満足度★★★
Rは…うーん。
正直期待外れ。(お化け屋敷が苦手な私が言います)
どれだけ過激で危険なのかとワクワクしていたのに。
一話一話を見れば面白いのもあった。
でもこれたぶんLOSSを見てて役者さんのほとんどに見覚えがあるから、知人が出てる舞台は面白い的な感じだと思うの。
つまらないものもあったし、でっていう…てのもあった。
とりあえず川添さんはカワイイ。
萬浪さんはカッコイイ。(特に裸体とバスケ姿が)
ネタバレBOX
超短編15篇ってあるのに、どう数えても13しかない件。
しかもIntervalとか、それただの休憩入る前の説明じゃんか。
トルソとか作者の「俺って変態なんだぜぐへへへキモイだろう」というアピールが見え見えで作品としての魅力を感じない。
別にこんなん変態でもなんでもない。
本質的なものこそ演出とか表現方法とかにこだわらないと、何を当たり前のことを言ってるのって感じにしかならない。
猟奇の表現が普通なんだよ。
内臓出したって、腕切ったって、普通だよ。むしろ王道だよ。
別に初っ端のイチモツさえなければ18禁にする必要ないんじゃないの。
ていうかなんで出したの。
ストーリー上ぶらぶらさせる必要があったかどうか。
まぁ百歩譲って出したのはいいとしよう。
だったら女子だってもっと出さなきゃバランスとれない!
乳とか尻とかモロ出してくれ!(力いっぱい)
あ、当方女ですが。そういう中途半端いくない。
でも裸でやる稽古って気まずそうだよね。
満足度★★★★
Lossの方を
頭使いながら見るのが面白い。
ルールすらわからないゲームのなかで、次第に全容が明かされていく過程に観客も参加している気分。
ただ何度も何度も、銃をかまえてはおろしかまえてはおろしの緊張状態が長々と続いて若干気疲れする。
あと皆叫びすぎ。
叫べば伝わるもんでもないでしょうに。
海賊ハイジャックは、感情が昂って台詞を喚くシーンがめちゃくちゃ多いのだけど、もうちょっと別の表現ないだろうか。
多用するとちっとも効果的ではない。
サタン役の萬浪さんがせっかく良いことを言っているのだが、もうさっきからずっとがなりっぱなしで全然引き立たないって。勿体無い。
ネタバレBOX
あと、女性陣の乳が気になって仕方がないよ。
カップつきタンクトップはいやなセクシーさだよ。
最後、無理やりルシファーとサタンがくっついたような気がしたが、ストーリーはとても楽しめた。
このゲームの主催者は誰だったのか。
我々現代に生きる日本人は、もしかして皆このゲームを勝ち進んで生まれてきたのかもしれない。と考えると空恐ろしいね。
Rも楽しみ。
満足度★★★★★
やっぱり大好きでした。
いやあ面白かった!!
今回は当初観に行くつもりは無かったんだけど、観に行ってよかった!!
すんごいすんごいおもしろかった。
やっぱり少年社中好きだー。
ネタバレBOX
衣装もいつものごとく豪華かつセンスよし。
それぞれの着物の表現の仕方がいいなー。
着物そのものじゃなく、洋がやや混じった感じ。
それにメイク。
嫌味のない、けれど妖しい感じ。
舞台装置もあえてアクティングエリアを狭めて高さと距離を出してる。
ぞくぞくする音楽と大ボリュームがたまらない。腹の底から高揚する。
なにより役者陣の身体の使い方が素晴らしい。
男性も女性も格好良い。本当に見目麗しい。
社中の凄いのは、主役をやれる役者さんがいっぱいいるところ。
最初に見たアルケミストは堀池さんだったし、
ピーターパンは井俣さんだったし、今回は廿浦さん。
誰も遜色ない。誰が主役やっても凄い。
そしてヒロイン大竹さんが相変わらず超可愛い。
鷹の中村龍介さんの雰囲気がよかった。
人間ぽくなくて、目力があって、あの手!
