満足度★★★★
月の引力、あるいは魔力べつに月に憧れがあるわけでもないのに、全身にたゆたう七割の水分が激しく登場人物たちに惹かれていく。まるで月による潮の満ち引きのように、強引に。だからきっと、月に行きたい理由なんかはどうでもよくて、翻弄され揺らぎつづける彼ら、彼女たちとしばしおなじ時を過ごせるだけで心地良いのだろう。稀薄にみえて、じつは海のように深い繋がりを感じられるから。
0
2010/03/13 02:42
このページのQRコードです。
拡大