホールにかけるのか・・・と思えたレベル。

開演5分遅れで約2時間10分弱ってとこでした

ネタバレBOX

「崖の上のポニョ」で自動車運転中の母親が余所見をして食事を摂るシーンがあって、こ~ゆ~トコは何かの推薦とかに出来ないところではなかろうかと思えたのと同様に(余所見をした自動車に突っ込まれて入院する羽目になったことあるんですよ!自分)。全年齢という割りに人死に出した上に、先生と呼ばれる人が「ぶっ殺す!」とかいう台詞吐くのは、いただけないなぁと思えたデス。(せめて「酷い目にあわせてやる」とか「許さんっ!」とかいう方がいいよなぁって思ったですよ)

オープニングの掴みも、なにやってるかよくわかんなかったし・・・。

いろいろと半端で面白みに欠けた作品だったなぁと感じたし、終劇後の周囲の観客さんからも「つまんない」「面白くない」といった声が多数聞こえてきました・・・。 本当に行く末が心配になってしまったですよ。
静寂の扉

静寂の扉

643ノゲッツー

OFF OFFシアター(東京都)

2015/02/24 (火) ~ 2015/03/02 (月)公演終了

満足度★★★★★

何か妙にウマが合った♪
欲しいなぁとか思っているガレージが舞台セットのせいでしょうか(^^;)?

話的にも演出とかも好みの舞台と言えた約90分

ネタバレBOX

まぁ自分的なマイナス要因というと、開演前の座の温めとか。
(いろいろ開演前って忙しいでしょうから、
何かしら作品に関連した小話とか録音でも流すとか?)
それと開演時間5分ほどの遅延ぐらいでしょうか。

過疎化の進行している山奥(?にしていいかな)の村にいる若者達の現在の生活・・・。 みたいな感じですかね。 多分何をしても人口の減少もしてゆくでしょうから、緩やかに衰退してゆくのでしょうね・・・。 (人類は衰退しました→みたいに:妖精さんとかが次代を担ったりはしてくれそうに無いですね・・・)

発見して欲しいタイプの自殺者が集まってしまう、
嫌な村となっているのが舞台世界の現状です。
セットは登場人物の家のガレージ内、原チャリと自転車などが置いてある。
公民館に引っ越してきたフリーのジュエリーデザイナーの女性と、村役場の人間=男性職員2名と近所のというか、村で1軒のスーパーの息子。ガレージの持ち主の女性とその帰郷した妹と友達のラッパーくんが登場人物の全てです。自殺者の死体が見つかると村の半鐘が鳴らされるのですが、担当?の男性=木村氏は痴呆症が進行してて間違いの鐘音が多くなっている。 村を嫌い出て行った妹さんですが、見た目を綺麗にて周囲が親切になり生き易く感じたら、自らの欲望も増大し東京での生活で擦り切れてきてしまい。自殺を臭わせ、友人のラッパー君も行方不明となってしまいます。まぁ皆無事に見つかるのですが、なかなかに村の現状と合わせた集束感などが巧く見せていたなぁと思える舞台でありました。

開演時の暗転を作品世界での停電に繋げて進行する演出は見事だなぁと感心したデス(^^)
ROCK

ROCK

劇団ロオル

明石スタジオ(東京都)

2015/02/27 (金) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★

B級のSFショートショートみたいな印象を受けました
なんかレトロな感じのSFで、なんとはなしのノスタルジー受けました。
登場人物が全て女性であり「ジーンシャフト」ちゅうアニメを思い出しましたです。

わかり易さはあったけど、ちと細かさが不足していたようにも思えた約80分。

ネタバレBOX

白と黒を基調とした衣装とか、役割によって上着とかのカラーを分けててもいて工夫が良かったです。 さて、遺伝異常に原因あれば異常発見時からの出生児は出さないようにすると思うが。 そーゆー台詞が欲しかったかな。 閉鎖された施設内での実験という設定で、同じDNA情報を持つ同一人物が、また同じような施設で実験材料にされるという話は好奇心が満たされたが、電脳空間(書いててもレトロやなぁ(^^;)とかでの仮想シュミレーションとかで代用できなかったか?=または話しが電脳シュミレーションだったというオチでもよかったのでは? とか思いました。 (妙にレトロだったので、仮想実験は何かしらの否定因子があると作品上で示唆してくれてもとか思えたです。)
土に寝ころぶ女たち【公演終わりました!ご来場、ご声援ありがとうございました!】

土に寝ころぶ女たち【公演終わりました!ご来場、ご声援ありがとうございました!】

タテヨコ企画

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2015/02/25 (水) ~ 2015/03/08 (日)公演終了

満足度★★★

登場人物達が多かったかなぁ・・・
割と起伏の無い物語に思えてしまいまして、自分的にはちょっと合わなかったかなと思えたストーリー展開でした。 役者さんとか設定とかは、いろいろ細かくて出来の良さは感じられたのですが・・・。 約1時間50分

GHOST SEED

GHOST SEED

カプセル兵団

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/02/26 (木) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★

8年前→6年前→今回と再演作だそうです
なかなかSFしていて楽しめたのですが、他の方も指摘されていたように。
ちょっと特殊な内輪ネタ的な笑い(今回は「キン肉マン」のマイナー超人ネタです(^^)は作品のバランス的に入れるのはチョット・・・とか思えたですね。 まぁ個人的には好きなんですが、せっかく万人受けしそうな作品でコレはなぁ・・とか思ってしまったデス。 演じる役者さん達のモチベーションの為には必要なのかなぁとか勝手に思えた約2時間10分。

ネタバレBOX

ずばっ!とネタばれです

最後に3体の人形が生きてきた証が残せたのでと、人間達の為に自分達のゴーストシードの欠片を合わせて芽吹かせる時に。場所の説明が今ひとつだった(まぁ城の中で発芽させてしまったと樹木医が説明しますが)感あり、3体が組んだ時に誰か一人に「ここで芽吹くのかっ!」とか叫ぶとか、言わせた方が観客への説明&説得力が増したかなぁとか思えたデスよ。
Live!

Live!

劇団伍季風 ~monsoon~

小劇場 楽園(東京都)

2015/02/25 (水) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★

発想はよかったが・・・・
話の膨らませ方と観客への説得力が無かったなぁと思えた
約70分強

ネタバレBOX

地方局は明確な地名とか出さず、今ひとつボヤけていた感があったです。まぁ話から富士山の近くのようですが。県内限定のローカル局という設定を明確に伝達して欲しかったかな。
開演時間前から舞台にADさんの男(マエノ)と女がいまして、開演時間丁度にディレクターが飛び込んできて司会が今週の視聴率が取れなければ次回から首と宣言されテンションがおかしなことになる司会のマツノタダシ氏。舞台セットは番組のセットを再現して4つの回答席に中央の司会者席です。番組は「クイズ イクズ ズイク」です。開演時間厳守と座の温め方法は良いなぁと思えました。
回答者は芸人=今回からのレギュラー回答者=ラスプーチンズ(男性二人のユニット)と同じくレギュラーの回答者=作家の清村 清、演歌歌手の柏木 日影、ゲスト回答者はシンガーソングライターの小林 愛。 1問目が終わった次点でADがあわただしく動き、爆弾のことを伝えて番組を笑える=おもしろいものにしようとするのですが。まぁ結局クイズ番組なんだから笑いではなくクイズでの面白さを出そうと番組出演者+スタッフが一致団結して最後は上手にクイズ番組的な楽しさで締めたのでした。 で結局ディレクターの仕込みで爆弾は嘘で、自身は振るわない視聴率で首になり、皆の=回答者達の秘密をばらして厨二病的な独演会で今回の顛末にいたった経緯や感情を吐露して終わるのでしたが、オチで番組の打ち切りを言いに戻ってENDです。

