小峰コマの観てきた!クチコミ一覧

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仏の顔も三度までと言いますが、それはあくまで仏の場合ですので 鰹&栄螺

仏の顔も三度までと言いますが、それはあくまで仏の場合ですので 鰹&栄螺

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターKASSAI(東京都)

2017/10/04 (水) ~ 2017/10/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

PMC野郎らしい、笑えてほろりとくる見ごたえのある舞台だった。
劇団員のクオリティの高さがますます上がっていて、きちんと観客に伝わる舞台になっているので、安心して無理なく笑えるのがありがたい。
脚本の質の高さも観劇に没頭できるところなのだろうと思う。
滑舌・発声や脚本のクオリティが高いと舞台へ集中がしやすい、というのはPMCの舞台を見て納得したことである。
(えらそうな言い方をして申し訳ないが、野口オリジナル氏、高橋ゆき氏の表現のクオリティの向上には驚かされた、とてもよかった)

R18ステージや、何本も見ているのに未だに一部の役者さんの区別がつかないでいる理由なメイク、「それ言っちゃう?」とツッコミたくなるきわどい時事ネタという色物を徹底的に楽しめる舞台に仕上がってるのはPMC野郎の底力なのだなあ、と改めて感じた舞台だった。

ゲストは天羽尚吾氏、
女装してもまったく「オカマやオネエにならない」めったにない個性は相変わらずで、一見してわからなさそうな性格の悪さを内包した美少女を好演。
彼が演出脚本した高校での公演を見る機会があったが、その高校生とは思えないクオリティの高い舞台、特にストーリーが秀逸だったのでまた見る機会があればいいな、とずっと思っている。

ネタバレBOX

個人的に気に入ったとこの羅列
☆悪魔メイク(懐)を施した主人公が実は一番常識人
☆舞台上でたくさん殺人が起こるが、生々しさがなく笑ってすませられるとこ
☆天狗がうっとおしいところ(芸風なんだな)
☆おかみのセリフ
☆部屋とYシャツと自爆テロ
☆矢文
☆日本の妖怪になぜケンタウロスが混ざってるかの説明
☆小道具の使い回し
ザ・バトルドクター伝説

ザ・バトルドクター伝説

いれずみベービー

池袋小劇場(東京都)

2009/04/08 (水) ~ 2009/04/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

炸裂!いれずみ節
・・・と思いました。

主演の白川みなみさんのセリフは、いつだって自分が言いたいセリフ。

ところで私は脚本・演出の方の女性観がとても違和感なく受け入れられるものなのがとてもうれしい。

今回のダンスは秀逸でした。

ザ・クレージーファンタジー

ザ・クレージーファンタジー

いれずみベービー

シアターブラッツ(東京都)

2008/05/27 (火) ~ 2008/06/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

いれずみ節
パワーアップしたなあ、と、感じました。

ネタバレBOX

照明や舞台の小道具がセンスがよく、見ていて異次元感覚を楽しめました。

それから、特に駿河崎さんがかっこよかったです(^_^)
30才になった少年A

30才になった少年A

Sun-mallstudio produce

サンモールスタジオ(東京都)

2014/01/09 (木) ~ 2014/01/14 (火)公演終了

満足度★★★★★

芝居の力
前回もよかったが、今回もよかった。
前作を見た劇場関係者?の方が、再演の声かけをしてくれての再演の運びとなった、という話を聞いた。
いい芝居を作るとちゃんと評価されるという当たり前のようでなかなかないことだと思う。
極端な言い方をすると「小劇場の神話」がひとつ増えた、ともいえるんじゃないか。

前回の役者さんたちもとてもよかったけど、今回もしっかり伝わってくる芝居をしてくれた。

いろいろな感想があふれてしまって、「観てきた!」を書くまでえらく時間がかかってしまった。
感じたことを言語化するのがうまくできないので、よい作品を作ったスタッフや役者さんたちにうまく伝えられないのはちょっと悔しい。

やっぱり、意識を触発される芝居(映画でもいいんだが)はいつまでも心に残るなあ。

ネタバレBOX

前作と比較して大きく違ったと思われるのは、主人公は感情の高ぶりやすい気質のままだったこと、宗教的要素が含まれていること。
(登場人物も増えてるし、設定も多少変わっているしで、ほかにもあるのだが、私が印象的だったのはこの二点である)

主人公が高ぶりやすい気質だった点で、再犯の可能性が見え隠れしてしまうので、見る側の気持ちはさらに複雑になってしまった。
前作だと「過去の罪は関係者はともかくただ、周りにいる人はスルーしていいんじゃないか」と思えたのだけど。
どっちがいい、とは言えないけど、私としてはさらに悩みの種が増えてしまった。

ラストの「歓喜の歌」の使い方はよかったと思う。
私はこの歌を聞くことでキリストは罪を許すために生まれ十字架にかけられたことを思い出した。
許すことの是非は一概に言えないけど罪を裁くのは隣人がせんでもいいんじゃないか、と思った。
私は身内を犯罪によって傷つけられた経験があるので、犯罪者に対して寛容になるのは難しいが、それでも多分私は石を投げることはしないと思う。
パパ!パパ!パパ!

