サマーゴーサマー
あひるなんちゃら
OFF OFFシアター(東京都)
2009/08/19 (水) ~ 2009/08/24 (月)公演終了
満足度★★★★
ゲルマ温浴+整体
あひるなんちゃらを観劇するのは三回目ですが、いつも、リラクゼーションに行ったような気持ちにさせてくれる。凝り固まった頭やら心やらがほぐされるのです。うーんと唸らせてくれるような話も良いですが。それもこれも、皆さんの演技力の巧みさ、演出の技、どれを外してもなしえない。ああ、これが腕のいいマッサージ師というわけですね。ふわ~んとほっこり、でも好転反応で体のあちこち若干痛い、という感触です。
五人の執事
パラドックス定数
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2009/07/31 (金) ~ 2009/08/09 (日)公演終了
満足度★★★★
チラシに偽りなし
わー、なんという贅沢。だったんでしょうか。空間の扱い方、俳優の演技力、脚本の筆力、どれをとっても珠玉の苦くて濃いチョコレートを一口含んだような感覚でした。
ジプシー
ゲキバカ
新宿シアターモリエール(東京都)
2009/07/11 (土) ~ 2009/07/20 (月)公演終了
アルバトロス
ホチキス
王子小劇場(東京都)
2009/07/23 (木) ~ 2009/07/28 (火)公演終了
満足度★★★★
ホチキス未見の方は是非
以前から『劇団だけでの公演を打てる劇団』と思っていたので、今回あざとさも媚びも感じない、すっきり濃縮した公演でした。観た後に「観てよかった、明日ももうちょっと頑張ろう」と思える芝居が好きですが、そう思えた作品でした。
楽屋
シス・カンパニー
シアタートラム(東京都)
2009/05/10 (日) ~ 2009/06/14 (日)公演終了
満足度★★★
これが今の時代にやるということなのか
高校時代にこの戯曲を知って、私の中では特別な脚本の位置付けである中の一つなのですが。土地柄なのかなんなのか、といったともかくも自分の目で確かめることが出来たのが良かったです。
JUMON(反転)/便所の落書き屋さん【満員御礼で終了】『観て来た!』に全レス中!(ただいま1/3)
MU
ギャラリーLE DECO(東京都)
2009/05/26 (火) ~ 2009/05/31 (日)公演終了
満足度★★★★
メッセージ受け取りました!
前回見逃してしまったMUなので、待ち望んでたんですけども。
いや~これがMU!っていうのを観られてほんとHAPPYです。
愛だし、皮肉だし、課題を投げかけてるよねって、そーいうの。
ネタバレに書くとして、☆は4.5ですね。初日だったからかも。
通過
サンプル
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2009/05/15 (金) ~ 2009/05/24 (日)公演終了
満足度★★★★
試供では収まらない
舞台美術に呆然。「衛生上細心の注意を払って~」のアナウンスにも刺激された。
シリアスな場面でもペニスバンドによって滑稽になる、それは当人同士は必死でも、他人からすればそれこそ「覗き見たい」蜜の拠りどころなのである。
また、微動だにしない兄の主観・価値観には眼を見張るものがあり、彼だけはこの物語の中で唯一何者にも支配されず、また支配はしながらも自らソレを望むでない、自然の流れでそう行き着いているという体で生きているのが恐ろしくすらある。
崖から落ちたのは、夫の母親と、妻と、両方での捉え方をしても面白いなと思いました。苦しいことも笑いって話せるようになる、という保険屋の言い訳じみた台詞も、人間の醜い部分とささやかな希望とを見出しているかのようでした。
NOT BAD HOLIDAY
劇団競泳水着
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2009/05/19 (火) ~ 2009/05/26 (火)公演終了
満足度★★★
ほんの少し必要なものが、彼らにとってこの先どう進んでくのか
劇団化について嬉しいのは分かるのですが、すごく押すので、正直やや引き気味での観劇でした。「真剣恋愛」から連続で三回観てるのですが今回が一番良かった。キャッチコピーとはうらはらに、良い意味での抜き加減があったと感じられます。今作品以降からが本当の出発になるのではないかと。そのアプローチに今後も期待します。チャップリンも言ってたしね。星ならば3・5~8ぐらいです。
男の60分 -東京場所-
ゲキバカ
【閉館】江古田ストアハウス(東京都)
2009/04/22 (水) ~ 2009/04/29 (水)公演終了
満足度★★★★★
コーヒー色
私の中で新メンバー(2006年以降参加の方々)のイメージも定着して、温故知新といった感じ。というのは今までの経験から更に新たなものを生み出していく力があると感じたからです。みんな頑張れ!でも怪我はしないように気をつけてください。
小劇場王子
自己批判ショー
王子小劇場(東京都)
2009/04/03 (金) ~ 2009/04/05 (日)公演終了
朝霞と夕霞と夜のおやすみ(ご来場ありがとうございました)
FUKAIPRODUCE羽衣
こまばアゴラ劇場(東京都)
2009/05/09 (土) ~ 2009/05/20 (水)公演終了
満足度★★★
研ぎ澄まされてるから!