独特なのに、妙に説得力のある鷹ポーズ。
毎回、チラシはチラシ用に衣装をつくっているのだろうか?
物凄いクオリティの衣装だけど…、本番では使われないんだよな。
満足度★★★★
前半はとても好き、後半は疑問。
ポップな衣装と、
勢いのある群読と、
ダンスのような身体表現と、
私の好きな物いっぱいつまってて前半はすごく面白かった!
ネタバレBOX
王国の問題点に触れるたびに自身の問題にも気づき、
それを乗り越えていく展開が王道であると同時に秀逸。
テンポの良い演出で表現され、それに答える役者陣も実力者揃いだったと思う。
ただ、後半。
温泉のくだりから表現方法がぶれ始めた。(私の好みからという意味で)
なんで言葉をプロジェクタで投影するのかわかんない。
台詞喋ればいいじゃん。
あとその辺りからストーリー展開がええええ!?となっていって、先生と関係を持っていただけでも衝撃なのに、あんなレイプまがいなことされたのに「好きだった人のこと忘れたくない!」だとかわけわかんないこと言い始めて。
あー私この子理解できないと思ったらもう途端に主人公に興味がなくなった。
ヒトミの再会は、わだかまりがあった両親とか、嫌悪を抱いていた矢島くんとか、さんざん迷惑と心配をかけた幼馴染とか、そのあたりとしてほしかった。
王国での冒険によって何かしらの変化があったはずなんだが。
その変化を見たかったのだが。
よりによって再会一番手がロリコンレイプ教師…。納得いかない…。
前半はすごーく面白かったのに、後半は「?」ばっかりでした。よって☆マイナス1。
満足度★★★
前半△ 後半◎
1本目はハートフルヒューマンドラマ。
この類の芝居は新境地ということで役者も演出も慣れてないのか。
どうにも違和感がある。
やたらめったら声はでかいのに、身体は全然動いてない。
顔だけで芝居してるような印象。
全然感情移入できない。
展開もべたべたで何も新鮮味がない。
あーはずれかーと思ってしまった。
が、2本目はいっぷく堂が得意とするコメディ。
こちらは見事だった。
役者のテンションも高くメリハリもきいて、誤解が誤解を呼ぶ脚本の構成も面白い。
1本目との繋がりが判明するシーンでは感動さえ覚えた。
当然カーテンコールでは役者が礼をする前に拍手がわく。
二本目の見事さゆえ。
それだけに1本目は残念だった。
別に1本目に出てる役者さんが悪いわけではないんだけどね。
コメディ慣れしてるんだよねきっと。
無理に違うとこに手を出さずとも今後もコメディでいくべきじゃないだろうか。
ネタバレBOX
ネタばれというか、制作さんにどうしても言っておきたいことがふたつ。
1つめ。
急な観劇日変更に対応していただきありがとうございました。
2つめ。
これテアトルBONBONの座席が狭いせいかもしれないけれど、座席に行くまでの道がないも同然で酷いです。
真ん中は通路が空いているものの、その通路に至る道がなく。
普通は一番前とか人通れるくらいの広さありますよね?
例えば上手側の席に行くのに下手側入口からずーっと「すいませんすいません」言いながら人の足を避けつつ踏みつつ行かなきゃいけない。
これ絶対なんとかするべきです。
はっきり言ってしょっちゅう前を通られ、早めに来たお客さんは迷惑そうでした。(私は最後列にいたためあまり被害はありませんでしたが)
満員かつ指定席で難しいのはわかるけど、客の動線は確保しておくべき。
5分の休憩を挟まれたって、また人の足を踏んでトイレに行こうとか思えないですよ。
満足度★★★
手法は面白いが
場内はもう立ち見が出るくらいの満員でした。
たぶんリピーターの人も何人かいるんだろうなー。
観客投票型というのは斬新で面白い手法だと思う。
ただその分岐によっていまいち辻褄が合わなかったりする。
それに自分の選択したものと違う選択肢になるとイラッとする(笑)。
絶対山本ルートを選択したからバッドエンドになったんだよ。
私はモモコルートが見たかったのに。
いまだ出ていないというハッピーエンドルートは本当に稽古しただけ無駄になってしまう。
どうか千秋楽までにハッピーエンドにしてあげてほしい。
だが、毎回観客が見たいと思うものは一緒なんだろうな。
純粋に見てたら山本ルート見たくなるだろうし。
(でもあくまでその場の興味であって、物語を追うなら絶対モモコルートなのにあぁもう!)
