OJINの観てきた!クチコミ一覧

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ダイヤモンドな俺たち

ダイヤモンドな俺たち

劇団傷痕

STスポット(神奈川県)

2019/07/14 (日) ~ 2019/07/15 (月)公演終了

満足度★★

社会人劇団の旗揚げ公演ということで、メンバーの熱意は伝わって来ましたが、舞台の出来としては残念ながら期待していたレベルではありませんでした。コメディーとのことでしたが、設定があまりに荒唐無稽すぎて正直何を見せられているのか終始疑問符でいっぱいでした。フライヤーに「茶番劇」とありましたが幾ら何でももう少しリアリティーがないと流石についていけません。
4人というキャストのためか、一人何役も無理な設定で登場させたりというのは厳しかったので、キャストが少ないなら少ないなりにもう一工夫も二工夫も欲しかったところです。
横浜を拠点に活躍する社会人劇団の一つとして今後に期待ということで、少々厳しめの感想を送らせて頂きました。

ネタバレBOX

いきなり高校生が反目しあう隣の高校のオカルト部に拉致されて野球で対決を申しこまれたり、たった4人しかも2人は女性部員しかいない高校のにわか作りの野球部がなんの疑問もなく甲子園の決勝にすすんだり、受けた球の威力でブラジルに飛ばされたり、裏甲子園なんてのが出てきたりもうなんでもありの様相、一昔前の子供向けの漫画でもこんなナンセンスな展開や設定は見向きもされないでしょう。もしもこれがギャグだと思っているのであれば、正直認識をすぐに改めたほうがよいと思います。もしキャストの方々も練習をしていて何の疑問も感じないでよい作品に仕上がったと思っていたのであれば、いろんな価値観をもった方を劇団員に迎えて、喧々諤々したほうがよいかと思います。少なくともキャストやスタッフが自信をもってこれは面白いとわくわくしない限り、公演はうつべきではないと考えます。(別に万人受けする必要はないので、見る人によって好き嫌いがあることは結果として仕方のない事です)
現状のままでは、なかよし同志が自分たちのしたいことを、したいようにやっているに過ぎません。劇団は劇団員の想いで存続するのでしたいようにすることを否定はしませんが、何かを訴えたくて公演をうつのであれば、料金に関係なく期待して足を運んだこれからファンとして応援してくれるかもしれない方々に対し、一定の責任は発生するものと考えます。
会場を出て私の前を歩いていた男性二人組も、「あれはさすがにないよな」と言っていたので、あながち私だけが感じた感想ではなさそうです。
今回は旗揚げでかつ無料公演だったので許容されるかもしれませんが、STスポットのようなきちんとした劇場で公演をうつのは、まだ早かったのではと思います。
この公演に協力されていた劇団かえるも無料公演を続けている団体さんですが、毎回感動できるよい舞台を見せてくださっています。率直な意見交換などをされれば刺激になるのではと思います。
以上、失礼とは思いながらいろいろと書かせていただきましたがご容赦ください。今後に期待しております。
プールサイドから、響く

プールサイドから、響く

Others&co.

小劇場B1(東京都)

2019/07/04 (木) ~ 2019/07/09 (火)公演終了

満足度★★★

若者を強く意識して作られていたためか、50代の自分にとっては正直あまり楽しいものではありませんでした。
キャストや舞台の転回などは素晴らしかったのですが、話の内容や展開が誤解を恐れずに言えばちょっと「下品」で「軽薄」。今風とでもいえばいいのでしょうか。対比として描かれていた10年後の印象的な場面にも今一つ思い入れができませんでした。
それとキャラクター設定上必要だったのかもしれませんが、主人公の言葉使いに最後まで違和感を感じました。
若い仲間うちで見に行くにはいい舞台かもしれませんが、大事な人や子供と一緒に見たいと思える舞台ではありませんでした。
全くあらすじなどについて事前にサイトなどで告知がされていませんでしたが、ある程度説明をしておいたほうがよかったのではと思います。
ただ若い素敵な役者さん達の熱演は本当に素晴らしかったです。

