小峰コマの観てきた!クチコミ一覧

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プルーフ/証明

プルーフ/証明

DULL-COLORED POP

サンモールスタジオ(東京都)

2014/05/28 (水) ~ 2014/06/04 (水)公演終了

満足度★★★★

ディスコミュニケーション
という、類型的な言葉で語りたくはないが、要するにそういうことだと思った。
元の脚本もよいのだろうけれど、翻訳がよいのだろうと思った。

極端な睡眠不足下での観劇であったにかかわらず、終始緊張感とともに見ることができた。
役者さんたちがそれぞれ魅力的で、ともすれば「嫌なやつらばっかり」の登場人物に人間くささを与えてくれたのが救いになったのでは。

ネタバレBOX

見ている間「子どもに重すぎる荷物を持たせるのは酷だ」と思っていたが、果たして20代前半というのは子どもなのか重荷を背負える年齢なのか、今ちょっと考えている。

キャサリンの自身の狂気への恐れはあまり感じなかったが、それは多分彼女が背負ったものが大きすぎてそこまで気が回らなかった、というところで納得した。
それだけ、百花亜希さんのキャサリンがあどけない少女のように見えたのである。

扉の開け閉めのマイムが妙に話の流れを分断している感もあり、演出意図なのかよくわからなかったのが私的には少し残念。

クレアのジレンマは脚本上ではあまり描かれていないようだが、彼女の少々不気味なくらい世知長けた演技である程度伝わった。

このような家族や恋人、友人のディズコミュニケーションによる崩壊(といったら言い過ぎか)は、想像以上に当たり前のように起きているが、それらは別に悪いことではない。
ただ、このキャサリンのように、「なんとかしたい」と思っているのなら、「証明する」すなわち「なんとかする手立て」はかならずある、というラストには救われた。
さらば、仏の顔

さらば、仏の顔

アフリカン寺越企画

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2014/04/25 (金) ~ 2014/04/27 (日)公演終了

満足度★★★★

きたな
日ごろ、なんとなく腑に落ちずに澱のようにたまっていく「?」がある。
その「?」のうちのいくばくかを畳の上に乗せて、まざまざと見せつけられた。

舞台美術のインパクト、気詰まりなワンシュチュエーションの舞台。
テンションの高い役者たち。
初日ならでの硬さを感じたが、それはそれで独特の緊張感があって、興味深かった。

後程ネタバレBOXを追加する予定。

ネタバレBOX

壁一面に貼られた般若心経が効果的だった。

リアルにデフォルメされた登場人物の行動とエピソードで綴られた1時間30分は過剰な緊張感の中を展開していく。

東役の不気味さは秀逸。
これくらい印象と行動が一致している人はいっそ気持ちがいい。

私は多少病的なくらい暴力が嫌いだが、展開を追っていて、直接的暴力のほうがむしろいさぎよいのかもしれない、という感想を持ったことを記しておく。
生きてきて、不条理な目にもずいぶん合い、それらに対処してきたが、それらの納得のいかないでたまっているどろどろはいつか浄化できる(する)のだろうか。

個人的にこの芝居が好きかといわれると好きではないが、よくもまあ、ここまで創りあげたものだ、と思う。

主人公の「誠実さ」がその場しのぎのうそをつく行動によりあいまいになってしまっているように思えたが、人の弱さ、というリアルを追求するとああなったのも納得できるとはいえ、説得力をやや欠くのは否めなかったような気がする。
30才になった少年A

30才になった少年A

Sun-mallstudio produce

サンモールスタジオ(東京都)

2014/01/09 (木) ~ 2014/01/14 (火)公演終了

満足度★★★★★

芝居の力
前回もよかったが、今回もよかった。
前作を見た劇場関係者?の方が、再演の声かけをしてくれての再演の運びとなった、という話を聞いた。
いい芝居を作るとちゃんと評価されるという当たり前のようでなかなかないことだと思う。
極端な言い方をすると「小劇場の神話」がひとつ増えた、ともいえるんじゃないか。

前回の役者さんたちもとてもよかったけど、今回もしっかり伝わってくる芝居をしてくれた。

いろいろな感想があふれてしまって、「観てきた!」を書くまでえらく時間がかかってしまった。
感じたことを言語化するのがうまくできないので、よい作品を作ったスタッフや役者さんたちにうまく伝えられないのはちょっと悔しい。

やっぱり、意識を触発される芝居(映画でもいいんだが)はいつまでも心に残るなあ。

ネタバレBOX

前作と比較して大きく違ったと思われるのは、主人公は感情の高ぶりやすい気質のままだったこと、宗教的要素が含まれていること。
(登場人物も増えてるし、設定も多少変わっているしで、ほかにもあるのだが、私が印象的だったのはこの二点である)

主人公が高ぶりやすい気質だった点で、再犯の可能性が見え隠れしてしまうので、見る側の気持ちはさらに複雑になってしまった。
前作だと「過去の罪は関係者はともかくただ、周りにいる人はスルーしていいんじゃないか」と思えたのだけど。
どっちがいい、とは言えないけど、私としてはさらに悩みの種が増えてしまった。