ネタバレBOX
SHINEという言葉の意味がどう違ったのか。
池沼は死ねだと思っていたけど、勘違いだったんでしょ?
でもモモコは本当に性格悪かったってのは整合性がなくないか。
財布盗んだくだりも。
モモコの自分を犠牲にした嘘だった(と私は感じた)はずが、いつのまにか本当のことになっていた。
それに姉の言動とか筋が通ってない。
うーん。物語をおっていると納得がいかない。
あと、私は作・演のイトウ氏に言いたいことがあるぞ。
まず客入れの音楽が般若心経メドレーて。
そりゃ私はそらで歌えるけれどもなんだか居た堪れないよ。
そもそも全体的なエロゲ雰囲気が、最近のそういうのがわかってる人向けのアニメみたいで好みではない。(まぁ同族嫌悪ですよ)
それにネットスラングとかネタとかコピペとか持ってきちゃだめでしょう。
常考とか、現実=神ゲーとか、オタクな感じを全面に押し出して…
あなたの本ならあなたの言葉で語ってくれよ。
作者が2ちゃんねらなのか、ニコ厨なのか、まとめサイト読み専なのか知らないけれど。
そしたらもう池沼ってそういうことなの?とか思っちゃうじゃん。
それがすごい不快だったわ。
(私の深読みしすぎだったらすみません)
満足度★★★★★
怖い
いやぁ、空恐ろしいものを見た。
ネタバレBOX
妊娠中の姉。
小学生?の娘がいる妹。
姉妹は母親から虐待された過去を持つ。
その母親は危篤状態で病室にいる。
虐待された子供は、自らも虐待するっていうなんとありふれた話。
なのだが、やっぱり目の前で繰り広げられると背筋が寒くなる。
本人がまた苦しんでて、子供ももちろん苦しんでて、
もう何言ってるかわからなくて矛盾してて解決策もなくてただただ痛いよ。痛い痛い。
ていうか知奈ちゃん役の大塚あかりちゃんが怖い…!!!目が怖いよ!
でもカテコではにかんで笑ってたのが超可愛かった。女優だな。
浅野千鶴さんはこゆび侍の「エスカルゴ」で見た以来なのだが、あの時もこの人天才やわーと思ったけど、今回もこの人天才やわーと思う。
1時間の芝居なんだけど、体感時間は1時間どころじゃない濃密な内容。
すごいもの見た。
満足度★★★★★
見事でした
見事な二人芝居でした。
ため息でました。
ネタバレBOX
入ったら真ん中に面会室みたいなセットがあって、客席は両サイドにわけられている。
王子にしてはやたら席数少ない。30席くらいしかない。
舞台と席は真ん中に密集していて、空いてる横の空間なにに使うの?と思ったら開幕して判明。
暗転中に席の両側、つまり会場入り口側と奥側の壁というか幕が
舞台ぎりぎりまで迫ってきていて、余計なスペースは潰されていた。
視覚的には明転と同時に部屋の容積が小さくなっていたのだ。びっくり。
日向の言うことが二転三転して、名塚だけでなく見てるこっちもイライラやきもき。
何度も何度も嘘が変わって、ようやく最後に明かした事実。
日向はまだ名塚を愛していた。
しかし、実はそれすらも真実ではなく…?
