ひなつの観てきた!クチコミ一覧

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共生の彼方へ-セレクション-

共生の彼方へ-セレクション-

A.C.O.A.

atelier SENTIO(東京都)

2010/06/17 (木) ~ 2010/06/20 (日)公演終了

満足度★★★★

霧笛
犬吠埼灯台での公演も観たかったなあ。

あたしちゃん、行く先を言って-太田省吾全テクストより-

あたしちゃん、行く先を言って-太田省吾全テクストより-

地点

吉祥寺シアター(東京都)

2010/01/22 (金) ~ 2010/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★

これ、踊れるなあ。
物語がない分、より音楽的になっていて、ある意味ではチェーホフよりも親しみやすいかも?

ネタバレBOX

昨年の新百合ヶ丘での「行程2」は、けっこう単調で平坦で閉じた感じを最後の安部聡子の長ゼリ一発で覆すような印象だったけど、今回はその切り札を前半で使って流れを作って楽しませるという、とても開かれた感じの、比べればはるかにエンターテイメントな作品になっていた。

ただし、生音の響きが素晴らしかったから、スピーカーを通った音にすごく抵抗感があって。対比とか振り幅とか、意図はあるんだろうけど、自分的にはちょっと不協和音。すごく、惜しい
『リズム三兄妹』 / 『はやねはやおき朝御飯』

『リズム三兄妹』 / 『はやねはやおき朝御飯』

岡崎藝術座

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/10/30 (木) ~ 2008/11/10 (月)公演終了

満足度★★★★

『はやねはやおき朝御飯』
けっこう予想の範囲内で、驚きはなかったものの、とにかく楽しかったです♪

ネタバレBOX

とくに、アゴラ劇場のロビーでお弁当を食べながら、道行く人を眺める、というよりも観られることに快感があったかも。前回の新百合ヶ丘公演でもおなじことを感じたので、きっと、参加している感が強いのが好きなんでしょうね。

あと、アゴラから移動するときに、
わざわざ知人に「もう我慢ならない」と言い捨てて帰っていった人とかがいたのも面白かったなあ。って、そんな楽しみ方は間違ってますでしょうか?w
動け!人間!

動け!人間!

鰰[hatahata]

アトリエ春風舎(東京都)

2010/04/16 (金) ~ 2010/05/05 (水)公演終了

満足度★★★★

「深海魚」
神里雄大と白神ももこのW演出による、見せ場づくしな波状攻撃が繰り広げられ、「観たことのない新しいパフォーミングアート」の海に溺れる。でも、拝見したのは初日だったから、その後にはもっと深い海の底へと引きずりこむような作品になっているかもしれず、そのときには、素潜りでは危険だったり、陸にはもどれなくなる可能性も? でも、もう一度観たい、エラ呼吸とかしながら、観る。

『LOVE 2010 Yokohama ver.』

『LOVE 2010 Yokohama ver.』

東京デスロック

STスポット(神奈川県)

2010/03/05 (金) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

満足度★★★★

深化であり、進化
2009年版の『LOVE』の冒頭からは、『2001年宇宙の旅』を感じた。猿から人間への進化。映画では道具だったけど、舞台では言葉の発見を描いていたような気がする。

ネタバレBOX

けれど2010年版は、もっと踏み込んで、なんだか生物が海中から陸上へと這い上がっていったところからはじまっていた模様。緑の照明の濃密な酸素感に、原初の地球の姿を感じさせられてしまった。

いったい、あの無言な時間で、どれだけのことを語ろうとしているの!(笑)
In The PLAYROOM

In The PLAYROOM

DART’S

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/12/01 (火) ~ 2009/12/06 (日)公演終了

満足度★★★★

単線ではなく複線の愉楽
ミステリーらしく、多大な情報が小出しにされながら延々と垂れながされつづけるような芝居なので、きっと、筋を追いかけるのが精一杯だった人は渋谷の街を強引に引き摺りまわされるかのような恐怖体験をしただろうし、かたや、自分のようなスレた観客は、いろいろな終着点がありそうな豊かな物語の種子たちを脳内で発芽させて楽しめる、という非常に間口の広い舞台だったかと。

