長寿郎の観てきた!クチコミ一覧

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人狼 ザ・ライブプレイングシアター #12:STEAM 機巧人形と月の艇

人狼 ザ・ライブプレイングシアター #12:STEAM 機巧人形と月の艇

セブンスキャッスル

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2014/05/13 (火) ~ 2014/05/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

なかなかに頭脳戦だった・・・ハズが・・・
ラストがヒント無しの勘勝負だった(^^)→大笑いできました!
(頭脳ゲームでここまで笑えるとは思いませんでした)

それにしても最後列の観客=観測者と劇中では呼称=さんが、
知り合い出てくると小声でボソボソ話すので気が散ることがあった。
観劇マナーは守って欲しいなぁと思った約2時間でした。

ネタバレBOX

ナレーションの天の声「ナナ」ちゃんに今回は男性アシストの「ウォルター」君(実体のある男性)が付いてコンビで進行してゆきまして。SF設定を判りやすく丁寧に説明してくれて、とっても理解しやすく舞台に熱中できました。
”人狼TLPTはじめてガイド”というチラシも付けてくれてます(^^)

前半は、なかなかにスリリングに進んでいけたのですが。
ラストの一手の選択は男性4人の大騒動になってしまって、
積み上げてきた知的な感じが吹っ飛んでしまいましたとさ(^^)。

冷静に考えれば妙手も思いつけたハズが、
時間制限に追われて駄目になってました。
(能力者の最後の一人=狩人=クリスさんが入っていたので、
これをカードにして人狼を炙り出す方法もあったハズ。)

3人中最後の人狼の正体が本当に不明でありました。
ラスボス風でホント上手な嘘をつく人狼さんでやんした。

正解者は、ほぼ満席の人数内でたったの二人。
パーフェクトは該当者無し!

正体バレた人狼さんが残った人狼の手助けする手法が上手かったんだなぁ

今回は人狼ゲーム側の役者さん初参加者が3名で、
今回のSTAGE:03は「AUTOMATON」での芝居でした。

人類側の勝利した世界で“オートマトン”を人間のパートナーとしています。
だが機動キーである結晶石(クォーツ)のオリジナル=月光石を埋め込まれた“オートマトン”は嘘をつくことができたのです。そして臣民である人間に怪我を負わせた機体13体を天空の城(クォーツが発見された遺跡上空に浮かんでいる)に集めて嘘をつける機体3対=人狼をあぶり出すのが「人狼協定」=今回のゲームであります。人間を傷つけたといっても、人狼と呼称される機体以外は故意にではなかったらしい。また人間のパートナーが起こした傷害の罪を被ってきた機体も中にはあります。オチで判明したところによると、狂人のパートナーも生き残った人狼とそのパートナーと共に小型艇で追放という形を取らせるそうです。(狂人自身とかも先に提出した要望に従うらしい=人狼側の勝利の時)
第1の夜に死ぬコトを「初夜トン」と役者さん達は呼んでいるそうです(^^)
今回は投票で「アイギスの光」を浴びて石化し活動を停止されたのはナタリーでしたが、彼女がまぁ能力者=予言者で一人は知ってた人間=ノーマルクォーツで作動してる機体=を言えてたら違った展開もあったでしょうねぇ。それに墓友として人狼に襲われたのが霊媒師だったドリスでして。能力者の死亡が始めに集中していた感ありまして。これが雪崩のようにどんどん順調に人数が減る一因にもなっていたようです。
ちなみに夜時間では各人個室に入り、壁に設置してある「人狼協定」参加者のパネル(?)にある鍵穴に自分の持ってる鍵=能力キー=(普通は無効力)、人狼は狙った人間の部屋に石化=アイギスの光を照射するという設定でありました。
からゆきさん

からゆきさん

劇団青年座

紀伊國屋ホール(東京都)

2015/11/14 (土) ~ 2015/11/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

人類最古の商売だというのに・・・・
愛国心もって送金していた者達を平気で切り捨てる・・・・・って、
今も大して変わってないよなぁって思い知らされた芝居でありました。

長丁場っす=2時間10分+途中15分休み

でも休憩時間は・・・分ですとか放送入れて欲しかった
上演時間表記も無かったし、開演は遅れたしなぁ・・・・・・(^^;)。

でも熱演=眠気まったく起こらず!
話も当時の市井の生き様を見事に舞台上に表現できていたと感じました。

虹の人〜アスアサ四ジ イヅ ジシンアル〜

虹の人〜アスアサ四ジ イヅ ジシンアル〜

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2021/09/30 (木) ~ 2021/10/04 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