この辺をぼかされて終わってしまった。
結局日向は殺したのか殺していないのか真意は。
まぁでもその辺はこの芝居において重要ではないのかもしれない。
会話の間がすごくよかった。
二人の間に置かれた面会室のガラス。
これが何より二人の距離を象徴していた。
目の前にいるのにちっとも近付かない。
二人の結婚生活もこんな風だったんだろう。
まだ愛してるって日向が告白して、お互いに手を伸ばしてもガラスに阻まれて。あーもう。切ない。
別れて、時間を置いて、お互いに別の人間を好きになって、その相手ともまた別れたり、殺人未遂を犯したり、それだけいろんなことを経験して、そこで初めて二人が会話ができたというのが、皮肉。
結婚しているときに話せたらよかったのに。
ガラスのないところで、近くで、じかに、見つめ合って、話せたら。
それでも結果は変わらなかったかもしれないけど。
普段(良くも悪くも)冷静な目で芝居を見てしまうことが多い私だけど、そんなもんすっとばしてすごく感情移入してしまった。
満足度★★
ロミジュリ新解釈??
pitは非常に観客に厳しい小屋だと思いますが(笑)
誘導人員が多くて好印象。
さらに前説にて緊急時の対応についても説明があります。
芝居は、まぁ好みでしょうか。
よかった部分もあれば好きになれない部分もあり。
ネタバレBOX
ジュリエットの目が真っ青。ロミオの口が真っ赤。
現実の人たちとの区別をつけるためかなぁ。ちょっと違和感。
冒頭の数組の別々の会話がキーワードで繋がっていくシーンは見事。面白く見た。
ダンスはCHAN’T恒例なのかな?
だけど芝居の雰囲気とまた微妙な差異があるような。
ある劇団の作家がロミジュリの脚本が書けずに悩んでいる。
とりあえず悲劇の結末を変えたいらしいのだがすでに本番一週間前。
もうお前それは無理だ。ていうか脚本家失格だ。
と、まんまと物語にのめりこんだ私はイライラしながら見る(笑)。
なんとかストーリーを変えて書いたものをいざ役者たちが演じると「違うこんなんじゃない!」と言って作家が役者を張り倒す。(ロミオ可哀相)
お前、自分で書いたくせに…。
この流れが繰り返される…。さすがにイライラがMAX。
ていうか稽古してないものを本番の舞台にのせるの…?
ロミジュリを演じる役者二人が主役って明言されてるけどあんまり主役っぽくない。心情の変化がよく見えないし特にイベントもなかったし。
いっそ二人はがっつり恋に落ちるべきだったのでは。
主役には劇的な何かが起きないと主役たりえないと思う。
脚本の構成の話。
試行錯誤(結婚は済ませるとかロミオが犬とか)は前半でやっておかなければいけない部分なんじゃ?
観客として私が期待していたのはそれこそ新たなロミジュリの結末であり、そこに至るまでの行程ではない。
なのに、行程を延々と見せられるのはちょっと飽きる。結論だけ言ってって思う。
それと全体を通すとロミジュリ(既存)をやっている時間が長すぎて、佐藤さんのオリジナリティが薄い本になってると思う。(生意気言ってすみません…)
結局完全なる結末は見いだせないまま、「悲劇でもいいじゃない、そこにあった恋は本物よ…!」みたいな納得を全員がして終わる。
あれ、新たな結末は…?
それこそ一個前の「最初からロミオに巡り合わない」終わり方のほうが私は好き。なーるほーどねーと思って見てたのに、悪い意味で裏切られた…。(´・ω・`)
演出の話。
蝶を象った紙がひらひら落ちてくる演出は綺麗で好きだったのだが、多用しすぎが気になった。
あと、ラストの紙吹雪どしゃっ。ひらひら~ではなくどしゃっ。凄まじい量が降ってきた。一番前にいた私は結構盛大にかぶった。
あれは失敗なんだろうか。それとも意図したものなんだろうか。
あれによる演出上の効果はあんまり無かったような気がする。
掃除が大変だし、用意するのも大変だったろうし、労力と効果が見合ってない気がする。
満足度★★★
ちょっとしたサスペンス
チラシからもっとハラハラなサスペンスを想像してしまったので若干期待外れでしょぼん。
ネタバレBOX
政治家の泊るホテルでちょっとした事件。
風俗嬢と事に及んだ政治家の体調が急変。
薬物の使用を指摘する医者。
風俗嬢はそんなものは使ってないと言う。
では誰かが混入させたのか?
