因幡の観てきた!クチコミ一覧

101-120件 / 126件中
メビウス 2016年10月版

メビウス 2016年10月版

劇団ショウダウン

船場サザンシアター(大阪府)

2016/10/07 (金) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

いいものはいい
3回目のメビウスを原千博&篠原涼ペアで観た。
何度観ても初めてのような感覚になる、いい作品。
2人芝居ですが、主役はやはり「彼女」女優さんだと思う。
今回の原さんはコミカルなシーンが上手くて、そのせいかラストに向けてギュッと胸を掴まれるものがあった。

まだショウダウンメンバーのうち、林遊眠さんと竹内敦子さんのメビウスを観てないので、次回は日程が合えば是非お二人を観たい。

米元の変 2025

米元の変 2025

劇団SHINKOUJI

心光寺(大阪府)

2016/10/07 (金) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

なかなかに
面白い舞台です。
お寺を会場にどういう風な物語展開になるかと思ってましたが、なるほどそのまんまの背景(ご本尊様の前)が設定でした。
また次も見てみたいなと思える劇団SHINKOUJIです。

ネタバレBOX

今回所見の役者さんが多くて名前と役が一致しないので、知っている役者さんだけですが、今回の印象に残っているのは、

しっかりストーリーを作った主役の、奥田さぶりな美樹てぃさん。
権力側で命令を出しつつもいじられキャラで面白い、さいとうひろき君。
いい人以外何者でもない、松田悠君。
自分の欲望に素直でちょっとだけ頼りになる、久保真優さん。
子持ちで人妻で金持ちなのに一発ギャグが結構いける、栗田ゆうきさん。
バカップル?の片方で一途なかわいいキャラ、奥田紗矢さん。

来客側のキャストの衣装が登場の都度変わっていて、そこもちょっとした見所でした。
撃鉄の子守唄 2016年版

撃鉄の子守唄 2016年版

劇団ショウダウン

HEP HALL(大阪府)

2016/08/20 (土) ~ 2016/08/21 (日)公演終了

満足度★★★★

西部劇だけじゃない
3時間の長丁場を、2幕に分けての上演。西部劇だけじゃないストーリーを、ガッツリ見せてくれます。
個人的に本作での役者陣で注目は、女優は植木歩生子さん、男優は升田祐次君の2人です。カッコイイんだ。
林遊眠さんは、メインだけど主役というわけでないポジションで、でもしっかり観客を掴んでます。中路輝君とのやりとりは可愛い女の子です。

ただ3時間は初老を大きく越した腰痛持ちのオジサンには厳しかった。2時間に纏めて~

ネタバレBOX

いつものように、登場人物の多くが実在の人物でしたが、当日チラシにでも人物紹介を載せてもらいたかったです。
名前を知っているだけの人もいました。コナンドイルが「サー」の称号を得たことを、観客が知ってることが前提になっているセリフもありました。

ダンスシーンは、舞台のわりに人数が多くて、ちょっともったいない感じでした。ダンスチームと林、中路の2人に絞っていたらどうだったかな~?
五右衛門

五右衛門

劇団そとばこまち

近鉄アート館(大阪府)

2016/07/01 (金) ~ 2016/07/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

エンタメ時代劇を是非!
毎回、ダンサーズのカッコいいオープニングから始まるこの時代劇シリーズ。今回はさらにレベルアップ。彼女たちのダンスは必見。
笑って泣ける物語で、時代劇シリーズ中で一番好きな舞台です。

