Dの観てきた!クチコミ一覧

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ハイバイ オムニ出す(チケット売り切れましたが特別追加公演やります。)

ハイバイ オムニ出す(チケット売り切れましたが特別追加公演やります。)

ハイバイ

リトルモア地下(東京都)

2008/10/19 (日) ~ 2008/11/05 (水)公演終了

ふつ。
これは芝居を観始めた頃なら楽しめなかったかも。でも楽しめたかも。分かんない。何が起きているかに対して確かな意味や理由を求めたら答えは出ない。観るべきは、目の前で何が起きているか。

ネタバレBOX

終盤で結局ドッキングしないあの遣りっ放しが大好き。そうだよ、何事も最後に綺麗にまとまるとは限らない。とはいえコンビニが本州になって日本になって地球になって宇宙になるのは綺麗だった。終わりの暗転はそういう繋がりだった訳で。
ハイバイ オムニ出す(チケット売り切れましたが特別追加公演やります。)

ハイバイ オムニ出す(チケット売り切れましたが特別追加公演やります。)

ハイバイ

リトルモア地下(東京都)

2008/10/19 (日) ~ 2008/11/05 (水)公演終了

つね。
ハイバイ代表作。確かに、ですね。
「て」も家族の話だったけど、こっちは登場人数が少なくて劇中舞台は一部屋だけ。その分、濃い。妹の存在意義がかなり大きいと思いました。

ネタバレBOX

当パンのスペシャルサンクスにはちゃんと岩井通子さんのお名前が。
周りがややウケ程度だった『そんな・・・ビチョビチョじゃないか・・・』が個人的にツボ。
ハイバイ オムニ出す(チケット売り切れましたが特別追加公演やります。)

ハイバイ オムニ出す(チケット売り切れましたが特別追加公演やります。)

ハイバイ

リトルモア地下(東京都)

2008/10/19 (日) ~ 2008/11/05 (水)公演終了

らく。
ハードとして見事な作りでありつつ、遣りたい放題もしている。尚且つ最後はちゃんと落語である必要性に回帰。
性的なのが苦手な人は顔を手で伏せて指の間から観たら良いと思います。

ネタバレBOX

ハイバイ版「三人いる!」。
一人二役やっている最中にもう一人が来て片方の役を引き受けたかと思えば、二人で同じ役を並んで一緒にやったりも。またそれが情けない場面でやるもんだから、苦笑度合い倍増。
ハイバイ オムニ出す(チケット売り切れましたが特別追加公演やります。)

ハイバイ オムニ出す(チケット売り切れましたが特別追加公演やります。)

ハイバイ

リトルモア地下(東京都)

2008/10/19 (日) ~ 2008/11/05 (水)公演終了

ほし。
岩井さんの作品には「なんか微妙で変なアイテム」の登場する事が多い気がします。その例に漏れなかった事もあり、他者の脚本でありながらこれもすんなり岩井色。

ネタバレBOX

「なんだよ、その頭。特に触れやしねぇし。そのまま触れないまま終わるんだろうな」と思っていたら、ホントに触れないまま終わった(笑)。
プラスチックレモン

プラスチックレモン

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2008/10/31 (金) ~ 2008/11/05 (水)公演終了

10000年後は何処にいる?
印象的な美術に開演前から早くも釘付け。終盤で舞台上が宇宙に見えた時、到達感と共に絶大な孤独を味わった。
劇中で声高にされた言葉は「想像力」。頭の中にある別次元の宇宙の物語。

ネタバレBOX

今回難しく感じた人は視覚で観すぎたのだろうと思います。縦でも横でも高さでもない、n+1は自分で補完する部分だった。美術が綺麗だけど視覚で芝居を観るべきでなかったという点においては、reset-N「繭」に通ずるかも。
電車は血で走る

電車は血で走る

劇団鹿殺し

青山円形劇場(東京都)

2008/10/29 (水) ~ 2008/11/03 (月)公演終了

鹿の生態。
初見でした。冒頭、電車の登場で早くもお腹いっぱいに。そうか、鹿ってこういうのだったのか。膨大な熱量で描かれる、奇天烈で情緒のある詩。心地良かった。

ネタバレBOX

役者としては山岸さんと橘さんが気になりました。特にパンタグラフの時の橘さんの動きを堪能。人らしからぬ体の使い方は観るだけで価値がある。
紅き野良犬

紅き野良犬

JACROW

サンモールスタジオ(東京都)