・・・・爆弾が仕掛けられてるというコトは観客には先に嘘と伝えてあるというせっていで、知らないのはADさんと回答者+司会+アシスタント。 って実際そんなせっていあれば=観客として出てたら本番中でも逃げ出すがなぁ・・・。 具体的に回答席に爆弾が仕掛けられてて1度座って離れると爆発という方が具体的でリアルに想像し易いです。 これなら嫌な観客ですが逃げなくても自分は安全ともいえますが、これでも普通なら客席は退場させるでしょうね。なんか逃げれない納得できる設定が必要と思われました。 このリアリティの今ひとつ感が話に深く加われなかった一因です。 考えるなら出演者控え室に置いた弁当に毒が入っていて、回答者は解毒剤を求めて真剣に番組を面白くしようとするとか?(シンガーさんは弁当はダイエットとかの健康理由で食べなかったが、好物のフルーツとかお菓子とか食べててOUTとか、細かくしてみると話しに深みが出ると思えたです。) 犯人が面白く感じる番組ということで、双方向の意思疎通が出来てないとおかしいなぁと思えたが、その辺は上手に処理して欲しかったです。まぁADさん通じて番組セット内に意向は伝達してきてましたが、メインの管理部屋からの指示で動いているらしいADさんが、そこまであわてなくても・・・。

閑話休題:こーゆー放送系のネタだと『MAICO2010』(まいこ にーまるいちまる)ってアニメが面白かったなぁと思い出します
ぶた草の庭

ぶた草の庭

MONO

ザ・スズナリ(東京都)

2015/02/21 (土) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★

登場人物達の会話が、なかなか楽しめた舞台でありました。
とても哀しい設定なのに、すがすがしく前向きになれる喜劇を創りたいと意気込んでいます。演劇本来の醍醐味である「嘘の世界を信じてもらうこと」を目標に、MONO得意の会話劇をより洗練させ、演出も極力抑えて、いつまでもその世界にいたくなるような、そんな舞台にいたします。これぞ劇団の芝居だと思ってもらえるような代表作にするつもりです。   <土田英生>

という上記の劇団さんの希望は叶ったなぁって思えた約1時間50分でした

ネタバレBOX

劇団の望む結末だったんでしょうが、自分の希望としてはキチンとしたオチがついた方が好ましかった(オープンエンドで結末は観客の皆様の御想像にお任せしますでした)。と思えたので星は4つまでとなりました。 代表作にしたいという希望あらば、結末をアドベンチャーゲームみたくいろいろなVerとして1~2個作って。尚且つトゥルーエンド(笑)Verとかあれば嬉しい=面白いかなって思いました。 (DVDとか動画として残すなら特典映像で別オチを付けるとかいかがでしょうか(^^)

さてお話は自分の好物なSFものでしたわ(^^)
10年前に人災で起こったらしい感染症により、孤島の廃村に隔離されてるコミュニティに閉じ込められた人々の会話劇です。
わからないコトだらけの感染症ですが、罹患すると体表に赤い文様が出て、症状が進行すると紫→黒となって死亡します。記憶障害も病状進行末期には強くなるという点も判明しているのであります。

最後は年功序列で死亡していたらしい病状が若年層にも移行し、進行速度も上がったようで政府から見限られてしまったようだという暗い暗示で終幕です。(いやぁGAME「姦染」(5かな?)の爆弾オチかなぁとか想像してしまったデスよ)

舞台セットは、なかなかに広くて豪勢っぽい山小屋風の居間でして、作りが丁寧で綺麗なセットであります=目玉は中央部分の窓でした=箱庭風で本当の風景のように見えるんですよ! 素晴らしいです(^^)
舞台中央にテーブルを配して、奥が水場で上手に銀の隔離部屋がある作りです。

観劇客層年齢はそこそこ高めに思え、男女比は1:1ぐらいかな。ほぼ満席で、最前列はベンチ席でした。

ゼロアワー開演はならず・・・・完全に真っ暗な暗転からのスタートです

銀の小部屋内にいる白い防護服を着た籾山オサムとテーブルにいる普段着のコミュニティリーダー山岸正巳氏が定例報告をしている場面からの始まります。今日新たに3人の発症者が来訪することと、施設の高齢者が3名亡くなった事を坂木氏に報告捕捉されます。 事勿れ主義の山岸氏は入居者の一人が暴れると聞いて困惑しておりました。(ココでの会話で何か投げやり風な籾山氏のひととなりが楽しめました)

この島は廃村であり、ヨコガワ病と診断された患者が隔離されています。物資は週一の定期船による供給のみ。 島内には立ち入り禁止区域もあります。

山岸の衛生局時代の部下だった坂木俊が、嫌だったのに連絡員にされたから感染したので、そのことについて何かしらリアクションを求められても山岸氏と会話が噛み合いません・・・。 妙な喧嘩と仲直りを繰り返すヒロタカとキヨタカ達もやってきます=この二人は苗字が高台という”ガンチビト”であり日本人でありながらも差別されてきた方々です。ガンジ山に住んでいる方々で、さまざまな地域から人が集まってきたらしいです。

やって来た3人は南ノリト氏の妻=1年ぶりの再会となる江里奈さんと、新婚1週間目で現実を直視できず暴れている川口ナオ(夫=コーイチロウ)、ガンチビトで浩宇(ヒロタカ)氏の姪っ子である高台美帆=メイファンと言うのがガンチビトとしての名だそうです。
ちなみにもう一人のガンチビト、高台暁明(トシアキ)氏はシャオミンと言うそうです(眼鏡かけてます)。

で南さんの奥さんが1年の旦那の隔離から他に好きな人が出来て、ここでは同じ家に住みたくないとか。籾山君が感染してメンバーに入ったりとゴタゴタが続くうえに。籾山君の後任も来なくて配給船も来ません・・・。週1だった配給船に代わり、物資はヘリコプターで月に一回投下と変更されると通達文が投下物資内に入っていました・・・。政府の言いなりになるわけにはいかないと、事無かれ主義の山岸さんを差し置いて坂木君がヘリに旗と地面での抗議文を見せることになるのですが(リーダー交代しました) 現状は変わらず、皆の病状が進行していることが斑点の色と最近の記憶抜けで判明し、ついにヒロアキさんが亡くなります。それで全員黒服になっての”オシマイノギシキ”やる段になっての話し合いで、病状進行者が多く判明し。やりきれなさを山岸は以前坂木が作った旗を振りに行き、皆が追いかけるシーンでENDです。
最後は皆が出て行った空っぽの部屋で窓の外が夕焼けになり時間経過示すも誰も戻ってこない・・=結局死んでしまう流れは代えられなかったというイメージを示唆したようです。
政府は配給を減らし、コミュニティでの人数の上限を定め反乱因子を抑えて。尚且つこの村も廃止して収容施設に罹患者を集めることに方針変換したようです。元凶となった赤い屋根の施設周辺でしか発病が無く、原因作ったらしい博士(病名の元となった方ですね)もメディアに露出しなくなり、全ては闇に包まれてゆくようだと話も出ました。

一応観客に”ツノギムシ”=食べると美味しいらしい(まぁ調理法がナンですが(^^;)という虫に噛まれると病気の進行の遅延か回復がなされるのでは?と思わせるシーンなども入れられて、想像を膨らませる鍵など散りばめてました(^^)

設定が細かいので、この病気ネタにしてスピンアウト物とかも作れそうな感じです。(ゾンビ映画みたいな作りともいえましょうか)
独りぼっちのブルース・レッドフィールド

独りぼっちのブルース・レッドフィールド

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターサンモール(東京都)

2015/02/22 (日) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

毒(主宰の鬱憤とも言えるかな(^^;)を優しく糖衣で包んだような印象を受けました
バランス良かった、いろいろと~。

相変わらずの開演前の寸劇
=知らずに常識通り(=開演10分前とかですね)に入場すると全部見れないので、開場直後に劇場に入るのはセオリー化してますねぇ(^^)
(座の温めと開演時間守るトコも遵守してるなぁって感心します)

何か評価を減点法で考えてしまったんですが、
減らせる所が無かったなって思えた約2時間20分でした。
(20分は開演前の寸劇時間です(^^)

ほぼ満席で、若い女子客が多かったように思えました。

ネタバレBOX

「ネタバレ」専用なので、思う存分ストーリーを書き込みますんで”これから”観劇予定のある方は読まない事を薦めます。

寸劇は歌うように喋る(ホントに歌の台詞を出すんですよ(^^;)”Bz”のボーカルさんの親友との邂逅
→死期の迫ったベッド上のマツモトタカヒロ(全身骨折(笑)の処に元の相棒イナバコウジ(趣味がビーズのアクセサリーつくり=タカヒロのプロポーズ時の指輪も作ってやった(^^;)が5年ぶりに見舞いに来ます。で二人の学生時代の出会いから回想はじめて、最後の力を振り絞っての二人の最後のステージまでの熱唱であります。(歌を基本としたところは流石に開演前だからでしょうね=配慮がいいなぁ(^^)
(寸劇というのに人物設定とかがホント細かいなぁと感心しました)

