満足度★★★★
数字で書かれた物語―「死なう團」顛末記―の作品を観劇。「それ取って」「これ?」「そう、それ」この単純な会話だけで成立させているような戯曲。それから、疑心暗鬼だけで出来ているような戯曲。そんな話たちのオムニバス形式だった。初めて別役実作品を観たが、この「腑に落ちない感覚」の演出が非常に巧みで驚いた。客席の年齢層は広かったが、みんな笑っていた。このもやもやして一見とっつきにくいテーマをどの年代にも伝える技量はさすがと思う。
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2008/04/08 01:49
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