史実を基にーって
よくできてたなぁ=さすがのラビット番長って感じの作品でした

惜しむらくは換気が効きすぎて
チョイ濡れた身体が場内で冷えやすくなった位
(まぁ台風16号のせいもありますね)
=冷えを気にする方は対策必要かなーとか

ネタバレBOX

A.D.1930年代
不穏な感じで戦争の影が見え隠れする時代に
軍の意向で地震予知を探る研究者が見つけた
虹を見る男・・・・
ただ男の言う虹は第三者には見えないものだが
次々と地震予知を的中させ精度も増してゆく・・・
基本は帝大の慎重な地震予知研究の教授と
虹の人と近所で呼ばれてる無学な男との交流です
慎重に慎重を重ねる性格で
軍に地震予知として報告はしてなかったのに
新聞にすっぱ抜かれて詰め腹を切らされる過程は
丁寧で納得の物語進行でありました
倒れた後の脳梗塞状態芝居は
今までの介護作とかが生かされてるよなーとも







ラスト=虹の人は色彩が見えてない
上手に作中では濃い色のモノトーンの着物と
白黒の葉をもつホオズキの鉢物で表現してまして
某映画 魔宮の伝説ラストみたいに
(ちょうど放映もしてましたなー)
カラフルな着物と普通の色彩の鬼灯の鉢をもってきて表現したのは
上手だったなーと感心しきりでした
海面に集まった魚の群れの光の反射を虹と見たのか
地震光といわれるものを見たのかは観客の心のままにと・・・

このまえTVで地震光らしい映像を見たんだがー
稲光みたいに一瞬な光でした=虹ではないなぁ と

また色彩話であり色盲・色弱だと
赤と緑の区別がつかないんだよなー確か
作中では黒のグラデーションに見えると説明してたね
実際だと黄土色のグラデーションに見えるらしいね
(親戚の子もカリントウを赤で描いたのには驚いた=でわかったんだが・・)
でも輪郭とかが認識しやすいそうで
今ではどうか知らんが
昔のヘリパイロットでは推奨された能力だったとか・・・WW2まで
ぐらいの話だとは思うけどねー


自分は地震にてキーンという高音が聞こえます
東日本大震災ん時は単に耳鳴りと思って医者にかかろうかと思ったほど
日々高音がうるさかった・・・・・ほんと回数が多かったわ
最近はそゆことないんで大型地震はすぐにはこんだろーなーと(^ー^)
ちなみに作中みたく地域なんぞわかりません=ただ規模がわかる程度
=音の大きさと聞こえる長さで=大きくて長いほど規模もデカイってくらい
貘さんがゆく

貘さんがゆく

劇団文化座

俳優座劇場(東京都)

2012/10/25 (木) ~ 2012/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

千秋楽観劇でした
すごい、隙無し・甘え無し・妥協無し!。
もの凄いプロ意識の集団なんですねぇと正直な感想

あたたかい獏さんの人柄と周囲の人情の波が、
ひたひたと伝わってくる良い舞台でありました。

2時間45分!(15分休憩入れて)
<でも長さをまったく感じさせなかった>

ネタバレBOX

主人公の朗らかさや朴訥さは、見ていて暖かく感じるが。
現実世界はそうは甘くはないです・・・が、
獏さんにちゃんと意見する居候先の友人の母さま。
ものすごい迫力とオーラに感動していたら、主宰の方でしたか。
着物も素敵に着こなされ、
また芝居上の時代の流行の服や小道具にも手抜かり無く。
ただただ圧倒された約3時間でありました
第十七捕虜収容所

第十七捕虜収容所

劇団青年座

青年座劇場(東京都)

2015/09/29 (火) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

濃厚な内容でした・・・・
で予想通りに女性が一人も出てこない男くさい芝居でした(^^;)

ビートたけしとかB・ウィリスとかの収容所映画を彷彿させていただけましたわ

2時間15分の長丁場ではありましたが、
まったく目が離せない舞台であり。

時代的に喫煙が日常的に行われていた設定にあわせて、
舞台上でも喫煙シーンが多かったのですが、
ちゃんと医療用喘息治療用擬似煙草を使用してくれてもいて評価高いですよ!

