#12『ピーチオンザビーチノーエスケープ』/#14『PINKの川でぬるい息』
オフィス上の空
シアターサンモール(東京都)
2021/02/07 (日) ~ 2021/02/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
♯12 ピーチ
弟がキョーコを電話で追い詰めていくシーンと、桜子が自分の作り出した多人格たちと向かい合うシーン。演者達の熱演と、演出の巧みさで素晴らしい場面と感じた。
♯14 PINK
生ギター弾き語りに合わせ演者がマイクを持って歌う。ドラマでもなく、映画でもない、演劇を今観てると実感できる演出。
今年最初の観劇。満喫!
スノー・ドロップ
感情7号線
劇場HOPE(東京都)
2020/01/11 (土) ~ 2020/01/19 (日)公演終了
昭和歌謡コメディVol.12
昭和歌謡コメディ事務局
ブディストホール(東京都)
2020/01/10 (金) ~ 2020/01/13 (月)公演終了
満足度★★★★
日替わりゲストが直江喜一さんということで劇場に足を運ぶことにしました。
直江さんといえば金八先生での不良加藤優役。当然前半のコントでは期待通りのパロディーを演じてくれました。さらに歌謡ショーのパートではご自分のオリジナル曲に加え、加藤優が逮捕される場面でバックで流れた中島みゆきの「世情」をアカペラで歌うサービスぶりに拍手です。
全体としては、まさに昭和にあった、「アイドル(元がつく方が多いが)が一生懸命コメディに挑戦する姿をゆる〜く観客(ファン)が見守る」という演目のコンセプトが実現していたのではと。
完成度、技術力などは度外視で、とにかくこのような企画が実現していることが評価するに値する。そんな演目があってもいいではないか。
売春捜査官【当日券ございます!】
稲村梓プロデュース
サンモールスタジオ(東京都)
2020/01/07 (火) ~ 2020/01/12 (日)公演終了
満足度★★★
初めての「売春捜査官」。主演の稲村梓さんが過去に何度も演じていることを知り、お初にはもってこいだと思い劇場に足を運ぶことにした。
前半、数多くあった笑いを誘なうセリフの掛け合いには正直うまく入り込むことが出来なかった。
が、一転後半のシリアスな場面では、最前列ということもあり、至近距離での演技の熱量を全身に浴び、大山金太郎、山口アイコ、李大全、それぞれの行動はどうしようも無い必然の礫となって胸を叩いた。
というわけで、評価が難しい作品である。
玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科2019年度秋学期舞踊公演『Performing Body 2019』
玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科
玉川大学 大学3号館 演劇スタジオ(東京都)
2019/11/21 (木) ~ 2019/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★
第一次、第二次選考を突破した4年生による8つの作品を「Performing Body 」の言葉通りに身体で表現。
この発表会に対する想いの強さが伝わる熱いパフォーマンスに感動しました。
女子会×男子会=□□□□
ZERO BEAT.
アトリエファンファーレ東新宿(東京都)
2019/11/06 (水) ~ 2019/11/10 (日)公演終了
満足度★★★★
女子にも男子にもそれぞれ物語がある。同性に語るが故に時に見栄を張ってみたり。
個性の強い役柄をシッカリと演じた役者さんたち、素晴らしかったです。
とにかく笑わせて貰いました。
糸瓜咲け
URAZARU
上野ストアハウス(東京都)
2019/10/02 (水) ~ 2019/10/08 (火)公演終了
満足度★★★★★
素晴らしい舞台だった。
観終わったばかりだが是非再演して欲しいと思う。何度でも観たい!本当にそう思う。
エンディングで流れていた曲、スタッフの方に教えてもらいました。
「HANA」暮部拓哉
早速購入して今聴きながら書き込みしてます。
昭和歌謡コメディVol.11〜ツキジーヒルズ青春ハクション〜
昭和歌謡コメディ事務局
ブディストホール(東京都)
2019/09/05 (木) ~ 2019/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★
現役アイドルから往年のアイドル,モノマネ芸人に歌手、ダンサーまで、もうなんでもありの、令和の時代に敢えて贈る昭和のコメディ&歌謡ショー。
若手は初々しく、ベテランは流石の落ち着きぶり。少し客席の笑いの反応が鈍い気がしたが、歌謡ショーでは応援の掛け声もかかり、紙テープが乱舞して、かなりの盛り上がり。
サービス精神旺盛な座長の奮闘に敬礼です。
ENDLESS-挑戦!
劇団銅鑼
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2019/08/27 (火) ~ 2019/09/01 (日)公演終了
満足度★★★★
バイタリティあふれる二代目女社長が様々な困難(周辺住民の反対運動や社員たちの不平不満等)を、自身が成長することによって乗り越えていく物語。
物語が数年間にも及ぶため、女子社員や社長自らがナレーションで説明していたが、会社の転換点となるISOの取得まで「一年後に取得し」で済ませたのはどうだったか。
ほぼ知識のない私のようなものは「お手本にしているグリーン環境も1年で取得してるし、言うほど厳しくないんじゃ?」と思ってしまいます。会社のターニングポイントになったこの取り組みについては、上演時間が90分から100分に延びたとしても、会社の環境の変化、社員の意識の変化などの例を提示した方が後の活動に説得力が増したのではないか。
全体としては丁寧な舞台づくりに良い印象を持ちました。
瀬戸の花嫁 再再演
ものづくり計画
ザ・ポケット(東京都)
2019/08/21 (水) ~ 2019/08/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
前半、見合いに参加する男達を含めた島の人たちのエピソード等を提示する場面はやや冗長であるかと思った。が、物語がクライマックスに向かうにつれ、実は巧妙に伏線が張られていて、最終的に笑いを取りつつ回収していく技に感服でした。
東京から見合いに参加した彼女達それぞれの人生にもスポットが当てられ(そこまでは、なかなかのスペックを持っているのになぜ、敢えて瀬戸内の島まで?と思っていたのですが)、いま島にいる理由、今後も島にいたい思いが理解できました。
全体を通して、島人達の憎めない温かさにほっこりし、とてもステキな時間を過ごすことができたと感じました。
再再再演があるならまた足を運びたいと、終演直後に思いました!