今回は場内案内のお姉さんが「このままご覧になってますと、そのまま開演いたします。」と着席を促していました(笑)

でいつものタイトル音楽(劇団テーマでよいのかな?)とオープニング曲で開演です。 舞台セットは左右対称の西部の酒場の入り口ドアを大きくしたような意匠でした。左右の台ごとスライドするギミックと中央が回転扉風に場面転換で動きます。

男が一人舞台中央の椅子に腰掛けています=主人公のブルースが孫3人ににせがまれて、いつもの昔話を語りだすんですが・・・・。(ここだけ読むと普通でしょ(^^;) ココのつかみは絶妙で大変気に入りまして=吹原氏って上手だなぁって感心しました。 ここでも毒吐かせるしなぁ=台詞で・・・

その回想が今回の物語であります。若かりしブルースが家で泣いている娘に声をかけると、内緒で持ち出した母の大事にしているルビー入りのイヤリングを片方無くしてしまったというのです。一緒に探しますが見つかりません。そうこうしている内に仕事の時間になりブルースは仲間の待っているビックウィスキーマウンテンの麓で二人に合流し、拾われていたイヤリングも回収しますが。突然の気配に銃を撃つと乳飲み子を抱えた先住民の女を撃ち殺してしまい、抱いていた子供が泣き叫び、インディアンが泣き声を頼りに集まってきてしまいます=仲間に即されて赤子を撃つブルース・・・・。

場所は変わって銀色の銃を手に立ち尽くしているブルースの傍らに男が倒れており、保安官(=主宰です、「やっちゃった」に過敏に反応する役です(^^;)に殺人容疑で逮捕され、保安官事務所の留置所に入れられるのでした。(この殺人現場で、演劇で許されるギリのクオリティーの馬とか、人外と出会い仲間になるのですが・・・。人外1=サボテンのジョー(人型で服も着てますが、顔と手がまんまサボテン) 人外2=蠍のマック(黒い等身大のサソリなんですが、本人曰く実際は体長10cmぐらいですと説明あり) 人外3=ナップザック(略N・Z)・・・・動物ですらないですねコレ(^^;)黄色でして、物販で売りましたよコレ(笑)何でも”まとめる”のが好きな野心家
で留置所で出会うのが、難破した仏蘭西船の生き残り=フランソワ・・・(まぁベルバラのオスカルさんです(^^;)=人の名前を覚えずに勝手に渾名つけて呼ぶ癖があります。 もう一組がジャンゴブラザース3兄弟です。
留置所でブルースが100万弗の賞金首ということと片目の賞金稼ぎが付け狙っているという話を聞きます。=結構有名人ですね
そこへ酒場にブルースの家族を殺したイービルが居座っているとの情報が入り、保安官がブルースたちを放ち退治させるコトになるのでした。
銃撃戦は判り難いからと銃をカメラに持ち替えて舞台バックに写真投影する撮影=銃撃=5分間としました=ユニークでありました
ブルースの相棒であったネイティブのヌータウとアナも加わりイービルを倒すのですが、銃声を聞いてまたブルースの記憶が29歳の山の麓の時間までリセットされます。<ここで暗転=タイトルの動画となりました>
さて記憶はN・Zに入れた25年分の日記で埋め戻して、最後の家族の仇=アメリカ合衆国のビル・バセット国務長官=当然ホワイトハウス勤務を狙います。実は以前助けた娘さんエリナがその仇の娘であり、ホワイトハウスでの仕事を斡旋してくれました。で仇を撃とうとしたブルースですが、相手の年が若いことに気付き躊躇します。そこへヌータウが入ってきて槍で仕留めるのですが。ブルースが混乱していると賞金稼ぎの片目の男と会ってしまいますが、なんとその男は。かつての相棒スタンレイだったのです。そのスタンレイから聞かされる真実!実は日記はでっち上げで、今まで家族の仇と討ち取ってきた相手こそ仲間・相棒達であり家族であったという事実を聞かされます。全てはブルースに家族を殺されたヌータウの復讐だったのです=国務長官は実の息子でした。真実を知りヌータウを追うブルースですが、長い道程になり(10年・・かかった)。次々と仲間が道中にて倒れてしまい(サソリとサボテンと片目になったスタンレイです)、一人となったブルースはヌータウをやっと見つけます。 ブルースは聞きます「なぜ俺の血族を根絶やしにしなかった?」かと=孫のエリナが存えてます。「お前も俺も共に家族を失った」 「善人はどっちだ?」と問い返されますが、ブルースが銃口を構えたた時にヌータウの子供が父の元に駆け寄るのを見たブルース。 銃声がこだまします・・・。 ブルースは銃を空に向けていました。 記憶を無くしたブルースが尋ねます「お前は?」 答えるヌータウ「俺はあんたの友達だ」と・・・。

今は記憶が30年以上も抜けた死に掛けの老人としてベットに横たわるブルースの元にかつての仲間達が集います。 仲間に見守られる中ブルースは娘エミリーに見つけたイヤリングを渡す夢を見つつ亡くなるのでした・・・。

人外で白いケンタウロス女さんが出てきたり、はっちゃけた人外ライブがあったりと。弾けるトコもありつつ上記のように見事なヒューマンドラマを纏め上げてて楽しめる作品に仕上がっていました。
まとめるの大好きな野心家のN・Zは見事大統領にまで上り詰められましたが、最後は暗殺されてしまったそうです・・・。

CR岡本物語さんの情けない戦いぶりは見事でした(^^)

違和感無く物語を進行させ、伏線も見事に回収し。
笑わせて泣かせて。
進行も説明も過不足なく、
ほんにジェットコースターみたいな展開が楽しかったです♪

毒=放送作家とかやってると、放送禁止用語とかにイラついたりするんだろうなぁって思える=台詞に入れる禁止用語であります(^^;)

蛇足ながら始めの方の導入部で、孫3人に話す物語として進行するので。
こうしてブルースは亡くなりましたって語る爺さんの創作話だったかも・・。と受け取ることも出来ますね。
クロネコフォードコッポラ

クロネコフォードコッポラ

ハイバネカナタ

シアター711(東京都)

2015/02/18 (水) ~ 2015/02/22 (日)公演終了

満足度★★★★

登場人物の設定がユニークだったな
舞台セットも”らしさ”が良く出ていて楽しめたが、
ちぃ~と雑味と説明不足な感じも受けた約2時間10分。

ネタバレBOX

10畳コンクリの打ちっぱなしのワンルーム賃貸物件に住む28歳OLの主人公=大沢サツキが出社しなくなった理由が”説明”です。 舞台セットは、その多少散らかった部屋を再現しています。 出せていないゴミ袋も部屋の隅に溜まっており、妙な置物も多い変わった感じの独身OLの部屋を再現してありました(^^;)
(ローマの休日の昔のポスターが珍しく思えたデスね)

開演時間は遅れていて、前説も今ひとつ・・(開演時間過ぎにアナウンス放送でした) なんか座の温めとか開演前にして欲しいなぁとか思えたデス。

オープニングは全身タイツの”キャッツ”ネコさんが灰色×3と黒×1にて主人公の周りをダンシング!