ネタバレBOX

舞台セット前面に鉄条網の絡まったフェンスがあって、
これが開演と同時に(開演時間も厳守=Goodでありますな(^^)跳ね上げられ、
終演後には再び降ろされて。この話は収容所内の限定された話なのですよと表現されてるのが凄かったであります。
西川扇藏素の会

西川扇藏素の会

日本芸術文化振興会

国立劇場 小劇場(東京都)

2014/06/01 (日) ~ 2014/06/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

解説に歌詞なども付いており勉強になりました
伝統芸能は、やはり凄いなぁと素直に感心できました。

長唄   松の翁
義太夫 露地の雪
清元  玉屋

上記3作ですが、さすがに人間国宝さま。
お年を感じさせない軽やかでどことなくユーモラスな舞が素敵でした。

片葉の芦

片葉の芦

あっちぇる

赤坂RED/THEATER(東京都)

2016/11/30 (水) ~ 2016/11/30 (水)公演終了

満足度★★★★★

来年は区切りの10周年だそうです
選択したストーリーも朗読も
合わせたキーボードの生演奏に
抑えた照明や背景等
なかなかに雰囲気出てて聞き入った95分

割と高齢の女性層が多いかなぁと思えた客層でしたわね

声色が上手で
これまた聞き入りましたと付記♪

CASE

CASE

劇団伍季風 ~monsoon~

小劇場 楽園(東京都)

2013/03/07 (木) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

良質のミステリーでした
なんか定番の密室話を上手に見せていました、
難しいバランスの作品を本当に観客巻き込んで完成させた手腕に脱帽です。

<90分>

ネタバレBOX

映画「キューブ」みたいな感じと云えばいいかな、
でもぶっちゃけると、「キューブ」よりはスッキリします。
ちゃんと納得ゆく理由と背景が語られますから(^^)
ぼくの好きな先生(再演)

ぼくの好きな先生(再演)

enji

OFF OFFシアター(東京都)

2016/04/01 (金) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

6年前かぁ・・・・・
見事にブラシュUP出来てたなぁと感心した1時間50分

[る]Ver.を観劇です

「いじめ」についての話ですが
今ではネットの利用もあり
より巧妙に隠れてたりとか
サイバーな感じが強く出そうですが
今作ではそのようなトコは出さず
根源的な人と人のコミュニケーションの話に言及してて
琴線に触れたなぁと

ネタバレBOX

舞台セットは主人公の本棚に囲まれた部屋であります

34歳の中学教師である河合優は校内のいじめ対策に力を入れてる熱血教師
付き合ってる女性との間に子供が出来て近日には共に住む予定の部屋に引っ越すつもりなのだが・・・勝手に部屋に出入りする不登校児=馬場翔太が引っ越し先までについてゆくなどと言いだして困っております

いつも通りに二人で言い争ってる部屋に汽車の音が響くと壁に貼ってあるポスター通りのヤヌシュ・コルチャック先生が本棚スライドさせて出てきます・・・”世界教育者会議”の開催がこの部屋だというので来たと。 そして次々と現れる主人公の尊敬する”先生”達。 馬場君も交えて”いじめ”の話を聞きいったん現代のいじめ問題を探りに行く先生方・・。 

物語が進むと手話しかできなかったアニー・サリバン先生は日本語で会話できるようになったりして馬場君の正体も判明し20年前に起きた悲劇が話されて、いじめについて向き合って担いで生きてゆくことを示唆して主人公が「引っ越し」を決意し馬場君も好きだった主人公のもとを去ります。

印象の強い金八先生は前説(紙芝居が受けましたわ(^^)とチョット出&オチの「おしまい」ボード提示役でした

コルチャック先生の言う「子供の集団はライオンと同じ、ジャレて遊ぶ時が一番危険だ。」が印象強く残ったです

馬場翔太=主人公の同級生。20年前にいじめが原因で鉄道自殺し、以後主人公のそばに幽霊(?)として存在・・成長しなくてずっと中学生のまま=持ってる=読める漫画も変化無し・・・
河合優(かわいまさる)=主人公。舞台となる部屋の主。教職に憧れ教師となりいじめの根絶に向け日々健闘している。中学の同級生だった玲子との間に赤ちゃんが出来て引っ越しをする予定。
田中光一=通称「おつかれちゃん」口癖がそのまま仇名に・・。
金田玲子=馬場君も好きだった同級生の女の子、二人で映画に行くような仲であったが。いまでは主人公の彼女。実は彼女にも馬場君が見えているが、彼女の馬場君は主人公の見ている詰襟制服の彼ではなく赤いのチェックのシャツに黒のスラックス姿で剽軽な性格です。
馬場昌平=翔太君の父親。20年前の息子の郵便が届き、主人公に見せに来る。内容は明るい翔太君のボイスメッセージ(カセットテープ)で本人と親友であった主人公の似顔絵が入っていた。息子の自殺について「恨んではいないが、赦すことはできない。」と主人公たちに伝える。
ロミオとジュリエット