政治家が別室で姿をあらわさないので、命が危険なのかどうなのかイマイチわからんくて。
もっと劇的な緊迫感があった方が見てる側は楽しいなぁ。
最初の15分くらい誰がどういう関係で、今何の話をしているのか全然わからなかった。
はぐらかしが多いと言うか核心に触れないと言うか展開が遅いと言うかちょっとやきもき。
最後の謎解き部分がやけにさらっとあっけらかん。
すんなり納得できなかったのであとで出演者から聞こう。
ちょっと脚本の都合上で理由もなく退出する人が多かったような。
娘と和解(?)するくだりと、
秘書典子に対してテンションあがっちゃう妻がよかった。
タイトルは何故ラストワルツなんだろう。
政治家死ぬのだろうか。
この後の続きが気になる。
満足度★★
初日だから?
この日、たまたま役者さんの調子が悪かったのか、初日ゆえの緊張なのか、
噛みすぎ…。そして噛んだ後、素に戻りすぎ…。
見てる方まで素に戻っちゃうので、どうかどうか気をつけていただきたい…。
ネタバレBOX
80年代小劇場を全面に押し出している。
しかしなんかこう押し出し過ぎと言うか、ともすると、とらわれ過ぎじゃないかなぁ。
私も80年代小劇場は好きだけど(まぁ映像で残っているものしか見たことないんだけど)このとっちらかった印象はどうにかならないのかなぁ。
80年代小劇場=とっちらかってるのが特徴なのかもしれないけど、それがクライマックスで急激に収束してくスピード感が必要だと思っている。
観客に与える見事なまでの説得力があってこそ、とっちらかりが活きてくるわけであって。
本作には、な~るほどね~という感覚が不足していた。
あ、終わり…?って感じで。
ばらまいてきた伏線と思われるものたちは伏線ではなかったのか。
じゃああの時間いらないんじゃないだろうか。
舞台セットはなかなか凝ってて、衣装も頑張ってた。
けどそれらが本筋に関係なかったりするとやっぱりそれいらないんじゃない?と思ってしまう。
ついで台詞回しが強引だった気がする。
結構言葉で遊んでたんだけど、納得する前に転がされた感。
すっきりさせることを嫌うかのように、全体をわざとごちゃごちゃにしたような印象を持った。
これ、単なる画家と娼婦の恋だったら、相当好きな類なんだけど。
ま、私の個人的見解です。好みもあると思います。
こういうのは脚本家と演出家とじっくり語り合いたい。
これはどういう意図でこうしたのか?
そういう話し合いの面白さがある本だと思う。
つまりきっと、役者陣はやってて楽しいんじゃないかな。
あと、休憩なしの二時間…二十分?は絶対長い。
満足度★★★★
笑えるのにいい話
いい話満載。
見た後に気分が晴れやかになりますよ。
実話も含まれてるそうで、どこからどこまでが実話だったのか…
こんな話が本当にあったらきゅんきゅんする。
ネタバレBOX
以下ちょっと気になった点。
なんか暗転多いなーと思ったんだけど、迫田弟の移動手段を見せないための暗転と、それを強調させないためのその他の暗転かなぁ。
ちょっとぎゃーぎゃー感がうるさかったかな。
理香さんのツンデレの割合がね、私不満。
ツンツンしすぎ。もうちょっとデレが欲しい。
バーに入ってきた人物の話題に急に転がることが多かったかも。
もっと伏線をはっておいてくれれば、「この人がさっき話題になってた人??」という期待感が高まって面白かったと思う。
あと、人物の名前があり得なさ過ぎてちょっと、うん。
もうちょっと普通にある名前にすればよかったのに。
せっかく迫田弟が出てきたんだから、仲たがいした迫田兄弟の絆の復活も見たかったなーっていうのは欲張りすぎ?
いろいろ並べましたが、いやぁ、とっても面白かったですよ。
ピアニストさん、暗転中でも引き続けるのが凄いな!