「日常を誰も知らぬ日常にしたい」と望む、普通なコトが嫌いな主人公が巻き起こす=巻き込まれる騒動を描いた作品です。 (28歳の春の少し前)

引き篭もりになった主人公の部屋に2日に1回は訪れる大家さん=千草ヨドミ(エプロン姿に頭に花が咲いています(^^;)とのテンションの高い会話に、ネットでの買い物品を届けに来る宅配便の足立ハコビ君。 出社しなくなくなったと同僚+課長も訪ねてきました。 なんだかんだと全員追い出すと、ゴミの山から頭だけ出す”ミライ”と名乗る不思議ちゃんが登場し、主人公丸め込まれて存在を容認してしまいます。 ベランダから隣の住人が軽妙なノックの振動にて窓のロックを外して(受けました!)侵入してきたりもします=302号室住人である中近シュンサク(演じる船戸氏の存在感+長身とあいまって、ど~も”ハヤブサ”の印象が強くて少し笑ってしまったです(^^;) 侵入方法の実演もしてもらい、主人公技を習得します(笑)。 部屋に侵入されることに寛容なのは、とにかく普通なことが嫌いだからと推測できますね~。 次の来訪者は下の部屋=203号室の熊田ケイコさん。 誰も居なくなると”ミライ”と会話していたりするのですが、この子、部屋にストーカー(合鍵持ってる)とかが侵入しても気が付かないダメな留守番ちゃんです。

大沢サツキ(28歳)=主人公=舞台の部屋の主。普通と言われることが嫌いで、町田に住んでいた学生時代に町田市立南中学=クラス(3-C)に不幸の手紙を送り学級崩壊を引き起こした過去を持つ。ガールスカウトやっていた過去アリ。
中近シュンサク=欧州での人気が高い映画監督、逆に日本では知名度は皆無。今は次回作の脚本を練るために他の部屋に侵入しては閃きを得ようと行動している。→結果、今回の一連の話の内容を鋭く話としてまとめてみせた。(なのだが、ひとり語りさせるよりも、ホワイトボードでも持ち出して説明して欲しかったなぁとか思えたですね。)
千草ヨドミ=この賃貸物件の大家であり、この303号室で起きた変死事件の時に借主の死体を、自分が行きたかった初めての海外旅行=ハワイへの渡航の為に上石神井川辺まで移動してしまった過去があり。その為に住人の動向が気にになり全室に盗聴器を取り付けていた。
木嶋レイ=会社の課長。霊の存在がわかりゴーストバスターをやりたがっている。大沢の部屋に強い霊の力を来るたびに強くなってるのを感じている。
足立ハコビ=アクタガワ急便の宅配員、眼鏡かけた兄ちゃん。届け先の女性にコナかけて、請われると肉体関係を結ぶのですが、それで付き合っているわけでなく。セフレ状態・・・。なのでいつか女性に刺されそうな方です。
田上ヨシキ=会社の同僚。下板橋に姉=チアキがいるが、上記の足立にフラレタことで引き篭もりになってしまい。面倒をみている。サツキに辞表を出せとストレートに言えた人物。そのくせ自分は会社の金を横領して=姉に金かかるかららしいが、クビになりました。
天王寺ミキ=同じく会社同僚で田上と付き合っている笑い声の独特なハイテンション系の女性です。SM嬢の経験あり。この部屋が”イワク付物件の上位に入るどくろマーク付と調べ上げた。付き合ってる男の為なら会社の金の横領なども手助けすると豪語する倫理観が欠けた方です(^_^;)
大東コウヘイ=会社の同僚ですが、風水に拘るサツキのストーカーしている。
熊田ケイコ=浮気妻=昼間ッから窓開けたまま男連れ込んでいるような方。実は兄がいて、サツキの引き起こした学級崩壊で兄が壊れて、家庭=家族まで崩壊された方でした。
熊田タカシ=ケイコの旦那。サツキの床を叩いたモールス信号(ツマガウワキシテル)を解読し妻の浮気を知る。実は303号室に住んでいた弟ユウスケの死因を知りたくて引っ越してきた。

中近監督の語る新作映画の話=「幽霊の恋」にて真相を大体言い当てていて、皆が聞いてて納得します。 ”ミライ”は大沢のミライでもあり、ユウスケでもあり、課長が田上を部下としてオレンジの御揃いのツナギでゴーストバスターしに来て強制的に地縛霊化していた”ミライ”を成仏させます。 ユウスケは実は自殺だったと本人が語ってました。 やけになった大沢が自分の部屋のゴミ箱をぶちまけると不幸の手紙が散乱し、犯人が主人公とバレます。 ですが課長の「まーいっか」でまとめられて大沢切れて皆を追い出して一人部屋の中でゴミを撒き散らしてENDです。

この最期のまとめが今ひとつだったかなぁ
ポルターガイストとかはよくやっていたし、部屋の感じもよく出ていたです。
回想電車999【ご来場ありがとうございました!次回公演は四月!】

回想電車999【ご来場ありがとうございました!次回公演は四月!】

壱劇屋

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2015/02/19 (木) ~ 2015/02/23 (月)公演終了

満足度★★★★

う~んパワー溢れていたかなって思えました
他の方も言われているように、前半部分での失速感(自分も少し眠気出たし、隣のお兄さんは落ちてました・・・。)は何とかせにゃいかんのでは?と思えるも。後半の畳み掛けるような速度の上昇=展開には眠気も吹っ飛ぶスピード感があったなぁって感じた約100分。 ほぼ満席でしたかのぉ・・

開演時間の厳守と御土産のチョコにて”お薦め!”にいたしました(^^;)

ネタバレBOX

再演なんだが、前半のスピード感は改善できなかったのかなぁ・・・。

舞台セットは黒の素舞台に、天井からの吊り輪が7つ。舞台左右に大き目の長方形のダンボールが置かれていて、これが舞台中で椅子やら何やらになるというユニークな利用法=当然ハコですので蓋開けて中からイロイロ取り出したりもするし、壁やら土台・鞄にまで成ります(^^)

基本はスーツ姿の男性5人を中心として、あの”メーテル”女史と車掌(劇中で葉駅員と言われていたですね)さんに破戒僧が加わっての現状探求冒険列車話って奴でしょうか。 (白いロープを使った電車ごッこがキーです(^^)

普通に電車乗って帰宅していたはずなのに、なぜか記憶を無くし乗り合わせた人達と共に記憶の回復と地下に進んでゆく下り電車からの脱出を図るというストーリーです。 事故から(でいいのかな?)999日目の物語。ラストで1000日目に入れた事を切符で確認して終演です。

テツロー:物語後半にならないと名前の判明しない主人公。実はメーテルの旦那。脳死した妻の生命維持装置を壊して自殺を図るも亡くなった妻の妨害で死ねず、下りの回想電車に乗ってしまうのだが。メーテルや乗り合わせた乗客達に助けられて無事上りの最終列車に搭乗でき、妻の回想を胸に生還を果たした。 高校生時代にまったく勝てなかった剣道部の女剣士が面を取ってビダルサスーンのような髪の流れを見て、ひと目惚れしてしまった→メーテルさんです(^^) 突きは褒めてくれて、最期の勝負でコレ決めました。
メーテル:あの999(スリーナイン)の格好です(^^;)リアルに見るとインパクト凄いですね~。テツローの妻であり、ストーカーに左手の薬指にはめた指輪を見られ。そのストーカー嫉妬(?)から電車から突き飛ばされて足をドアに挟み、電車に引きずられてホームに落ち、ずさんな応急処置によって救命措置が間に合わず脳死状態となる=作中で言うところの機械の身体の状態です。
スリ:老人に変装して電車内でスリをしていた。最初のカモは上手に財布がスレたが、次の仕事で現行犯逮捕されそうになり逃げ回り、偶然スッた先の財布の持ち主がメーテルを突き飛ばすシーンを見てしまうが、警察に追われる身であり窃盗で捕まりたくないと証言できない! 手配書が回っている
駅員:電車の運転も出来、乗客の安全を守り、無賃乗車犯を最下層に落とすという役目を負った何でも車掌さん(^^;) 「明日へ行く気があるようですね」とテツローに気を使ったりもしてくれる優しいキャラでもある
運転手:電車の運転手さん・・メーテル轢いちゃった人だよなぁ・・・
(メーテル)のストーカー:黒ブチ眼鏡をかけてます。財布をスリに取られており、素性がスリにはバレており、最後に後悔の念により晒されていたスリに乗車券を取られて無賃乗車となり、駅員に最下層に落とされて、カーズさまの最期のような状態となってしまいます。
医者:メーテルの主治医、手術をしたが助けられなかった事を悔やんでいた。
破戒僧:メーテルのような存在を破壊して成仏させること生業としている坊主 仕込み杖はインパクトあったが、今夏にアニメ化される「うしおとトラ」に出てくる”法力外道”みたいな格好の方が似合っていたと思われた。
回想電車に走って追いつく体力僧(^^;)
最初の状況説明をマイク持った状況説明しりとり言葉で繋いでいくのですが、ここはちょっと支離滅裂過ぎて付いてゆくのがしんどいなあって思えたさ。ユニークなんだけどね・・(^^)

各人の回想が混ざって、人の回想は周囲にいた人間が演じることとなる。
(アニメの「サムライガン」とか「11EYES」のオチのようですが(^^;)

