えりおの観てきた!クチコミ一覧

221-240件 / 410件中
ロクな死にかた

ロクな死にかた

アマヤドリ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2011/02/03 (木) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

ゲキバカ。
ひょっとこ乱舞といえば、いわゆるちょっとしたブランドなわけですが、そのブランドな舞台を観ることはずっと目標だったわけでして、今回やっとのことで観れたこの達成感はちょっとやそっとのことじゃなく、むしろひょっとなことだなと、なんならひょっとこなことだなと、なんだか気分ホットに感じたのでありました。

ネタバレBOX

そうやってただでさえひょっとこな舞台で気分上々なのに、始まってみればどこかしこの舞台でお目にかかった方々が何名かいらっしゃるものですから、なんだか妙な親近感を覚えてしまい、気分は上々を通り越し、完全にゴーゴー!とひろみっていました。

それはゲキバカの西川氏や伊藤氏、ストロベリーに出ていた大竹嬢だったりするわけですが、ゲキバカの二人が目立ちすぎて、これはひょっとこしてゲキバカの舞台では?と勘違いするほどでした。

ちなみにダンスの振り付け、西川氏がしたのではないでしょうか?

なにしろ舞台はとてもスピーディーで、セリフはどれもオサレで小粋で賢そうで、あっと言う間に終わってしまうくらい超速に面白かったです。
この手のひらに花びらを

この手のひらに花びらを

ZENROCK

d-倉庫(東京都)

2011/02/03 (木) ~ 2011/02/06 (日)公演終了

満足度★★★

旗揚げですもんね。
仕方ないです。
なにしろ旗揚げですから。

旗揚げって難しいですよね。
なんだかそう思いました。

ほぼ満席でしたので、まぁそこは良かったのかなと。

これからの頑張りに期待したいです。

ネタバレBOX

脚本に少々無理があったかもしれないですね。

過疎化が進む東京のある街っていうのがよくわからなかったですし、町長がレジャーランドの建設を辞る権限を持っているところもちょっとちょっと・・・といった感じでした。

結局トオルとワタルは姫達にとってほとんど役に立ってないですし、むしろまさにピンチのさなかに逃げ出す卑怯者にすら見えてしまいました。

他にも気になるところが多々ありましたが、まぁ、くノ一の二人がキレイだったので帳消しな感じです。

d-倉庫って客席に角度があって観やすいですよね。

1時間15程でサクッと終わったところには好感が持てました。ダラダラ続けられる舞台は苦痛です。

次回も頑張ってください!
雨と猫といくつかの嘘.

雨と猫といくつかの嘘.

青☆組

アトリエ春風舎(東京都)

2011/01/30 (日) ~ 2011/02/08 (火)公演終了

満足度★★★★

たぶん・・・
説明に書かれていた様に、これは輪廻転生に絡む話で、僕はその辺りの部分については充分には理解できていないような気がしますが、それでもそれなりに楽しめたのですから、まぁいいかなと、なんだかそう思いました。

ネタバレBOX

ところで青☆組の舞台には食べ物がつきものなのでしょうか。以前観た時は冷や麦、今回はオカキだとか、ビールだとか、ケーキだとか、カップラーメンだとか・・・

それを役者の方々がおいしそうに食べるものですから、僕はもうどうしようもなく空腹を感じ、アフタートークを待たずに劇場を飛び出してしまいました。なにしろ早くオカキをつまみにビールが飲みたいので。

ちなみに韓国ドラマにも必ず食事のシーンが出るのですが、それを思い出しました。まぁ、それはどうでもいい話です。

もうひとつどうでもいい話をすると、青☆組には必ず不倫系の話が出てきますね、なにかトラウマでもあるのでしょうか。

と、
なんだかどうでもいいことに思いを馳せながら70分間、なんとも穏やかないい気持ちで過ごすことができました。

風太郎役の藤川さんがとても良かったです。

彼女、借ります。【ご来場誠にありがとうございました!】

彼女、借ります。【ご来場誠にありがとうございました!】

GENKI Produce

笹塚ファクトリー(東京都)

2011/01/25 (火) ~ 2011/01/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

おもしろかったです。
正直、最初はどうなることかと思いました。
なにしろ髪の毛がもじゃもじゃな頭の大きな冴えないおじさんが主人公だって言うんですから。さらにはその頭の大きな40過ぎの人には彼女もなく、その人がデリバリーヘルスさながらの『レンタル彼女』を頼むだなんて言い出すものですから、ああ、これはとんでもないことになったと、そう思ったのです。

ネタバレBOX

ところが物語は意外に爽やかで笑いに満ちていて、最後はドッキリの様な形で40過ぎのおじさんがやっぱり年相応、見かけ相応な扱いを受けることになるワケですが、そこに悲壮感は無く、なんだかおもしろかったなと、そう純粋に思える作りになっていたのでした。
Dogrunner’s High 千秋楽満員御礼にて終了致しました。ご来場の皆さまありがとうございました!