日替わりゲストが、森田まりこさん(吉本)と彩羽真矢さん(チャミ・アイドル)の回でした。チャミさんが100円劇場でSTB138とコレボして、かっこ良すぎ。

ネタバレBOX

陰謀渦巻く物語の中で、オオサワシンヤさん、中道裕子さんの二人の役がとてもいい。この二人がいるおかげで、軽やかな舞台になったと思う。

南園みちなさんの記憶が戻るまでの可愛らしい役をもっと見たかった。毎回このシリーズは男前の役ばかりだったので、個人的にちょっと残念。
佐藤美月さんは、大人の女優さんになってますね。美人の役がよく似合います。
田中尚樹君の石田三成はなかなか軽みがあって、好感度高い。
新谷佳士君の島左近は、もっと活躍の場がほしかった。
くぼたゆういち君と石原正一の偽五右衛門兄弟は、この舞台で一番いいところを持っていった。ある意味主役ですね。
土井隆君の秀次は、自主性の無さがよく出て、いやな奴。
岡崎裕樹君の胡散臭い外人は、いかにもで似合ってましたね。
坂本真菜さんの茶々は、物語の展開上はそれほどのポジションではないですが、和泉さんと天野七奈、森蔦稲子の4人チームで舞台を盛り上げてましたね。
井本涼太君の多羅尾は無表情なのが、役の雰囲気出てた。
豊哉君はいろいろ出てましたが、利休の切腹の時衣装を忘れていたような気が。
横路久未さんは今回ダンサーチーム専念ですね。ダンサーのレベル高し。

Cheeky☆Queensの畠山薫さん、鳶野皐月さんの二人はダンサーのみならず、くノ一、歴女と色々目立って楽しめました。
主役の竹村晋太郎君は、体形プーさんなのによく動く!
今中美里さんは物語の筋にしっかり絡む少年を元気にやってました。
花田咲季さんは加藤遥子さんとペアで走り回ってましたね。舞台が近いので、わりと前列に座っていたので、風が舞ってました。
西大橋の密室

西大橋の密室

マキコミシアター

自由表現空間 シアターカフェNyan(大阪府)

2016/06/11 (土) ~ 2016/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★

こんなのあるんだ。
「観客巻き込み型」というのは何かな?というところから、興味をもって観に行きました。カフェでやるとか、民家でやるとかいうのは経験がありましたが、本当に「参加させられて」しまいました。
説明しづらいので、百聞は一見に如かずということで、参加してみてはどうですか?としか言えません。
好き嫌いがあると思いますが、推理小説好きには犯行現場に立ち会えるという魅力がありますよ。

屋根のない城

屋根のない城

ムーンビームマシン

HEP HALL(大阪府)

2016/06/11 (土) ~ 2016/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

お久しぶりです
1年ぶりのムーンビームマシーンの公演でした。3本の短編ファンタジーですが、好きなのは「玩具修理工場」ですね。楽しいのは大好きです。
今までならダンスチーム、役者チームとはっきりしていたのに、今回全員が役者でダンサーで面白かったですね。
キャストが大勢いるのに、短編3本ということもあって、ガチャガチャ感無く見られました。

これからもっとたくさんムーンビームマシーンのSarahさんが観られるのを楽しみにしてます。

メビウス 2016年 春の特別企画

メビウス 2016年 春の特別企画

劇団ショウダウン

船場サザンシアター(大阪府)

2016/04/28 (木) ~ 2016/05/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

まだの方には是非!
何度見てもいい物語です。
澤井・為房のEチームを観ました。
哀しい恋の物語を、二人芝居で見せてくれます。
澤井さんのイメージがゲキバカ「想い出パレット」の「お嬢」しかなかったので、メビウスの「彼女」を観られてよかった。純粋で、哀しい、綺麗な「彼女」でした。
為房君はメビウスにちょっとだけ笑いを提供してくれた、いいキャラクターです。わりと好きなタイプの役者さんです。

メビウスは船場サザンシアターで上演されてますが、今まで何人の方が見たのでしょうか?小さな劇場なので、せいぜい千人二千人程度なのでしょうか?何と勿体無い!もう少しGWは続くので、まだの方には是非観てもらいたい物語です。

劇団「劇団」ショートショート〜ゲキゲキがいっぱい〜

劇団「劇団」ショートショート〜ゲキゲキがいっぱい〜

劇団「劇団」

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/02 (月)公演終了

満足度★★★★★

B公演を
観ました。3作品がそれぞれ全く色合いが違うので、2時間の上演時間がとても短く感じられました。
「ドクター」は登場人物がみんないいキャラで、好きなコメディ作品。
「BAR」は、なるほどこう来るか~、という展開。
「猫」は、泣かせる物語。
間違いなく、楽しませてくれる劇団です。

ネタバレBOX

「ドクター」の中では斉藤が一番好きなキャラですね。ストーリーをぶん回してくれます。2番目はミズホですが、久保さんの声が可愛すぎで、もっと迫力あればより面白いキャラかな。マキの千奈美さんがB公演中では、一番の美人さんでした。
「BAR」はどんでん返しの展開で見せる物語で、ナルホドでした。記者もやくざも良かった。殺し屋になったマスターが、ぎこちなさすぎ。
「猫」の話は、絶対泣く。後ろの席の女性が、終演後のアンケート記入中でも思い出し泣きしそうだった。ここは歩生子、千奈美の猫耳・鼠耳の可愛さに注目でしたね!
テノヒラサイズの人生大車輪’16スプリング

