杭抗(コックリ)
乞局
こまばアゴラ劇場(東京都)
2008/06/04 (水) ~ 2008/06/15 (日)公演終了
満足度★★
はじめての乞局
初めて観ました。
セットがキレイでした。
呉村の人がうまかったです。
開演時間がやたら遅くて困りました。多分みんな困ったと思います。
喪服が全く絡んでこなかったのでびっくりしました。まぁ私服だったんですけど。
グレムリンの行程も面白かったけど、杭抗100分のあとにアッサリとした20分は落差があって鑑賞後非常に気持ち悪かった。
恭しき娼婦
劇団土下座
千本桜ホール(東京都)
2008/05/30 (金) ~ 2008/06/03 (火)公演終了
満足度★
夜の回
土下座の舞台を観るのは初めて。初めてがラスト公演(プロデュースだけど)
初にしてラスト土下座。
参加団体、その数23。
予約料金、2000円。
演劇大好き演出家の集まり。
満員気味の客席。
「面白い演劇」を作るためだけに集中した公演、というパンフの謳い文句。
どきどきわくわく…。
ジンジャーに乗って
快快
王子小劇場(東京都)
2008/05/15 (木) ~ 2008/05/25 (日)公演終了
満足度★★
初小指値改め快快
どういう舞台をするのか全く知らないまま観た。
うーん。
ラフに見えて中身はすごくソリッドだと思う。主張はきちんとあるはずだし。ただ、その伝え方というのが、あるいは主張そのものが、とても偏っているというか、ぼやけそうになる。つかまえるのが、難しい。
観た直後は本当に混乱した。今はちょっと、その時より評価は上です。
あとは、空気感なのかな。
「敷居が低いですよー」と構えられても、初見にとっては逆に「何て敷居の高い芝居ダ!!!」となってしまう気がした。
慣れが大事ですね。
ダンスはかっこよかったけど、全体的にうまく入りこめなかったので、この評価。
ハローミスター・バームクーヘン
劇団森
早稲田大学学生会館(東京都)
2008/04/24 (木) ~ 2008/04/27 (日)公演終了
満足度★
バームクーヘンさんには会えませんでした
うーん…
正直言って分からなかった。ひとつひとつは、理解したつもりになったけど、全体を通して「?」が多すぎて…
結局、途中で考えるの放棄しました。
というより、タイトルやフライヤーの印象で、もっとポップで分かり易いものと、疑いもしなかったので、面食らった感があります。
あとは、役者の身体を通して台詞が発せられていない気がした。ただの台詞であって、言葉ではない、みたいな…違和感が。練習量の問題なのかな?分からないけれど。
ヤクザとアリス
ろりえ
早稲田小劇場どらま館(東京都)
2008/04/25 (金) ~ 2008/04/28 (月)公演終了
満足度★★★
やくざな芝居ですね
旗揚げにもかかわらず満席状態だった。楽日までそうだったらしい。どんな宣伝したのですか。
みんな危なげない演技で、集中して見れた。構図も分かり易く、演出もほどよく好き。ギャグ面白い。音楽は世代がばれる。
コブタが野バラで夢をみた
カナデコトビート
早稲田小劇場どらま館(東京都)
2008/04/11 (金) ~ 2008/04/14 (月)公演終了
満足度★★
つぼみはどこで花開く
イメージに反して意外とポップじゃなかった。同時にエグくもなかった。
開演アナウンス・パンフなどなどからは内輪っぽい雰囲気がムンムンだったけれど、程よく笑えたし、ラストの展開は納得だったので、よかった。
セットが凄い作りこまれていた。学生らしからんなぁ、と笑
別役実のいる宇宙 =新旧書き下ろし連続上演=
文学座
文学座アトリエ(東京都)
2007/06/15 (金) ~ 2007/07/05 (木)公演終了
満足度★★★★
数字で書かれた物語―「死なう團」顛末記―
の作品を観劇。
「それ取って」「これ?」「そう、それ」
この単純な会話だけで成立させているような戯曲。
それから、疑心暗鬼だけで出来ているような戯曲。
そんな話たちのオムニバス形式だった。
初めて別役実作品を観たが、この「腑に落ちない感覚」の演出が非常に巧みで驚いた。
客席の年齢層は広かったが、みんな笑っていた。このもやもやして一見とっつきにくいテーマをどの年代にも伝える技量はさすがと思う。
ぬけがら
文学座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2007/05/08 (火) ~ 2007/05/17 (木)公演終了
満足度★★★★
体がすっと軽くなる
不思議な話だった。
脱皮を繰り返す父と、それに翻弄される息子ら。
とんでもなく不条理な設定なのに、疑問を感じさせないその惹き込みかたは凄い。最後まで集中してしまった。
何度か涙が出そうになった。なかなかない経験だ。
なんでもない日常の姿がいとしい。
TEXT
ラーメンズ
天王洲 銀河劇場(東京都)
2007/02/01 (木) ~ 2007/02/10 (土)公演終了
満足度★★★★★
オトナなラーメンズ
「箱」にこだわり続けたラーメンズ、2年振りの本公演は、彼らの身体を規定する「TEXT」というブラック・ボックスに真っ向から勝負を挑んだ。
前回公演「ALICE」のお祭り騒ぎから一転、練られたテキストを忠実に淡々と追うスタイル。得意の言葉遊び、詭弁、トリック、パズル、ギャグ…独自のコンテキストの中で冴え渡るテキストの数々。銀河劇場という巨大なハコを笑いと賛嘆で満たし、オトナなラーメンズを見せた。
昇鳴蛇 ‐CRY:ME SNAKE‐
エムキチビート
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2007/03/30 (金) ~ 2007/04/03 (火)公演終了