ロミオとジュリエット

東京シティ・バレエ団

ティアラこうとう 大ホール(東京都)

2014/07/12 (土) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

バレエの殺陣は初めて見たです
フェンシングでありましたが、優雅であったなぁ(^^)

ジュリエットのキャピュレット家は赤が基本の衣装で素材はベルベットかな。
ロミオのモンタギュー家は青というよりは緑に近い色で素材はベルベットではなかった分、ちと家の格がヒロインの方より落ちてる感があったです。

バレエですので無言であり身体表現での舞台進行に助けになる舞台美術も素晴しかったです。

1幕80分~休憩20分~2幕50分でありました

ミュージカル『メンフィス』

ミュージカル『メンフィス』

ホリプロ

赤坂ACTシアター(東京都)

2015/01/30 (金) ~ 2015/02/10 (火)公演終了

満足度★★★★★

なんか映画化もされるそうです(された?)
舞台は1950年代(この年代前半=プレスリーが登場する前です)のアメリカ南部=保守的なテネシー州メンフィス。人種差別が色濃く残る時代・地域で、白人の青年ヒューイ・カルフーン(山本耕史)が黒人の娘フェリシア・ファレル(濱田めぐみ)の歌うブラックミュージックに出会うところから物語が始まります。

音楽がベースであり生演奏&生歌の迫力のあるミュージカルでした。

1幕75分 休憩20分 2幕55分の長丁場
=女性客が9割強! (WCには苦労されていたようです)

ネタバレBOX

実在したデューイ・フィリップスという白人DJの実話を元にした作品だそうで、最初の一歩を踏み出した反逆者=自主規制で黒人音源のレコードはかけないものというDJ暗黙の了解を破った最初の人だそうです。

話は、BEALE.St(ビールストリート)にある黒人クラブの経営者=フェリシアの兄でもあるデルレイ(ジェロ)も従業員=無口なバーデンのゲーター(JAY’ED)も白人である彼のことを快く思っていないのに黒人音楽が好きなヒューイ(実は文盲)はクラブに入り浸るようになります。
ある日デパートで働くヒューイがレコード売り場で、禁じられているブラックミュージックを流したところ、レコードが面白いように売れるようになります。この騒動で仕事はクビになってしまいますが、ヒューイはラジオ局に乗り込み、そこで働くモップがけしてる掃除夫=ボビー(吉原光夫)の静止を振り切り、メンフィス中にブラックミュージックを流します。これが思わぬ反響を呼び、気を良くしたラジオ番組プロデューサーのシモンズ(原 康義)は、ヒューイをDJとして採用します。一方、歌手としての成功を夢見ていたフェリシアも、ヒューイのラジオ番組に出演したことで、スターダムへの階段を上り始める。ヒューイとフェリシアの間には愛が芽生えはじめるが、デルレイ達だけでなくヒューイの母グラディス(根岸季衣)も二人の関係に理解を示さない。周囲の反対を押し切って愛を貫こうとする二人は街で暴漢に襲われてしまい、フェリシアは子供を生めない体となってしまいます。(←1幕)(2幕→)TV番組までやるようになったヒューイ(ママはプロモーターと化しました(^^)はフェリシアと結婚したくプロポーズまでするのですが、ココではなく北部の人種差別の弱い地域で暮らそうとフェリシアは提案しますが。ヒューイはメンフィスを離れられない=生まれ故郷だからといい頑なにメンフィスに固執し二人の距離が開いてゆきます。ヒューイの番組をニューヨークのメディアが抜擢するかどうかの見学時にフェリシアに生放送中にキスをしてしまいTVを降ろされます。フェリシアはNYに行く事になりヒューイも誘うのですが、ここでもヒューイは拒んでしまうのでした。・・・4年後リスナーが一人しかいないラジオ番組を細々としているヒューイのところに全米公演中のフェリシア(ビルというフィアンセもいます→兄には嫌われてるらしい)が訪れます。メンフィスでのコンサートに来て欲しいと頼みに来たのですが、ヒューイはここでも断ります。ですがコンサートの中盤に客席からフェリシアの歌声に合わせてヒューイが現れて二人は皆と共に高らかにブラックミュージックを歌い上げて幕となります。→ちょっとオチがオープンエンドとしても弱いかなぁと感じましたが。劇場内は徐々にスタンディングオベーションが広がって、アンコールの生演奏(当然ですよね=ミュージカルですし(^^)までには客席総立ちになりました(^^;)盛り上がったです!