ラストの「歓喜の歌」の使い方はよかったと思う。
私はこの歌を聞くことでキリストは罪を許すために生まれ十字架にかけられたことを思い出した。
許すことの是非は一概に言えないけど罪を裁くのは隣人がせんでもいいんじゃないか、と思った。
私は身内を犯罪によって傷つけられた経験があるので、犯罪者に対して寛容になるのは難しいが、それでも多分私は石を投げることはしないと思う。
Start Last

Start Last

IQ5000

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2013/11/27 (水) ~ 2013/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

懐かしい涙
パワーマイム表現が見所のIQ5000ならではのおもしろさが炸裂。
ラストではうっかり泣かされてしまった。

子どもの頃、SFの漫画を読んだりして素直に感動した頃の涙とよく似た涙だった。

ネタバレBOX

アフリカン寺越さん、巴里まりえさんのコンビが絶品。
培養液?に浮かぶ人々のシーンは見ごたえがあった。
なにげに「これぞSFだぜ」といわんばかりの照明もカタルシスを感じた。

レトロフューチャーってどうして、こんなに心を揺さぶるんだろう。
久しぶりに鉄腕アトムを読み返したくなったぞ。
apiture 「46億年の夢~眠る花」

apiture 「46億年の夢~眠る花」

OFFICE LOU

Geki地下Liberty(東京都)

2013/11/07 (木) ~ 2013/11/09 (土)公演終了

表現の多様性に圧倒
見るまでどんな内容なのか見当がつきませんでしたが、
個々のダンサーさんの表現方法や音楽・照明・舞台美術など見所が満載で、時間が経つのが早かったです。
もう一度見たかったのですが時間の都合で再観できず残念です。
何に感動したのかわからないまま目頭が何度か熱くなりました。

ネタバレBOX

「お水」をもらって身体が温かくなりました。
エネルギー切れになったらまたお水もらいたいです。

妖花の舞は圧巻でした。
THE 天国 ホテル 1993…

THE 天国 ホテル 1993…

ほぼほぼぐらすぽっパー!

新宿vatios(バティオス)(東京都)

2013/10/08 (火) ~ 2013/10/10 (木)公演終了

満足度★★★★

笑えて、しみじみ
演劇らしいカタルシスを感じられて楽しいひと時をすごさせていただきました。
舞台の使い方がおもしろく、あとになって「ええっ!」というようなおもしろさも、感動もありました。

(文句ではありませんが)段差のまったくない劇場で、前の方が背の高い方だったので見づらかったのはつらかったです。
それでも、十分楽しめたのは役者さんたちの力量かな、と思いました。

めぐりあうとき2013

めぐりあうとき2013

カラフル企画

笹塚ファクトリー(東京都)

2013/09/18 (水) ~ 2013/09/22 (日)公演終了

満足度★★★

とても楽しく見ました。
空間の使い方や、ツイッターでの会話、テンポのよい展開、役者さんの力量など完成度の高い舞台で楽しい時間を過ごしました。
お芝居を初めて見る方にもおすすめできる、完成度の高い舞台だったと思います。


30才になった少年A

30才になった少年A

アフリカン寺越企画

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2013/09/24 (火) ~ 2013/09/26 (木)公演終了

満足度★★★★★

期待以上
丁寧な役の作りこみによって秀逸な脚本が生かされ、成り行きをハラハラしながら5人(+α)の人生に共感し、芝居の持つ力を再認識した二時間だった。

ネタバレBOX

正直なところ、見終わってすっきりするとか明日も元気に生きていこう、というようなカタルシスは得られない。
しかし、ここでは確実に誰かの人生を垣間見ることができたと思う。

詳細を書きたい気持ちもあるが、うまく書ける自信もないので、見事な演出だと思ったところを書いておきたい。

主人公が自身の罪を振り返るとき、結局「自分が誰かの人生を奪った」という意識には至らない。
「あの時ああだったらこうだったら、渡っていた橋の長さがどうだったから」
という自分以外の要素に原因をなすりつけているのだ。
脚本を書いているうちに、「本当に反省している主人公」を書きたくて、もっと抜本的な反省をしている描写をしたくなりそうなものだが、あえて、リアリティのある「自分以外のせい」を貫いたのは見事だと思う。

そして、その思考は被害者やその遺族が加害者を許せない理由も隠されているのである。

役者さんの演技に説得力があって、主人公以外の4人がそれぞれ、一本の舞台になってもおかしくないほどに「人として立って」いてよかった。
それぞれが舞台に立つ前にどう生きたかが感じられる演技だった。
さらには出てはこないけど、「被害者の少年」「被害者の遺族」の顔も見えてくるような気がした。

