punchlineの観てきた!クチコミ一覧

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プラスチックレモン

プラスチックレモン

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2008/10/31 (金) ~ 2008/11/05 (水)公演終了

満足度★★★★★

ひょっとこ流、静かな芝居?
相変わらず動くし喋るし踊るし、話も大風呂敷もいいところなのですが、いつもよりもシットリ度アップ。お得意の騒がしいシーンに油断?していたら直後の静かなモノローグに一瞬で背後を取られてカウンターされたような感覚に何度も背筋がゾクリとしました。このままこの劇団が静かな演劇の路線に行ってしまったら嫌だなぁと思いつつも堪能いたしました。

ネタバレBOX

アフタートークでも話が出てましたが「イキガミ」っぽいなぁとは思いました。あとは拉致被害者の話っぽくもあるし。
大人の時間

大人の時間

演劇企画集団THE・ガジラ

吉祥寺シアター(東京都)

2009/11/19 (木) ~ 2009/11/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

ちゃんとサスペンス。
最近のガジラ作品はサスペンスというよりはホラーな印象で長年観てきた私にとってちょっとヤリスギというか(狙ってるのかもしれないのですが)作品に入り込んで感情移入することをかたくなに拒否されてる気がしてたのですがこの作品は久しぶりにサスペンスな作品になっていて大満足でした。有薗さんがあの役をやったのは最初意外でしたが素晴らしかったと思います。

ネタバレBOX

あんなにあちこちでセリフにエコー?をかけられると引いちゃうのは私だけなんでしょうか。
帰還の虹

帰還の虹

タカハ劇団

駅前劇場(東京都)

2014/07/23 (水) ~ 2014/07/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

どっしりと。
久しぶりの観劇に久しぶりの劇団さんを。

骨太な、しかし少し変わった切り口の戦争もの。
単なるお涙頂戴の歴史物に留まっていないのは現在の日本の状況が作品にそうさせたのか、客席側の受け取り方なのか。

一人で観に行ったのだが友人と観に行ったとしたら
帰り道どんな話をするだろう。
作品の話をできるのだろうか。
戦争の話をできるのだろうか。
そんなことを考えながら帰途につきました。

ボクコネ

ボクコネ

タカハ劇団

駅前劇場(東京都)

2008/08/14 (木) ~ 2008/08/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

駅前でも大丈夫。
役者一人一人が好演。すっとぼけた設定とゴドーのような時間つぶしもラスト前のシーンで納得。確かに楽日頃にもう一度観たくなる。

ネタバレBOX

ラストの星空は宇宙船のエンジン音?も込みで吸い込まれそうにすごい。
月並みなはなし[07再演版]

月並みなはなし[07再演版]

時間堂

王子小劇場(東京都)

2007/10/19 (金) ~ 2007/10/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

個人的にとてもツボ。
劇団初観劇。脚本も演出も非常にシンプル。クライマックスも当然の予想の範囲内なんだけど展開から終わり方まですっかり個人的にツボに入りました。随分違うのかもしれないけど自転キンの「ソープオペラ」をちょっと思い出したり。値段も1800円とお安く、お得感満点でした。

パラデソ

パラデソ

タカハ劇団

小劇場 楽園(東京都)

2010/05/02 (日) ~ 2010/05/11 (火)公演終了

満足度★★★★★

泣けた。
たまらなく優しくせつない。タカハ劇団はけっこう観てるけど最高傑作と言ってもいいと思う。ものすごく個人的な物語がものすごく多くの人に共感を与える作品になっている。

ネタバレBOX

去年友人を亡くした事とリンクしてしまって「会いたい」のカラオケのところで泣いてしまいました。最後のカラオケ後のシーン~カーテンコールの静寂の中、廃棄される日本酒が故人の生きた跡が消されていくようで何とも言えない気持ちにさせられました。
プール

プール

タカハ劇団

王子小劇場(東京都)

2008/05/02 (金) ~ 2008/05/06 (火)公演終了

満足度★★★★★

ポップかつ重厚。
2日目ソワレ観劇。まだまだ若い劇団?ながらここ数公演とも脚本、演出、スタッフワークともに安定した実力を感じる。私も個人技中心だった「49日後…」よりこっちの方が高感度高し。単なるB級ホラーで終わってないのが良い。

