八百長デスマッチ/いきなりベッドシーン
柿喰う客
タイニイアリス(東京都)
2010/04/15 (木) ~ 2010/04/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
再見
初日に比べて、役者の解像度が高まっただけでなく、なにより照明の造形力が格段に増したことで、まるで密度が違う作品に。とくに「八百長デスマッチ」は、ふたりの声の重なり方がより音楽的になっていて、おなじ小屋とは思えないほど気持ちよい響きに変容していたのが、嬉しい。
バットシェバ舞踊団『MAX マックス』
彩の国さいたま芸術劇場
彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)
2010/04/15 (木) ~ 2010/04/17 (土)公演終了
八百長デスマッチ/いきなりベッドシーン
柿喰う客
タイニイアリス(東京都)
2010/04/15 (木) ~ 2010/04/18 (日)公演終了
濃縮された、柿、本来の味
それが甘いのか渋いのかはさておき、柿喰う客の俳優は、中屋敷法仁の演出で舞台に立つときにもっとも魅力を最大に放射するのだと、あらためて体感。つねにいまあるために、過去があったのだろう、とすら錯覚するほどに。
そして、初日ゆえ、まだ渋味が残っていたようにも思えたけれど、これからどう完熟するのか、想像するだけでちょっと幸福、ではなくて口福。
銀幕迷宮 -キネマラビリンス-
d’Theater
明石スタジオ(東京都)
2010/03/17 (水) ~ 2010/03/22 (月)公演終了
なつかしい…。
こんなにわかりやすい話だったっけ? と、驚く。
そして、かつて自分が芝居をどう楽しんでかを少し思い出し、懐かしさとともに、気恥ずかしさも。
あー、どきどきしてたんだよなあ。
で、年を経ての今回の感想は客観的に。
ほぼ、丸山厚人のひとり芝居、でした。
身ひとつ
リトルモア地下
リトルモア地下(東京都)
2010/03/12 (金) ~ 2010/03/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
さながら舞踏浴?
途中で、なぜか目の疲れ・肩の凝り・腰の痛みなどが急に消えてしまう。比喩ではなく。さらに、全身の血液も新しく替わったかのような気分にも。
たとえるなら、美味しい野菜料理をたくさん食べて、ゆっくり睡眠とって、爽やかな朝陽をたっぷり浴びた感じ?
ああ、いったい、どんな魔術なんだろう…。
すごい体験でした!
スピードの中身
中野成樹+フランケンズ
三渓園(神奈川県)
2010/03/13 (土) ~ 2010/03/14 (日)公演終了
満足度★★★★
緩急絶妙
ひさしぶりの三渓園をゆったり散策してから、スピード溢れる芝居を堪能。緩急絶妙ないい組み合わせ♪ ほんとに気持ちのよい庭園なんだけど、かなり不便でなかなか訪れられなかったから嬉しい。今度は花菖蒲や紅葉の季節にもぜひ! 経験値をあげたいのでw
月並みなはなし[2010]
時間堂
座・高円寺2(東京都)
2010/03/11 (木) ~ 2010/03/14 (日)公演終了
満足度★★★★
月の引力、あるいは魔力
べつに月に憧れがあるわけでもないのに、全身にたゆたう七割の水分が激しく登場人物たちに惹かれていく。まるで月による潮の満ち引きのように、強引に。
だからきっと、月に行きたい理由なんかはどうでもよくて、翻弄され揺らぎつづける彼ら、彼女たちとしばしおなじ時を過ごせるだけで心地良いのだろう。稀薄にみえて、じつは海のように深い繋がりを感じられるから。
Y時のはなし 【Vacant公演終了!Y時は次 5月に山口県YCAMとシンガポールにいきます!!!YCAM公演チケットは4月3日より発売!!!山口で会いましょう~~ぜひ】
快快
Vacant(東京都)
2010/03/04 (木) ~ 2010/03/06 (土)公演終了
満足度★★★★
溢れかえる遊び心!
