hibikeの観てきた!クチコミ一覧

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聖地

聖地

さいたまゴールド・シアター

彩の国さいたま芸術劇場 小ホール(埼玉県)

2010/09/14 (火) ~ 2010/09/26 (日)公演終了

満足度★★★

上演時間 3時間20分!
途中休憩あるが、
3時間超って、出演しているおじいちゃん、おばあちゃんを殺す気か(笑)

松井周さんの過去の作品観たことがあったので
どんだけ前衛的・無茶苦茶になるかと期待していったが、
意外にしっかり物語になっていました。

ただ、40人超の登場人物をうまくさばききれたおらず
無駄な登場人物・シーンがあったようにも感じた。
松井さん外部に書き下ろすのも初めてだし、
こんな多い人数の戯曲書くのも初めてだろうからしょうがないのかな?


でも
このさいたまゴールド・シアターは面白い!
平均年齢71歳のメンバーが舞台に打ち込む姿はひたすら熱い!
これからも追いかけるつもり。

中央の座席をつぶして舞台にしているので
どの席からでも観やすいですよ。

表に出ろいっ!

表に出ろいっ!

NODA・MAP

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2010/09/05 (日) ~ 2010/09/28 (火)公演終了

満足度★★★

今年で55歳になる2人がはじけてた!
演劇界と歌舞伎界の超大物同士の共演。しかも夫婦役
確かに笑いの多い舞台だったし、
普段ではありえないハイテンションな演技で
特に勘三郎さんファンには、間近で観れるしうれしい舞台だっただろう。

でも、これを単純に「大満足」とは評価できない自分がいる。

ネタバレBOX

ある意味、前作の『ザ・キャラクター』と対の作品ようにも感じた。
(内容的にもリンクする部分が多々ある)
あの『ザ・キャラクター』の終盤の濃さ、重さに比べると
真逆、まさに番外編というべきドタバタ劇。

この舞台は
野田さんと勘三郎さんが出演しているからこそ成立している舞台であり、
笑いも
この二人がやっているからこそ起きている笑いが大部分だったように感じた。
(野田さんもそのつもりで書いたんだとは思うが)

そういった部分で物語にしても人物の設定等にしても、かなり弱いと思う。
仮に同じ内容で若手の小さい劇団が上演したら
まずこんなに笑いは起きないだろう。


否定的な事も書いたが
ファン(特に勘三郎さんの)に
喜んでもらう舞台としては大成功だったと思う。
だが、作演出:野田秀樹なのだから
笑いも取りながら、もう一段作品を高み持っていけなかったかと感じる。
これ、期待しすぎかな?

共演の黒木華さん、2人に食らいついていくような演技で良かった。
2001年-2010年宇宙の旅

2001年-2010年宇宙の旅

東京デスロック

富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ 水の広場特設野外ステージ(埼玉県)

2010/08/04 (水) ~ 2010/08/08 (日)公演終了

満足度★★★

会場が面白い
まず、会場が面白い。普通のホールは使わず
庭の水の広場に特設野外ステージを設置!

近代的な「キラリ☆ふじみ」の建物(見ようによっては宇宙船に見えなくもない)
そして、周りの風景、空気、音等もすべて劇中に取り込む荒業!


舞台の内容としては
あのキューブリックの「2001年宇宙の旅」風に始まり
この10年間の劇団東京デスロック(主に夏目慎也の歴史)、世界の動きなどを
単語やその時々の言葉で振りかえて行くような感じ。

この日のゲストが
小学生のきう(きゅう?)くんだったこともあり
全体としてかなり怠慢な部分も多かった。


この公演
どこまでが演出でどこからがハプニングなのか
境界線がよくわからん。終盤絶妙のタイミングで強風が吹いたのは驚いた。

ガラパゴス

ガラパゴス

少年王者舘

ザ・スズナリ(東京都)

2010/08/19 (木) ~ 2010/08/24 (火)公演終了

満足度★★

やはり、舞台で立ち見はつらい
まさにアングラ演劇! まさにわけわからん!
物語としては、長崎のいろいろな時代を
断片的につないだような作りで、ストーリーはあってないようなもの。
雰囲気は唐十郎に近い?
客の忍耐を試すような同じ場面の反復&繰り返し、
そして、終盤永遠に続くとも思えた謎の踊り。