さて閑話休題。ミュージカル「メンフィス」のブロードウェイ入りは2009年12月だそうで。2003ー2004年にマサチューセッツ州ベヴァリーの地方劇場→2004年にカリフォルニア州マウンテン・ヴュー。本格的にブロードウェイに向かって動き出したのは、2008年のラ・ホーヤ・プレイハウス(サンディエゴ)での上演からだそうです。そしてシアトルでのトライアウトを経て、ブロードウェイ入りを果たしたそうで。なかなかに長い道のりですね(^^;)

舞台セットではクラブのセット時はバックにネオン管でのビルボードがいくつも並んでいてかっこよかったです(^^)

劇場も大きく、マイクを使っての歌声でしたが。出演者の皆さんは、やはり迫力ありました~。ボビー(吉原光夫)さんの後半での歌の長い発声が凄いなぁと自分思えたデス。<「すいません、ダメで~す。」の台詞の発音にも笑わせてくれました>

開演時間は守られなかったな・・・ゼロアワーでアナウンス放送でした

白人がDJやってるんだぞと言われてしゃべった=「オス、おら白人。」の台詞も可笑しかった(^^)

意味の無い掛け声=ハッカドゥー=は耳に残りますね
近未来パーク

近未来パーク

とくお組

吉祥寺シアター(東京都)

2013/04/17 (水) ~ 2013/04/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

役者さんも楽しんで演じていたのでは?
と思える楽しい舞台でありました(^^)
説得力も笑いも舞台セットも良く出来ていました!

ネタバレBOX

噴水さんは必見と思いますよー!

SFファンを自認するする自分ですが、時間移動の細かさなど説明無く曖昧でも楽しく作品世界に入り込めました。こーゆー作りは上手だなぁと素直に褒めますです(^^)。
ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない

ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターKASSAI(東京都)

2014/03/14 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

さぁ!楽しんでいって下さい!
というパワーが増大してました(=^_^=)

毒気がマイルドに抜けて結構普通に楽しい感じに納まった感ありです

お若い女性陣が多く来られておりました

でもアフタートークでは毒気満載気味でした(^^)

約110分にアフタートーク?付きでした

ネタバレBOX

開演15分前から小芝居開始です(^^)
=座席(自由席ですが)案内のオネーサンが、
「まだ開演前です」と言ってたのが笑えてしまった。

ちなみに劇場前では、
「あなたに言葉送ります」という謎の商売人を配置されていましたです~。

アンケートに観劇しやすい時間とかの希望を聞く項目があり、
ほんと観客中心に考える劇団だなぁと感心しましたです。

アフタートークと言いつつ内容は2月の「風雲・・・」でした(^^)
開演前の芝居を入れると全部で3時間半近い楽しい時間でありました。

非光沢で黒い舞台セットのギミックもセンス良く必見ですよ~

リアルに書けない「ドラゴン○ール」の後日談(^^)
キャラ表にはボカシて表記してるも作中ではモロに「ベジ○タ」とか言っちゃってる(^^)ボケた孫くんが地球上の人間を1/10にまで減らしてしまったとか。まじハンパなく怖いが、オマージュ的にも妙にホロリとして笑える巧みさが憎かったっす。(タイトルも上手に笑わせてくれました)
耳があるなら蒼に聞け ~龍馬と十四人の志士~

耳があるなら蒼に聞け ~龍馬と十四人の志士~

企画演劇集団ボクラ団義

ザ・ポケット(東京都)

2014/06/25 (水) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

作品の出来は良かったが
観劇マナーについて言いたくなったーので以下に記述します

・上演中の携帯等の操作はバックライトが使用者後方の観劇の妨げになりますので使用を控え着信など振動モードでも静かな劇場内では迷惑となります(前説でも楽しくクドクあれほど注意してたのに、いましたよ・・・・・。)
・座席にはちゃんと腰掛けて前かがみなどにはならないように、これも後方の観客の視界を妨げる要因となるからです=帽子などの被り物も同様です
(今回の舞台ではこれに悩まされた・・・・上演中ほとんど前かがみ・・・・)
・飴等の包装を解くのも携帯の着信同様劇場内に音が響きます、上着やスカーフなどを手の上にかける等するだけでも音は減らせる事を学習してください。咳なども同様にハンカチ等で口を押さえる等する方がよい。
(コーユー音出す人は今回いなかった)