満足度★★★
折り込みのご縁で
まるでアニメのオープニングを観ているかのような「エンターテインメント!」な始まり方。非常に力の入った映像だった。圧巻。
みんな上手いし、話も面白いし。
折り込みのご縁さえなければ、出会えなかった公演。感謝したい。
ARTTYPE-44
Not in service
早稲田小劇場どらま館(東京都)
2007/06/22 (金) ~ 2007/06/25 (月)公演終了
満足度★★★
よくわからないまま圧倒されていた
よくわからなかった。少なくとも途中までは。しかし何度も繰り返される軌道修正のうちに滲み出る物悲しさというか…虚しさというか。
必要ないシーンや、演出、セット、小道具、など、いろいろあったと思う。
蛇足で冗長なものが目立った。
それでも破滅的に被虐的に未だ見ぬ快方へと突っ走るさまに何かを感じた。何か。まだよく分からない。多分これからも分からないと思う。
モロトフカクテル
タカハ劇団
早稲田大学学生会館(東京都)
2007/02/23 (金) ~ 2007/02/26 (月)公演終了
満足度★★★★
びっくりした
知り合いの役者さんが出ていたので、内容など何も知らずに観に行く。
企画公演「キミの好きな幽霊」が本当に気にいっていたから、別に外れはないだろうと。
いやぁ、びっくりした。テーマを知ったときは大丈夫かよ、というかそれ以前に自分はついていけるのかよこの話、と思ったけれども、蓋をあければ一気に話に引き込まれてしまった。
調べたものを下手にひけらかしたりせず、用語や背景に関してはあくまでソフトタッチ。それよりも根底に流れている個人意識・社会通念といったものに主眼がはっきりと置かれていて、「知らない世代の、知らない世代による、知らない世代のための」闘争だった。
照明も要所要所素敵。
え、そういや学生会館だったよね?何円の芝居よ。1,200円か。良い買い物をしたものだ。
人類誕生
バングラッシー
早稲田小劇場どらま館(東京都)
2005/06/10 (金) ~ 2005/06/13 (月)公演終了
満足度★★★★
確か二回目のバングラッシー
大して演劇に興味のなかった自分だが、バングラッシーの「毎日、海の日」にはぐっと惹きつけられた。
「人類誕生」は確か二回目のバングラッシー。
Drop
トゥインクル・コーポレーション
世田谷パブリックシアター(東京都)
2008/04/02 (水) ~ 2008/04/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
ポツネンワールド再び
2005・2006年のポツネンから始まった一連のソロ・プロデュース公演。
単純なコントの枠に収まりきらない「ポツネン・ワールド」は健在。
あらゆるジャンルの表現手段を吟味し、繰り出されるイリュージョンの数々。
笑いはベースラインにあるが、どちらかと言えばパフォーマンスというくくりが無難か。
公演タイトル通り、まるでドロップスのような色とりどりのコントが満載。
過去のポツネンのような「独りで観客と戦う」ような力の入り方は見えない…ようにしている。ラフ、に見える。しかしそんな筈はない。これだけの作品をたった独りでぶつけなければならないのだから。
ワールド・トレード・センター
燐光群
川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)
2007/11/29 (木) ~ 2007/12/02 (日)公演終了
満足度★★
事件を下敷きにするという意味
「今だから言える」セリフばかりで閉口した。もっと生々しいもの、リアルな感触に育てることが、9.11という題材を選んだことに対する責任なんじゃないだろうか。何年かかってもいい、焦らず、じっくりと練り込んで欲しかった。
無抵抗百貨店屋上遊園地
The end of company ジエン社
神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)
2007/12/13 (木) ~ 2007/12/16 (日)公演終了
満足度★★
いいいみでやるきがないです
さすがに数ヶ月前なのでうろ覚えだけれど
独特の間合いや設定で、本介節という感じ。パンチに欠けたけれど、ベースが出来ている印象で、はらはらしない。
他律ノススメ
早稲田大学演劇倶楽部
早稲田大学学生会館(東京都)
2008/03/07 (金) ~ 2008/03/09 (日)公演終了
満足度★★
学生演劇
だらだらとしているが嫌いではない。三週間も経って覚えているのだから充分だと思う。
呟く台詞、工夫が欲しかった。
そして映像は本当に見づらい。わざとだろうか。
単なる暴力か、諧謔か、被虐者か…ぬいぐるみが出したかった意味は何だろう。なんだか半端だった。
“ドキュメント”
Co.山田うん
吉祥寺シアター(東京都)
2008/03/20 (木) ~ 2008/03/21 (金)公演終了
満足度★★★★
ドキュメンタリー
墜落。非人間的でありながらそこに感じる圧倒的なリアル。人が人であり、また人であり続けるための象徴が最初の演目だろう。無表情で不自然な動きの中に、荒い息遣いが聴こえ、熱を感じた。
コンテンポラリーは難しいものではないです。
ブラウファウスト
劇団銀石
明石スタジオ(東京都)
2008/03/20 (木) ~ 2008/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★
はじめての銀石
「銀石メソッド」なる独自の手法でもって演出。圧倒的な情報量だが言っている内容は平易なので苦痛ではない。最初から最後まで疾走していて非常に楽しめた。役者もみな上手い。次の公演も是非観たいと思う。