パパ!パパ!パパ!

海企画

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2016/05/27 (金) ~ 2016/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

市井の人
家族の物語を丁寧に描いた芝居。
役者さんの個性や実力が端的に表れる。

複数の女の子たちがその子たちなりに誠実に生き、あるものはあきらめ、あるものは大切に育んできたのが見て取れる「人」にたくさん笑わせてもらい、静かに感動させられた。



テンポの早いテンションの高さがウリの芝居に少々食傷していたところなので1時間少々のこの舞台は新鮮だった。

大自然パノラマ◎マタギ演劇『クマウチ』

大自然パノラマ◎マタギ演劇『クマウチ』

IQ5000

上野ストアハウス(東京都)

2017/11/15 (水) ~ 2017/11/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/11/16 (木) 19:30

価格3,800円

なんだか、とてもわくわくドキドキしながらの90分だった。
この感覚、なんだろう、としばらく考えていた。
それはネタバレBOXへ。

時間の都合で、腹筋善之助さんの「ひとりあそび」が見れなかったのは残念だった。

ネタバレBOX

帰りの電車で思い至った。
これは子どもの頃に「小鹿物語」を読んだ時の感覚だ、と。
ハッピーエンドの話が好きだったのに、この話はリアルで自分の知らない世界が展開し、多分めでたしめでたし、で終わらないだろうことを予感させながらも夢中になって読み進んだ、あの時の感覚だった。

タイの山岳民族が「森」を追われて生きていくのが難しくなっている。
そのくせ、富裕層によって「森」が不当に開拓され、過剰消費されていることも思い出した。
ジャングル ~柔和なジャングルの猛者~

ジャングル ~柔和なジャングルの猛者~

IQ5000

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2014/12/19 (金) ~ 2014/12/22 (月)公演終了

満足度★★★★★

深いな~
IQのお芝居はだいたい好きなのだが、今回の作品は本当によかった。

パワーマイムのおもしろさも存分に味わえたし、今回は特に一人で複数の役を演じる手法(これ、なんだか名前があったと思うが思い出せません、ご存知の方教えてください)の演出がよくて、おもしろかった。

ばかばかしい設定の中に、風刺や問題提起が無理なく組み込まれ、観終わった後の気持ちのよいカタルシス、IQならではの魅力をたっぷり味あわせていただいた。

ネタバレBOX

今回見ていて感じたことはキャラクター(部族)がそれぞれとても魅力的だったこと、
中でもサル族、ダチョウ族のパフォーマンスは大好き。
トマレ族のしょうもなさに笑い、ピダハーン族の存在に心あたたまるものを感じ、アマゾーンネスにうまれた男の子の処遇の采配に心打たれた。

後日追記するかもしれないけれど。
たいこ茶屋殺人事件 2013夏

たいこ茶屋殺人事件 2013夏

たいこ茶屋殺人事件☆制作委員会

浅草橋「おさかな本舗 たいこ茶屋」 ※テレビでも人気の居酒屋(東京都)

2013/08/25 (日) ~ 2013/08/27 (火)公演終了

満足度★★★★★

なかなかのコラボ
昨今、飲食店での芝居はあるけど「飲み屋でやるからおもしろい」という観点ではかな~~り、完成度が高かったんじゃないだろうか。
多分に日ごろからパフォーマンス性を重視した「たいこ茶屋」だからこのテンションの高さがあったんじゃないかと思う。
ストーリーなどのゆるさ(言い換えれば把握のしやすさ)がなかなか絶妙だったように感じた。

役者陣の芝居も、シュチュエーションによくあっている人が多く、楽しめた。
特にポアロ役のチング・ポカさんの芝居は笑いを誘った。

木曜深夜のEテレで放送中の「青山ワンセグ」の「少女と人魚」で究極にあやしいテキ屋のおっさんと「明智小五郎の孫(だったかな?)」が同じ人物だと気づいてびっくり。
今さらだけど役者さんってすげえ~と思った。