ラプラスの改造人間(サイボーグ)

ラプラスの改造人間(サイボーグ)

ワイルドバンチ演劇団

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2019/06/27 (木) ~ 2019/07/01 (月)公演終了

満足度★★★★★

アニメっぽいキャラが描かれたフライヤーが気になり観劇。
特に目立つ舞台セットがあるわけでもないのに、そこにあったのは絶望と希望の交錯する未来の宇宙。心から絞り出すような熱いセリフに、ついつい引き込まれました。殺陣も迫力があり、エンターテイメント作品として本当に素晴らしい作品でした。チョイスちょい挟んでくる小ネタも結構ツボでした。2時間30分という長丁場も、時間を忘れて没頭していました。
SF長編アニメ映画にしても十分楽しめそうな重厚なテーマに真っ正面から取り組んだ、深い舞台でした。

お昼短し恋せよ盗め!

お昼短し恋せよ盗め!

劇団「無題」

STスポット(神奈川県)

2019/06/29 (土) ~ 2019/06/30 (日)公演終了

満足度★★★

一言でいえば、ナンセンスドタバタコメディー。そんなことはないでしょう…と突っ込みたくなる設定や展開がてんこ盛り。ストーリー的には、いくつかのアニメのパロディー集って感じです。
まあそのばかばかしさが、あまり考えることなく素直に面白く楽しめました。
社会人劇団ということで、舞台を生業としているプロの舞台とは流石にセットもキャストもスタッフも比較できませんが、いい意味でプロにはない作り手の素人っぽさやが荒削りさ、舞台を楽しんでいる感じが新鮮です。
1,000円という格安の価格を考えると、納得の舞台でした。小学生の子供とでも一緒に楽しめる、気楽に見に行ける舞台です。

家族な人々

家族な人々

劇団かに座

かなっくホール(神奈川県)

2019/06/22 (土) ~ 2019/06/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

前作の「雰囲気のある死体」が不条理劇ということでなんだかもやもやした感じが残ったのですが、今回の舞台は、笑いあり、しんみりあり、ほっこりありのまさに私好みの人情劇。2時間という少し長めの公演にも関わらず、ずっと食いついてみていました。キャストも役にぴったりで、まさに近所の家族の風景を覗き見ているような感じでした。
今回が118回公演という歴史の長い市民劇団さんだけあって、キャストも若い方から高齢の方までいらっしゃってセリフの掛け合いも存分に楽しめましたし、客層も子供から普段の小劇場演劇ではあまり見かけない高齢者の方まで幅広く、愛されている劇団だということが伝わってきます。開演30分前に行ったのですがなんと番号札は59番、多くの方々が楽しみにされているんだなと感じました。
是非今後も今回のような温かい想いの残る舞台を期待しています。

時代絵巻AsH 其ノ拾四『紺情〜こんじょう〜』

時代絵巻AsH 其ノ拾四『紺情〜こんじょう〜』

時代絵巻 AsH

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2019/06/12 (水) ~ 2019/06/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

AsHさんの舞台は今回で3回目でしたが、毎回本当に素晴らしい。男たちの生き様がぐっときます。パンフもいいし、スタッフの対応も良いし、キャストも演技も音楽も照明も全て良いです。舞台上は男だらけですが、主宰の灰衣堂さんの細やかな心づかいが至る所に感じられて、とても清々しい舞台でした。

見上げる魚と目が合うか?

見上げる魚と目が合うか?

劇団葡萄座

スペース・オルタ(神奈川県)

2019/06/15 (土) ~ 2019/06/16 (日)公演終了

満足度★★★★

全くタイプの違う2人のアラサー女性の80分超のマシンガントーク。その凄さに圧倒されっ放し。
延々続く女性のたわいのない会話に流石に途中ちょっと中だるみ感は否めませんでしたが、お二人の個性が光る見応えのある二人舞台でした。

ONとOFFのセレナーデ

ONとOFFのセレナーデ

ことのはbox

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2019/06/05 (水) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★