Dogrunner’s High 千秋楽満員御礼にて終了致しました。ご来場の皆さまありがとうございました!

junkiesista×junkiebros.

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2011/01/25 (火) ~ 2011/01/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしかったです。
いやホント、心底素晴らしかったです。

正直評価するとかどうとかそういったレベルを超えてました。いわゆる劇団四季だとか、なんだったらブロードウェイミュージカルだとか、そんな類いのものでした。

つまりはただもう、すごかったなぁだとか、面白かったなぁだとか、そんなことしか言えない感じです。

ネタバレBOX

とても一体感のある客席で、観客のおば様方がとてもよく笑うものですから、僕も安心して声を出して笑うことができました。

そして、観客のおば様方がとてもよく泣くものですから、僕も安心して涙を流すことができました。

いい経験ができました。

バランスのとれた男性七人で、カッコ良さ、可愛さ、面白さがちょうどいい感じだなと思いました。

そしてなにしろリーダーがすこぶる良かったです。
この人がいい感じで周りを引っ張ってました。
アフターサービス【月1WS開催中!】

アフターサービス【月1WS開催中!】

プロデュースユニット四方八方

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2011/01/20 (木) ~ 2011/01/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

最高でした。
なんだかかなり遅くなりまして、さらには微妙な場所に書き込むことになりまして、なんだか申し訳ない思いでいっぱいです。

すいません。

なにしろすこぶる面白かったです。

ネタバレBOX

昔読んだ星新一のショートショートの中に、死後の世界が現実の世界よりも素敵な場所だったらみんな死んでいく、というような話があったのですが、それを思い出しました。

そういった意味で、今回の物語に出てくるような死後の世界であれば、たぶんみんなそっちに行っちゃうんだろうなと、なんだかそう思いました。

あ、けど、自殺はダメなんでしたね、さてじゃあどうやって行こうか・・・。
(再演)酒と泪と男とオカマ(ご来場ありがとうございました!)

(再演)酒と泪と男とオカマ(ご来場ありがとうございました!)

ザ・プレイボーイズ

OFF OFFシアター(東京都)

2011/01/19 (水) ~ 2011/01/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

結局・・・
男なんてものは、週末の夜なんてのはいつだって酒浸りなわけです。そうしてふと昔を思い出しては涙を流すのです。

と、まぁその辺りの自分週末論はどうでもよく・・・

思い起こしてみれば「酒と泪と男とオカマ」・・・再演ならではの練られた構成、次々に繰り出される回想シーン、僕は飽きることなく舞台へと没頭し、そうすることで物語から多大なる影響を受け、なんだか日本酒でも飲みたくなってしまい、今こうして週末の夜に日本酒を浴びているというわけですから、まぁ、つまりはそういうことなわけです。

ネタバレBOX

さてお芝居はといえば・・・

お父さんはお父さんのくせにお母さんになろうとし、けれど、お父さんはやっぱりお父さんで、オカマだけどお父さんで、けれど次第にきれいに見えてきてしまったのは、きっとお父さんがお母さんとして素敵だったからだと思います。

ところどころのハイテンションなドタバタは、あとから思えば寂しさや悲しさを隠すためのものであったりだとか、もしくは裏返しであったりだとか、なんだかそういったものだったのかな、とそう思いながら、最後にひっそりと泣けたのは、きっと親が子を思う気持ちがどうしようもなく素晴らしいってことを見せつけられたせいかもしれません。

ZARDの「揺れる想い」・・・世代的にドストライクでした。
『OLと魔王』 ご来場ありがとうございました◎さよなら魔王!また会おう!!

『OLと魔王』 ご来場ありがとうございました◎さよなら魔王!また会おう!!