夜のジオラマ
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2019/06/12 (水) ~ 2019/06/16 (日)公演終了
満足度★★★★
一つの建物の中で、時間が現在、過去と行き交うなか、ずっとそれを見続けてきたアンドロイド。今となっては時代遅れとなったアンドロイド。その無機質な音声であるがゆえに心が揺さぶられた。
リアル、ちょっとムズい。
TOMOIKEプロデュース
小劇場B1(東京都)
2019/08/07 (水) ~ 2019/08/12 (月)公演終了
満足度★★★★★
現実の世界とゲームのバーチャルの世界をうまくリンクさせながら、時折笑いのツボを刺激しつつ巧みに観客を物語に引きずり込む。
観客は笑っているはずなのに、いつしか「ああ、こういう人いる!」「自分にもこんな面あるなあ」など多彩な登場人物(ゲーム内のアイコンのキャラも含め)に自分のリアルが重なる。共感のツボは観ている人それぞれの「リアル」によって違うだろうが、多くの人がツボを刺激されたのではないだろうか。
かっぱのディッシュ!
アナログスイッチ
サンモールスタジオ(東京都)
2019/08/07 (水) ~ 2019/08/13 (火)公演終了
域地-ikichi-
戯曲本舗
シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)
2019/08/09 (金) ~ 2019/08/11 (日)公演終了
満足度★★★
演劇ではなく舞踏を鑑賞したような気分。
勿論、作家、演出家は言葉の代わりに肉体を使ってこの世界観を表現する方法を選んだと思う。が、この手法が成功していたようには感じられなかった。私の能力が足らないからかもしれないが、何をしているのかよくわからなかった。
今回が『域地〜肉体編』であったなら是非『域地〜饒舌編』も制作してもらいたい。作家の思いの全てを台詞にして役者に喋らせる。その後『肉体編2』を発表する。その時残った言葉は今回のものとは全く違うはず。その言葉なら私にも理解できるだろうし、その世界観(域地)に一緒に足を踏み入れることができると思う。
楽屋ー流れ去るものはやがてなつかしきー
藤原たまえプロデュース
千本桜ホール(東京都)
2019/07/10 (水) ~ 2019/07/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
Bチームを観劇。
1977年の初演以来数え切れないほど上演され続けてきた有名な戯曲……とのこと(今このコメントを書くために少し調べました)。
演劇鑑賞歴の短い私はこの名作戯曲の内容も知らず、ほぼ予備知識なしの状態で劇場に足を運びました。
出演者は4名の女優。皆女優としての立ち位置は違うけれど、この職業に就き、この職業に囚われた者としての深い苦悩は、ほぼ同等の重さを伴って胸に迫ってきました。
楽屋の席に座り化粧をしながら鏡に向かって今の思いを吐露する女優の表情を鏡の裏側から見つめる私たち観客。この難しいシチュエーションを演じきる女優ABCたちに感服です。
鏡台で化粧する場面はなかったものの、精神を患っていると思しき生者と、諦めの境地にいる先輩死者たちを鼓舞し、「三人姉妹」上演(誰にも観られることはないが)に導く新参者の死者とを演じ切った女優Dも素晴らしかったです。
ここぞの場面で流れる音楽と影の強調された照明の美しさも印象に残りました。
ハナイトナデシコVol.9
ハナイトナデシコ
ギャラリーサイズ(東京都)
2019/07/19 (金) ~ 2019/07/21 (日)公演終了
無伴奏~消えたチェリスト
劇団東京イボンヌ
サンモールスタジオ(東京都)
2019/07/17 (水) ~ 2019/07/21 (日)公演終了
ダイヤモンドな俺たち
劇団傷痕
STスポット(神奈川県)
2019/07/14 (日) ~ 2019/07/15 (月)公演終了
プールサイドから、響く
Others&co.
小劇場B1(東京都)
2019/07/04 (木) ~ 2019/07/09 (火)公演終了
満足度★★★★
今回この舞台を観たいと思ったのは降板した方に代わって森岡理世さんが出演するという告知を見たからでした。それ以外の情報がほとんどないままの観劇となりましたが、観に行って正解でした。森岡さんが出てきただけで客席の空気変わってました。ちなみに開演前自分の後ろの席にいた方がもうすでにこの舞台を観た方らしく「代役で出てる森岡さんってすごくいいのよ!」って言ってました。
それくらいインパクトのある演技だったのでしょう。
ぶっ飛んだ森岡さんを観れただけで満足でした。
止むに止まれず!
ソラリネ。
上野ストアハウス(東京都)
2019/06/05 (水) ~ 2019/06/10 (月)公演終了
満足度★★★★★
鈴の回観てきました。
予想を上回る面白さでした。
フライヤーの「息子が娘で、嫁が婿……?」で、正直ありきたりな男女入れ替えコメディかなと。
何が面白かったのだろう?これはもう「真一さん」に尽きる。どこまでも誠実な真一さんが面白すぎる!
誠実って笑えるんですね。誠実って泣けるんですね。