満足度★★★
終始夢か現かはっきりしない、なんとなくふわふわした不思議な印象の2時間強の舞台でした。個人的には、そこまで古い横浜に思い入れがないため、最後までどことなく違和感のようなものを感じずにはいられませんでした。
特に大笑いするとか、涙がながれそうになるとか、熱くなるといったシーンもなく、個人的には今一つ不完全燃焼感の残る、想像・期待していたものと少し違った舞台でした。
古い映画や横浜のノスタルジーに浸りたい方にはとても印象深い作品に違いないと思いますが、そうでない方(私も)には、一体どのように捉えたらよいのか、ちょっと難しくてわかりにくい作品だと感じました。しかし、音響・照明・衣装などは、印象的で独特な世界感をうまく醸し出していて素晴らしかったです。