黒蜥蜴
劇団東京ミルクホール
上野ストアハウス(東京都)
2023/09/20 (水) ~ 2023/09/24 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
ミルクホールに期待するのは(バビ市が出演せず演出に専念して構築した)壮大なシニカルなステージ、というと冷や水浴びせる感じになってしまうだろうか?演劇に必要なのは良い意味で「読めない」こと(バビ市が女装を決め込むとキャラを限定し、喋り方、素に戻って突っ込むアプローチ等が予想内になってしまう)。もちろん良い意味で「読める」こと(待ってました!)も大事なのだけれど。
「黒蜥蜴」は耽美を尽くして舞台化してほしい。少なくとも、「読めない」舞台を予感させてほしい。
柔らかく搖れる
ぱぷりか
こまばアゴラ劇場(東京都)
2023/09/20 (水) ~ 2023/10/04 (水)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
現代口語系、カナ劇団名系(勝手な分類)でふわっとしたチラシ共々身近に思っていながら初見は昨年の事。岸田賞受賞作をやるというのでこれは普通に観るでしょ。
オダマキとフクロウ
十七戦地
東京おかっぱちゃんハウス(東京都)
2023/09/20 (水) ~ 2023/09/24 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
久々に名を見る十七戦地。コロナ期の潜伏を経て2022年既に「復活」してたのか。。小さな箱を好むこのユニットが、座高円寺2で普通サイズの舞台をやった時は「十七戦地を観た」気がしなかったな。。最初は2014年LIFTという狭小空間で捻りの効いた芝居を観た。しぶとくやってる姿を愛でたい。
ローズのジレンマ
劇団民藝
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2023/09/22 (金) ~ 2023/10/01 (日)公演終了
天召し -テンメシ-
ラビット番長
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2023/09/21 (木) ~ 2023/09/24 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
ラビット番長、というネーミングのせいか・・と未だ見ずの理由を考えてみるが、あながち。かわいい名を名乗る劇団、男なのに・・とか。(三兎の名から来てるようだ、と認識を更新しても、今度は「番長」が。)
殆どの場合劇団名なんてのは最初のイメージをすぐに払拭され、劇団イメージが上書きされる、はずなんだが。だから一度観てみたい、評判の「将棋モノ」も「どうドラマに?」と関心大、なのだが。
よし、観よう。
と言ってみた。書いた効果あって本当に観に行くかな? それとも。。
新・ワーグナー家の女
Brave Step
アトリエ第Q藝術(東京都)
2023/08/30 (水) ~ 2023/09/03 (日)公演終了
ワーニャ伯父さん
ハツビロコウ
シアター711(東京都)
2023/09/05 (火) ~ 2023/09/10 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
鐘下戯曲世界を舞台上に最大限魅せてくれ、今も新たに発見させてくれるハツビロコウが、いつしか他作家の戯曲も手がけ、大御所イプセンの秀逸舞台、そして前作「かもめ」も期待に違わずであったチェーホフ二作目と来ればわざわざ書くまでもなく期待値は普通にリミッターに達しておるんだが、そこは冷静に、様子を窺いつつ、鑑賞させて頂く。黙って、息を潜めて、まあ無理なんだが。
「真っ赤なお鼻」の放課後
劇団銅鑼
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2023/08/23 (水) ~ 2023/08/27 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
クラウンの話なんだろう、と予想させ、また病に伏す子ども達との交流(そして別れ?)がすでに想像されてしまうが、脚本・大西弘記氏がどうドラマ化するかは実は見モノ。そして硬質な題材の演出に力を発揮する印象の大谷賢治郎氏がどう舞台化するかも。。
良質な作品を上げてくる銅鑼の新作を愛でたい。
イエスタデイランド
青春事情
劇場MOMO(東京都)
2023/08/23 (水) ~ 2023/08/27 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
これは冬に2本立てを観たあの書き手の劇団。悔しいがうまい、憎い脚本を物する。(コロナ期に配信があったお陰で初鑑賞、悔しいが面白く観た。いや別に悔しかないが。)
若手劇団の名前とか覚えづらいのだがこの度ようやく劇団名とメンバー陣が脳内で一致。
次はどういう作か、警戒しつつも(んな怖がるこたないが)覗きに行くような予感が。
きいて、はなさないで
オイスターズ
ザ・スズナリ(東京都)
2023/08/24 (木) ~ 2023/08/27 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
オイスターズでスズナリと来れば「観る。」に決まってるんで。一々訊かれてもぉ、つうか誰も訊いて来ないけどでも訊かれたらって話で、もし訊かれたらって事で言えば、って話であって、一回句点おくわ。一々訊くなよ、ってこと。最初にそうスパッと言えば済んだでしょ?ってぇ道理が、話を長ーくして水で薄めたいタチらしいんだわ。んで無難に、おちゃらけて、棘を落として爪を研いで、一行が三行、五行になってそろそろいいかって頃合いを見てテキトーにごまかして、そんな自分に決別!