ひとり文藝ミュージカル『静-しず』

ひとり文藝ミュージカル『静-しず』

ライトリンク・ミュージック

三越劇場(東京都)

2015/02/11 (水) ~ 2015/02/19 (木)公演終了

満足度★★★★

これは「こころ」を1度でも読んだりとかしていないと楽しめないでしょう
と感じた 休憩20分入れた全2幕(14:00~14:55 休み 15:15~16:00)

客席に着物着た御婦人が多かったです(女子率は90%超えでした)
客層平均年齢は50歳オーバーな感じでした

キーボードの生演奏で綴られる一人ミュージカルというのは珍しくて楽しめました♪

でも作者曰く学生さんに「読むのはおよしなさい」と言わしめる作品の表現はわかりにくいかなぁって思えた千秋楽

場内アナウンスで上演中のケータイ使用や私語・帽子は取るようにと言ってましたね~。 結構高年齢な観客群なんだが、マナーって年齢で上昇するわけではない見本ですね(-_-;)

ネタバレBOX

前座にて落語家の林家うん平さんが、落語「みそ豆」のとんちオチを披露していただけました。(さすがに開演時間厳守です=なかなかしっかりしてますね)

舞台セットは絵本的な感じの書き割りでしたが、照明の妙技と合わせて星空や海岸の表現もされ。舞台下手には三面鏡を用いたユニークな表現もされていました。

源川瑠々子は着物ながら着替え数も多く、見事ヒロイン「静-しず-」の喪服から普段着・女学生姿などを披露されていました。

ミュージカルでもありマイク使用ありでした

第一景 プロローグ 一周忌 喪服での登場です
第二景 夏の夜の夢 舞台セット背景の星のキラメキが美しかったです
第三景 やがて時が 女学生姿=時代の話です
第四景 もうひとつの、こころ 白無垢姿のお披露目だけの短い幕でした
(→ここまでが一幕です)
第五景 お墓参り 新婚時代 夏で蝉の声がうるさく響きました
                   (季節に合わせた青い着物姿です)
第六景 留守番 先生の象徴である帽子が存在感増してきました
第七景 旅支度 現在 竹製の古風な鳥篭を象徴として白い着物姿で登場
第八景 エピローグ 思い出の鎌倉 舞台セットの背景が波音と合わせて光                       にて美しく表現していました

一幕は何となく難解で退屈に感じましたが眠気は起こらず、後半の二幕は何となく話が理解できてきて面白く観劇できました。

原作の台詞も散りばめてあるので、観劇直前に再読するとか。ほんと作品を諳んじられる様な方が見ればまた印象は違うものに感じたんだろうなと推測できる幅の広い舞台なんだろうなぁと思いました。

逆に言えば「こころ」にまったく興味無い人には退屈な単なる音楽作品になったんだろうと思われました。

評価が難しい話と思えました
(星はホント個人的な評価です=前半のみだと星は2つに思えたし・・・)

終演後は音楽担当・舞台セット美術・後援会長さんなどを壇上に上げての御挨拶になりましたです

ウェスト・サイズ・ストーリー

ウェスト・サイズ・ストーリー

六本木男声合唱団倶楽部

Bunkamuraオーチャードホール(東京都)

2015/01/14 (水) ~ 2015/01/15 (木)公演終了

満足度★★★

BS朝日で深夜放送していました・・・
歌以外は出演者を楽しむものという、ぶっちゃけ色物と言い切れます。

ワイヤー吊りやらゴンドラやらと空中舞う・飛ぶのが多かった気がしますが、
出演者本人達が楽しいのと観客が楽しいのは別ですよね・・・。

放映では人物UPに普段の顔写真入りのプロフィール(肩書きです)を付けて、演者を判り易くしていましたが。平均年齢62歳超える方々のUPは・・・(*_*;)な感じでした=ここは劇場で見ていた方が視覚に優しかったかもとか思えましたね。

半分近いスカートはいた女性役も当然男性です・・・。
すごいインパクトはありました

放映は2時間でしたが、多分舞台は2時間超えの2幕だと思われます。

音楽んとこはホンによござんしたがねぇ・・

ユメオイビトの航海日誌

ユメオイビトの航海日誌

LIVEDOG

シアターサンモール(東京都)

2015/02/11 (水) ~ 2015/02/15 (日)公演終了

満足度★★★

わかりやすくを進め過ぎて物語を薄めすぎた気がしました
女性客が8割越えだった気がします・・・・・
(ビデオ撮影入ってた)
ほとんど満席でありました

開演前は女性アナウンスひとつで、開演5分遅れ。

約2時間強の舞台でしたが、ちっと眠気が出たデス。

う~ん派手さとかは感じたけどねっ(^^)

(時は大探偵・・・でなくて大航海時代の話ですね)

ネタバレBOX

キャプテンライドの格好は有名なジャックさんに準じてました(^^)

さて全体の印象は、カリブの海賊のような話を絵本に訳したような感じに思えました。=登場人物の作り込みはあったんでしょうが、舞台上での表現が軽すぎた感じでした。

あんまし人死にが出なかったので、ほんとにゲームの全年齢版のような感じで。敵でも倒しておしまい=死んだとは思わせずに曖昧にするとかした方が良かったんじゃないかな~とか思えたデス。

物語の王道である宝探し=今回の話ではユートピア(人間と超常的な力を持つ”精霊”が共に暮らしていた理想郷)と復讐=妹を殺した仇(なのですが、あんましココは強調されてなかったですね。)なのですが、伏線もあんまし張ってないし。登場人物の行動理由が納得できるものに感じられなかったです(-_-;)

他の方の感想見ていたら、これは再演になるんですかね?
(う~ん、だとしたら殺陣とかは良いけど。話はハショリ過ぎ?になった感ありっすね。)

舞台セットは中央に三段の階段付きでバック付けた割とシンプルな作りでした(帆の感じとか甲板上の柱とかの感じもよさげに出来てました)

話の冒頭は「説明」にある。ライドが恋人のレナを失うシーンからです。で暗転→場面は海賊イリシオス(=愚か者の意味があるそうです)号の甲板で尽きた食料の為に魚を釣ってるシーンにて乗組員の紹介へと進みます。で魚は釣れますが、小船で追ってきた他の海賊?(賞金稼ぎですよね・・・)が3人で乗り込んできての殺陣になるのですが・・・。敵船に3人だけで乗り込むのって、無謀ではないですかね?って思えたデス。でその小船にいた戦利品らしい小娘=ローラを見つけますが、この娘仲間にしてくれと懇願し、船長快諾・・・。軽っ! 俺達は海賊ではない、冒険者だと説明。海軍本部が認定した以外の船は全て海賊ということにされてるそうです。(許可証とかの話あった方が説得力あると思われるがなぁ) まぁ身寄りが無いと本人言うんだが、普通に考えるなら服とか持ち物=装飾品で身分を推し量って送り届けて謝礼とか貰おうとするのでは?とか思った。(海賊なら身代金か人買いに売り飛ばす!(^^;) ちなみに話の進行役がおりまして、吟遊詩人のオジサマが300年も昔の話ですと、物語のキーになる航海日誌を手に持って話してくれました。 海軍ではアルベルト中尉がエンビディア博士と共に精霊に関する秘密の研究をしているらしいです。 その研究は蘇生薬の実験だったようで、外国語を喋る奴隷に致命傷を負わせて薬を投薬。復活するか調べるものだったようで、結構非人道的な話になってました・・・。 ライド船長達は酒場に行ったり、賞金稼ぎに襲われて撃退したり、海軍と直接対決したりして、ローサが海軍に浚われてユートピアで待つと因縁のある中尉に言われてクライマックスは実は海軍本部になってたユートピアで海軍と対決して大団円となります。 なんと冒頭で死んでいたと思われていたレナ=アルベルト中尉の妹が実は瀕死の状態で博士に救われていたのだが、魂は精霊であるローサの中に入っていて目覚めなかったが。レナとローサの契約により魂は無事にレナに戻ってライド達と共に(1年後に)冒険へ出てゆくとこで終劇です。 (ローサは精霊の世界へ帰りました)

いやぁ一度撃退した賞金稼ぎが味方になって海軍対するが、なんでわざわざ死地に赴くのか理由が弱いなぁ・・・戦闘経験つけろ・・とか。 ハード過ぎませんか? 説得力が・・・と思えた。

海軍側のベヒモス大佐と中尉の話とかは、そこそこ納得でしたが。博士と学士の対立が今ひとつ弱い=学士は切っても・・とか思えたデス。

大佐は生死不明な感じであって、物語では失脚とされてたから死んでない気がするけど。博士は死んだようです・・・結構気に入ってたんで、あまりに非人道的な実験と表現しないで助かって欲しかったなぁ・・・→で身体の自由が利かないのでライドんとこにいた知識欲の強いメガネが助手として残るとかいう話にして欲しかった。

賞金稼ぎ(3人組)の姉御は、らしさがカッコ良かった。手下のレインボー(笑)たまちゃんもキャラがユニークで印象に残ったデスよ。 (夜の・・・とかもやってるし「あらほらさっさ~」とか返答して欲しかったかな(^^;)

酒場のアンサンブルさんは舞台が映えましたね~(^^)

中尉の下に部下二人=アダムとイブがいるんだから、学士さんが大佐の手下で二人分くらい強くて賢いとかいう位置付けでもよかったのでは?