舞台芸術集団 地下空港

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2011/01/19 (水) ~ 2011/01/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

良かったです、かなり。
というか、
これは観なくちゃダメだなと思いました。
そして観て良かったなと。

始まって五分でその不思議な魅力に完全にはまりました。

とても良かったです。

ネタバレBOX

けど、あの最初に風船を割るところ、あれ不要ですね。心臓が弱い人には危険ですし、実際、自分、かなりビビくりまくりました。やめてください。

魔王の人、すごく良かったです。他の人達もみなさん高い能力持ってますね。素晴らしかったです。

音楽の選択や使い方がとても好みな感じでした。

なんだか劇団四季のような完成度の高さを感じました。
アウトロ

アウトロ

ハチビットプラネット

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2011/01/19 (水) ~ 2011/01/23 (日)公演終了

満足度★★★★

ごちそうさまでした。
脚本が良くできた舞台はやっぱりおもしろい。

・・・そう思った。

たぶん脚本ってラーメンで言うところのスープだ。
スープがうまいラーメンに間違いはない。

つまりはそういうことだ。

ネタバレBOX

ヤクザ役の二人がなかなか良かった。
舞台を引き締めていた。

・・・そう思った。

たぶん脚本って役者ってラーメンで言うところの具だ。
うまいメンマやチャーシューはラーメンをより高みへと導いて行く。

つまりはそういうことだ。

美味しくいただいた。
ごちそうさまでした。
ヒールのブーツ

ヒールのブーツ

オーストラ・マコンドー

JORDI TOKYO(東京都)

2011/01/14 (金) ~ 2011/01/19 (水)公演終了

難しい場所でしたね。
レンタルスペースを使い、
ブティックに見立ててのお芝居。

って、
ところでブティックって言葉まだ生きてるんだろうか・・・。

ネタバレBOX

服屋の話(ブティックの話とはあえて書かない)。

・・・ではなく服屋での話。
この“で”が入るか入らないかは大きな違いだ。

たぶん今回の話、服屋である必要はなく、単に場所の関係から服屋にしてみただけなのだから。

なにしろ以下、気になった点をいくつか。

友情だとか恋愛だとか、なんだか青春チックなものがテーマだったようだが、たぶんこのレンタルスペースをなんとか活かそうとしたせいなんだろうけど、仲間が集まる場所が服屋だってところがもうなんとも『???』で、というかいきなり女子高生をバイトにスカウトするところから無理があり、さらには空手着だか柔道着を持ち歩くその手の部活に入っていた二人がバンドを始めようというのも、まぁまれにはあるんだろうけど、どうなのかぁ・・・といった感じだった。

途中店長が『なんだか顔が赤いぞ』とイサに言っていたが、かなり色付きのサングラスをかけていてどうやって色がわかったのか不思議だった。

ブーツの件は結局どういう意味だったのだろう。本当の自分を隠すブーツは脱ぎ捨てて未来に羽ばたく的な感じだったのだろか。ってゆーか、ブーツって女性にとってそんなに意味深なのだろうか、よくわからなかった。

カネダがアンを押す時おっぱいを押してしまっていた。

他の俳優が本名から名前を取っているのに、アンは違った。なぜあえてアンリと被る名前を法則を変えて持ってきたのか不思議。

店長が遅れてやって来た客を上手に案内していて感心した。

ラストに盛り上がりがなく、え?これで終わり?とびっくり。

以上。
終わりなき将来を思い、18歳の剛は空に向かってむせび泣いた。オンオンと。

終わりなき将来を思い、18歳の剛は空に向かってむせび泣いた。オンオンと。

青年団若手自主企画 だて企画(限定30席!)

アトリエ春風舎(東京都)

2011/01/14 (金) ~ 2011/01/25 (火)公演終了

満足度★★★★

やられた・・・。
いや、あれなんですよ。
なんだか参加型っぽい感じにビビっていたらですね。こちらの『観てきた』コメントに、ビビる必要ないよ的な、大丈夫だよ的な、そんなコメントが書かれていたものですからね、じゃあ大丈夫かなと、そうやって安心して行ったら・・・

やっぱり自分にはちょっと大丈夫じゃなかったです。

けど、良い試みだと思いました。

ネタバレBOX

劇場に着いたらその入口、学生服を着た、けれど、学生服を着ることにかなり無理のある年配の男性から『おはよう!ここだよ』といきなりのフレンドリーな言葉に戸惑いながらとりあえず階段を降りると、そこでも制服を着た女子達から『おはよう!』『おはよう!』と連続のフレンドリー攻撃・・・。

なんだここは・・・と異空間に戸惑いながら受付に行くと、ここでも『じゃあ、名前教えてくれる?』とやっぱりフレンドリー。さらには奥から『こっちでこの紙に名前を書いてね』と、もう当然のようにフレンドリーに声を書けてくる。