その後の交流会にも参加させていただいたけど、料理も刺身もとってもおいしくて、パフォーマンスもおもしろく、ちょっとした夏の最後のミニバカンスみたいなひと時を味あわせていただいた。
また次回も行きたい。

ロボ・ロボ

ロボ・ロボ

キティエンターテインメント

サンシャイン劇場(東京都)

2014/08/29 (金) ~ 2014/09/01 (月)公演終了

満足度★★★★★

魅力あふれるロボットたち
感想を書くのがすっかり遅くなってしまったが、手放しで☆いつつ出したい舞台だった。

美術や役者さんの演技ももちろんだが、最近、なかなか素直に感動できない私が、ロボットたちに愛情を感じ、どうなるのかハラハラしながら鑑賞した。
さびついた心が動き出したかのように感情移入が止まらなかった。

ネタバレBOX

衣装や美術、音の効果などは見たり聞いたりしているだけで楽しかったが、なんと言っても役者さんたちの魅力、そしてそれを引き出した演出はすばらしかったと思う。

個人的にはナビゲーターの「?」の芝居や、ワーカーのパワーマイム(手が伸びるところや、2.5トンを放り投げるとこ)が特に好きだった。
ワーカーの歩き方や、レコーダーのくるくるや、ゲーマーの側転など、本当に何回も見たくなる舞台だった。

再演があったらまた見に行きたい。
ソラオの世界

ソラオの世界

キティエンターテインメント

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2013/02/09 (土) ~ 2013/02/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しいおもちゃ箱
西田シャトナーさん演出の前作は見ていないが、無責任に楽しかった。
こういう芝居ってありだよなあ、と思った。
イケメン君がたくさん出てて美人もかわいい子も芸達者な方もたくさん出てて、何しろあっという間に時間が経つ感じ、
もっかい見たい。

ネタバレBOX

ヨルダさんが明るくて清潔でかわいい大人の女性で、どうかすると下ネタに走りそうな舞台全体をいい感じにクリーンにしてくれる。
ソラオ君名演技。
幼少期のソラオの存在がお話にふくらみを持たせたように感じる。
ラストの出演者たちの逆戻しがすごくよかった。
個人的には「ハレルヤの世界」を右小指つきで見たい。
Start Last

Start Last

IQ5000

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2013/11/27 (水) ~ 2013/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

懐かしい涙
パワーマイム表現が見所のIQ5000ならではのおもしろさが炸裂。
ラストではうっかり泣かされてしまった。

子どもの頃、SFの漫画を読んだりして素直に感動した頃の涙とよく似た涙だった。

ネタバレBOX

アフリカン寺越さん、巴里まりえさんのコンビが絶品。
培養液?に浮かぶ人々のシーンは見ごたえがあった。
なにげに「これぞSFだぜ」といわんばかりの照明もカタルシスを感じた。

レトロフューチャーってどうして、こんなに心を揺さぶるんだろう。
久しぶりに鉄腕アトムを読み返したくなったぞ。
追風バルカロール

追風バルカロール

廃道開花

レンタルスペース+カフェ 兎亭(東京都)

2013/07/06 (土) ~ 2013/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

テーマパークみたいな空間演出
兎亭の外の道案内から、受付、店内、すでに演出がなされ、なんだかテーマパークにいるみたいなわくわく感を感じた。

歌はとてもよかった、芝居は少しあっさりしすぎ感はあれど、演技もしっかりしており、(ガロア役の男優さんの演技が絶品)十分楽しめた。
時間的に短いのも物足りないというよりは、どっしり芝居とは別の軽食的な楽しみ方ができた。

こういうテーマパーク的なライトな形式の芝居ってありだなあ、と感じた。

30才になった少年A

30才になった少年A

アフリカン寺越企画

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2013/09/24 (火) ~ 2013/09/26 (木)公演終了

満足度★★★★★

期待以上
丁寧な役の作りこみによって秀逸な脚本が生かされ、成り行きをハラハラしながら5人(+α)の人生に共感し、芝居の持つ力を再認識した二時間だった。

ネタバレBOX

正直なところ、見終わってすっきりするとか明日も元気に生きていこう、というようなカタルシスは得られない。
しかし、ここでは確実に誰かの人生を垣間見ることができたと思う。

詳細を書きたい気持ちもあるが、うまく書ける自信もないので、見事な演出だと思ったところを書いておきたい。

主人公が自身の罪を振り返るとき、結局「自分が誰かの人生を奪った」という意識には至らない。
「あの時ああだったらこうだったら、渡っていた橋の長さがどうだったから」
という自分以外の要素に原因をなすりつけているのだ。
脚本を書いているうちに、「本当に反省している主人公」を書きたくて、もっと抜本的な反省をしている描写をしたくなりそうなものだが、あえて、リアリティのある「自分以外のせい」を貫いたのは見事だと思う。