このような観劇マナー等は明文化してるわけではなく(諸注意としてアナウンスとか簡単には流れますが)、自分で学習したり人から注意されたりして気付き改善してゆくものだと思うのだが。昨今下手に他人に注意すると刺されたりとか被害を蒙る事も考慮し言わない風潮となってるようですが、やはり自分が楽しく観劇したいと思うと、こうして書き表したくなります=視界が遮られたしなぁ今回は・・・。貧民窟と揶揄される飛行機のエコノミークラスのような劇場の座席(表現悪くて申し訳ないです)に収まるのですから相互に気を使い楽しく観劇したいと思っております(こんな小言をUPするなんて、じじぃ化が進んでるんだなぁと、ちょっと自己嫌悪・・・。)

さて気を取り直して感想ですが:映像(開始15分はネットに動画UPしてるそうです)も話も、開演15分前からの楽しい前説も終演後のじゃんけん大会も楽しめた2時間半強でありました

→坂本龍馬&幕末好きな人には、たまらない作品だと言えます(^^)

俺(たち)が居ないと世界は平和

俺(たち)が居ないと世界は平和

南京豆NAMENAME

OFF OFFシアター(東京都)

2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

なんか説明通りの話なんですけどー
面白い作りで
なかなかに芝居を堪能できた1時間15分の作品
=チーム星=さんを観劇
アンケートはWebでとの話
全席自由

ネタバレBOX

ウザくて頭の悪い主人公さんが
所属している変人ばかり集まってる大学部活を通しての
人間関係を時間的なロングレンジで描いた話でした
(基点が大学生活の部活動話で時間前後しての後が挟まれる感じ)
一人は嫌だけど自分の性分は曲げられない
葛藤する変人4人の大学生活での部活動から
社会に出てからの その後の話
基本しんみりとするんで
何かモノ哀しさがあるストーリーが
前半紡がれてゆくのですが・・・・
部長の伴侶が登場してからの展開が(^-^;)
久々に大笑い出来た芝居でありました
ラストは ほっこりとする希望を持たせた締めで
綺麗に話が纏
まっていました

人と関わりたいけどウザ絡みしかできず
周囲から煙たがられ
その状況を覆そうと相対的に人の足を引っ張るも
頭が悪くてすぐに仕込みがバレてしまう
ウザい典型的な嫌われ系のキャラを上手に演じていたなぁと
主人公さんに脱帽ですー
社会からアブレタ変人集団の受け皿にと
部活動の体裁を整えてた部長さんの器の大きさと
捉えどころの無い感じも良く出ていました
プロローグでは4人という少ない部活仲間の一人の死を
PCで伝えるシーンから始まっての
学生時代の回想と卒業後の顛末
エピローグで10年後の再会を描いてました

変人部=宇宙の広さに想いを馳せる会=に入り
(ちなみに部の聖書が月刊ムーです・・)
自分の虫好きを吐露したが
結局明るいテニスサークルに移行するんだがー
無理していたようで
冒頭の死亡話は その虫好きサンが
人里離れた山奥での死亡から無縁仏で埋葬される顛末で
作中では死亡経緯とかは省かれて
観客の想像に任せてましたなー

また言葉より先に手が出る方がいて
行き過ぎて殺人者となり無期懲役で収監され
孤独から面会に行った主人公さんは
自分の名前を言えない殺人者に悲しみを覚えたりと
しんみりする感じが基本作品の流れだったデスかね

少ない4人の登場人物+αで回す話であり
役者さんがモブを演じる事があり
衣装とかは変えてるけどー
台詞に固有氏名とか入れて
別人感を強めてもらえた方が良かったかなー
とかは思えた(イケメン先輩とかー王子先輩とかー)

とにもかくにも
部長さんの結婚話で
星数オマケですよー
衝撃が凄かった・・・・
二人の長い影

二人の長い影

劇団民藝

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2003/10/01 (水) ~ 2003/10/13 (月)公演終了

満足度★★★★★

二度童子と云うけれど・・・・
年取るほど昔のことが鮮明に思い出されるものなんですねぇ、
と思いました。

実際に旧満州からの引き上げ体験を持つ、
南風洋子さんの演技は凄かった・・・。

ネタバレBOX

えーまたしても、
引越しの荷物整理からの発見でしたー(^^)。

コノ公演が初めての舞台化だったようで、
脚本が書き下ろしと資料にありました。

うーむ、今は年重ねていても。
誰しも17歳の時はあるものです、
忌まわしくとも、楽しくとも・・・。と考えさせられました話でした。
小玉久仁子一人芝居

小玉久仁子一人芝居

ホチキス

こった創作空間(東京都)

2014/07/24 (木) ~ 2014/07/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

一人芝居初観劇であります
う~む(^^)観客を楽しませようとする姿勢が好ましい舞台でありました。
70分予定と言っといて、その実80分超えの面白舞台でした。

小玉さん好きだなぁ~と贔屓の引き倒し(^^;)
星は満点としてしまいます!