いやまぁいいんだけど・・・。

ここまで来ると、ああ、なるほどそういうことか・・・となんとなく状況がわかってくる。要は、客は彼等のクラスメートという役割を与えられたらしい。

ふむ。
なるほど。

そうして劇場内に入ると、そこは学校の教室そのまま。机が40程並べられていて、客は好きな席につく。

ところどころに役者達が座り、ちょいちょい話しかけてくる。たまにフレンドリー過ぎて、要はタメ口過ぎてイラっとくるが、そこは我慢。

ふと奥を見ると50過ぎと思われる男性客が『あれ?髪切った?』と、役者の女性に上から聞かれてる場面を目撃してなんだか苦笑。というか、なんだかいかがわしい風俗のように思えてくるから不思議だ。

そうやって物語が始まるわけだが、客に交じって座っている役者達が物語を進めて行くものだから、客は客でなく、なんだか舞台の中のエキストラのようで、なんならたまにセリフなんぞを言わされるちょい役で、もっと言ったら前に出されて出席を取らされる脇役で・・・

なんだ結局完全に参加型じゃん、と、で、こういうのすごく苦手なんだけど、と吐きそうなくらいの緊張感を味わっていた。

はぁ、
役者って大変だな。

さて、教室ではクラスメートが引っ越すだの、担任が事故を起こして学校に来ないだの、ちょこちょことイベントを起こるわけだが、そうこうしてるうちになんとも甘酸っぱい過去の記憶が呼び戻されたりするわけだが、終わった時には緊張のせいでぐったりと疲れてしまっていた。

と、
そんな自分だったが、まぁこういうの好きな人は好きなのかもしれないし、なんならメイドカフェとか好きな人ならノリノリで楽しめるのかもしれない。

それにしても、実際の学生時代はいつも自分がクラスの中心だっただけに脇役ってのはちょっと・・・。
愉快犯

愉快犯

柿喰う客

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2011/01/07 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

柿喰った。
柿喰う客・・・初めて観た。

これまではその評判の良さを大量に耳にしながらも、隣の客さながらに誰かが美味しそうに柿を喰う様子をただただ眺めていた。けどダメだなそれじゃ、あんた何言っても喰ってなきゃ何にもわかんないよ、となんだかそんな内なる声に導かれ今日、突然に思い立って観に行って来た。

そうして先程観終わった。

ネタバレBOX

噂の柿喰う客の舞台には、役者達の繰り広げる変則的な動きと、少々アクセントを変えて、歌うようなセリフまわしがこれでもかと大量に盛り込まれていて、それらが波のように押し寄せてくるものだから、僕はその中を泳ぎ切る術を知らず、始まって20分程でベットリと疲れてしまい、ウトウトと舟を漕いでいた。

目を覚ましたのは残り20分程で、一眠りした後の頭はやけに冴えていて、目の前で繰り広げられる役者達の動きが、そして発せられるセリフが、とにかくどれもこれもがおもしろくて、もうおもしろくておもしろくて、いつのまにやらベテランサーファーの様に波に乗っていた。

って、
なんの話だ…

まぁ、なにしろすこぶるおもしろかった。そして作品をダンスに例えた中屋敷代表の話にとても納得させられた。寝てしまったのがとんでもなく悔やまれる。隣の女性、なんで起こしてくれなかったんだろう。まぁ全然知らない人だけど…

アフタートークでの、代表の幸せ自慢と、ものすごい短期間で作品を作り上げるという、その二つの話にやけに衝撃を受けた。やっぱりなんか違うんだなと。
TIC-TAC 終了いたしました。御観劇くださった方々、出演者、スタッフに心から感謝しています。アリガトウゴザイマシタ。

TIC-TAC 終了いたしました。御観劇くださった方々、出演者、スタッフに心から感謝しています。アリガトウゴザイマシタ。

anarchy film

新宿歌舞伎町特設劇場(東京都)

2010/12/08 (水) ~ 2010/12/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

コレハイッタイ・・・
これはいったいなんのテストなんでしょうか?