テノヒラサイズの人生大車輪’16スプリング

テノヒラサイズ

HEP HALL(大阪府)

2016/03/31 (木) ~ 2016/04/02 (土)公演終了

満足度★★★★★

初テノヒラ
ショウダウンに客演された上野さんが気になって、初テノヒラサイズでした。
シンプルな舞台と、フライヤー通りの赤いつなぎの衣装と、少しの小道具で色々な物語とたくさんの登場人物をしっかり見せてくれる、いい役者さん達です。物語も、これをどう持っていくかとワクワクして観て行くと、ナルホドの謎解きへ。
もっとコメディかと思っていましたが、物語がしっかりして、気に入りました。嬉しい誤算。

錆色の瞳、黄金の海 2016

錆色の瞳、黄金の海 2016

劇団ショウダウン

船場サザンシアター(大阪府)

2016/02/11 (木) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

七人の役者
一途な少年とゴーレムをめぐる人々の物語。
本当にたくさんの登場人物がいるのを、七人の役者達が何役も替わりながら、それぞれに物語を創り上げていく。とても良い舞台を観ました。
ショウダウンの作品は、心温まるエンディングを用意してくれるので、好きです。

ネタバレBOX

役者さんと主な役の感想を。

 作・演出ナツメクニオ君を役者として舞台でガッツリ見たのは初めてかな。パイドパイパーではそれほどの出番が無かったので。シェバは、体制側の人間では唯一ミルキとゴーレムの理解者なので、ミルキの親戚のおじさん的な立ち位置で、頼りなさげなところがぴったる。
 林遊眠さんは主人公の少年ミルキ。もう純真な男の子にしか見えません。なんかいつも走っているような気がしました。子供はね、何でも走るんですよね。
 宮島めぐみさんは、村の長老おばばさま。この物語では大人の象徴ですかね。彼女は小っちゃいので、そこからさらに腰を曲げると、本人はとても若いけどおばばさまに見えちゃいました。
 飯島松之助君の山賊ザハ。お馬鹿でお笑い担当の彼がいないと、物語がちょっと息苦しくなるかな。山賊なのにとってもいい奴。舞台上なくてはならない存在でしたね。すっきりした馬鹿が好感度高し。
 同じく山賊(子分)イクシの真壁愛さん。有能で役に立つ子分。彼女がいてこそ、ザハが舞台で生き生きとするんですね。後半カウニスの足止めのシーンはカッコよかったね。
 ホムンクルス・カウニス役の小野村優さん。カウニスは物語の中では悪役なんだろうけど、「道具」なので「悪」ではないんです。なので、カウニスが悪い奴に見えませんでした。それで正解だと思っています。それと、カウニス強いんですけど、優さんの殺陣が優美でカッコイイんです。
 体制側のトップ・アルクペ役の上野みどりさん。今回初めましての彼女でした。冷たいというか冷静な役どころ。最後よくわからなかったのですが、彼女は最初のゴーレムだったのかな。だから冷たい感じなのかな?今回唯一の心残り。

 最後に命の石を求めてパーティーが旅するシーン(無声)は、ドラクエ的な何かですかな。面白い趣向でした。
しょうてん魂

しょうてん魂

MousePiece-ree

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2016/02/10 (水) ~ 2016/02/15 (月)公演終了

満足度★★★★★

くだらなくて、オモシロイ
おっさん3人が開演直後から全力でくだらないことを、汗だくになって、顔を真っ赤にして、大声出して・・・も~面白い!
そこに大沢めぐみさん、近内仁子さんの2人の女優が絡むことで、単なるコントから物語にしていくので、「あ~演劇観てるんだ、漫才じゃないんだ」と思い出させてもらえました。
マウスの舞台は最後にちょっとほっこりさせてもらえるので、気持ちよく観終れますね。

「ソドムの紅い月~やっぱ、すっきゃねん~」「想い出パレット~乙女の戦、なにわ場所~」

「ソドムの紅い月~やっぱ、すっきゃねん~」「想い出パレット~乙女の戦、なにわ場所~」

大阪ゲキバカ

世界館(大阪府)