ネタバレBOX

4話のオムニバスinゲストライターとうたっておいて。その実、前説も楽しめる作品化してあり(^^)実質5話だよなぁ、とか思える出来でした。→間違えました、パンフに5話と書いてありました(-_-;) 舞台上に椅子が4脚出てて向かって左の椅子から物語を語って使用するという芝居方式でありました。(ので先に記憶で書き込みしてたんで正確では無かったですね~)

その上に一人芝居というコトもあり、幕間に時間が取られるからと観客対応に米山氏の幕間小説が舞台背面に投影される細かい配慮(^^)。これがまぁ、小玉女史のキャラにも被せた様なハートウオーミングな出来で楽しませてくださいました(また季節もひっかける感が巧みっす)。

各作品で、おばさまから女子高生まで演じ分け。役幅広いなぁと感心させられたです。(前説芝居で配った岐阜のお菓子、ちょっと欲しかったかな~(^^;)とか思ったっす。)

”女優小玉久仁子を限界まで追い込む!!”ことは、
この程度では出来なかったのでは・・・とか思えたデスね~。

サブタイトル?の「夏のイワシンドローム」って、
PMC野郎のサブタイみたいでユニークね(^^)

1話 「前説の女」 椅子を使わず舞台登場いきなりかまします、
「わたくしクニコの母、シズコと申します(^^)」と。
使い慣れないガラケー使って、
楽しいボケをかましてくれるお母様を好演されてました。
(格好のらしさが上手です→真珠のネックレスに紙袋とか衣装など)

2話 「夏に忙しい女」 歌手デビューしたはずのオキタメグミさんが語る、
夏にふさわしい話=怪談話で受けてる歌手(^^;)
オキメグのとっておきの怪談話です。いまだ歌手を引きずってるが、
話が受けてることは納得してるようです。 喪服ドレス姿であります
オチの写真の使い方(舞台背後の壁に投影)が秀逸でした。

3話 「Eat Me Bady」 (ほさかよう) 男の人を自宅に招待したアラサーさんの心情を切々と楽しく語った作品です。 anan(アンアン)はバイブルという設定が楽しかったです。 かっこは白いバスローブっす

4話 「手紙」 (詩森ろば)たぶん亡くなってるであろう
女性の手紙の朗読です。母として妻として女性として切せつと、
淡々と語られる長台詞は心揺さぶられました。 

5話 「スーパーお母さんよ永遠に」 巨大化して怪獣と戦っていた母の代わりに娘である女子高生が怪獣退治に借り出されます。最初は嫌々で文句を言っていた娘でしたが、母の不調が先の怪獣との戦いであったと知ると、敵とばかりに戦いに赴くのでありました。(反発しながらもお母さん大好きな娘の感情がよく表現されてました&格好がほとんど小学生のヒーローごっこ風で笑いを誘います)

幕間小説=米山 父と喧嘩して娘と沖縄旅行に来た母の行動を娘の視点から語る一人称小説=全3話
ソープオペラ

ソープオペラ

湘南テアトロ☆デラルテ

アトリエ湘南(神奈川県)

2011/10/24 (月) ~ 2011/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

うまいっ!
うーん舞台セットの工夫といい、
役者さんの仕事ぶりといい、
心に残る台詞や脚本など。
申し分なし(^_^)
惜しむらくはゴージャスなフカフカ肘掛け椅子で観劇したかったかな。

やみらみっちゃ

やみらみっちゃ

熱帯

駅前劇場(東京都)

2014/01/29 (水) ~ 2014/02/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

熱帯版二葉亭四迷伝→見事でした
自らの書いた小説よりも小説みたいな、
二葉亭四迷の人生を見せていただけた舞台でありました。

結構あの時代の文学は旧仮名だったりして読みづらいと思っていた分、
舞台にされるとすんなりと頭に入って楽しめました。

衣装も凝ってて、自分的にもツボであった約2時間の作品でした。
(二葉亭四迷に興味のある方は必見と思います&薦めます)

ネタバレBOX

作品の劇中劇も上演してくれるし、
進行役もちゃんと付けて上手にコミカルに観せてくれた手法に脱帽です。
(社長とか漱石さんとか女性に配するなんて遊び心がGoodっす!)