この劇団、公演時間短いって聞いてたから立ち見でも
入ったが、1時間40分強キッチリやってるじゃん。
やはり、舞台で立ち見はつらい。

サーフィンUSB

サーフィンUSB

ヨーロッパ企画

本多劇場(東京都)

2010/08/04 (水) ~ 2010/08/15 (日)公演終了

満足度★★

初本多劇場の気負いはまったくなし
ある意味「ゆるさ」が特徴の劇団ですが
正直、今回はゆるすぎというか ウダウダすぎるというか
ストーリーにもう一本筋を通してほしいかったと感じた。

タイトル通り、サーフィンの話でヨーロッパメンバー
水着で水に濡れながら頑張っていた。山脇さん、セクシー。
部分部分では面白い所もあるけど、
全体としては盛り上がりにかけたまま終了みたいな。
いい意味でも悪い意味でも、初本多劇場の気負いはまったくなし。

上田さんアニメ『四畳半神話大系』の脚本とか
頑張り過ぎて疲れたかな?
あの脚本凄くよかったのに~

ネタバレBOX

この日はおまけトークもあって
石田さん、永野さん、中川さん、土佐さんが登場して
今回の作品での好きなシーンや 思い出などを話していた。

・劇中、みんな水着なので謎の生傷が絶えない
・今回の舞台の為にみんなでサーフィン教室いったり、汚い川で泳いだ
・やはり、ハンバーガーの件は長過ぎんんじゃないのか?
・中川さん、土佐さんは、役の為に筋トレで体作ってきた
・酒井さんの落下シーンは名人芸の域
 →酒井さん登場して、細かく解説しながら2回実演落下

だいたい、こんな感じ。
いろいろと裏話聞けて面白かったです!
ザ・キャラクター

ザ・キャラクター

NODA・MAP

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2010/06/20 (日) ~ 2010/08/08 (日)公演終了

満足度★★★★

2回目!
1回目の観劇の時と180度とまでとはいかないが
だいぶ感想が変わりました。

初日に観たときは
あの事件をかなり再現した後半部分から受けた
インパクト(嫌悪感みたいなもの)で、カーテンコールの拍手も
そこそこに劇場を出た記憶があるが

今回は
一度観ているので、ストーリーも分かっているので
心の準備ができ、
物語の重層的構造や言葉遊びなどもより楽しめた。
前回は、前半と後半で雰囲気がかなり変わるように感じたが
今回は全体として、流れが自然でスムーズに感じた。

初日は、宮沢りえさん以外はまだ硬さが残る感があったけど
さすがに1ヶ月もやっていると、他の人も良くなっていて
橋爪さん特によかった!もちろん、宮沢りえさんも。


『パイパー』も2回観たが、感想が大きく変わることはなかったが
今回は1回目と2回目で印象がだいぶ変わった。
作品としては『パイパー』より上だと思う。

ただ、他の人の感想を読む限り
多くの人がどうしても(1回目の自分と同じように)
あの事件の部分に目が行きがちになっているように思う。

なので
野田さんがあそこまで具体的で「あの事件」を盛り込んだのは
やり過ぎだったのでは?と思う。
他のいい部分もあのインパクトに隠れてしまって伝わらないのでは
非常にもったいない。


すでに観た人も2回目観に行くと
単純に作品として楽しむことができるかも。
ただ、残り公演数少ないし、チケット完売だし高い。
当日券は全公演あるらしいが。。。

台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき

台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき

維新派

犬島アートプロジェクト内・野外特設劇場(岡山県)

2010/07/20 (火) ~ 2010/08/01 (日)公演終了

満足度★★★★

犬島!!
今回の公演に関して言えば
あれだけの野外劇場を丸太で1から作り上げ、
その劇場前に屋台村を出現させ
犬島という島、自然、天候なども、1つの舞台として取り込み
あの空間を創り上げた
維新派の方々は本当に凄い!
(こんなこと、他の劇団では絶対にできない!)

あの野外劇場に音楽(内橋和久さん)が流れるだけで鳥肌もの!