ユートピアは実はライドは航海日誌から場所を知ってて、中尉も大佐もわかってるという設定は。 ・・・もう少し何とかならんかったのかしら??

精霊ローサが帰るにしても、この世界に残っていた理由とか、レナとの出会い(「マレフィセント」の王女とグレートフェアリーマザーみたいな関係にした方が何か深くなりませんかね・・・)とかいろいろ情報を足して深く印象つけて欲しかったかしら。

アルベルト兄さんは妹レナ(ライドとの恋仲は認めていたらしいし)の治療していたんだから、最後にライドと話し合うまでレナを襲った犯人はライドなのかどうか判らないのは変だよなぁ・・・。その場にいた自分の部下は見ていて、命令も捕縛だったんだから。暴走してレナ襲った奴がいたら取り押さえるか追っかけるのでは? ここはとっても変に感じたデス。 ライドもアルベルトに何らかの情報接触して「おまえの襲撃命令が妹を殺したんだ」とか詰め寄ったりしなかったんだ~。 温くない?

スカンピンのライド船長達は寄航するにも港の停泊料とかどうしたんだろう?食料も無くて魚釣ってるような海賊さんが(冒険者ですけどね自称) 換金できる香料とか遺物とか遠くの国のお宝とか持ってるとか台詞で言って欲しかった。 海軍の息のかかってない寄港地があるとか、現金でなくとも現物で入港も転売もしてくれるツテがあるとかねー。 台詞で一言でもいいから、こーゆーリアリティが欲しかったなって思えたのです。 (オカマさんがいいキャラだったから、カマネットワーク(笑)とか使って酒場や港の寄航など仕切ったというと。後の二重スパイ行動の伏線にもなったでしょうね(安心していた酒場で海軍に襲われるコト))

大佐の失脚あとの座を狙ったり、
海賊認定の緩和したりとオチで言われる中尉の行動はカッコよかった。

ちなみにレナを襲った犯人は設定がなかなか良かった!
蛍の頃

蛍の頃

ペテカン

あうるすぽっと(東京都)

2015/02/06 (金) ~ 2015/02/11 (水)公演終了

満足度★★★★

田中真弓さん普通の役に思えた(^^)
今まで見てきた役がコミカルなものが多かったので新鮮に感じました♪

赤線が廃止された昭和という時代を通じた家族、
というよりも親子の関係を描いた秀作と言えましょうか。

開演時間が10分弱遅れた約2時間10分の作品でありました

ネタバレBOX

ふぅむセミドキュメントという話でした(^^)

50歳も半ばを過ぎ、一人娘は結婚し、女房とは離縁され、会社もリストラ・・・。
先に亡くなっていた父に加えて母も介護施設にて永眠した主人公が回想する亡き母→父、叔母。 生活の基盤にだった水商売の店(キャバレー シスター)で起きた様々な出来事を舞台上で見せる話でありました。

でセミドキュメントという理由は、
脚本さんの実母は93歳で未だ健在なのだそうです(^^)

冒頭シーンは、白幕の前で山口良一さん演じる主人公=<とし坊(妻ミホコとは離婚し一人娘は家を出て生活)>が、母=<キヌコ>といろいろと話をして。 痴呆症状が疑われてDrの診察を受けて結果を聞き、過去を回想すると幕が上がって。 キャバレー シスターのセット内で人間模様=回想シーンが上演されてゆきます。

幕が上がる前に話した内容は、母が父の浮気に腹を立てて家を飛び出し。息子と一緒に入水自殺しようとしたが、水面等から現れた蛍によってやめたという話あったです。 タイトルとオチに繋がります

トシ坊は帰宅時酒臭く、学校行事にも東京へ出て行くときの見送りもしてくれなかった母が大嫌いでした。 が、本当の母の姿は、酒を受けない体質(お猪口1杯で顔が真っ赤になる)であるにもかかわらず。仕事だからと一人息子の学費の為に自分に出来る精一杯のこと=店の経営を頑張っていた愛情深い母親であったと息子は知ることになり、蛍をバックに幕は閉じるのでした。

邦楽爛漫~花鳥風月~

邦楽爛漫~花鳥風月~

台東区芸術文化財団

浅草公会堂(東京都)

2015/02/07 (土) ~ 2015/02/07 (土)公演終了

満足度★★★★

オーケストラは年末で~
和楽器は新春ですね(^^)

正直あましわからん分野でありましたが、音の響きは美しく心地の良いものでありました♪

休憩2回入れた約1時間40分

演奏中にしゃべる高齢者に閉口しましたね・・・・まったく

Gamble-Tumble

Gamble-Tumble

もんもちプロジェクト

川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)

2015/02/05 (木) ~ 2015/02/08 (日)公演終了

満足度★★★

生演奏付きで頑張ってはいるのだが・・・
歌のレベルは各人にバラつきがあるミュージカルでしたね

15分の休憩挟んだ全2時間半の長丁場(全席自由)

前半の物語進行速度はゆっくりで、後半が早く感じたので。
まぁ2時間にまとめても・・・とか思えたが、生演奏とかが大変になるのかしら?

小田急線の人身事故もあったようで、開演時間厳守は出来ていなかったが。
アナウンスとか音合わせとかで時間潰しして、開演時間は守った方が良いのではとも感じたデス。

そこそこ捻りが加わった話で、登場人物達の衣装も時間経過で変化したりとしていたトコロは良いなぁと感心できた。

でも話の捻りはも~少し加えて唸らせてくれるような展開を期待しました。

ネタバレBOX

先にネタバレすると、勝負は停電で流れてまぁ引き分け?!みたいな感じで幕でしたかな・・・。
いろいろ盛り込んでたようですが、何となくな今ひとつ感が抜け切れなかったですね。

ちなみに、ど~しても変えた方がいいとこがあって。
主人公が拳銃で自殺図って脅すシーンがあるのだが、
8インチ超える銃身でコメカミに銃口押し当ててるのは、と~ぅっても不自然!
女性の手にリボルバーマグナムはデカ過ぎて不自然過ぎました。
顎下に銃口当てるのが良いと思えますよ~
(口に加えるのもアリですが、台詞がしゃべれなくなりますしね(^^)

そんで伏線の張り方が甘いというか雑と言うか・・・・。
惜しいなぁって感じるトコ多かったですよ

オーナーと主人公の邂逅話は良かったです

開演前のBGMはカジノとかの雑音効果音でした=有線放送でもありますね(^^) で開演時間(本開演(?)は10分以上過ぎと思いました)遅れ・・・客席とか舞台上にちらほらと役者さん登場させての観客巻き込み型の開演していました

中央ホールに左右階段という、何か豪華客船の中央ホールみたいな舞台セットでした。

ミュージカルということあって主要メンバーはマイク付であります

2階の舞台セットの左右に生演奏スタッフ配して、上手にフルート・サックス・トロンボーン・ドラムで。下手側がドラム・ベース(?)・キーボードでしたかね。(中央天井に珍しいラグビーボール型のミラーボールありです)

主人公=タニモトスズメ(手品が趣味でカジノの知識はまったく無い)の面接(オーナーのオクダ氏とホールの責任者=リョウ)から物語りはスタートです。日本政府公認のギャンブル場セカンド施設(会員制)=フェイスが舞台になって話は進行します。 ディーラーのトクダトクタローやトラブル処理担当のCCC=カジノ管理委員会(カジノ・コントロール・コミッション)はカッコいい女性メンバーで統一してましたね。