2008/10/31 (金) ~ 2008/11/09 (日)公演終了

チャンバラやんない時代劇。
当時は身分の上下関係が現代よりもあからさまだった訳で、そこに事件が起きたら人間模様もあからさま。今後テレビで時代劇を見たくなりました。

ネタバレBOX

今回は視覚による世界観の提示が◎。舞台美術がしっかりしてたし、衣装やメイクもナイス。役者は特に男性陣がいい味を出してた。あと、農民の臭気。嫌悪感を抱く人もいるだろうけど、個人的にはプラスポイント。
ぼくのおうさま

ぼくのおうさま

アイサツ

早稲田小劇場どらま館(東京都)

2008/10/24 (金) ~ 2008/10/27 (月)公演終了

あ、どうも。
本公演を観るのは旗揚げ以来。意味がよく分からなかった部分もあるし、でも面白くもあった。意味が分からないけど面白い場合って、理屈じゃないから役者として誰が上手かったとかテクニカルな目線を持とうとしても判断に困るところ。身も蓋もない事を言っちゃうと、作風だったら個人的には旗揚げの頃のほうが好き。今回のはまだ完成系じゃない気がする。次のステップに乗ったらアイサツの存在価値はかなり意義が出るんじゃないだろうか。

ネタバレBOX

世界崩壊後が長かったかも。もっと早めに復興の話が出て、だけど挑んで失敗するとかもう一段階上まで描いて欲しかった。でも作り手側が見せたい部分はそこじゃなかったはず。
笑うフレゴリ

笑うフレゴリ

電動夏子安置システム

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2008/10/23 (木) ~ 2008/10/26 (日)公演終了

わはは。
今回から本公演の演出も高松さんが担当。以前と様変わりする部分があるかどうかが気掛かりだったものの、結果的にそういう印象はナシ。
中身はお馴染みのパズル的ルールの元に進む芝居。かといってその要素だけではなく、人物相関が上手く形成されている。だからこそ人物ごとの立場が明確になって、観る側も進行を追う気になれる。仮にルールを見失ったとしても、人物の心情を見失わなければ問題はない。自分も電夏の話をする時にはその形式特性を第一に挙げますが、実はそれを抜かしても彼らにはまだまだ武器がある訳で。

ネタバレBOX

序盤の不可解な現象が、視点を変えて繰り返される事で解ける中盤。この辺りがルール確認の件。個人的には中盤以降の展開が終盤にまた元の視点になって繰り返されるのかと思って観ていました。けれどそうはならず。思っていたからこそ「今のなんだかちょっとスッキリしないけど、後で分かる複線なのかもな」とスルーした箇所がいくつか。やりたい事はわかるけれど分かりにくい部分でした。勿体無い。
「1K~部屋とYシャツと、時々、ワタシ~」

「1K~部屋とYシャツと、時々、ワタシ~」

劇団ギリギリエリンギ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2008/10/21 (火) ~ 2008/10/26 (日)公演終了

道玄の坂。
こちらは舞台正面から向かって右側で観ました。本棚の中身に注目。

ネタバレBOX

・「ラチカン」
これと「夫のトイレ」を入れ替えると道玄坂編と宮益坂編が割かし上手く分けられるのだけど、意図的にそうしなかった気がする。「御主人様」や「彼に何をされているのか」という舞台上に出て来ない部分が語られるので、かなり客側の想像力が求められました。その分、いくら想像しても補完されない部分を見付けると気掛かりになったり。終わった後の事ですが、ロープはヒロコ以外に回収して欲しかったかなー。境界線だった余韻が失われて勿体無い。

・「いつかいつものいつのひも」
始まりのインパクトは弱めだったし、場面描写としての印象は今回の中で地味な部類。劇中イベントやあらすじを一言で表しにくいものって大抵そうなりますね。とはいえ客が等身大で楽に観られたのもこれであるかと。あと、あのりんごの剥き方は面白いな。つーか、あれは剥くって言わねーな。

・「あなたに似た人」
綺麗に書かれている点は「裏切りのカード」と同じく。ブラジルは確かにそういう印象があった。次回、観に行こうかな。「女優で水死体役とか焼死体役とか・・・」に爆笑。焼けたら誰だか分からないじゃないか。笑いを抜いたら「世にも奇妙な物語」でその回の一作目にやりそうな感じ。
「1K~部屋とYシャツと、時々、ワタシ~」