2016/01/28 (木) ~ 2016/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

想い出パレットを観ました
申し訳ないことに、池永百花さん以外は知識のない女優さんばかりの舞台でした。
小学生の夏休みの物語。
ちょっときつめの内容の展開でも、観劇後は気持ちよく帰れる物語でした。
ダンスあり、客席巻き込んだゲームありの楽しいパートも持ちつつ、良かったです。
夏の話なので、全員水着のシーンもあり、大丈夫かと心配しましたよ。
残念なのは、基本が小学生なので、大人になった彼女たちが一瞬出るのですが、もっと見たかった!美人さんばかりなので、小学生姿は男の子みたいな感じ。

TOUCHABLES

TOUCHABLES

メイシアター×ホルマリン兄弟

吹田市文化会館 メイシアター・中ホール(大阪府)

2016/01/29 (金) ~ 2016/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

すごい!
どんだけ笑わせてくれるのか!
「羽曳野の伊藤」の破壊力は、すごい!ストーリー中に関わってくる「羽曳野の伊藤」を観たのは初めて。やっぱり彼の取扱説明書は大王が持っているのだろう!
「艦長」も、ガッツリメインで出ており、楽しませてくれました。

大好きな劇団そとばこまちの若手3人も出演していて、佐藤美月さんは訓練生でカッコイイアクション。坂本真菜さんはアイドル一発芸に、波止場のカップルとそれぞれに見せ場をもらっていました。土井君は、会場~開演までの30分にわたる観客へのアトラクション担当でがんばってました。

もう色々見所ありすぎるのに、ストーリーを忘れてしまいそうな勢いで笑っていた舞台でした。2時間半もあったのに、もう終わり?!と思えた公演でした。

ネタバレBOX

意外だったのが、西川忠志が悪役なのに、なんか真面目で憎めない。観客との絡みで、素なのか演技なのか分からない反応で笑いをとっていた。もっともその絡んだ観客に「お酒を飲めるか」と質問して、その答えが「医者に止められてます」と返されての客席爆笑で、一瞬フリーズ。
途中に楠見薫さんが、羽曳野の伊藤に連れてこられて朝ドラの「ほんに、ほんに」の台詞を言って、すぐ引っ込むというサプライズ。NHK有難う。
ツキノヒカリ

ツキノヒカリ

満月動物園

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2015/12/18 (金) ~ 2015/12/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

切ない…
死神がね、とてもいいんですよ。普段は何とも言えないボケ?で笑わせてもらうんだけど、一瞬「滴」の顔になる時の切なさ、愛おしさがたまらないんですよね。
このキャラクターは、疫病神も含めて、神様感が無いのがいいです。まあもともと人間なんですからね。
個人的には、3,4作目を見逃したのが、非常に残念。
満月動物園を知ったシリーズですので、完結したのも残念です。

1000年の恋

1000年の恋

劇団「劇団」

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2015/11/20 (金) ~ 2015/11/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

予備知識なし
全く知らない劇団でした。
日程の穴埋めで、栗田ゆうきさんの出る公演というだけで観ました。
なんかSFかな~という感じで見始めたのですが、真っ直ぐで、熱い物語で、溢れる登場人物の想いが客席にぶつかってきました。
すごく良かった。
次回公演にも是非行きたい!

生きるんデス

生きるんデス

劇団そとばこまち

劇団そとばこまちアトリエ 十三 BlackBoxx(大阪府)

2015/11/19 (木) ~ 2015/11/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

らしい作品
坂田大地(座長)作・演出の作品は、最近時代劇シリーズのちょっと重めの作品ばかりをちょっと大きめの劇場で上演していたが、今回久しぶりにアトリエ劇場で観られた。
オープニングから遊びが沢山で、笑いありダンスあり、全体を通して楽しめる内容。なんか、ホッとした。
「そとばこまち」らしい作品。こんなの好きです!

