満足度★★★★★
PMC野郎らしい、笑えてほろりとくる見ごたえのある舞台だった。
劇団員のクオリティの高さがますます上がっていて、きちんと観客に伝わる舞台になっているので、安心して無理なく笑えるのがありがたい。
脚本の質の高さも観劇に没頭できるところなのだろうと思う。
滑舌・発声や脚本のクオリティが高いと舞台へ集中がしやすい、というのはPMCの舞台を見て納得したことである。
(えらそうな言い方をして申し訳ないが、野口オリジナル氏、高橋ゆき氏の表現のクオリティの向上には驚かされた、とてもよかった)
R18ステージや、何本も見ているのに未だに一部の役者さんの区別がつかないでいる理由なメイク、「それ言っちゃう?」とツッコミたくなるきわどい時事ネタという色物を徹底的に楽しめる舞台に仕上がってるのはPMC野郎の底力なのだなあ、と改めて感じた舞台だった。
ゲストは天羽尚吾氏、
女装してもまったく「オカマやオネエにならない」めったにない個性は相変わらずで、一見してわからなさそうな性格の悪さを内包した美少女を好演。
彼が演出脚本した高校での公演を見る機会があったが、その高校生とは思えないクオリティの高い舞台、特にストーリーが秀逸だったのでまた見る機会があればいいな、とずっと思っている。