ネタバレBOX

ちょっと暗転多いかなとは思ったけど重い話だし頭休めながら観るならあれくらいでいいのかも。水の生音はいいねぇ。
女の平和

女の平和

JAM SESSION

「劇」小劇場(東京都)

2009/02/13 (金) ~ 2009/02/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

泣けた。
60分の作品でもあれだけ詰め込めるのだなぁと関心。
群読と大音量の音楽に泣かされました。
笑えた直後に泣けて
何も考えずにも楽しめるし
深く考えさせられもする。
良い作品でした。

わが町

わが町

JAM SESSION

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/05/25 (火) ~ 2010/05/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

ど真ん中の剛速球。
何度か「わが町」を観たことはあるのですがはじめて泣いてしまいました。
スピード感あふれる展開と想像力を刺激される演出にやられました。
最後の群唱、素晴らしかったなぁ。

しゃんしゃん影法師

しゃんしゃん影法師

劇団桟敷童子

吉祥寺シアター(東京都)

2007/11/19 (月) ~ 2007/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

結局こういうの好きなんでしょう。
劇団初見。感想、素晴らしい。
3000円でこんだけの行き届いた作品見せられたら文句はございません。

アングラは「ストーリーなんてわからないもの」「がなってる」
みたいなイメージですが(それが好きでもあるのですが)
そんなこともなく(笑)。

劇場着いて客席座って、その仕込み具合とか世界観に
「うわっ」とひかない事もないのですが
始まってしばらくすれば大丈夫。
素直に面白いと思います。

ネタバレBOX

紅葉の振り落としは
「何かある」と構えていても
素晴らしい。
モロトフカクテル【公演終了、次回公演は来年4月@楽園】

モロトフカクテル【公演終了、次回公演は来年4月@楽園】

タカハ劇団

座・高円寺1(東京都)

2009/10/15 (木) ~ 2009/10/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

現代の闘争感
初演も観たのですが私はこちらの方が全体としては好み。劇場が狭いと客席と舞台に一体感が出やすいとか小さな芝居までしっかり見える、とかはどうでもいい話で。演技をする舞台以上に余白としてポカンとした空間にこそ想像力の持ち込むスペースがあり、余白そのものが今回の舞台美術のすばらしさだと思いました。

ネタバレBOX

もう本当に煮え切らない現代の学生達だが、私もその煮え切らなさに自分を重ねて観てしまいました。音楽もノせるようなスカすような軽妙さと歴史のもつある厚みを両立していた気がする。
GOD NO NAME

GOD NO NAME

タカハ劇団

駅前劇場(東京都)

2009/02/12 (木) ~ 2009/02/17 (火)公演終了

満足度★★★★

澱のよう。
役者さんがそれぞれいい味を出していた。バランスがよかった。脚本的には
もう少し描かれて無い部分を足してでも理解させて欲しかったという思いと、ちょっと語りすぎなんだよなー、という思いとがあった。音や美術などによる『鈍さ』が何とも気持ちが悪く、かつ美しい。

ネタバレBOX

ラストの後ろに樹海が見えるところと、電話がワーってところ、息が詰まりましたね。ありゃすげぇ。
オセロー

オセロー

彩の国さいたま芸術劇場

彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)

2007/10/04 (木) ~ 2007/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★

さすが吉田鋼太郎。
満足度は限りなく★5つに近い★4つ。
4時間の上演時間があっという間。
ソワレを観に行った人はきっと気が気じゃないと思いますが
マチネに行ったのでそんな心配も無く。

セリフの一つ一つが飛び込んでくる感じがしたのは
やはり吉田鋼太郎氏ただ一人。
格が違うんでしょうか。
あと好演していたのがエミリアの馬渕英俚可さん。

今度は吉田イアーゴーが観たいですねー。

ネタバレBOX

どうなんでしょ?
蜷川さんっぽく無いと感じたんですけどねー。
最終場に向けての大仕掛けでのスペクタクルを予想してたのですが
今回は無し。
いつもはちょっと「イキスギ」くらいに感じるのだけれど
やっぱり全く無いとそれはそれで寂しい。
役者が良いのだから「素材で勝負」という事なのだろうか。
nostalgia

nostalgia

維新派

彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)

2007/11/02 (金) ~ 2007/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★

なるほど。
高水準なステージだった。でもネームバリュー、大きい劇場、ちゃんとしたチケット代、などなどを考えれば当たり前と言えば当たり前。それでも初見にも関わらず安定感さえ感じ得たのはさすが。また今度は野外のやつも観てみたい。