ネタバレBOX

そして、いい意味で整理されすぎていないので、終演後になんだか人と無性にこの作品について喋りたくなってしまった点も好評価☆

ちょっと大袈裟な言い方をしてしまえば、すでにある程度の完成の域にあるのに、いつまでも工事の終わらないガウディのサグラダ・ファミリア教会、みたいな感じ? つまり、これからいろいろと形を変えて何度も再演される作品なんじゃないかなあ。
 『F』

『F』

青年団リンク 二騎の会

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/01/29 (金) ~ 2010/02/07 (日)公演終了

満足度★★★★

ほんとうに素敵なタイトル
と、終わってから強く感じる。じわじわ。

ネタバレBOX

女性とアンドロイドの話なんだけど、
それが逆に人間の男女のありようを浮かびあがらせてきて。
男性的には、相手を喜ばせようとして空回りする感じが、かなり胸に刺さる…。

一方では、ヒロインの心象にも共鳴してしまうわけで、
ふたり芝居でどちらにもこころを奪われたら、
そりゃあ、満ちたりた時間を過ごせるよね。

リーディングのGirl's ver.は、
女子高生の、大人になるとすべて終わり、みたいな終焉感と、
将来に明るい展望を思い描けない時代の気配が重なり、
タイトルのFが「Future」に思えたけど、
本編は、
「Four seasons」「Furyu(風流)」「Fashion」なんて感じ?
季節を楽しんだり、着飾ったり、女性が『死ぬ前にしたい10のこと』の愛らしさに、
けっこう切なくなってしまったので。

自分だったら、この状況でどう生きるんだろう?
『「「「愛」を使う」と言う」とつぶやく』

『「「「愛」を使う」と言う」とつぶやく』

コマツ企画

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/07/21 (水) ~ 2010/07/25 (日)公演終了

満足度★★★★

天国に近い場所?
ほんとに、一人芝居ではないんです、これは。まさに、一人でしか出来ない演劇。その違いは体験すればすぐにわかると思うので、言葉で説明するのは野暮だよなあ…。

ネタバレBOX

一人で、なにかを、だれかをたくさん演じ分けるのではなく、
自分の語りたいことを、自分でしか語れないことを伝えるために、
すべてを一人で抱えこみ、あるいは背負って立つ川島潤哉の姿からは、
強欲やら業やらといった言葉が浮かんでくる。
だけど、そこにいる観客はいつしか、
彼をひとりにはさせない、
させたくなくなっている…。

たぶん、それが孤天ということなのかもしれない。
『アタシが一番愛してる』

『アタシが一番愛してる』

バナナ学園純情乙女組

ART THEATER かもめ座(東京都)

2010/06/15 (火) ~ 2010/06/20 (日)公演終了

満足度★★★★

覚醒!
完成度は高いけれど、型にはめる力の強い中屋敷戯曲から離れたことで、物語に役者が奉仕するのではなく、つねに、役者の存在感を貪り喰らい尽くしたくなるような、狂ったぐらい自由な空間が出現しまっていたかも! また、二階堂瞳子が演出に専念した効果大で、リズム、テンポにブブゼラすらくわわったかのような厚みが増して、やばい、どのシーンも不安定に最高潮。あと、今回はなんか、男子もやたらに可愛く思えたので、魅力倍音☆もちろん、いつもどおり、浅川千絵を観ているだけでも楽しす♪

ネタバレBOX

ごめん、いま、柿よりも面白いわ。内緒だけど♪
花のゆりかご、星の雨

花のゆりかご、星の雨

時間堂

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/06/02 (火) ~ 2009/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★