正直こんなに気持ちが揺さぶられるとは期待していなかったのでうれしい誤算であった。
たいこ茶屋殺人事件 2013夏

たいこ茶屋殺人事件 2013夏

たいこ茶屋殺人事件☆制作委員会

浅草橋「おさかな本舗 たいこ茶屋」 ※テレビでも人気の居酒屋(東京都)

2013/08/25 (日) ~ 2013/08/27 (火)公演終了

満足度★★★★★

なかなかのコラボ
昨今、飲食店での芝居はあるけど「飲み屋でやるからおもしろい」という観点ではかな~~り、完成度が高かったんじゃないだろうか。
多分に日ごろからパフォーマンス性を重視した「たいこ茶屋」だからこのテンションの高さがあったんじゃないかと思う。
ストーリーなどのゆるさ(言い換えれば把握のしやすさ)がなかなか絶妙だったように感じた。

役者陣の芝居も、シュチュエーションによくあっている人が多く、楽しめた。
特にポアロ役のチング・ポカさんの芝居は笑いを誘った。

木曜深夜のEテレで放送中の「青山ワンセグ」の「少女と人魚」で究極にあやしいテキ屋のおっさんと「明智小五郎の孫(だったかな?)」が同じ人物だと気づいてびっくり。
今さらだけど役者さんってすげえ~と思った。

その後の交流会にも参加させていただいたけど、料理も刺身もとってもおいしくて、パフォーマンスもおもしろく、ちょっとした夏の最後のミニバカンスみたいなひと時を味あわせていただいた。
また次回も行きたい。

追風バルカロール

追風バルカロール

廃道開花

レンタルスペース+カフェ 兎亭(東京都)

2013/07/06 (土) ~ 2013/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

テーマパークみたいな空間演出
兎亭の外の道案内から、受付、店内、すでに演出がなされ、なんだかテーマパークにいるみたいなわくわく感を感じた。

歌はとてもよかった、芝居は少しあっさりしすぎ感はあれど、演技もしっかりしており、(ガロア役の男優さんの演技が絶品)十分楽しめた。
時間的に短いのも物足りないというよりは、どっしり芝居とは別の軽食的な楽しみ方ができた。

こういうテーマパーク的なライトな形式の芝居ってありだなあ、と感じた。

OTOGI狂詩曲

OTOGI狂詩曲

進戯団 夢命クラシックス

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2013/06/05 (水) ~ 2013/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★

ビデオゲームのようなおもしろさ
初めてクラシックスをみました。
衣装や映像の使い方などとてもおもしろく見ました。
見に行ってよかったなあ、と思いました。

俳優さんたちの個性や役作りなどがおもしろくて、それぞれもっと突っ込んで見たいくらいでした。

主役の太郎を演じた川隅美慎くんは好演技。
太郎の切ない気持ち、自分ではどうにもならない自動反応などがしっかり伝わってきました。

ソラオの世界

ソラオの世界

キティエンターテインメント

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2013/02/09 (土) ~ 2013/02/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しいおもちゃ箱
西田シャトナーさん演出の前作は見ていないが、無責任に楽しかった。
こういう芝居ってありだよなあ、と思った。
イケメン君がたくさん出てて美人もかわいい子も芸達者な方もたくさん出てて、何しろあっという間に時間が経つ感じ、
もっかい見たい。

ネタバレBOX

ヨルダさんが明るくて清潔でかわいい大人の女性で、どうかすると下ネタに走りそうな舞台全体をいい感じにクリーンにしてくれる。
ソラオ君名演技。
幼少期のソラオの存在がお話にふくらみを持たせたように感じる。
ラストの出演者たちの逆戻しがすごくよかった。
個人的には「ハレルヤの世界」を右小指つきで見たい。
新橋フロリダ

新橋フロリダ

昭和芸能舎

SPACE107(東京都)

2009/04/21 (火) ~ 2009/04/26 (日)公演終了

完成度高っ
おもしろかったし、感動できる。
かな~~りいい芝居だったと評価。

クールで無機質なダンスシーンがそれまでのウェットな感じ(よい意味で)を払拭しつつ、めりはりがでてるのがいいなあ、と思った。
なかなかよい振り付けであり、芝居への導入が無理なく、セリフや演技以上に語っていたダンスだったと思う。

ザ・バトルドクター伝説

ザ・バトルドクター伝説

いれずみベービー

池袋小劇場(東京都)

2009/04/08 (水) ~ 2009/04/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

炸裂!いれずみ節
・・・と思いました。

主演の白川みなみさんのセリフは、いつだって自分が言いたいセリフ。

ところで私は脚本・演出の方の女性観がとても違和感なく受け入れられるものなのがとてもうれしい。

今回のダンスは秀逸でした。

ザ・クレージーファンタジー

ザ・クレージーファンタジー

いれずみベービー

シアターブラッツ(東京都)

2008/05/27 (火) ~ 2008/06/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

いれずみ節
パワーアップしたなあ、と、感じました。

ネタバレBOX

照明や舞台の小道具がセンスがよく、見ていて異次元感覚を楽しめました。

それから、特に駿河崎さんがかっこよかったです(^_^)

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