だが、
肝心の作品はやや難解で
維新派を初めて観た びわ湖湖畔の「呼吸機械」ほどのインパクトはなかったかな。

ネタバレBOX

ストーリーだが
通して一つの物語という訳ではなく
20世紀 アジア各地に散らばった日本人移民のエピソード・物語が
断片的&重層的に出てくる。

後半でそれらが
1つの流れとして集まり、現代へとつながるという
構成になっていた。(たぶん)

いろいろな所や人に話が飛び、
(それも狙いなのだと思うが)
どうも焦点が絞りにくく分かりづらい。特に前半。

単純に派手にやればいいとは思わないが
「呼吸機械」で感じたような
息をのむこの世のものとは思えないような演出も少なかった気がする。
元気で行こう絶望するな、では失敬。

元気で行こう絶望するな、では失敬。

パラドックス定数

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2010/06/25 (金) ~ 2010/07/04 (日)公演終了

満足度★★★★

意欲作
今回の舞台は、野木萌葱さんかなり冒険したなと思う。
出演者は、いつものメンバーの約4倍? 総勢20人。
オープニングからしてかなり今までのイメージと真逆だし
全体として、いつもとは違う「元気!」な印象を受けた。

太宰治をモチーフにした舞台で
男子高校が舞台。でも、太宰治の学生時代を描くわけではなく、全員が太宰らしい。
なんか、太宰治について知っていればもっと面白かったのかも。
あと、それぞれしっかりキャラクター書き分けてあるが
20人もいると、いまひとつそれぞれの性格や人間関係がつかみづらい。

うーん、次回公演がこれを受けてどうなるか
楽しみでもあり、ちょっと心配。

2番目、或いは3番目

2番目、或いは3番目

ナイロン100℃

本多劇場(東京都)

2010/06/21 (月) ~ 2010/07/19 (月)公演終了

満足度★★★

不条理なりの説得力というかパワーが欲しかった
今回、
「差別とエゴ」をテーマに書くということで爆発を期待してたんだけど
休憩込みで3時間20分と長いだけで結局なんだったんだろう?って感じ。

確かにやりとりは面白くて笑わせてもらったし
飽きはしないが
どうもストーリー自体にいまひとつ力がない。
「差別とエゴ」も盛り込まれてはいたけど
物語を引っ張っていくほどのインパクトはなし。
(単に自分が気付かなかっただけかも)

不条理ものだけど
不条理なりの説得力というかパワーが欲しかった。

そこまでつまらなくはなかったが、
期待していただけにガッカリ度は大きい。

あと、やはりナイロンメンバーは演技うまい。

ザ・キャラクター

ザ・キャラクター

NODA・MAP

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2010/06/20 (日) ~ 2010/08/08 (日)公演終了

満足度★★★★

初日! 宮沢りえさん凄い!
公演時間、休憩なしの2時間10分。以下ネタばれで。

ネタバレBOX

まず
今まで見た野田作品の中では、1番重苦しかったです。
見終わった後のしばらく、気分が重かったです。

前半は、町の小さな書道教室とギリシア神話の世界を絡めて
結構笑い起きてたし、なんかビデオ観た「夢の遊眠社」みたい。

で後半は 重苦しく、時間が流れるのが遅く感じる。
公演時間休憩なしの2時間10分だが、体感的には3時間くらいにも思えた。
これは、野田さんの演出の力もあるし
役者の人たちの演技による所もあると思う。
特に宮沢りえさん!やっぱりこの人凄い!
初日なのに一人だけ完成形みたいな。

でも、
今回のストーリー、なんかなあ。。。
物語の核心部分がもろあの話なんだもん。
野田さんがここまで具体的に実際の事柄を作品に盛り込んだ事って
あったのかな?
誰もが知ってる事件でこれまで映画やら小説やら
いろいろな形で取り上げられている題材。
きっと野田さんだから何かしらの意図があったと思うが
正直「いまさら」という感じもなくはない。

舞台装置は
書道ということで、紙と筆と墨などを使って面白かった。
さらに動いたり変化するのかと思ったら、意外にそのまま。


全体としての感想は
後半あれだけ緊張感つくれるのはさすがと思うが
突き抜けるほど何かはなかった。(うまく表現できないが)
電車は血で走る(再演)

電車は血で走る(再演)

劇団鹿殺し

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2010/06/18 (金) ~ 2010/07/04 (日)公演終了

満足度★★★

入り込めるかどうかがポイント
この劇団観るの2回目(前回は『ベルゼブブ兄弟』)
演出のチョビさんのメッセージ↓にグッと来たのと
この前見たカフカの「変身」での丸尾さん良かったので 行ってきました。
http://shika564.com/densha/message.html