ハイローラーとかの用語説明は簡易パンフに挟んであって助かりました
でフェイスの出資者の一翼を担うハイローラーのお嬢様=タカセレイ(オーナーといろいろあったんだろうさん)はカジノでのアシストに主人公を指名し、同期の上昇志向の強いメンバー=レイちゃんに妬まれます。

同じセカンド施設のJJ(関西=大阪にあるらしいです)。支配人はオクダチエコ=フェイスオーナーの妻です(^^;)

ホールの責任者であるリョウの父親はギャンブルで身を持ち崩した生活破綻者であり、リョウはその為に仕事であるギャンブル場の管理も嫌っています。

JJVsフェイスのギャンブル対決でフェイスは負けてしまい、人気が抜かれてしまいます。(トクダがJJでイカサマしていてJJオーナーに強請られて負かされたのです=なんか話が今ひとつ唐突とかにも思えたですよ)

で2回目の全面対決(マスコミでの全国放送も入れると)で後3ヶ月で2つ目の政府公認カジノ認定の勝敗を賭けた勝負をするぞというところで1幕終了です

2幕は生演奏の音あわせ→オクダオーナー(♂)の歌と3人のフラッグショーからのスタートです

2011年の最初の公認カジノ=カジノド東京のオーナーでもあったオクダコウゾウ氏ですが、政府の意向に逆らったのでセカンドに落とされたらしいと物語説明あり。

ハイローラーのエリコ女史はスズメを自分の後継にしたいと本人に打診したりしますが、結局やんわり断られます。 ってこの話は唐突過ぎませんかね? なんでスズメが後継に? 説得力無かったですよこの話。

でなんだかんだと2019年の年末にカジノ対決するも、停電でお流れになって。”CASINO FACE”オーナーは勝負から降りて撤退するつもりだったが、従業員に頑張られて存続を決意しJJと共に残ってやっていくことを決意してENDかな。

う~ん、FACEのあるとこが中部あたりとか示唆したりして。東京・名古屋・大阪とカジノ作ってればよいのでは?とか思ったですね。

国の関与といっても、どんな阿漕なことしてるとか明確にしないとこも謎・・・。

撤退するならFACEは豪華客船カジノとしてでも再出発するとかすれば?とかも思えたです。

オーナーとスズメの過去の出会い話が、とってもよかった分。他の話がカスミ過ぎてダメに思えたデス。 も少し説得力の高いスッキリとした話になって欲しく感じました。
ミュージカル『メンフィス』

ミュージカル『メンフィス』

ホリプロ

赤坂ACTシアター(東京都)

2015/01/30 (金) ~ 2015/02/10 (火)公演終了

満足度★★★★★

なんか映画化もされるそうです(された?)
舞台は1950年代(この年代前半=プレスリーが登場する前です)のアメリカ南部=保守的なテネシー州メンフィス。人種差別が色濃く残る時代・地域で、白人の青年ヒューイ・カルフーン(山本耕史)が黒人の娘フェリシア・ファレル(濱田めぐみ)の歌うブラックミュージックに出会うところから物語が始まります。

音楽がベースであり生演奏&生歌の迫力のあるミュージカルでした。

1幕75分 休憩20分 2幕55分の長丁場
=女性客が9割強! (WCには苦労されていたようです)

ネタバレBOX

実在したデューイ・フィリップスという白人DJの実話を元にした作品だそうで、最初の一歩を踏み出した反逆者=自主規制で黒人音源のレコードはかけないものというDJ暗黙の了解を破った最初の人だそうです。

話は、BEALE.St(ビールストリート)にある黒人クラブの経営者=フェリシアの兄でもあるデルレイ(ジェロ)も従業員=無口なバーデンのゲーター(JAY’ED)も白人である彼のことを快く思っていないのに黒人音楽が好きなヒューイ(実は文盲)はクラブに入り浸るようになります。
ある日デパートで働くヒューイがレコード売り場で、禁じられているブラックミュージックを流したところ、レコードが面白いように売れるようになります。この騒動で仕事はクビになってしまいますが、ヒューイはラジオ局に乗り込み、そこで働くモップがけしてる掃除夫=ボビー(吉原光夫)の静止を振り切り、メンフィス中にブラックミュージックを流します。これが思わぬ反響を呼び、気を良くしたラジオ番組プロデューサーのシモンズ(原 康義)は、ヒューイをDJとして採用します。一方、歌手としての成功を夢見ていたフェリシアも、ヒューイのラジオ番組に出演したことで、スターダムへの階段を上り始める。ヒューイとフェリシアの間には愛が芽生えはじめるが、デルレイ達だけでなくヒューイの母グラディス(根岸季衣)も二人の関係に理解を示さない。周囲の反対を押し切って愛を貫こうとする二人は街で暴漢に襲われてしまい、フェリシアは子供を生めない体となってしまいます。(←1幕)(2幕→)TV番組までやるようになったヒューイ(ママはプロモーターと化しました(^^)はフェリシアと結婚したくプロポーズまでするのですが、ココではなく北部の人種差別の弱い地域で暮らそうとフェリシアは提案しますが。ヒューイはメンフィスを離れられない=生まれ故郷だからといい頑なにメンフィスに固執し二人の距離が開いてゆきます。ヒューイの番組をニューヨークのメディアが抜擢するかどうかの見学時にフェリシアに生放送中にキスをしてしまいTVを降ろされます。フェリシアはNYに行く事になりヒューイも誘うのですが、ここでもヒューイは拒んでしまうのでした。・・・4年後リスナーが一人しかいないラジオ番組を細々としているヒューイのところに全米公演中のフェリシア(ビルというフィアンセもいます→兄には嫌われてるらしい)が訪れます。メンフィスでのコンサートに来て欲しいと頼みに来たのですが、ヒューイはここでも断ります。ですがコンサートの中盤に客席からフェリシアの歌声に合わせてヒューイが現れて二人は皆と共に高らかにブラックミュージックを歌い上げて幕となります。→ちょっとオチがオープンエンドとしても弱いかなぁと感じましたが。劇場内は徐々にスタンディングオベーションが広がって、アンコールの生演奏(当然ですよね=ミュージカルですし(^^)までには客席総立ちになりました(^^;)盛り上がったです!

さて閑話休題。ミュージカル「メンフィス」のブロードウェイ入りは2009年12月だそうで。2003ー2004年にマサチューセッツ州ベヴァリーの地方劇場→2004年にカリフォルニア州マウンテン・ヴュー。本格的にブロードウェイに向かって動き出したのは、2008年のラ・ホーヤ・プレイハウス(サンディエゴ)での上演からだそうです。そしてシアトルでのトライアウトを経て、ブロードウェイ入りを果たしたそうで。なかなかに長い道のりですね(^^;)

舞台セットではクラブのセット時はバックにネオン管でのビルボードがいくつも並んでいてかっこよかったです(^^)

劇場も大きく、マイクを使っての歌声でしたが。出演者の皆さんは、やはり迫力ありました~。ボビー(吉原光夫)さんの後半での歌の長い発声が凄いなぁと自分思えたデス。<「すいません、ダメで~す。」の台詞の発音にも笑わせてくれました>

開演時間は守られなかったな・・・ゼロアワーでアナウンス放送でした

白人がDJやってるんだぞと言われてしゃべった=「オス、おら白人。」の台詞も可笑しかった(^^)

意味の無い掛け声=ハッカドゥー=は耳に残りますね
プロモーターズ!‐セカンドチャンス‐

プロモーターズ!‐セカンドチャンス‐

劇団メイカーズ

スタジオアルタ(東京都)

2015/01/28 (水) ~ 2015/02/02 (月)公演終了

満足度★★★

先の方々の評価が低くてドキドキして見に行きました(^^;)
思ったほど悪くはなかったなぁ・・・というのが感想ですが、
ドキドキがなかったら星はひとつ減っていたかもとも思えるデス。

何と言っても観客への説得力としての、
リアリティの薄さが酷な評価に繋がったんだよなぁと推測できます。

だいたい1時間50分ぐらいでした


ネタバレBOX

たかだが偽名簿ひとつで会社倒産って・・・
ドラマツルギー的には、あと一歩ってとこで倒産させずに。
この企画コケたら倒産という王道パターンを踏襲するべきと思われたデス。