僕はいつも思うのです。
anarchy filmの作品を観るたび、なんか試されてるなと。つまり『なぁオイおまえ、おまえはわかっているのか?俺が言わんとしていることが。ちゃんと理解できてるのか?本当に』といった具合にです。

とても難解なんです。
何回観ても理解に困るくらいに何回も難解なんです。

だからこれがもしもなんらかのテストだとしたら僕は永遠に浪人生です。困ったものです。

ネタバレBOX

それにしてもホント、激しく心揺さぶる舞台なことこの上ないですね。

観終わった後の僕の背中はバキバキでした。舞台の衝撃に力が入りすぎるんでしょうね、たぶん。

あの座り心地のあまりよくない、ちょうど嫌な場所にでっぱりのあるソファのせいでは無いと思います。

手話で女性が訴えかける場面、とても心に響きました。強烈に印象に残るシーンが必ずあるんですよね、このanarchy filmって。
あなたの部品 リライト

あなたの部品 リライト

北京蝶々

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/12/14 (火) ~ 2010/12/19 (日)公演終了

満足度★★★★

うまく言えませぬ。
北京蝶々を観るのは何度目かのことでして、僕は観る度新しい知識を得て、なんだか少しだけ賢くなったような気になりながら劇場を後にしてきたわけですが、今回は少々違いました。なんだかいつもとは違ったドロドロとしたものを感じたのですが、それがいったいなんだったのかはネタバレに書くかもしれません。

ネタバレBOX

けれど書かないかもしれません。
というか書きません。
いや書けません。

書く能力がありません。

残念です。

そういえば一昨日ですかね?
両手の無いスイマーが好成績を残したというニュースを見て、舞台で言っていた、パラリンピックに誰もがチャンネルを合わせるようにする、その為に義肢を使う、という話を思い出していました。

つまりあれなんです。あれってのは、北京蝶々が作り出す舞台ってのは、いつも記憶の大事な部分に深く刻まれるようで、ふとしたきっかけで思い出されるんですってことです。そういう深い内容なんです。すごいんです。

だから、そんな深くすごい舞台に感じた僕のちょっとしたドロドロなんて書き表せやしないんです。
コチャラカ誕生

コチャラカ誕生

bonno108

中目黒キンケロ・シアター(東京都)

2010/12/10 (金) ~ 2010/12/12 (日)公演終了

満足度★★★

懐かしかった。
お芝居ではないんですね。
なんだか懐かしい匂いのする舞台でした。

ネタバレBOX

その昔、欽ドコってありましたよね?
なんだかそんな感じでした。

ところで・・・

どうも年配のご婦人に対してはベタな笑いが死ぬ程ウケるようですね。逆にシュールな笑いはまったくダメみたいです。その辺りを観察しているだけでなんだか楽しくなってしまいました。

それにしてもこの劇場、始めて行きましたがすこぶる快適ですね。シートがいい感じの柔らかさで、肘掛けもあって。

そのせいか先ほどのご婦人方もいつの間にやら眠りについていました。
想い出パレット~ぬぷぬぷ高田馬場編~【旗上げ公演無事に終幕致しました!ご来場まことにありがとうございました♪】

想い出パレット~ぬぷぬぷ高田馬場編~【旗上げ公演無事に終幕致しました!ご来場まことにありがとうございました♪】

タマコロ

高田馬場ラビネスト(東京都)

2010/12/02 (木) ~ 2010/12/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

絶対的な推薦作品。
結局のところ、なんだかんだ言って男はカワイイ女の子が好きで、女はカッコいい男の子が好きなわけだ。

そういった意味で、僕がある時友人に送った自分の芝居論である『結局さぁ、タイプの女の子が出てさえいたらその子を見てるだけで90分もつよね』という断定とも質問とも取れるメールに対しての、いつもは返事の遅い彼からの返信は即答で、なんだか食い気味に『わかる、それ』というものだった。

今回の芝居はカワイイ女の子達が出ている上に脚本やらなんやらかんやら全てが素晴らしく、心底観れて良かったと思える舞台だった。

ネタバレBOX

なにしろ柿ノ木氏がすごい。
自分じつは結構なゲキバカフリークで、というのも最初に『男の60分』を観たからで、そのストーリーは笑いあり、涙あり、友情あり、モハメドアリ、というくらいに世界チャンピオンのパンチ級に衝撃的で、心底ナックアウッされた。

それが今回その『男の60分』の脚本を原作にし、女の子バージョンにするという。ただでさえカワイイ女の子達が出ているのに芝居までいいとなればもう観るしかない。そうやって劇場に足を運ぶことになったわけだ。

すこぶる感動した。
そして女の子達の可愛さにナックアウッされた。
さらにはその水着姿にダブルナックアウされた。

ちなみにノックアウトの発音の良さに意味はない。
ZOMBIE(ゾンビ)