(わかんない、ピアニストって得てしてそういうものなのかもしれないけど、
ピアノ習ってたのにもう全然弾けない私的には超凄い!)
満足度★★★★
好みです
ぬいぐるみハンターは二回目。
前回観たのは活動休止前で、ハサミ振りまわすわ、奇声をあげて走り回るわ、ナニをちょん切っちゃうわで、なんだかもうトラウマのようになりまして(笑)。
活動再開してから可愛い路線へ走ったという噂を聞き再挑戦。
可愛かったーーー!!
ポップでキュートでカラフル!
暴力表現もないし、変に性的じゃないし。
役者さんの動きが洗練されてて間やテンポで笑わせてくれる。
是非この路線でいってもらいたい。
満足度★★
私にはむずかしかった
火野葦平の同名小説が原作。
と言っても読んだことないんだけど。
タイトルのインパクトからやばい話を連想するが、そういうシーンはあんまりなかった。
けど実際扱ってたら相当臭いだろうな。
演劇は綺麗だね。
今改めてあらすじ読んだら、そういう話だったのかーと思った。
ちょっと単調というか難しかったというか。
ネタバレBOX
主人公が酒飲みの設定があり、酒シーンがやたらとあって、
その度にぐでんぐでんでテンションあがっちゃった登場人物たちが
不明瞭に大声でしゃべるものだからなんか不快。←酒飲み嫌い。
酒シーン以外も、なんだか全般的に台詞の聞き心地が悪い。
芝居はいいんだけど、リアルで汚い感じ。
噎せたり、喉に絡んだりしたときの汁気のある不快な音がやたら耳に残る。
うーんうーん汚いよー。
少年はいったいなんだったんだろう。
そして寿限無はなんだったんだろう。
これは原作に文句を言うべきなのか。
どこまで原作に忠実なんだろう。
原作ありきものって、奇をてらってやろうという意思がないから、
奇想天外なオチも大どんでん返しもないんだよね。
わかってはいたけど、もう少しスピーディーだったりはっとするような展開があったら飽きずに見れたかな。
最後のキラキラは好きでした。
満足度★★★
華やかで楽しいが。
悪魔の衣装かわいい!
パイル地か起毛っぽい素材でもこもこなの。とりあえず暑そう。
舞台セット凄い!!
巨大な軍艦とか戦車とかピストルとかで、役者が乗れるようになってる。
後ろに階段組んであって客席方向の片面にハリボテの板がある感じ?
でもちゃんと立体で細かく装飾されてた。
しかもころころとよく移動する。
メイクもよくて役者の動きもよくて、
ファンタジーでエンターテイメントな感じでとても好みだった。
が、しかし。以下ネタばれ。
ネタバレBOX
でも登場人物たちはこの後どうなっちゃうの?と思ったら、全然ハッピーエンドじゃないんですよね。
草加部さんは殺人犯してるし、
お婆ちゃんは保険金詐欺&放火だし、
悪魔に操られてたミサオの上司もハイジャックの罪に問われるだろうし…。
なんか後味悪いのは私だけでしょうか…。
満足度★★★
男くさい
作・演の人、もしくは主役の人が、こういうのめちゃめちゃ好きなんだろうな~と思いました。
ヤクザ二人の生き様が如何にもそれっぽくて私の好みではなかったかな。
あ、でも決して面白くなかったわけではなく、
コメディとしてはよく練られていてテンポもよかったです。
満足度★★★★
圧倒的緊張感
大阪在住のブログ仲間さんたちからお名前だけはちょくちょく伺っていたのですが、初見。
最初はわーわーぎゃーぎゃー言ってて、あーうるさい芝居なのかーちょっと駄目だなーと思ってたんだけど。
後半。これのために前半わーわー言ってたんじゃないかと思われるくらいのギャップ。どえらい緊張感。
以下ネタばれにて。
ネタバレBOX
今から本当に、この(駅前)劇場に暮らしているホームレスたちの手で、松本さんという人間を殺すと、予告された観客はもうどうしたらいいのかわからない。
ただ見ているだけなんだが、見ているだけでも芽生える共犯意識。
さらに客電とかつけられちゃって、途端に舞台と客席が同一空間になって…。
あードキドキ。
途中で怖気づいた人が「やめたい」と言い出し揉めるのだが(この揉め方もガチ)私もやめたい…と思ってしまう。
やめたい人間は出て行っていいと言われ、なんだか立ちあがりたくなってしまう。
最後に明転して実際に人死んでても不思議じゃないなーと、なんか遠い頭で考えた。
(暗闇のなかであの音を出すのにどこを殴ったんだろう…結構危ない)
え?え?今えーっとどういうこと?この人だれ?なに?どういう意図?と
頭で考えてると混乱する部分があったけども、本物と倒錯させる緊張感は凄まじかった。
満足度★★★
こけら落とし企画第二弾
池袋に劇場が増えるのは嬉しい!