まるで、ティム・バートンを彷彿とさせるような楽しさ。だから、切なくもあり。そして、子どもに超お薦め! だと思ったんだけど、親子で観た人の感想が知りたいなあ~
『LOVE 2010 Yokohama ver.』
東京デスロック
STスポット(神奈川県)
2010/03/05 (金) ~ 2010/03/07 (日)公演終了
満足度★★★★
深化であり、進化
2009年版の『LOVE』の冒頭からは、『2001年宇宙の旅』を感じた。猿から人間への進化。映画では道具だったけど、舞台では言葉の発見を描いていたような気がする。
VACUUM ZONE
Dance Company BABY-Q
シアタートラム(東京都)
2010/03/05 (金) ~ 2010/03/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
魂が共鳴するような、圧倒的な舞台
じつは当日パンフも読まないまま舞台を観たので、ほとんどまるで知らなかったのだけど、途中、ダンスだけで、この場所で彼女が事故にあったことが伝わってきた。たぶん奈落に落ちたのだろう、ということまで。そして、そこからの再起。さまざまな虚飾から逃れ、いま、ふたたび踊れていることの喜びが溢れだす。それだけで幸せだと。
二度目のカーテンコールのときに、彼女は奈落に向かって手を合わせる。まるで、その事故があったから、いまの踊りに辿り着いたと、ふかく感謝するかのように。
恋2 【満員御礼!ありがとうございました!】
ろりえ
王子小劇場(東京都)
2010/03/03 (水) ~ 2010/03/07 (日)公演終了
梅舟惟永を観にいって、
最後、彼女が走ったり踊ったりする魅力的な姿を堪能。
いや、もちろん、坂口辰平の胸きゅんな台詞とか、深谷由梨香の「しこり」とか見所はたくさんあるんだけどねw
昆虫大戦争
こゆび侍
RAFT(東京都)
2010/03/05 (金) ~ 2010/03/08 (月)公演終了
満足度★★★★
祈りたくなるような時代感
あたかも防空壕や核シェルターのなかであるかのような、暗い、舞台装置のなにもない空間だからこそ、成島秀和の詩情に満ちた台詞は効力を発揮していたように思う。
まるで祈るように、他が顧みない家畜の糞を食糧とすべく丸めて転がしつづけ、採取され、やはり祈るような姿で標本にされてしまうフンコロガシの世界に、いまの二十代の心情が重なっているような気もした。
ビリビリHAPPY
突劇金魚
こまばアゴラ劇場(東京都)
2010/02/23 (火) ~ 2010/02/24 (水)公演終了
衣裳、可愛すぎ♪
とくに、不思議生物たちのが。あと、スミ子(七味まゆ味)とアラタ(片岡百萬両)のシーン、舞台美術と照明でまるで糸杉の森のような美しさ。ちょっとゴッホ☆
リベンジャーズ・トラジディ
ナカゴー
王子小劇場(東京都)
2010/02/17 (水) ~ 2010/02/21 (日)公演終了
怒濤の展開
なんか、映画『フロム・ダスク・ティル・ドーン』を思い出した、なんてテキトーなこといっても許されそうな感じだった(笑)。えっと、演劇ってなんだろうとか、いろいろと揺らぎます。
あと、今村圭佑の怪演は素敵すぎ☆ しかも、亜矢乃とふたり並んで立っていた姿はすでにアート、かと。
3000年前のかっこいいダンゴムシ
福島県立いわき総合高等学校
アトリエヘリコプター(東京都)
2010/02/17 (水) ~ 2010/02/21 (日)公演終了
満足度★★★★
きっと、想像と違うと思う
いやあ、高校生すごいんです。でも、そのすごさはきっと、多くの人が想像するものとは違うはず。ほんと、観ないとわからないんじゃないかなあ。ぜひ、体感してください!
H・アール・カオス×大友直人×東京シティ・フィル
H・アール・カオス
東京文化会館 大ホール(東京都)
2010/01/30 (土) ~ 2010/01/30 (土)公演終了
たゆたう、もえる
マームとジプシー
こまばアゴラ劇場(東京都)
2010/02/13 (土) ~ 2010/02/16 (火)公演終了
大悟のひとり芝居
ロロ
新宿駅から約40分の劇場(東京都)
2010/02/13 (土) ~ 2010/02/13 (土)公演終了
青
reset-N
ザ・スズナリ(東京都)
2010/02/10 (水) ~ 2010/02/14 (日)公演終了
『F』
青年団リンク 二騎の会
こまばアゴラ劇場(東京都)
2010/01/29 (金) ~ 2010/02/07 (日)公演終了