この雨は冷たくなく、このゆりかごは母のように優しい
いつもは、効果音のある芝居はほんとに苦手だったりするのだけど、生音だと、丁寧に作られた舞台だとこんなに楽しいのねと、全身が喜ぶ♪ 
それを含めて、今回の役者と演出家の作る濃密な空間は、ほんとに心地いいなあ~
この方向なら、劇団化によって、どんどんよくなる予感も☆

ネタバレBOX

脚本的には、もっと隙がない緻密な感じか、あるいは理解できない部分が多いほうが好みなんだけど(モノの記憶を読み取るぐらいは全然すんなり)、そういう部分をどうこういう芝居ではない、か。
途中、実際の舞台上にはない、紅茶や花の香りが漂ってきたのだから。
あるいは、物語の主軸ではない、ちょっとした台詞や仕草に涙してしまったのだから。

ただ、だからこそ、怒鳴ったりするシーンがなければなあ、なんてことはちょっと思ったりも。ここまで柔らかく優しい時間を作れたのなら、さらに追及して欲しかったような。

ちなみに終演後、劇中に登場したラプサンスーチョン(正露丸の匂いのする紅茶)と赤ワイン(安いほうにハチミツを垂らして!)を飲めたのも満足感、高し♪
さすがに、シャートー・オー・ブリオン’87(劇中と同様に売り値10万円)は頼めなかったけど、もし購入したら、リーデルの手作りのボルドー・グラスとかで飲めたりしたんでしょうか?(こちらはそんなに高くないけど)
ワインのコンディションも含め、ちょっと気になるw
モンキー・チョップ・ブルックナー!!

モンキー・チョップ・ブルックナー!!

アマヤドリ

シアタートラム(東京都)

2009/12/15 (火) ~ 2009/12/23 (水)公演終了

満足度★★★★

まるで、いきなり拉致されて、
どこだかわからない場所へと引っぱり廻されつづけた末に、
最後、望外の温かさに包まれて、けっこう幸せ☆

ネタバレBOX

監禁話からはじまって、同居する三人へと視点が移ったりしつつ、べつの三人が物語を惑乱させ、終盤では「シャイニング」的、あるいは監禁版「富江」みたいな狂気の世界へと連れていかれるんだけど、関係性という枷に閉じ込められ縛られることが逆に温かい人間同士の繋がりへと転化するラストシーンが心地よくて。

終わってみれば、不自由な制約のなかでボールを繋いでいくハンドボールの絡みも効果的で、
その流れでいうと、アクシデントがあったとあえて前説で語られる車椅子の使用も、
なにかに囚われる物語をしっかりと補強していたと思うんだけど、
作・演出・主宰が、その偶然性に抵抗感があったみたいなのは、
じつはちょっと残念だったりも。
おそらくは理想の同居人三人のアンサンブルが公演前半にはあったのだろうと推測できるのだけど、それでも、もっとすべてを観客に委ねてくれてもいいのに、とは思ったなあ。
バトゥータ BATTUTA

バトゥータ BATTUTA

朝日新聞社

木場公園内ジンガロ特設シアター(東京都)

2009/01/24 (土) ~ 2009/03/26 (木)公演終了

満足度★★★★

調教の技術に見惚れる
開演前、円形舞台の中央で、馬たちが繋がれもしないで佇んでいる姿を観ただけで、泣いてしまいそうだった。
闘争心に溢れる競走馬とは種類自体が違うとはいえ、基本的には繊細で憶病な馬たちが、1800人もの客入れの最中、ほとんど身動ぎもしないでいるというのは脅威的なこと。

その調教や馴致の技術の高さへ敬意を持てるかどうかで、高額チケットの満足度はかなり違ってくるかもしれない。

ちなみに、以前は「騎馬オペラ」と謳っていたと思うんだけど、今回は「騎馬スペクタル」。アート色の強いサーカスといった印象だった。

クロウズ

クロウズ

スロウライダー

新宿シアタートップス(東京都)