そして、その思考は被害者やその遺族が加害者を許せない理由も隠されているのである。

役者さんの演技に説得力があって、主人公以外の4人がそれぞれ、一本の舞台になってもおかしくないほどに「人として立って」いてよかった。
それぞれが舞台に立つ前にどう生きたかが感じられる演技だった。
さらには出てはこないけど、「被害者の少年」「被害者の遺族」の顔も見えてくるような気がした。

正直こんなに気持ちが揺さぶられるとは期待していなかったのでうれしい誤算であった。
ワルツ

ワルツ

新宿公社

テアトルBONBON(東京都)

2019/09/18 (水) ~ 2019/09/22 (日)公演終了

満足度★★★★

みもふたもない率直な感想を述べると
「『これっくらいよく作りこまれてて、これっくらい見ていておもしろい舞台、これっくらいのお値段で見れる』という小劇場の醍醐味を堪能させていただいたぜ」
である

本来、当たり前なのかもしれないけど、セリフ回しがしっかりしていて、役作りをしっかりしている役者さんがそろっていたし、
演出は、話や心象をわかりやすく表現するためになされているし、ある意味王道な芝居とも言えるのかもしれない。
力のある劇団に出会えたのは熱心に勧めてくれた知人のおかげでもある。

ちょっとほめ過ぎかもしれないが、こういう芝居が好きなんだから仕方ない。
話の展開は書かないけど、思うところをネタバレBOXへ

ネタバレBOX

時間がないので箇条書きで

・大人たちのゆがみ(こじれ)具合がリアルだった
・高校生ズが高校生に、教師が教師に、心理療法士が心理療法士に見えた
・高校生とマリンがあんまりこじれてない印象があり、大人との対比で「齢を重ねるということ」についての示唆を感じた(主催が意図したかどうかはわからないけど)
・千歳さん、お休みとってね、と本気で思ってしまった
・高校生ズがさらにもう一発大人を出し抜けたら、半端ないカタルシス感じたと思う
プルーフ/証明

プルーフ/証明

DULL-COLORED POP

サンモールスタジオ(東京都)

2014/05/28 (水) ~ 2014/06/04 (水)公演終了

満足度★★★★

ディスコミュニケーション
という、類型的な言葉で語りたくはないが、要するにそういうことだと思った。
元の脚本もよいのだろうけれど、翻訳がよいのだろうと思った。

極端な睡眠不足下での観劇であったにかかわらず、終始緊張感とともに見ることができた。
役者さんたちがそれぞれ魅力的で、ともすれば「嫌なやつらばっかり」の登場人物に人間くささを与えてくれたのが救いになったのでは。

ネタバレBOX

見ている間「子どもに重すぎる荷物を持たせるのは酷だ」と思っていたが、果たして20代前半というのは子どもなのか重荷を背負える年齢なのか、今ちょっと考えている。

キャサリンの自身の狂気への恐れはあまり感じなかったが、それは多分彼女が背負ったものが大きすぎてそこまで気が回らなかった、というところで納得した。
それだけ、百花亜希さんのキャサリンがあどけない少女のように見えたのである。

扉の開け閉めのマイムが妙に話の流れを分断している感もあり、演出意図なのかよくわからなかったのが私的には少し残念。

クレアのジレンマは脚本上ではあまり描かれていないようだが、彼女の少々不気味なくらい世知長けた演技である程度伝わった。

このような家族や恋人、友人のディズコミュニケーションによる崩壊(といったら言い過ぎか)は、想像以上に当たり前のように起きているが、それらは別に悪いことではない。
ただ、このキャサリンのように、「なんとかしたい」と思っているのなら、「証明する」すなわち「なんとかする手立て」はかならずある、というラストには救われた。
御家族解体

御家族解体

ポップンマッシュルームチキン野郎

ステージカフェ下北沢亭(東京都)

2016/03/05 (土) ~ 2016/03/13 (日)公演終了

満足度★★★★

こういうの好き
PMC野郎の芝居は「うちの犬」に始まって「サボテンの出てくるの」「切り裂きジャックは・・」と続けてみてしまったが、どれも行ってよかったな、おもしろかったな、うっかり感動してしまったぞ、と感じさせてくれる。

今回のもおもしろかった。
人物設定とか微妙なコミュニケーションの狭間のおかしみなど、きっとPMC野郎らしいおもしろさなんだろう。

正直、だんだんに小屋が大きくなってチケット代が高くなって(今回のは小屋は小さいけどチケット代は安くはないと思う)、まあおもしろければいいんだけどなー。

そういえばサボテンのもジャックのも「観てきた」に書いてないな、ごめんね。

THE 天国 ホテル 1993…

THE 天国 ホテル 1993…

ほぼほぼぐらすぽっパー!