羽衣のテーマ曲聴いたの初めてですが、深井さんの美声にキュンとします。
やっぱ前半のがむしゃら感満載の歌と踊りが羽衣観に来た~って気分にさせます。一回一回の公演でこんなに全力で何かを放出するということ、一度はやってみたいです。
成れの果て
elePHANTMoon
サンモールスタジオ(東京都)
2009/05/21 (木) ~ 2009/05/26 (火)公演終了
満足度★★★★
果てには力作がありました
本格的な復帰とでも言いましょうか、私個人的にとても楽しみにしていました。
とても価値ある公演だと思いました。ほんと良かった。次回作も楽しみです。
斑点シャドー
JACROW
OFF OFFシアター(東京都)
2008/03/12 (水) ~ 2008/03/19 (水)公演終了
満足度★★★★
この手法は特有のものだったんですね
ストップして場転てやつ。
自分の公演終了後にかけつけたもので、その体力で観られるかどうかと心配でしたが、観やすい席も確保、早く始まらないかなとワクワクして待っていました。
天守物語
花傳 KADEN Theater Company
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2008/03/01 (土) ~ 2008/03/02 (日)公演終了
満足度★★★
聴覚と視覚で愛でる日本美
舞台芸術の美しさがたまらなくドツボ。早く始まってくれ、魅せてくれ、という気持ち。摩訶不思議で少々畏怖感がある心持。俳優さんも若手ではきちんと鍛錬をされている方々だと。動きがしなやかでたくましい。惜しむらくは、雅な言葉であるが故に、語尾が高音になると聞き取れないと言うこと。あー、くそー、そこ小さい声でもいいから耳に響いてきてくれれば最高!みたいな。やっぱり泉鏡花なだけあって、観客に中年層もいるので。言葉が分からないレベルじゃなく、音が拾えないレベルだから。想像や音楽だと感じれれば問題はないけれども。しかしながら肉体も美術だよなあ。衣装も素敵。主宰の方が最後に登場で渇望していた気持ちが潤った。もうファンです。
江波戸さんちのにぎやかなひなまつり
危婦人
ザ・ポケット(東京都)
2008/02/27 (水) ~ 2008/03/02 (日)公演終了
満足度★★★
お雛様を思う
初日観劇。レディースデイだそうで、女性は2000円、同伴の男性も500円引というサービス。集客数の羽振りがいいのかしら、すげーなーと関心しつつ観劇。
前回の正月よりさらに数年後のひなまつりの話。女性が賑やかに舞台を使っていたのが印象的。アットホームな気分が暖かくなり始めたこの季節に沿っていると思います。
愛にキて
アマヤドリ
王子小劇場(東京都)
2008/02/15 (金) ~ 2008/02/24 (日)公演終了
満足度★★★
看板がいなくても魅せることが出来る?
話の芯となる人物達がキャラで押し切ったのはすごいと思うのだが、個人的にいま一つ突き抜け感が感じられなかったのが残念。周りのキャラのほうがとても立っていたし、高橋さんとコロさん演じる不良少女のやり取りが切り取られたリアルさが見えて心地良かった。ダンスはやはり素敵。広田さんの愛くるしいキャラも。ヌル田とケシボウの二人に感謝。
おとことおんな、時々、動物
WHATCOLOR
サンモールスタジオ(東京都)
2008/02/06 (水) ~ 2008/02/11 (月)公演終了
満足度★★★★
面白いと思います、企画として
豪華な作演陣と、それぞれの作品に知人がバラバラに出ていたので観劇してきました。楢原さんの作品は、とても「らしさ」があって楽しめました。山田さんの作品は役者が作演の意とする場所に到達しきれていない感がぬぐえませんでした。葛木さんの作品は設定から見せ方から見事に描いていました。私は今回の企画では彼女の作品が一番好きです。そして思うのは、それぞれの作品を、他の役者でやったらどうなるか、ということでした。きっと葛木さんの作品が一番好きと感じたのは、他の役者が演じたところを、一番「想像させなかった」からだと思います。
Sheep fucker's exit
tsumazuki no ishi
ザ・スズナリ(東京都)
2008/01/31 (木) ~ 2008/02/06 (水)公演終了
満足度★★★
ドロ臭さの期待裏切らず
いきなり衝撃。ほんといきなり。初演は他団体、ということだったのですが、前回とまた毛色が違う感じを受けました。根底は同じなんですけど。「開放的な空間で閉鎖的な世界」と、どなたかがおっしゃっていたという言葉が言い得て妙だと感じます。そして最後に全てを払拭する終わり方が、tumazukiワールドなんだと思いました。
ナルシグナル
東京ネジ
王子小劇場(東京都)
2008/01/31 (木) ~ 2008/02/03 (日)公演終了
満足度★★★★
おんなのなか
部屋の間取りがまず気になった。きっと素敵な照明のせいだろうなー。ジョジョは彼氏の持ち物だったのかな、とか。小屋を生かした美術で、深夜の東京のどこかで、好き勝手な自分の世界を持ち寄って、気ままに肩を寄せ合ってひと時過ごす女の子達の時間を、覗き見させていただきました。なんか、現実と非現実のバランスがきれいでした。
PTA
ホチキス
吉祥寺シアター(東京都)
2008/01/19 (土) ~ 2008/01/27 (日)公演終了
満足度★★★★
これがホチキス
観終わって、私が一番初めに観たホチキスに戻った(というのは語弊があるが)ような気がして、気持ちがまるっとなった。こういうのだよ、こういうのが観たかった、という感覚。映像でもない、ダンスでもない、歌でもない、センスのいい舞台美術と軽快なセリフの応酬、心にどこか問いかけるテーマ。誰にも人それぞれ、好きな劇団には思い入れがあり、イメージがあるけれど、私のホチキスのイメージはそんな感じで、吉祥寺という広い空間にそれが詰め込まれていた作品だった。観続けてきて良かったなあ、という感じになった。