こういう舞台は
ある種異常な雰囲気に同化できるかが
重要なポイントになるが
正直最後までいま1つ入りこめなかった。

ストーリー自体は結構面白いし、
劇団のエピソードなどもうまく取り込んでいるみたいだが
あの矢継ぎ早な展開にどうもついていけない。
あと、この回はマイクの調子が悪かったこともあって
セリフが聞き取りづらい部分が多かった。

ネタバレBOX

蒲田行進曲の全然落ちてない
階段落ちはうけた。
「ヒッキー・カンクーントルネード」の旅 2010

「ヒッキー・カンクーントルネード」の旅 2010

ハイバイ

アトリエヘリコプター(東京都)

2010/05/16 (日) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

満足度★★★

経験組鑑賞
去年、ハイバイでやった「て」も岩井さんの実体験を元にした作品で
傑作だったが、それに比べると。。。

確かに笑える所も多くて面白いけど
岩井さん自身で自分の役を自ら演じていることへの違和感なのかな?
どうもいま1つ話に入っていけなかった。
「て」では家族間に流れる微妙な空気が観ててたまらなく面白かったが、
今回はそういうのをあんま感じなかった。

次回に期待というか
前売り券買っていたで初めて組もう一回観にいく予定。

2人の夫とわたしの事情

2人の夫とわたしの事情

シス・カンパニー

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2010/04/17 (土) ~ 2010/05/16 (日)公演終了

満足度★★★

これで9000円は高いなー
ケラさんの舞台好きだから
最近は欠かさずに観ているし、今回もキャスト豪華で魅力的なので
高いチケット代払って行ってきました。

確かに舞台美術も豪華だし、
役者さんも主役の3人も脇を固める人たちも良かった。
特に段田さん、いいなあー。 さすが元・夢の遊眠社!

話も笑いどころ多いんだけど
いつものケラさんの舞台に比べると
クセがないというか、毒が足りない気が。。。
原作が別の人だから当然といえば当然だけど。

『ムサシ』 ロンドン・NYバージョン

『ムサシ』 ロンドン・NYバージョン

彩の国さいたま芸術劇場

彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)

2010/05/15 (土) ~ 2010/06/10 (木)公演終了

満足度★★★

はっきり言ってたいしたことない
井上ひさし氏追悼ムードがあるけど
あえてはっきり言うと
この作品たいしたことない

今まで観た井上さんの舞台の中でたぶん一番つまらん。
話は巌流島の後日談、小次郎が生きていたという設定で
意外に地味な話。

蜷川さんの演出が合ってないのか、基本的に喜劇なのにテンポが悪く
無駄に長い。
話自体もそんなに面白くないというか、井上作品にしてはキレがない。
メッセージもなんか弱いし。

出演者も 主役級の人たちがズラリと揃っているが
特筆してよかったのは、白石加代子さんあたりかな?
藤原くんなんかセリフが聞き取りづらかった。

プランクトンの踊り場

プランクトンの踊り場

イキウメ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/05/08 (土) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

今年みた舞台の中では現時点で1番かな?
平日なのに、会場満員!
当日券・補助席でギリギリ観れました。

前川知大さんの作風は
日常と隣合わせの非日常というか異空間 みたいな感じ。
ありえない設定だが、物語が進むにつれて
それを信じさせる説得力がある。


後半の日程まだ席あるみたいだけど、これは埋まるな。
観たい人は早めに取った方がいいかも。


安井順平さん
本職はお笑い芸人だが演技良かった。

ネタバレBOX

あえて言えば
プロローグ・エピローグ部分はいらないかも。
武蔵小金井四谷怪談

武蔵小金井四谷怪談

青年団リンク 口語で古典

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/04/17 (土) ~ 2010/04/29 (木)公演終了

満足度★★★★

「落語 男の旅 大阪編」の方が面白かったかな?
今回2本立ては「武蔵小金井四谷怪談」「落語 男の旅 大阪編」
どちらも、岩井さん独特の下手さ加減
(役者の人にはわざと上手じゃなくやってもらっているらしい)
「落語 男の旅 大阪編」の方が面白かったかな?