ネタバレBOX

WキャストのBチームを観た。
キャストで気になったのは。

やっぱり一番は南園さん。博士役で白衣は着ているものの、その下はダンスの衣装。ストーリー的にも全体の把握をしている人で、落ち着いた雰囲気。大人の魅力あり。

二番目は今中さん。客演だが、佐藤さんとのWキャスト。博士の助手(幽霊)でストーリーを通して、いい感じ。これだけしっかり今中さんの演技を観たのは初めてかも。

三番目は、ずーっと頭に包丁を刺している工場長役のくぼた君。彼はこういう変な役がぴったりして、オモロイ。途中おばさん役で出てきたときに靴のサイズが小さすぎて、履けてなかったのもご愛敬。

あと外せないのが主役の田中君。ストーリー的には途中から「シックスセンス」だとわかってくるので、ブルース・ウイルスを思い出してしまう(決して田中君のオデコを見て、思い出したわけではありません)。
メビウス'15 月下人魚'15

メビウス'15 月下人魚'15

劇団ショウダウン

船場サザンシアター(大阪府)

2015/10/09 (金) ~ 2015/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

両方観ました!
メビウスは宮島・佐竹のチームB千秋楽を観ました。
もう泣くのを必死に我慢しての観劇です。
こういう哀しく切ない物語を、船場サザンシアターという空間の中、2人芝居で観られたのは最高でした。宮島さんとっても小柄なのに、舞台上では大柄な佐竹さんとピッタリな感じになるのは、「彼女」自身だったからなのでしょうね!

月下人魚、林遊眠一人芝居!
彼女の紡ぐ世界は、ありありと観客の目の前に現れるんですよ。
舞台上に彼女しかいないのに、何でもそこに現れるという、凄い役者さんだと思います。人も獣も場所も、何もかも。

二本ともに、観た後の感動・感激は心地よいものでした。

贋作写楽

贋作写楽

劇団そとばこまち

近鉄アート館(大阪府)

2015/08/28 (金) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

趣向を変えて
過去3年続けたABCホールと違って、3面舞台の近鉄アート館での上演は趣向を変えてきましたね。
オープニング前のライブアートは、2m四方はあろうかという紙一面に絵師(東學)が観客の目の前で一から描き、そのまま本編へ。(2度観劇して、虎と孔雀でした)
舞台上に装飾なくシンプル。しかし回り舞台や可動の渡り廊下?橋?を設置する工夫あり。また近鉄アートならではというべきか、役者陣も四方どころか八方から登場してはけて行く。
物語もいつもとちょっと違う、不条理を感じさせるもの。
ダンサー含めて40人という大人数がいるものの、場面ごとに見やすくわかりやすい作りでした。
時代劇シリーズでは「おりょう」と並んで好きな舞台でした。

パイドパイパー と、千年のセピラ

パイドパイパー と、千年のセピラ

劇団ショウダウン

HEP HALL(大阪府)

2015/08/01 (土) ~ 2015/08/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

東京の方へ
2時間20分の上演時間を、全く長く感じさせないストーリー展開と演者の熱演でした。
ショウダウンは2回目の観劇ですが、中世ヨーロッパのショウダウンの世界観は面白いですね。
東京の方々は羨ましい。パイドパイパーのほかに千年のセピラが見られるのだから!

ネタバレBOX

役者では真壁愛さんの少女はめちゃくちゃ可愛いい。妻と見ましたが、一番のお気に入りでした。
林遊眠さんは真っ直ぐでブレがないカッコいい笛吹(チラシそのままの姿です)。
今回一番怖かったのが、上杉逸平君が上手で微動だにせず客席を睨んでいる広場のシーン。実は2回連続で観劇したのですが、1回目は最前列のやや下手側で気が付かなかったのが、2回目に発見してびくっとしました。

21人のキャストがいるのに、すっきりとても観やすい舞台です。
十字軍とかイスラムとかが登場人物の主要キャラなのに、古き神々が物語の鍵であるという宗教観は・・・大好きです。

福喜多さんちの三兄弟8~朝顔の頃~

福喜多さんちの三兄弟8~朝顔の頃~

劇団925

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2015/07/04 (土) ~ 2015/07/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑って、泣いて
劇団925の公演は2度目ですが、見てよかったですね~。

夏祭りのイベント準備?をしている福喜多家のリビングで繰り広げられる、ほっこりする物語でした。
笑って、泣いて、見た後気持ちがほんわかする舞台でした。

今回初めましての役者さんが2人でした。できるだけたくさんの役者さんを見るのも楽しいです。

次の劇団925も期待します。

このページのQRコードです。

拡大