新宿vatios(バティオス)(東京都)

2013/10/08 (火) ~ 2013/10/10 (木)公演終了

満足度★★★★

笑えて、しみじみ
演劇らしいカタルシスを感じられて楽しいひと時をすごさせていただきました。
舞台の使い方がおもしろく、あとになって「ええっ!」というようなおもしろさも、感動もありました。

(文句ではありませんが)段差のまったくない劇場で、前の方が背の高い方だったので見づらかったのはつらかったです。
それでも、十分楽しめたのは役者さんたちの力量かな、と思いました。

OTOGI狂詩曲

OTOGI狂詩曲

進戯団 夢命クラシックス

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2013/06/05 (水) ~ 2013/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★

ビデオゲームのようなおもしろさ
初めてクラシックスをみました。
衣装や映像の使い方などとてもおもしろく見ました。
見に行ってよかったなあ、と思いました。

俳優さんたちの個性や役作りなどがおもしろくて、それぞれもっと突っ込んで見たいくらいでした。

主役の太郎を演じた川隅美慎くんは好演技。
太郎の切ない気持ち、自分ではどうにもならない自動反応などがしっかり伝わってきました。

さらば、仏の顔

さらば、仏の顔

アフリカン寺越企画

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2014/04/25 (金) ~ 2014/04/27 (日)公演終了

満足度★★★★

きたな
日ごろ、なんとなく腑に落ちずに澱のようにたまっていく「?」がある。
その「?」のうちのいくばくかを畳の上に乗せて、まざまざと見せつけられた。

舞台美術のインパクト、気詰まりなワンシュチュエーションの舞台。
テンションの高い役者たち。
初日ならでの硬さを感じたが、それはそれで独特の緊張感があって、興味深かった。

後程ネタバレBOXを追加する予定。

ネタバレBOX

壁一面に貼られた般若心経が効果的だった。

リアルにデフォルメされた登場人物の行動とエピソードで綴られた1時間30分は過剰な緊張感の中を展開していく。

東役の不気味さは秀逸。
これくらい印象と行動が一致している人はいっそ気持ちがいい。

私は多少病的なくらい暴力が嫌いだが、展開を追っていて、直接的暴力のほうがむしろいさぎよいのかもしれない、という感想を持ったことを記しておく。
生きてきて、不条理な目にもずいぶん合い、それらに対処してきたが、それらの納得のいかないでたまっているどろどろはいつか浄化できる(する)のだろうか。

個人的にこの芝居が好きかといわれると好きではないが、よくもまあ、ここまで創りあげたものだ、と思う。

主人公の「誠実さ」がその場しのぎのうそをつく行動によりあいまいになってしまっているように思えたが、人の弱さ、というリアルを追求するとああなったのも納得できるとはいえ、説得力をやや欠くのは否めなかったような気がする。
パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!

パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!

おぼんろ

ワーサルシアター(東京都)

2014/06/11 (水) ~ 2014/06/22 (日)公演終了

満足度★★★★

一言で言うと私好み
前日に知人に声をかけられ、出かけていった。
小田急の脱線事故の影響で開演時間を少し過ぎてしまったが、開演時間を遅らせてくださる対応をしていただけて、無事鑑賞できた。

初めての「おぼんろ」

衣装と舞台美術がとても好みだったし、前振り込みで楽しんで観劇した。
役者さんたちも実力のある方たちだし、イレギュラーな舞台を効果的に使っていて、見ごたえがあった。
次の舞台も見てみたいと思うし、もっと大きな舞台で、演じられる人たちだなあ、とも思った(こう思わせるユニットはまれ)

全体通して、よい舞台だったと思う・・・以下ネタバレへ

ネタバレBOX

ひとつの舞台として充分な完成度だとは思うのだが、今後に期待をこめてひとつ気になった点を指摘すると、

話がシンプルなので、時間があと20分短くできたらパーフェクト。
尤も、テンポなどは充分意識しているし、出演人数も少ない中のテンション維持という点では大変に工夫して最善を尽くしていると思うので、ホントこれは無理難題。

登場するキャラの名前のつけ方の雑(ほめている)なとこもすごくいいセンス。
ドンドンドンさま、というネーミングも私のつぼ。

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