「1K~部屋とYシャツと、時々、ワタシ~」

劇団ギリギリエリンギ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2008/10/21 (火) ~ 2008/10/26 (日)公演終了

宮益の坂。
こっちを先に観ました。席は舞台正面からいうと左手。各演目が終わると薄明かりの中で役者が機械的な動きで準備をして次が始まる。あれ、好きです。

ネタバレBOX

・「夫のトイレ」
平田さんの脚本なのに開店花火と印象が違った。役者の影響も多大にあると思う。それにしても、だ。彼の書く物は正直あまり好きではないのだけれど、これはお気に入り。でもタイトルがどうしてもしっくり来ない。これであるべき理由が分かる方は松本にも教えてくださいませ。内山さんは良い女優だなと再確認。先日のチャリTで意義ある脇役をやっていたので、今回こういうのを観られたのは収穫でした。

・「Bloody Sauce Sandwitch」
一人でしゃべくりまくる姿に、ふと既視感。それが何だったか打ち上げに向かう道で解ける。5人目はハンバーグ職人。亜子を中心に観てしまうものの、当パンのあらすじとキャスト記載の並びからして主人公は沙希。客席との共有よりは押し付けを感じたし、観やすいかどうかで言えばかなり観にくい類だった。まぁ、そうだ。こんな内容で『何も考えないで楽に観られました☆うふふあはは』なんてのがいたらそれこそキチガイ。破壊力のある本と役者だった。

・「裏切りのカード(原題「The Drew」」
今回の作家で何処の誰なのか唯一か分からなかった方。演目の内容はポップな日本版「SAW」という感じ。あの状況でUNOをやる異常さを保つには動機の紐解き始まりがもうちょっと早くても良かった様な気も。ドンデン返しな様でいて模範的に綺麗に書かれた脚本。危な気がなかったですね。しかし菊池さんはどうしてあんなに凶器が似合うのか。
学生劇団  秋の合同演劇祭

学生劇団  秋の合同演劇祭

HAIKARA JET CHEESE

駒場小空間(東京大学多目的ホール)(東京都)

2008/10/24 (金) ~ 2008/10/26 (日)公演終了

うーんとね。えーっとね。
下に書きます。

ネタバレBOX

『出さなきゃいけなくなったから間に合わせで作りました』だったのでは・・・?早く終われと思いながら苦痛な時間を過ごしました。この公演自体、やる側も観る側も身内受けを望んでる気配さえあった。なので自分もそういうものだと思って観る事にしました。けれどそんな中でもしばらく客席を無音にさせてしまったのは如何なものか。
ビバリーヒルズに御用でござる!

ビバリーヒルズに御用でござる!

劇団あひるごはん

駒場小空間(東京大学多目的ホール)(東京都)

2008/10/24 (金) ~ 2008/10/26 (日)公演終了

アフラッ・・・。
結局なんでこのタイトルなのかよく分からなかった。物語にしたいものの、その場限りの笑いを狙ってなかなか前に進まないという印象。頑張ってはいたかな。

ネタバレBOX

壁のポスターを何度張り替えても突き破ってそこから人が部屋に入って来るテンドンがあって、どいつもこいつも勢いなく破ってぬるっと出て来る。用意周到な御膳立てで滑る姿に、逆に愉快な気持ちになりました。
アソビウタ

アソビウタ

風花水月

ギャラリーLE DECO(東京都)

2008/10/07 (火) ~ 2008/10/12 (日)公演終了

些細な出来事に意識を。
静かな芝居。台詞がなくても観るべき部分があり、尚且つ観ていられる。むしろ集中し過ぎて疲れるくらい。
終盤で暗転した時、これで終わりかと勘違いしました。

ネタバレBOX

流れ的にはその暗転で終われたし、そのほうがスッキリ終われた。このスッキリしない感覚こそが今回の演目で最終的に得るべきものなのか、それとも作り手側で満足な締め方があれなのか。気になる。
どんとゆけ

どんとゆけ

渡辺源四郎商店

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/10/16 (木) ~ 2008/10/19 (日)公演終了