「武蔵小金井四谷怪談」
四谷怪談を基にした?物語。

「落語 男の旅 大阪編」
こちらは、岩井さんが大阪の風俗街「飛田新地」に行った時の
体験を基にした落語風の演出。

この日のアフタートークは
岩井秀人さん × 本広克行監督。
本広監督、この公演の感想を求められ、ちょっと困ってた。
監督、映画「踊る大捜査線」関連で忙しいのに
こんな所にいていいのかな? & アフタートークで「踊る~」の話題はまったく出ず。
客席には、志賀廣太郎さんもいて、ミニ「曲がれスプーン」だった。

夢の裂け目

夢の裂け目

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2010/04/08 (木) ~ 2010/04/28 (水)公演終了

満足度★★★★

当日券で
元々行こうかどうか迷ってて
井上ひさしさん死去のニュースを聞いて
やっぱり観ときたいなと思って当日券で行ってきました。

出演者も、多少地味だが豪華な(←矛盾してるな)メンバー。

今回もお得意の生演奏の音楽劇スタイル。
4人編成の楽団の演奏いい感じ。
ミュージカル苦手だが、井上さんの舞台は
セリフも聞き取りやすくて、好き。

話は太平洋戦争の責任は
A級戦犯だけでなく、庶民にもあるんじゃないか
という重い内容だが、
笑いも交え疲れずに観れた。

これまで見た井上作品の中で
特筆して面白かったというわけではないが、
最後の方の木場さんのセリフ等
考え感じさせる良作でした。

劇団Beポンキッキ

劇団Beポンキッキ

フジテレビジョン

めぐろパーシモンホール(東京都)

2010/05/01 (土) ~ 2010/05/05 (水)公演終了

満足度

子ども向けとはいえ、これは酷い!
元々は
個人的に好きなギンギラ太陽’sという劇団の
大塚ムネトさんが演出・出演する予定だったが
体調を崩し降板。
スタッフリストを見る限り、ムネトさんもギンギラも関わっていないよう。

7つの短い話のオムニバスだったが
が~まるちょばの持ちネタ以外は、救いようがないくらい壊滅的!
これは、大人も子どももおそろしく退屈、
テンポ悪く、なんかチャチ、そもそも物語がまったく面白くない。

がーまるちょばの時は、子どもも集中してよく見てた。
やっぱり、子どもでも面白い面白くないはしっかり分かるんだよね。

☆1つはがーまるちょばの分。

かたりの椅子

かたりの椅子

ニ兎社

世田谷パブリックシアター(東京都)

2010/04/02 (金) ~ 2010/04/18 (日)公演終了

満足度★★★

もっと話を絞った方が。。。
芸術に関わる「天下り」「お役所仕事」の問題点を描いた意欲作だが、
いかんせん、話・問題の焦点が見えず
周りの人間に翻弄される主人公と同じく、物語自体も迷走気味に感じた。
(←もしかすると、それを狙った演出かも)

役者の人はみな上手なだけに
展開の少なさと上演時間の長さがもったいない。


「歌わせたい男たち」は傑作だったから
期待してたんだけどな。

遊園地3兄弟の大冒険

遊園地3兄弟の大冒険

ギンギラ太陽's

シアターGロッソ(東京都)

2010/04/09 (金) ~ 2010/04/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

「ごめんなさい企画」
今日予定されていた公演が、作・演出・出演・主宰の大塚ムネトさんの健康上の問題で
7月に延期になったので、それに対する「ごめんね企画」。
公演チケットに関係なく、入場料無料!

内容は秘蔵映像公開とあったが
商品化されてない過去公演「チョコレーツ・オブ・チロリアン」の上映会。

ここの劇団、物などを擬人化した舞台を作るが
タイトルどおり「チロルチョコ」のお話。

被りモノしている関係で
パッと見ふざけているようにも感じるが
大いに笑わせ最後はホロリとさせる、とてもしっかりした良い物語を作る。
個人的には、劇団☆新感線と被るところもあり、新感線以上に好きかも。
でも本拠地福岡なので、そんなに東京には来ない。


「チョコレーツ・オブ・チロリアン」
2時間強たっぷり観れ、帰りにはステッカーと缶バッチのおみやげまで
もらって大満足→無料のイベントなのに!

この観客に楽しんで帰ってもらおうという姿勢
地元で人気あるはずだ!
7月に順延した公演も楽しみ。

それにしても
Gロッソ、普段は戦隊ショーやってる劇場だけど
後ろZ列まであって、普通に大きい。都内でもでかい方に入るんじゃないかな?

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