見終わってとても不思議な感覚が残る舞台でした。適切なことばが見つかりませんが、特に笑いの要素があるわけでもなく、感動するポイントがあるわけでもなく、謎がひっかかったまま話が展開していきましたが、最後までなぜかひきつけられたままでした。
ラストは切ないようなでも良かったような、であってこれで終わり?って感じでしたが、いろんな想いや要素を秘めた舞台でした。個人的には、もっとストレートな表現で、感動ポイントがある展開が好みなのでやや消化不良というか要求不満な感じが否めませんが、素敵なキャストにも出会えて、良かったと思えた舞台でした。

妄想コピー  /   父の声が聞こえない

妄想コピー / 父の声が聞こえない

演劇プロデュース『螺旋階段』

スタジオ「HIKARI」(神奈川県)

2019/06/07 (金) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★

「妄想コピー」と「父の声が聞こえない」の、ちょっと癖のある短編2本立て。
個人的には「妄想コピー」が好みでした。二人の作家とその筋の男の計3人がなぜか一つの部屋で、1週間という短い間に新作の小説を書かなくてはいけないという、とんでもないシチュエーションのなんだか妙な話ではありましたが、ラストは予想をしていない展開に…。とにかくどういうこと?ってラストでした。シリアスな話かと思いきや何度も途中で爆笑が起きるような、要素てんこ盛りのなかなか見ごたえのある話でした。途中出てくる虹色のコスチュームの宇宙人があまりに強烈すぎて、頭から離れません。

らぶゆ

らぶゆ

KAKUTA

本多劇場(東京都)

2019/06/02 (日) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

重厚な演劇を久しぶりに見た、堪能したというのが、第一印象でした。途中休憩をはさんでの3時間弱という長めの舞台ではありましたが、特に後半いろいろなことを感じ考えさせられる展開に、あっという間に時間が過ぎたという感覚でした。
出演者もよくテレビで拝見する松金よね子さんを筆頭に、演技力で笑わせ考えさせる素晴らしい演技、演出でした。
普段は若手中心の小劇場演劇をメインに見ていますが、大きめの劇場でしっかりとしたキャスト・スタッフでの舞台というのは、やはり圧巻としかいいようがありません。
家族とは、夫婦とは、人と人とのつながりとは何かといった、人間としての在り方を問う本当に深い内容の舞台でした。ラストは決してハッピーエンドではありませんでしたが、これはこれで最善の終わり方だったのかとしみじみ考えさせらた舞台でした。

10分間2019~タイムリープが止まらない~【ご来場ありがとうございました】

10分間2019~タイムリープが止まらない~【ご来場ありがとうございました】

中野劇団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/05/24 (金) ~ 2019/05/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

関西特有の空気感がとても新鮮で、とにかく笑いっぱなしの2時間でした。今年1番笑ったかも知れません。10分の繰り返しということで単調になるかと思いきや、どんどん膨らんでいく話に新しい登場人物の登場で、飽きるどころかどんどん引き込まれていきました。フライヤーとあらすじを見て興味を持った初見の劇団さんでしたが、脚本がとにかく秀逸でキャストも演技派。いい意味で期待を大きく裏切られた舞台でした。次回東京公演があれば是非見てみたいです。

あの日見た星空はきれいだった

あの日見た星空はきれいだった

アンティークス

シアター711(東京都)

2019/05/22 (水) ~ 2019/05/26 (日)公演終了

満足度★★★★

話の展開は一言でいえば「銀河鉄道の夜」。生まれて初めて銀河鉄道の夜を読んだ時のような、なんだかふわふわとも違う、生と死のはざまを漂うような不思議な感覚。死というものに直面した人たちの後悔や残してきた人へのいろいろな思いが、次々と場面を変えながら展開。ハッピーエンドとはちがいますが、それぞれの想いが結実して、最後はなんとも言えない平和というか温かい気持ちが漂う舞台でした。音楽や効果音も不思議な空間をよく表していたと思います。
登場人物も多く、親子だったり、夫婦だったり、兄弟だったり、友人だったり、想像していなかった関係性が明らかになり、最後はまさに混沌の様相。
初めて拝見した劇団さんでしたが、初見ながらお気に入りのキャストさんも見つかり、劇団さんのコンセプトも込みで正直個人的には「めっけもん」の舞台でした。