どん!
序盤は笑わせて終盤でしっかり締める。最後にどうしようもない気持ちを残すのでやたら心に残ります。
一人だけ共感出来ない人物が。でもそれによって、別の人物に共感出来ました。

ネタバレBOX

死刑囚が生きたがるのは理屈で物語を先読みしてしまう部分。でも、しのの暴露は予想外。彼女に共感出来なかったのは、その時の和哉と一緒だった気がします。
あなたと私のやわらかな棘

あなたと私のやわらかな棘

ジェットラグ

新宿シアタートップス(東京都)

2008/10/17 (金) ~ 2008/10/26 (日)公演終了

梅。
中屋敷演出についてはネタバレに。脚本内容については触れていないので、観劇前でも読みたい方はどうぞ。
印象に残ったのは深谷さん。深津絵里さんみたいな存在感。

ネタバレBOX

「梅」って感じ。脚本の中身の事もあって基本温度は低く、そこに様式美と脱線台詞が乗る。芝居のテンポは絶対的に柿よりも低速。って事で、柿ではないけど通じなくもない。「梅」。
おわりのいろは

おわりのいろは

ホチキス

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2008/10/17 (金) ~ 2008/10/26 (日)公演終了

ようやくの初見でした。
過去演目のリニューアル再演ですが、内容を無理にいじった印象はないしタイトルもしっくり来ていたかと。
流通が少なかった印象のあるチラシ。受付で言えばもらえます。演目に関連した役者コメントが、なんかいい。

ネタバレBOX

ボケ&ツッコミの切れが良い。何より好感だったのはウケなかった時。諦めも粘りもせず、遣り切る。客の反応がどうあれ妙な加速や失速をしない。強い連中だな、と。
南の島のお話

南の島のお話

LiveUpCapsules

サンモールスタジオ(東京都)

2008/10/16 (木) ~ 2008/10/21 (火)公演終了

ほんわり。
登場人物がみんな優しくてフワフワしてた。琉球の異国情緒が観る側にとって身近でない世界観だった気も。ファンタジーっぽい。先の優しさとの相性という点では○。だからこそ何処かで一度くらい、観ていて辛くなる程の感情の際を見たかったかな。

ネタバレBOX

各役者の演技の質が気になりました。能力差ではなく、源の違い。
あと、集中力。停止ポーズの間は呼吸を押さえて瞬きを我慢するとか、意識を向けられる行動を用意したらいいかも。
JANIS

JANIS

DULL-COLORED POP

タイニイアリス(東京都)

2008/10/08 (水) ~ 2008/10/13 (月)公演終了

演劇×演奏。
初日。今回の公演で目玉の一つになっている、ライブハウスデーの回。飲食・喫煙OK。自分はうまい棒とスコーンを持ち込みました。煙草を吸わずに席の作りが気になっている方、一応は分煙になっていましたよ。
これが転けたらそりゃもう大変な事になったであろうバンド演奏。違和感ナシ。芝居の中で演奏が見所として独立した存在にならず、ちゃんと演技の延長にあった。ジャニス役の武井さんが歌い手としても表情豊かだったのが大きいかと思います。
個人的に演目のイメージカラーは黒。前回の「小部屋の中のマリー」の舞台美術が白かった分、素舞台に近い状態でタイニイアリスの地の黒さが印象に残ったのかも。内容的にはセックスやドラッグが出てくるけれど、そこに陰鬱な匂いはあまりなく。そういった欲望からのものを人間の黒い部分と称する事もありますが、今回はむしろそこから生活臭がしていた様な気がします。ジャニスをどうしようもない女だなと思いながらもいつの間にか愛らしくなっていたり。
最期の歌が演奏された時、手元のグラスの中身に音の振動が伝わって揺れていた感覚がまだ残っています。

国道五十八号戦線異状ナシ

国道五十八号戦線異状ナシ

国道五十八号戦線

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2008/08/28 (木) ~ 2008/09/01 (月)公演終了

最優秀賞。
物語は粗筋にある通り。沖縄は主宰・友寄さんの地元。初の学外、尚且つ賞の掛かった場での勝負に見事勝利。今後は劇場で戦う姿が観られますので、未見の方はお早い内に。

ネタバレBOX

福原さんが鍵となる役を担い、終盤で周りに影響を与える行動を起こすのが過去の作品傾向。しかし今回は最終的に彼が振り回される側に。どうやら変化が始まっている様です。

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