ネタバレBOX
個人的に知人の肉体美にハァハァしてましたが(笑)
悪者が懲らしめられるので観てる側は単純にすかっとして気持ちいい。
最後もハッピーエンドなので構えずに見られる作品。
満足度★★★★
知人に誘われて
野田地図の『カノン』!
上演料いくらなんだろう!←そんなことばかり気になる
『カノン』は脚本では持ってるんだけど、実際観たことなかったので超楽しみだった。
しかもかつて共演したかおりんこと浅川薫理嬢がオネガイですよ!みようみよう!
もう全体的に野田が好きなんだなーって感じがひしひしと。
特に役者もこなしてる演出の人の芝居がものっそい野田秀樹だった。まぁよくも悪くも、ね。
あのスピード感とパワフルな動きはさすが。
ほとんど全員がそのスピード感についていくための滑舌を身につけていた。
(当たり前と言えば当たり前ですが)
でもたまに何言ってるかわからんくなるとこがあったので惜しい。
これたぶんストーリーがわかってる私だから理解できてるところもあるはず。
ネタバレBOX
衣装が素敵な和ファンタジーで、黒を基調に、主張しすぎない色の入れ方が大変センスよし。
演出がよかったなー。
野田版を見てないのでどこまでオリジナリティなのかはわからないけども。
意外と萬の舞台って狭いのだが、最大限に空間を使用していた。
障子の格子みたいな木枠の使い方がとてもよい。
牢屋にもなるし、塀にもなるし。
空間をわけても向こう側が見えるし、配置場所を変えるだけであっという間に別の空間ができる。
野田地図は脚本だけ読んでると難解だったりするんだけど、映像化するとこうなるのか~と楽しく観させてもらった。
かおりんのオネガイが可愛すぎた。
異質感もちゃんと放ってるし、キーの役目もこなす。すごい美味しい役。
かおりんだからこそもらえた役だと思う。
かおりんはなんでも器用にこなせちゃう感じがあるんだけど、それは彼女の努力ゆえだと思うのですねやはり。
素敵な女優さんです。
ただ動物の四つん這いって、人間がやると骨格の問題で恰好悪く見えるんだよな。
私だったら普通の人間っぽく芝居させるかも~と思いながらにゃんこを見てた。
開場10分前までゲネやってたらしい(笑)。
満足度★★★★
良企画
15ミニッツ初体験!わはー!
いつもクオリティが高いと評判のオムニバス公演。
一回で6団体も見れるなんてとても贅沢。
だいたい複数団体参加のオムニバスって素舞台なことが多いと思うんだけど、ちゃーんとセットがあるんだよね。
運営側の力の入れようが素敵。
各団体が実験的で面白い。
団体の好みもあるけれど、6団体も楽しめるというこの企画自体に満足。
評価されてきたからこそ9回も続いているわけで今更私が言うまでもないだろうけど。
来年4月にはスペシャル15ミニッツをやるそうだ。
何団体でてくるんだろう!←そういうスペシャルなのか?