フランケンシュタイン

フランケンシュタイン

富山のはるか

スタジオ「HIKARI」(神奈川県)

2019/05/16 (木) ~ 2019/05/19 (日)公演終了

満足度★★

「フランケンシュタイン」と題していますが、ほぼ別物。「フランケンシュタインが創造した異形の化け物」が出てくるのはほんの一部だけで、ほとんどは脚本・演出の方の斬新な解釈に基づく、全く新しい話。よく言えば「若い斬新な感性」、別な言い方をすれば「超難解」。特に開始からしばらくのシーンは一体何を表現しているのか、「フランケンシュタイン」の話を想定していた私には、正直全く理解できませんでした。
舞台上の白い布に映し出される何かを象徴するかのような映像も、キャストが身に着けている透明なネットに赤い糸の細工が施してある衣装も、舞台両脇で終始稼働している「ミシン」も、何を象徴しているのか、なんとなく感じ取れましたが、個人的にはもう少し直接的な説明が欲しかったというのが、正直な印象です。
この内容であれば、あえて「フランケンシュタイン」と題する必要もなかったのでは。その方が舞台の内容をもう少し正しく表せたのではと思います。
少なくとも、フランケンシュタインにインスピレーションを受けて現代風に大胆にアレンジした舞台であることをきちんとサイトやフライヤーに明示をすべきであったと思います。
「フランケンシュタイン」の舞台化に興味を持って見に行った方には、ちょっと期待外れという印象だったのではないでしょうか。

ハッピー・new・メリークリスマス

ハッピー・new・メリークリスマス

劇団マリーシア兄弟

Geki地下Liberty(東京都)

2019/05/09 (木) ~ 2019/05/12 (日)公演終了

満足度★★★★

舞台上は個性の違う少人数の男性ばかりで華やかさはないのですが、その男臭い掛け合いの中にホロリと来る要素が散りばめられていて、とにかくクセになる劇団さんです。
それにしても下北沢の駅近の劇場でそしてこれだけの内容で料金が1800円って...。チケットもなし、フライヤーも極小、セットも必要最小限でキャストも少人数、劇団の努力の賜物でしょうね。気軽に舞台でホロリとしたい方には最高です。

フェアウェル、ミスター・チャーリー

フェアウェル、ミスター・チャーリー

theater 045 syndicate×劇団820製作所

スタジオ「HIKARI」(神奈川県)

2019/05/02 (木) ~ 2019/05/05 (日)公演終了

満足度★★★

終始夢か現かはっきりしない、なんとなくふわふわした不思議な印象の2時間強の舞台でした。個人的には、そこまで古い横浜に思い入れがないため、最後までどことなく違和感のようなものを感じずにはいられませんでした。
特に大笑いするとか、涙がながれそうになるとか、熱くなるといったシーンもなく、個人的には今一つ不完全燃焼感の残る、想像・期待していたものと少し違った舞台でした。
古い映画や横浜のノスタルジーに浸りたい方にはとても印象深い作品に違いないと思いますが、そうでない方(私も)には、一体どのように捉えたらよいのか、ちょっと難しくてわかりにくい作品だと感じました。しかし、音響・照明・衣装などは、印象的で独特な世界感をうまく醸し出していて素晴らしかったです。

静かにとけた桃色【ご来場ありがとうございました!】

静かにとけた桃色【ご来場ありがとうございました!】

劇団えのぐ

ひつじ座(東京都)

2019/04/24 (水) ~ 2019/04/28 (日)公演終了

満足度★★★★

4年前の舞台の再演。大半のキャストが初演の時とは変わり、同じストーリーではありましたが楽しめました。普段は本公演を交互に担当している2人の脚本演出家が、同じタイトル、同じテーマを元に物語を作った初めての試みの舞台の再演。
前半の松下作品はちょっとサイコな展開でしたが、後半へとつながる内容でハッピーエンドへ。後半の佐伯作品は誰にでもあったであろう淡い初恋の話、切なくもあり、しかしやさしさにあふれた心がじんわりと温かくなる物語。
開演前の写真撮り放題の松下さんの前説?もえのぐの舞台の楽しみの一つ。早めに劇場にいくことをお勧めします。