ZOMBIE(ゾンビ)

INUTOKUSHI

早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)

2010/12/02 (木) ~ 2010/12/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑い死ぬのかと思いました。
ええ、もう僕は笑い死んでしまうんじゃないかとそれだけが心配で・・・。心配で心配で、怖くなる程心配で、それこそがこの作品の持つ恐怖でした。

ちなみに犬と串を観るのはこれで三本目だったと思うのですが、今回の作品は特にすばらしかったです。まぁ、役者さん達は毎回安定していて安心して観られるんですけど、今回はストーリー含めて格別でした。

なにしろ作品としての完成度がすこぶる高かったです。細かく数多く笑いを入れていく感じがとても良かったです。笑いっ放しでした。食事の後だったら吐いてたかもしれません。

あまりに面白かったので帰りにTシャツ2500円(おまけDVD付き)を買いましたが、なかなか肌触りが良いです。実は今着てます。これを着て街を闊歩したいと思います。まぁ中の方に着てるので外からは見えませんが・・・。

ネタバレBOX

帰りに寄ったステーキ屋、写真と実物があまりに違い凹みました。泣くかと思いました。
無事閉幕 Greetings From Soul Beat Ave.1,2,3,4 ありがとうございました!!

無事閉幕 Greetings From Soul Beat Ave.1,2,3,4 ありがとうございました!!

THE SOUL BEAT AVE.

THE GUIDE(東京都)

2010/11/27 (土) ~ 2010/11/28 (日)公演終了

いやもうあれですよ。
十一年ぶりに芝居をやろうっていうその心意気だけで素晴らしいですよ。それだけで全てを超越しますね。

けれどその間いったい何をされていたのかってのも非常に興味あるところであります。

正直、役者の方々って、夢だけでやってる感あるじゃないですか。それも一番大事な二十代に。そして貧乏しながら。それで役者として食べていけるような基盤を作れなかった時、その人達って社会人としても出遅れてしまっているように感じるわけですよね、で、なにしろ役者として成功したのかどうだったのかはわかりませんが、みなさんのその空白期間がいったいどんなものだったか、非常に気になるところです。まぁ単なる興味本位ですが。なんだったらそういった作品でも作ってもらえれば非常に興味津々でした。

ネタバレBOX

お芝居の方はあれでした。
想像していたものとは少々違っていました。

そして最後は、あれ?いつのまにか終わってた・・・みたいな、そんな感じでした。

少々長かったかもしれません。
『442』

『442』

SPPTテエイパーズハウス

練馬文化センター(東京都)

2010/11/27 (土) ~ 2010/11/29 (月)公演終了

満足度★★★★

うん、泣けた。
日本人として泣けた。

ネタバレBOX

とはいえ、彼らなぜかアメリカ人としての自分に誇りを持ってるようで、その辺りにズレを感じました。最後のアメリカ国歌を歌うところなどは、まぁいい歌ではあるけど・・・『???』的な感じで、大和魂見せてくれよと、君が代歌ってくれよと、なんだかもやもやとした気持ちに包まれました。

それにしてもキム中尉は良かったです。泣けました。
ところで彼が韓国人であることの秘密って語られましたっけ?途中少々寝てしまいまして・・・。

まぁなにしろ完成された素晴らしい舞台でした。
この手にあまる「私」の体とエンジンと【ご来場ありがとうございました】

この手にあまる「私」の体とエンジンと【ご来場ありがとうございました】

みきかせworks

Darts&billiard BOOMERANG(東京都)

2010/11/26 (金) ~ 2010/11/27 (土)公演終了

困った話です。
なんだか色んな事情からですが、僕の頭には大半の情報が入ってきませんでした。

ネタバレBOX

世の中には色んな人がいるようで、例えば足もとにある電球に気付かず踏んずけてしまう人もいるわけで、そんな人のおかげで光量を落としていたはずの電球はマックスで光り始め、僕の疲れた両眼に獰猛に襲いかかってきたせいで、僕はもうなんだか目の奥が痛くなってしまいまして・・・

と同時に座った場所が悪かったようで、それは入り口の正面辺りなんですけど、おかげで奥の方でやっていることがちょこちょこ見えず、なんだか変な疎外感を感じてしまいまして、たぶんおもしろいであろう女性達の世間話のような軽快なトークは耳に届かず、ただただぼんやりとバグパイプの音色を聞きながら、遠くを見続けたのでありました。

なんだか申し訳ありませんでした。

このページのQRコードです。

拡大