ネタバレBOX
ひょっとこ乱舞『わるぐち』
他人に対して怒ることが苦手な弟、はっきりとものを言う性格の兄。
お兄ちゃん指導のもと、悪口を言う練習を開始。
次第にその矛先は兄にむけられ…。
でも結局仲良し兄弟。
ひょっとこ乱舞は二回目です。
広田さんの描く人間関係が好きだわ。
なんかこう、苦みを残しつつもほのかにハッピーエンドなんだよね。好き好き。
セットを一番上手に使ってたかも。
犬と串『OCEAN ~失われし七つの秘宝~』
練習量が明らかに足りてないまま本番を迎えてしまった犬と串…という設定(笑)。
やけに演技演技した力いっぱいな役者、滑舌が最悪な役者、あがりまくって出とちる役者。
動線確保できてなくてあちこちでぶつかりまくる。
たまに不躾な客に野次をとばされながらも(もちろんこれも役者さん)なんとか芝居を続けていく。
幕裏で腕を切断するという即公演中止なハプニングにも関わらず「役者だから…」と舞台に立ち続けたり(笑)。
無駄にカーテンコール二回やって堂々の終幕でした。
犬と串、名前だけはよく聞いてたので楽しみでした。
でもこれ下手糞な芝居って言う設定だからどうもなぁ(笑)。
本公演はどんな感じなんだろう。行ってみたいけどいつも大隈講堂でやってるよね。
なんか行きづらいんだよな早稲田の敷地内。
ナカゴー『ジョゼたち』
缶けりをして遊ぶ小学生の話。それだけ。別に起承転結があるわけではない。
町の守り神が出てきたけど特に関係ない(笑)。
その小学生のうちの一人のあだ名がジョゼだったんだけど、特に主人公っぽいことはしてなかったな。どっちかっつーと脇役?
不思議な雰囲気の話だった。
小学生ってなんかちょっと気持ち悪い癖があったりするよね。
すぐ嘘ついたり、変にテンションあがったり、常に服の裾いじってたり。
その辺をすごくリアルにやってた。
衣装のだささ具合がめっちゃ小学生だった。こういうのいるいる。
シンクロ少女『性的人間』
妻と部下が不倫していたと判明した先生の心理描写を3人で演じる。
怒ってる人格と、泣いてる人格と、笑ってる人格がいる。
試みは面白いけど、先生3人対妻と部下、3:2の図がいろいろ不自然で大変そうだった印象が。
性描写が実にねっとりしてるんだけど、口調はあっさりで好み。
クライマックスには3人の先生がなんか脱ぎだして、なんか歌いだして、あれなんだったっけこの話って感じになった(笑)。
Defrosters『漫才』
お笑いライブに出る新人漫才コンビ、デフロスターズ。
自分たちの出番は終わったのだが、次のコンビの現場入りが遅れてる。
そこで再度出ていって繋ぐことになったのだが、1本しかネタをもってないため繋ぐに繋げない。
そこに遅れてるコンビのKYな彼女が乱入。
マネージャーが慌てて止めに入るも収拾がつかず。
演技が自然で、若干現実と倒錯してる自分がいた。
特にKYな彼女の痛さが尋常じゃない。やばい。痛すぎる。
最後全員で「いい加減にしろ!ありがとうございましたー」でうまく捌けていったのに、もう一回戻ってきて礼をしたのはなんか違う…。
いや、本編+カーテンコールの順番はわかるんだけど、本編の礼がすごくきっちり決まったからカーテンコールはなくてよかったよ。
Mrs.fictions『僕を寝かさない』
ドキ☆男だらけのお泊まり会(笑)。
眠れないので怪談話をしようということになる。
「知らないうちに人数が増えているが誰が増えたのか誰もわからない…」という話をしているまさにその場で人数が変わっていく。
が、登場人物たちはあくまで普通。
2人が3人、3人が4人に増えていくが最初からそこにいたかのように認識している。
そしてまた順繰りに人数が減っていく…。
気付いたら増えたり減ったりする、友達ってそういうもんじゃない?という結論。
ちょいちょい出てくる飲み物がいい感じのスパイスになってた。