くろたんごの観てきた!クチコミ一覧

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あほんだらすけ 22nd

あほんだらすけ 22nd

劇団東京ヴォードヴィルショー

ザ・スズナリ(東京都)

2010/06/11 (金) ~ 2010/06/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

大笑い!!
名前は知っていたが観るのは初めての劇団。開場と同時に入場、すると、中では山口良一氏がマイクを片手に「あこがれのハワイ航路」を生歌で披露しながら客席を回っているではないか!!しかもお客さんの一人ひとりと握手をして回るという親切な対応で場を盛り上げてくれる。なんともサービス精神満載だ。とはいってもギリギリまで歌っているわけにもいかず、幕が開く15分ぐらい前には下がってしまうので、握手したいならば早めに入場したほうがいいかも。
子供から年配まで幅広い層のお客さんがいる。とくに年配の女性が多いような気がした。いずれにしてもリピーターが多い場内。幕が開き、テンポ良く演技が続く。笑い、笑い、ホロッ、笑い・・・・。ほんとにこれぞ大衆演劇、という印象だ。これなら子供連れでも安心して楽しめるし、何度でも見たくなる。そういえばむかしTVで見た「でんすけ劇場」か「船橋ヘルスセンターの大広間」のような暖かい場内になっており、最初から最後まで楽しめた。
これは癖になる舞台のひとつといえる。
これなら固定客がついているのもよくわかる。

堕ちてゆくなまもの

堕ちてゆくなまもの

劇団わらく

中野スタジオあくとれ(東京都)

2010/06/09 (水) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★

見る角度で2面性が
「わらく」はお初だが、こういうムードの演出をする団体なのかと思えば、取り立てて違和感もないし、良く出来た舞台といえる内容だ(個人的な好みでは、多少気になる部分はあったが)。

むしろ占い師を演じた役者(客演ではなくわらくの役者)はとてもいいムードを醸し出していた。観ていて説得力が感じられた自然な演技だった。

いっぽうこの本が東京ハンバーグの大西氏の書き下ろし、という観点から見るとちょっと違和感を覚えてしまう舞台ともいえる。もっとも東京ハンバーグと同じテイストの本にしたら、わらくの存在意義が薄れてしまうだろう。本を提供した意味がなくなってしまう。わらくの作品として観るか、大西氏の作品として観るか、そこが問題だ(ハムレットか!!笑)

夢の痂(かさぶた)

夢の痂(かさぶた)

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2010/06/03 (木) ~ 2010/06/20 (日)公演終了

満足度★★★★

素晴らしい。
小劇場でも細かい演出が行き届いている素晴らしい劇団はある。が、ベテラン、有名、実力などの要素が詰まった役者が演じるそれはやはり一味違う。常に計算された動きで、喜怒哀楽が細かく盛り込まれており、安心して見られた。マナー違反も(私の周りの席では)いないし、観るほうも、演じるほうも明らかに違う。これは単に小屋の違いだけではないと思う。

SUPERNOVA

SUPERNOVA

あなピグモ捕獲団

シアター711(東京都)

2010/06/03 (木) ~ 2010/06/06 (日)公演終了

満足度★★★

好みが分かれる
スピーディな場面転換とかプロジェクターを使ったわかりやすい演出とか、なかなか凝った見せ方が印象に残る舞台だった。中味は「ささやかで壮大な誰かの物語」ということだったが、個人的にはストーリーが抽象的な内容で、好みとは若干ずれていた。

空気ノ機械ノ尾ッポvol.15~キカイ~

空気ノ機械ノ尾ッポvol.15~キカイ~

空気ノ機械ノ尾ッポ

シアターブラッツ(東京都)

2010/05/27 (木) ~ 2010/05/30 (日)公演終了

満足度★★

お初
いや~、ここはこういうテイストなんですか?
ちょっと好みが合わなかったなぁ。

身内と思われる客(?)がムリヤリ大声で笑っていたが、むしろ逆効果で場内は白けていた。あれはやめた方がいいと思う。

ネタバレBOX

出演者は総勢8人で、6人はにぎやかし的な位置づけ。基本的にベンチに座った2人の芝居がメイン。2人がどうでもいいことをずぅ~っとしゃべり続ける。まるで禅問答。にしても、よくあれだけのセリフを考え付くものだと関心。

途中で二人を乗せたままベンチが大海原を航海する船の如く動き回る。観ているほうは航海ならぬ、後悔をする???

もちろんベンチは電動でなく黒子2人が押している。戸車がついているので押せば簡単に動く仕掛け。それだけに動き出す時、止まる時、2人は結構バランスを崩していた。押すほうも結構な重さだが、押されるほうも姿勢を保つのが大変だ。

ベンチ上の2人はとり止めもないことを喋っている。担当するセリフの量はかなりで、観客以上に役者のほうが大変。2人とも玉のような汗がポタポタと流れ落ちていた。またそれが照明によって客席からよ~く見えた。
PARTYせよ

PARTYせよ

東京おいっす!