お台場SHOW-GEKI城「おねがい放課後」

お台場SHOW-GEKI城「おねがい放課後」

ハイバイ

フジテレビメディアタワー マルチシアター(東京都)

2007/12/16 (日) ~ 2007/12/21 (金)公演終了

満足度★★★★

非常に好きな芸風でした。
劇団初見。雰囲気と色気のある良作。本公演も見たくなった。帰宅してから思い返してみると色々と辻褄が合わないような、説明が足りずごまかされたような気がしないでもないが(笑)面白かったのは間違いない。

動転

動転

コマツ企画

新宿シアターモリエール(東京都)

2008/10/02 (木) ~ 2008/10/05 (日)公演終了

満足度★★★★

個人的には好きだけど。
やりたい放題の感あるもなかなか興味深かった。歴史ある小劇場であるモリエールでやるべき舞台だったのかもしれない。下手ウマなのか下手なのかは個々人の判断に任せますが。小劇場の世界にいる人、昔いた人にはオススメだが普段舞台を見慣れない人にはこれでもかというほど敷居が高くまったく理解できないかもしれない。

ネタバレBOX

「主義主張」は紙のように軽く薄く宙に舞い
裏を返せば白紙同然に何も存在しないものなのかもしれません。考えすぎか?
祝/弔

祝/弔

クロカミショウネン18 (2012年に解散致しました。応援して下さった方々、本当にありがとうございました。)

OFF OFFシアター(東京都)

2008/09/04 (木) ~ 2008/09/15 (月)公演終了

満足度★★★★

本日は「弔」。
昨日の「祝」に続いての「弔」。
「祝」がスピード感の「Show must go on」だとすると
「弔」の共犯関係は永井愛さんの「ら抜きの殺意」といったところか。

皆さんもおっしゃってるように「弔」の方が完成度が高い。

一つは父役の猪股さんの力によるもの。
もう一つは単純に戯曲によるものだと思います。
その辺はネタバレBOXで。

両方見てなんぼの「イベント」だったんじゃないかと。
だって片方観ただけじゃ明らかに消化不良ですもの。

ネタバレBOX

「祝」が最後の最後まで「絵に書いたモチ」(嘘)を
真実であるように一部の人に信じさせる作業に終始し、
結果嘘を突き通して終わるのに対して
「弔」は最後の最後に「嘘」を破綻させて
一つの山場を作っている。
これによって「弔」の方が最後の最後まで楽しめるし
振幅があって面白い。
東海道四谷怪談

東海道四谷怪談

JAM SESSION

赤坂RED/THEATER(東京都)

2008/10/08 (水) ~ 2008/10/12 (日)公演終了

満足度★★★★

日本の春夏秋冬。
9日ソワレ。非常に美しくも泥臭い見せ方が好感触。細やかさと豪快さが同居する感じはこの劇団の持ち味か。開演前は2時間はちょっと長いかと思いましたが飽きずに観られました。大きい音楽も好み。

ワーニャ伯父さん

ワーニャ伯父さん

華のん企画

あうるすぽっと(東京都)

2009/02/19 (木) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★

私は好きです。
木場ワーニャを堪能した。描かれていない部分に思いを馳せられる良質の舞台でした。口では哲学めいたことを言いつつ、自堕落なダメーな人たちなんだけど3幕くらいから急に愛おしくなっちゃいました。

ネタバレBOX

幕間の音楽が高田渡?で驚き。大胆で単純な冒険でもあり、かつ緻密で繊細な世界観でもあり。秀逸。
お台場SHOW-GEKI城『親兄弟にバレる』

お台場SHOW-GEKI城『親兄弟にバレる』

柿喰う客

フジテレビメディアタワー マルチシアター(東京都)

2007/12/15 (土) ~ 2007/12/20 (木)公演終了

満足度★★★

もっと面白くてもいい。
「傷は浅いぞ」に続き2度目。客席的には笑いがかなり起こってたので固定ファンの人も相当いるみたいだったけど、今回もノリ損ねた。前回公演に比べても散漫な印象。役者に差がある。セリフが早いのでカツゼツ良い人を集めているのだろうが声量はそこそこでもセリフがイマイチ届いてこなかった。これだけ人気も役者の力量も演出力も感じる劇団なのだからもっと面白くてもいい。

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