みなとみらい

みなとみらい

虹の素

STスポット(神奈川県)

2019/04/17 (水) ~ 2019/04/24 (水)公演終了

満足度★★★★

平成のいろんなヒット曲を軸に、高校生時代と30代の今の自分が交錯していく展開はテンポも良く、清々しい位に青春時代と今を感じさせてくれる舞台でした。舞台で使われていたオリジナル曲もとても素敵で、なぜ出口でCDを買わなかったのかとちょっぴり後悔。
違う未来を選択する事も出来たであろうに...とちょっぴりラストはセンチメンタルな気分。
平成最後に、みなとみらいの思い出に浸るには、ぴったりの舞台でした。

今、何時?

今、何時?

スナック来夢来人

北池袋 新生館シアター(東京都)

2019/04/10 (水) ~ 2019/04/14 (日)公演終了

満足度★★★★

想像していたのと少し違い、正統派のまっすぐなストーリーにラストは感動。個人的にはストライクど真ん中な作品。誰も傷つけない、そして憎めない役ばかりの展開は見終わった後、とても清々しい気分になります。
9人の役者が3つの異なる時間軸の3人を演じるという設定も、いろんなキャストを楽しめてGood。1点、なぜ女性が男性を演じるのかは?せっかくの女性キャストなのでそれを生かすストーリーの方がよかったかも。でも、きっと好きなキャストと役柄が見つかるはず。途中出てきたコント赤信号ばりの3人もハッチャケていていい空気感を出していました。合間のダンスも小気味よく、いいスパイス。旗揚げ(初出勤)との事なので、Toy‘s Boxの活動も含め、マドカママと皆さんの今後に期待。

オシャレ紳士の時間泥棒

オシャレ紳士の時間泥棒

神保町花月

神保町花月(東京都)

2019/03/27 (水) ~ 2019/04/07 (日)公演終了

満足度★★★★

舞台というよりダンスパフォーマンス。上半身裸にネクタイの10人の男性が90分踊りまくるというちょっとアブノーマルな舞台。と言いつつも下品なわけではないのでご安心を。よしもとの芸人さんも参加ということで、観客を楽しませようとする姿勢と仕掛けは流石。随所で若い女性の笑い声が響いていました。音楽の選曲も抜群。ダンスや台詞とうまくシンクロ。キャストもダンディで魅力的でしたが、2700のツネさんがやはり目立っていて、ツネさんファンにはたまらない舞台なのでは。
ダンスに終始して終わるのかと思いきやラスト10分は設定はふざけながらも真剣な舞台を展開。舞台をガッツリ楽しみたい方にはむかないかもしれませんが、ダンスパフォーマンス、お笑いが好きな方には楽しめる90分だと思います。珍しく舞台中も写真取り放題なので、好きなシーンは写真におさめて、後で楽しむことができるのは、ちょっとお得感があります。写真を撮りたい方は早めに行って最前列を確保すると良いでしょう。(動画はNGだそうです。ご注意を)

R.U.R.

R.U.R.

ハツビロコウ

小劇場 楽園(東京都)

2019/03/26 (火) ~ 2019/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★

100年も前の外国の戯曲の翻訳にもかかわらず、最初から最後まで違和感なく世界観に浸ることができました。最近AIやシンギュラリティ、遺伝子編集といった言葉を目にすることが多くなったということがあるのでしょうが、人間とは何かという普遍のテーマが、この戯曲が時代が変わっても色褪せない一番の理由でしょう。
机一つしかないほの暗いシンプルな舞台でしたが、十分その世界観を表していました。
少し残念だったのは、座席が2方向に配置されていたのですが、片方からはやや見にくいアングルだったということ。キャストの後ろ姿を見ている時間が長かった様に感じました。

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