「劇」小劇場(東京都)

2010/05/25 (火) ~ 2010/06/01 (火)公演終了

満足度★★★★★

ちょっと意外
劇団名から想像していた(もっとバカバカしいドタバタ劇かなと思っていた)ものとは違っていた。まともな内容だった。

天候はあいにくの雨。降られて出かけていくのは憂鬱だったが、受付け後の場内は、なんと満席状態で、しかもかなりの若い客が占めていた。

気軽に楽しめたし、それなりの教訓?も受け取ることができた(笑)舞台だった。初心者の友人と観たが、満足していた。つまりだれでも安心して見られる内容の舞台といえる。

テーマは世の中、というか身の回りによくある不倫だが、それを見事なまでの会話のキャッチボールで面白く、悲しく(?)、笑わせてくれる。

いや~楽しかった。次回作にも期待大!!

どこまでもゆける

どこまでもゆける

水写

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2010/05/20 (木) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

満足度

疲れた
でだしから高校の演劇部員が必死に・・・・みたいな印象が強かった。

出演者、あるいは作・演出側は満足しているかもしれないが、見ている側はちょっと疲れてしまった。
3部めはなんとか観られましたが、全体に力が入りすぎ、かな。

ま、好みの問題なので、否定する気はありません。

課長、コクっちゃえば?

課長、コクっちゃえば?

劇屋いっぷく堂

サンモールスタジオ(東京都)

2010/05/18 (火) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しく笑える
なかなか面白かった。2日めだったので慣れていなかったのか、ちょっとセリフを噛む場面が何ヶ所かあったのが惜しい!

場面展開で「オッ」っと思う面白い仕掛けが楽しかった。ストーリーもなかなかよく出来ていて、とくに派遣社員のキャラが際立って面白かった。

出演者のキャラクターが、そのまま観ているだけでわかるというのもよかった。みごとなキャスティングだと思う。よくこれだけの顔つきとムードを持った役者を集めたもんだ。そこにも感心した。いい座組みだ。

笑う魔女の罠~Traps of the Laughin' Witch~

笑う魔女の罠~Traps of the Laughin' Witch~

劇団三年物語

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2010/05/16 (日) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

満足度★★★★

素敵な魔女
魔女役の女優さんは、その存在感とオーラがスゴく感じられる人だ。声のとおりもいいしセリフもじつに聞き易い。そもそも声質が耳に心地いいので一段と魅力を醸し出している。それだけに他の役者さんとの差(存在感)が目についてしまったのは惜しいなぁ。それだけに、主役の馬渡さんを観るだけでもチケット代の価値はある。

全体に笑うポイントがちりばめられているのはわかるが、なんでここで?というタイミングで身内(おそらく友人)の客が無理やり笑を誘うのは、どうかと思う。場がしらけるだけだ。

さっき、その席で誰かが

さっき、その席で誰かが

シアターノーチラス

THE GUIDE(東京都)

2010/05/08 (土) ~ 2010/05/09 (日)公演終了

満足度★★★

納得
初めて観たけど、期待の85%の出来だったかな、と。

1本めは、引っ張りすぎというか間が長すぎて、同じ内容を繰り返すだけの会話そのものが観ていて(聞いていて)わずらわしく思えた(空調が効いていないため暑苦しかったのも影響しているかも-笑)。

2本めは、なかなか素晴らしい内容だった。
3本めは、普通、かな。

ペンション尾根2号館 ~誘引速度アップアップ!

ペンション尾根2号館 ~誘引速度アップアップ!

劇団だっしゅ

萬劇場(東京都)

2010/04/15 (木) ~ 2010/04/18 (日)公演終了

満足度★★★

面白いけど・・
初見だったので、「こういう芸風か」と。
確かに面白かったけど、ちょっと若者向きかな?
ドリフで育った世代には受けるかもしれないが、もう少し上の世代からするとちょっとやりすぎではないか?という感想になる。
ストーリーは悪くないのだからもう少し笑いの質を高めれば、ファンも増えると思う。

エ キ ス ポ 【満員御礼!!】 

エ キ ス ポ 【満員御礼!!】 

トランジスタone

ザ・ポケット(東京都)

2010/03/31 (水) ~ 2010/04/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しめた!!
なんかものすごく面倒くさい奴ばっかり出てくるな~、という印象で始まったが・・・。考えてみれば実生活でもこれが現実なんだよね。これだけドタバタが次々と起きるものなのか・・・・・と首を捻ってしまうけど。

つまり、非凡こそ平凡ということなんだ。改めて自分の人生を振り返ってみても、些細なことから大きなことまで、変化の連続だったことを思い出す。

人生を客観的に観るには最適な、そして笑い飛ばすのにも最適の舞台といえる。素晴らしい、そして楽しめた舞台だった。最高です。

次回作にも期待!!