この時代の文学少女だった母にも見せたいなぁとは思ったが、
パイプ椅子2時間は持たないだろうなぁ・・・体力無いから・・・・(-_-;)。

それにしても衣装の着物も良かったが、派手な足袋ってあるんですねぇ。
ゼブラ柄とかアフリカっぽい原色散りばめた足袋に感心したであります(^^)。

「平凡」はワンちゃんの話に集約したダイジェスト風な芝居(ひとり語り風)を、まさに口角泡を飛ばしての熱演でしたね。


以前に観た「フレネミー・・」での感想に答えてくれたような今作に拍手です!
園喜輔 創る踊る

園喜輔 創る踊る

有限会社オフイス拓‐TAKU-

国立劇場 小劇場(東京都)

2012/10/11 (木) ~ 2012/10/11 (木)公演終了

満足度★★★★★

表現というものについて考えさせられた
日本舞踊の魅力が伝わりましたです。
2作品の間に解説が入るので、
自分のような素人でも理解でき勉強になりました。

所作の素晴らしさに感動

<2時間20分(休息2回入れて)>

しっかし、この規模で小劇場と名乗るかー・・。
(ここ来るのは2回目です)

高齢な御婦人方の着物姿での観劇が多かったです
(でも、いい年した大人が劇中に物音出したり話したり・・・。
一部の人のマナーの悪さにビックリしました。)
(着物着てくる方は上品でマナーもGood!)

ネタバレBOX

今回は江戸に誕生した清元の名作二曲を解説も交えて、
より一層充実した舞台をご覧頂けるよう企画いたしました。
芸術の秋、ぜひお誘いあわせの上、
ご来場賜りますようご案内申し上げます。→の言葉に偽りなし!

1. 清元 傀儡師(かいらいし)  花柳園喜輔 <24分>

 文政7(1824)年江戸中村座で三代目坂東三津五郎によって初演された
歌舞伎舞踊で、各流に伝承されていますが、今回は素踊りにより上演。
首から下げた箱から出す人形の芝居。一人舞台なので、
その人形も自らが演じるという事になっています。(手の動きが綺麗でした)

 -幕間 <5分>-

2. レクチュア 江戸浄瑠璃清元節の魅力 <40分>
      ゲスト 神田外語大学名誉教授 池田弘一(羽織袴で解説(^^)

 さまざまな浄瑠璃の中で最も新しく誕生した清元節の魅力&
今回二作の解説も交えて、定評のある池田節で話していただけました。
御高齢ながらユーモアも交えて大変楽しく拝聴でき、勉強になりました。

 -幕間 <20分>-

3. 清元 隅田川   由井宏典 演出  花柳園喜輔 振付 <40分>
   船長 藤間勘左(客演)
   班女 花柳園喜輔
 能の「隅田川」を基に、明治期、条野採菊作詞、
二世清元梅吉作曲により発表された本作は、
江戸の粋(いき)を身上とする清元が、
新しい芸風を備えた物として評価さていますが、
今回、整理した演出・振付によって再構築しご覧いただきます。

・・・・・・・二人が舞台上で船に乗って向きを変える動きに、
伝統芸の凄みを感じずにはいられませんでした。

-花道を用いた艶やかさも魅力でありました-


教授の説明ETC

心中が世の中で多くなって、
見本となるような芝居=風俗を8代将軍吉宗が禁じた。

豊後節=丸裸とも云われて愛された

A.D.1964日本の浄瑠璃を見て、
ベンジャミン・ブリテンがオペラ「カリューリバー」を作った
(教授は実際に見れたそうです)

三味線は16世紀後半に、沖縄の蛇皮線(100年先輩)より生まれた。
それまでの”能”は能の4拍子でやっていたが、
三味線の表現力の多彩さで取って代わった。

浄瑠璃の起源14世紀から15世紀ごろ
薬師瑠璃光から命名された”浄瑠璃姫”=琴が巧かった。
笛の巧かった”牛若丸”と結ばれるが、まぁ結局別れます・・・。
その史実の話を脚色=敵役に姫の継母作って、牛若丸を謀略で殺害。
姫は若宮八幡のお告げで知り、大小の天狗が亡骸を掘り出し。
牛若にすがって涙をこぼし、その涙で牛若が蘇るという。
でも別れていくが、その後姫は継母に殺され。
後日談で、再びその地を訪れた牛若が姫の顛末を聞き継母を殺すと。

姫の存在が無くなっても話が、道々の者に三味線で語り継がれて。
「浄瑠璃」となったそうです。

ホント勉強になりましたー

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