ダンスのみでしゃべらない芸能商品って・・・・
鎬を削り、生き馬の目を抜くような芸能界で武器がダンスひとつって無いのでは?
と素人でも思いますケド・・・・・

また弱小イベント会社とはいっても、各社員の出来は良いみたいな表現されてましたが。
じゃあなんで倒産まで直行なんでしょう? 説得力が無いです。
仕事能力が高くても何かしら欠点があるという人物設定の方が深みも出し易いと思うけどねぇ・・・(「機動戦艦ナデシコ」で集めたクルーも言われてました(^^)=性格が良くて能力の高い人材は一流どころがさらってしまって、後は能力が高くてもクセがあるのしか残っていないと。)

ダンスシーンの挟み込みとかは巧くしていたなぁと感心します

芝居上の嘘と言ってしまえばそれまでだけど、観客を説得する=納得させる=うならせるようなリアリティや人物描写の表現や作り込みはして欲しいなぁと思った作品でありました。

初のスタジオアルタ観劇というコトもあり星の数は、おまけしてると言わざる得ないですね(-_-;)
つくづくな人間

つくづくな人間

マニンゲンプロジェクト

小劇場 楽園(東京都)

2015/01/28 (水) ~ 2015/02/01 (日)公演終了

満足度★★★★

生きてるなぁって力強く思えた登場人物達が楽しめた(^^)
舞台セットは居間のつくりで=デリヘルの事務所兼派遣員待機場所にて繰り広げられる人間模様。 なかなかに楽しかったが、開演(も遅れず)前にも何かしてくれると嬉しく思えたかなぁって感じた約1時間50分ほど。

ネタバレBOX

俺=ササキがオルゴールを持って語る3年前の出来事から再現されるドラマチックな人間群像。
テーブルで勉強してる女子大生=みかん=社長の愛人もやっていて、主人公から告白されます=実家は蕎麦屋でオカモチも兼ねてた親父に育てられた。ソファーに正座してる女性=メロンさんかな=19歳時に無免許で7才の男の子を轢き殺しており、被害者家族に送金と顕花してます。ソファー横にいるドラゴンさん(^^;)=ネーミングはドラゴンフルーツから。イチゴさんは延長が入ってまだ戻っていない。そこへイチゴの本名=ミキを迎えに駄目彼氏=山田=ゾンビメイクのロッカーさん=トラブルメーカーぶりが巧かった(^^)=イエローゾンビというバンドやってる。でグルービーの女の子孕ませてしまいます=ですがコノ彼女堕胎費用でも毟りにきたステレオタイプのキャラと思いきや、行動と決断がかっこ良かった~→でも男の趣味は・・・だな(^^;) 隣の部屋からはエリーゼのためにのみが時々流れてきて、五月蝿いと壁を叩くと隣の住人が文句を言いにやってくる=なかなかインパクトのある衣装で登場しました。それに加えてデリヘルの社長もインパクトのある方でした。
なかなか中2的な弁論合戦風になりますが、そこがなかなかに楽しかった。
ただ社長が使う黒いベレッッタM92Fが良すぎかなとか思えたです。安物の中国レプリカのリボルバーとかトカレフの方が血気盛んでチャラい社長の武器としては似合っているのではとか思えたです。

人間模様がホントに凄くて深かったなぁって感心しました。集合させるというのは漫画的でもありましたが。妙なバランスで説得力も強くて物語が楽しめました(^^)
焦げる前に

焦げる前に

Re:Duh!

ストライプハウスギャラリー(東京都)

2015/01/28 (水) ~ 2015/02/02 (月)公演終了

満足度★★

スペースファンタジーコメディには・・・
「ライト」が付くなぁと思えた約90分

眠気こそ起きなかったが、ホントに軽いなぁって思えたデス。

劇場は自分初入場で、作りと使い方=舞台セットは綺麗でした(^^)

SFって専門家には穴だらけで素人には難解な産物であり、
バランスが難しいなぁって改めて思えた話でした。

ストーリーは方向性とかは悪くはないんだけど、
突っ込みどころの多い軽いSFに感じました。

劇団の方向性をこの作品から考えると、
「銀河ヒッチハイクガイド」なんかが似合いそうだなって思えましたね。

ネタバレBOX

白を基調とした地階の舞台で、中央部に出入り口を兼ねる階段があって、壁には白いパイプや丸窓=リベット止めがあって、なんかレトロさがユニークでした。登場人物は全て男性で=乗組員ですね=青いツナギに白靴下で統一していました。これは結構良い加減ではあるが、いろいろと個性をワッペンとかバンダナとか遮光ゴーグルとか一人だけ異なるカラーの靴下(当然内務規定違反だとか突っ込み台詞も入れるべきと思うが=話にリアリティと深みが増すのではとか思うです)はかせたりする個性の強調が欲しかったです。モバイル端末は透明アクリル板使っていたけど、他にはパーソナルな奴あってもとか思ったですよ(スペース1999のコムロックみたいのとかね=これ1999年には現実のケータイが能力凌駕してましたけどね(^^)劇中でのぺらぺら最新モバイルは面白かった。
話は数度のデブリ回収作業を終えて地球に帰還する船の中で、宇宙ジンが出て地球に降り立つのを防ぐという話なんですが。宇宙ゴミとくっついて人間に擬態して記憶も操作できるという設定の宇宙ジン(ミミクリー型だそうだ)さんの説明が不足気味で話の進行が?とか思えるとこが多かったです。(しかし、このセットは使いまわして「遊星からの物体X」のパロディとかに使えそうですね。話の内容とかももね~(^^;)(作品世界はA.D.2100年です)結局後でわかったのは、100年以上も前の廃棄宇宙デブリ=自立AI基盤みたいなのに有機物であるエイリアンが取り付いて基盤のメモリーから人の擬態を成してクルーの一員として行動していたという話。「エイリアン」みたくクルーの一人はアンドロイドとかスタトレのデータとかスポックみたいなキャラいても良かったのにとかも思った。劇団の表現したいらしい世界観は漫画「宇宙英雄物語」とかも似合うかなぁとかも思えたデス。ちなみに突っ込みたかったのも、人工重力がシングルオペレートのボタンひとつで解除されたり。船ごと地球に降りるような話になってるように感じたけど、巨大構造物(船名=ダスター10(てん)=総工費2700億円)であるなら交代便でクルーの入れ替えとかの方が納得しやすいよなぁとか思えました。

バネッサ=地上管制官:女性=声=アナウンスだけの登場
八戸(はちのへ)エイジ=兄=軽い性格ながらISS3の長期滞在任務が次に決まってる
八戸シオン=出来の良い弟くん=不動心のシオンとも言われているらしい
伊坂=スピーカーな性格
アイダ=なんか2005年製の金属のコア(これは今のPCの壊れたグラフィックボードとかにした方がわかりやすかったと思った)を取り込んだミミクリー型の宇宙ジン=メモリーが古いのと相田みつおのデータが入ってるらしい(^^;) 塩が記憶操作を邪魔するらしい。コアの100年前のスクラップから分離すると緑の粉みたいなかんじになる=ジップロックで回収された。
浦賀=250年続いたせんべい屋のせがれ、10代目になるの嫌でアストロノーツになった。
三崎=船長

デブリの集め方とか教育番組出演らしいナレーションや現状説明はわかりやすかったので、もっといろいろ説明を入れるべきと思えたデス。さもなきゃ「機動戦艦ナデシコ」の説明おばさんみたいのを使って設定説明をして欲しかったなぁ。=これをデータ担当キャラにやらせればとかも思ったデス。

閑話休題:「銀河ヒッチハイクガイド」に出てくる宇宙最強の銃=人の気持ちがわかる銃=は威力が凄いです=好きです(^^) ネタバレになりますので、未見・未読の方は読まないように<以下>

銃の持ち手さんが、超強力な欝な方だと・・・・・。
厭世観が強くなり、何もヤル気が出なくなるという=最強の非殺攻撃力無効化武器となります(^^) 怖いけど要はトリガーの人次第という処が良いです。
→作品ではうつ病のロボット(人でさえない(^^)に持たせて包囲した敵に向かって撃たせました・・・・
敵が放射状に倒れ行く様は映像インパクトありますよ(^^)

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