ヒメ

ヒメ

チェリーブロッサムハイスクール

吉祥寺シアター(東京都)

2010/04/01 (木) ~ 2010/04/04 (日)公演終了

満足度★★★★

初見でした
チラシと同じで、なかなかセンスのある展開で楽しめた。
広い舞台を有効に使った演出(通常の暗転ではなく、明転でもない場面展開)は面白い手法だと思った。

惜しかったのは、客席に背を向けた場面でのセリフ!
舞台が広い(音の反射もあまり期待できない広さ&構造の舞台だった)ためだと思うが、舞台より高い位置にある後ろのほうの客席だと役者を見下ろす形になるので、声が上まで届きにくいためセリフが聞こえなかった。

ゴルゴダ・メール

ゴルゴダ・メール

劇団俳小

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2010/03/25 (木) ~ 2010/03/29 (月)公演終了

満足度★★★★

中味充実
初日だからなのか、みんなが結構セリフを噛んでいたのはご愛嬌(場面展開でガサゴソとうるさいのはちょっと気になったが)。セリフも聞きやすく、オーソドックスで安心して見られるストーリー展開。本がよくできていて、なかなかに考えさせられる内容がよかった。

テンペスト イン マーズ

テンペスト イン マーズ

CAPTAIN CHIMPANZEE

ザ・ポケット(東京都)

2010/03/17 (水) ~ 2010/03/22 (月)公演終了

満足度★★★★★

楽しさ満載
これは大人から子供まで十分に楽しめる内容で、最高でした。
ストーリー、演出ともコストパフォーマンスは高い。観て損のない舞台だ。

さすがだと思ったのは鳴海じゅんさんの演技。所作から台詞から、すべてが上手い。そのためキャプチンのメンバーとの差が浮き彫りになってしまったのは惜しい部分かな??(ま、贅沢な悩みかもしれませんが)

シューマンに関すること

シューマンに関すること

劇団東京イボンヌ

サンモールスタジオ(東京都)

2010/03/09 (火) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★

想像とは
ちょっと違ったけど、オマージュとしてはしっかり成り立っていたと思う。

東南大学物語~三人の作家による三つの話~

東南大学物語~三人の作家による三つの話~

遊々団★ヴェール

SPACE107(東京都)

2010/03/12 (金) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★

楽しめた
入場すると客席はギュウギュウな状態。初見の劇団なのでついつい期待度もおのずと高まってしまう。

ストーリーはまあ、そこそこ。
決して悪くはないが、3部の展開は・・・・。どのように終わらせるのか気になったけど・・・・。

全編に笑いが盛り込まれてるので、楽しめる。だが、その割にはドッカンドッカン来る笑いではなく、クスッ、クスッとくるのだ。

日劇のラインダンス(古!)にはかなわないものの、女優さんたちのダンスは結構楽しめた。

喫茶久瀬

喫茶久瀬

文月堂

サンモールスタジオ(東京都)

2010/03/02 (火) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

満足度★★★★

昭和の風景
懐かしかった。
喫茶店って、高校生のときは校則違反を知りながらドキドキして入店。
大学生、社会人になってからは生活のスケジュールに組み込まれたたまり場だったし、そこは社会の縮図だった。
今回の舞台はそんな懐かしい光景が甦るいいテーマの舞台だ。

ただ、一部演出過剰というか、不要だったのではと思える部分もあったと思う。でも全体を通じてよくできた本といえる。

今ではカフェばかりで、サテンと呼んでいたころの面影はない。劇中のピラフやスパゲッティはまさにサテンの定番中の定番といえるメニューだ。なんとも懐かしい光景。

そこで起きるドタバタも、じっさいに当時のサテンにはあったような・・・・。

三谷さんの本は毎回心温まるテーマが貫かれていて、観ていて安心できる内容だ。次回作にも期待したい。


ショパロヴィッチ巡業劇団(公演日程が変更になりました)

ショパロヴィッチ巡業劇団(公演日程が変更になりました)

劇団黒テント

イワト劇場(東京都)

2009/10/14 (水) ~ 2009/10/22 (木)公演終了

満足度★★★★

力作!
セルビアに行ったことはないが、なんとなく情景が思い浮かんだ。出演者の個性も生かされていたし、それぞれが楽器を演奏するなど、なかなか楽しめる内容だった。本物の水が出て、それで洗濯をするなど、リアルに水を利用した演出にはビックリ。洗濯の水を捨てるところまで舞台上で再現するなんて・・・・・、今まで見たことない!

八百屋の倉庫で。

八百屋の倉庫で。

ウワサノ…

こった創作空間(東京都)

2009/10/08 (木) ~ 2009/10/11 (日)公演終了

満足度★★★

ま、おもしろかった。
前半はちょっとありきたりで退屈だったが、後半はそれなりに楽しめた。途中で、「ここまでしかできていないんで終わりです」といって全員がステージに現れたときは、ほんとにここで終わりか、と思った。あの演出はビックリ!!
ギターを弾く場面はなんとなく和めてよい、と思う。

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