2009/02/07 (土) ~ 2009/02/15 (日)公演終了

満足度★★★★

不満な点はたくさんあるのだけれど、
それを補って余りある“思い”の強さに圧倒された。解散してしまう、劇中の言葉を借りれば「滅びゆく」スロウライダー8年間の時間の詰まった、山中隆次郎の叫びにも似た“思い”に。途中から、ずっと泣きながら観てしまったよ…。

ネタバレBOX

序盤、正調なホラー映画、というかリビングデッドものとしてはじまるも、
登場人物たちが逃げこむ山荘は舞台の奥に狭い空間しか占めておらず、
メインのアクト・スペースはその前庭という状況で、
どうやって物語を紡いでいくのか、いけるのか、なんだか心配にもなったんだけど、
すべては杞憂。

ああ、ゾンビ側を描くのね。
しかも、とても人間的で、のほほんと脱力した雰囲気で。
これが明らかになるところの音楽の使い方とか、上手すぎだよ!

あと、その直前、
人ならぬ動く屍に対して「ワタナベ!」と人間ながらゾンビ支援者のウロコが悲痛に叫ぶシーンで、早くもグッとくる。
その一言で、人間とゾンビの共存を問う内容(←好み♪)だと瞬時に伝わってきたから。
そして彼らゾンビは、ゾンビとしての生存本能すら抑え、あえて人間を喰らわない、という掟を作り、それを頑なに守ろうとし、そのためには滅亡すらも甘受し必至に耐えようとする、なんて設定も素敵すぎ。

しかも、芸術家村を作るゾンビ、なんて展開も痺れる。
すでに死者であるがゆえに不死の彼らは、満足のいく作品ができたら、消滅してもいいと誓うんだよねぇ…。
いやあ、こんなにも優しく切なく気高いゾンビはみたことないよ!

でもって、なんかそのあたりから、差別とかの話から、
前作『トカゲを釣る‐改‐』と同様に、作・演出の山中隆次郎の創作活動への思いみたいなものが前面にでてきて。
なにしろ、スロウライダーはこの公演を最後に解散してしまうわけで、そりゃあ、“思い”が溢れてくるのは当然で。

なんてことを勝手に読み取り、同調していたので、ずっと泣きながら観ていたわけです、はい。

もちろん、作品としては、虚構性の強い内容な分だけ、もっと観客が疑問に思って立ち止まってしまいがちな部分をしっかりと脚本的に潰しておかなければならなかったとは思うし、どの役者にもちゃんと見せ場を作るという劇団主宰的な配慮なんか捨てて、もっと、サトルとミツ、あるいはサトルとウロコに集約した物語をみせてくれれば良かったのに、なんて不満もあるのだけど。

実際、サトル役の池田ヒロユキの立ち位置があまりに素晴らしくて、もっと彼中心でこの世界を観たかったなあ。
しかし一方では、小狡い人間である河島役を飄々と演じた中川智明の演技も大好きなんで、もっと出番が多くてもよかったとかも思ってたりしますが(笑)。
MY NAME IS I LOVE YOU

MY NAME IS I LOVE YOU

快快

5TANDA SONIC(東京都)

2009/03/07 (土) ~ 2009/03/08 (日)公演終了

満足度★★★★

はじまりの前のはじまりから魅力的
まだ桜の季節の喧噪からはほど遠い目黒川沿いの、ビル街の一角にあるGOTANDA SONICの前の暗がりには、開場前というのにけっこうな人だかりが。おそらく、限りある当日券を求める人も多かったのだろう。はじめて訪れた場所だけに、入口すらどこかわからないまま、予約していたチケットを受け取り、列に並んで待っていると、すぐにガラガラガラと音を立ててシャッターが上がりだし、ようやく会場内の様子が判明。奥にはライトに照らしだされたステージが、それまでの夜闇との対比もあり、皓々とまぶしく輝き期待感を煽る。開場しただけだというのに、けっこう昂揚。一方、手前の入口横のウインドウには、ハート型に折られた無数のパンフレットがクリップで止められ愛らしく貼りつけられ、場合によってはドリンク券がなかに封入されていると告げられながら、観客はそのなかから一枚撰びとりながら入場。もう、それだけで楽しい♥

あらためて、舞台のうえの作品だけが快快の魅力ではないと痛感。なので、あえて野暮な劇評めいたことは省いてしまうのもあり、だよね?

ボーイ・ミーツ・ガール

ボーイ・ミーツ・ガール

ロロ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2009/06/25 (木) ~ 2009/06/28 (日)公演終了

満足度★★★★

いま観たい演劇はこういうの♪
滑りまくる床面のうえの役者たちの姿に、滑稽さではなく、愛おしさを感じてしまった。
実際に目に映っている舞台よりも、脳内でのほうが、さらに美しさや切なさが増していく…。

想像力に溢れた、魅力的な時間でした☆

図書館的人生vol.2 盾と矛

図書館的人生vol.2 盾と矛

イキウメ

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2008/10/24 (金) ~ 2008/11/03 (月)公演終了

満足度★★★★

じつは、
前川知大さんて、脚本だけでなく演出もいいんですよね。
とくに、暗転に痺れます。

一人オリンピック~千の仮面をもつ女

一人オリンピック~千の仮面をもつ女

高木珠里ひとり芝居

リトルモア地下(東京都)

2009/06/18 (木) ~ 2009/06/29 (月)公演終了

満足度★★★★

演劇っていいなあ~
と、あらためて思いました。ひさびさの体育座り観劇だったのに、途中からはまるで気にならず、もっともっと観ていたくもなってしまったし、ね。

いっぱいエネルギーを頂けた感じ☆

LOVE

LOVE

ロロ

王子小劇場(東京都)

2010/01/01 (金) ~ 2010/01/04 (月)公演終了

満足度★★★★

もう一回観たい!
楽日にいっておいて、なんなんですけど(笑)。

ネタバレBOX

じつは、大晦日のプレビュー公演も拝見していて、
二度目にしてようやく、盛り沢山な情報を消化して、ゆっくり咀嚼して楽しめたので、つぎはもっと、なんてことも思ったのです。
おまえは牛なの?(笑)

もちろん、アイコと幸治の初・電飾LOVEシーンがぐっと良くなっていて、それ以降はみっつの物語がうまく重なって感じられるようになってた、なんてこともあるんだけどね。
EKKKYO-!(公演終了!次回3月[家族の証明∴]は1/30より発売)

EKKKYO-!(公演終了!次回3月[家族の証明∴]は1/30より発売)

冨士山アネット

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2010/01/14 (木) ~ 2010/01/17 (日)公演終了

満足度★★★★

主宰の冨士山アネットが、
なんだかアウェイになっていて可笑しい。それだけ、他の5団体が重なりあっていた、ということでもあるんだけど。気楽に、積極的に楽しもうとすればするだけ楽しめるイベントになっているんじゃないかなあ。

昆虫大戦争

昆虫大戦争

こゆび侍

RAFT(東京都)

2010/03/05 (金) ~ 2010/03/08 (月)公演終了

満足度★★★★

祈りたくなるような時代感
あたかも防空壕や核シェルターのなかであるかのような、暗い、舞台装置のなにもない空間だからこそ、成島秀和の詩情に満ちた台詞は効力を発揮していたように思う。
まるで祈るように、他が顧みない家畜の糞を食糧とすべく丸めて転がしつづけ、採取され、やはり祈るような姿で標本にされてしまうフンコロガシの世界に、いまの二十代の心情が重なっているような気もした。

ネタバレBOX

ちなみに、同名映画はこちら。
初代『ゴジラ』すら彷彿とさせる、壮大で骨太な「マンモス巨編」な模様w
http://www.youtube.com/watch?v=RY0WA0wemrY

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