・・・・・なんて思ってたとして、やっぱ誤解が怖いてんで、解説してんだなこれが。おいおいオイスターズがスズナリなら行くに決まってんじゃんじゃん、当り前のこと訊くなって、そゆ事。それが言いたかった、というていで、だったらそのていで書けよ。書いてねえじゃん。つか真逆じゃん。て言うね、そんな雲行きな風に持って行ってさ、そう、振り切るならいっそ真逆に振り切れば?そんなのも働いたな。どーーでもいいわ何やねんなそれは、ったく。まじ観たいわオイスターズ。
オミソ(2023)
日穏-bion-
赤坂RED/THEATER(東京都)
2023/08/25 (金) ~ 2023/09/03 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
シアターアルファでの前作を観て、久々の日穏だったが書き手としての成長(僭越ながら)を感じた次第。「良い話」への着地をマストとしない(少なくとも、そのためにリアリティを犠牲にしない)、という点が(だいぶ以前観たに過ぎないが)bionへのリクエストで、その構えは日穏に対してずっと持っていそうな予感なのではあるが、戯曲が求めるリアリティ(それは人がドラマに求めるリアリティという事でもある)はそれを誠実に追求する者の努力を裏切らない、と思っており、岩瀬晶子改め顕子氏はそういうタイプの書き手ではないか、等と勝手な願望ながら、次作への期待を高めているような次第である。
玄海灘
玄海灘を上演する会
調布市せんがわ劇場(東京都)
2023/08/30 (水) ~ 2023/09/03 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
TTE(東京演劇アンサンブル)ゆかりの公演であるのと、タイトルにある「玄界灘」(わが故郷の海でもある)、そして今後期待される女性劇作家・有吉朝子作品という事で、果敢な挑戦の意気を感じ、観に行く気でいる。が予約はだいぶ埋まっている模様。
台所のエレクトラ
清流劇場
こまばアゴラ劇場(東京都)
2023/08/31 (木) ~ 2023/09/03 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
関西で活動する演劇団体紹介で目にする劇団。「おっ、これは行かなきゃ」と思ったには理由があるはずだがその理由(どういう評判を過去目にしたか)は思い出せない。が、観るしかない、かな~。
ロリコンとうさん
NICE STALKER
ザ・スズナリ(東京都)
2023/08/30 (水) ~ 2023/09/03 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
感覚的には遠い若手集団の一つ、なのであるが一度で終わらず何のかの言いつつ3回観ている(確か)。これだ、と劇団の特徴を表現する言葉は出てこないが、面白く観ている事実はある。(おそらく不意を突いて何か穿った視点を織り込んでいる、ような気が、する。)
ロリコンのワードの入った過去の演目(最初に観た)とは、別物と思っておこう。
地上の骨
劇団アンパサンド
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2023/09/01 (金) ~ 2023/09/10 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
注目のナンセンス系が三鷹市芸文'Next' Selectionでとあれば、これは行くしか。
昨年のNextで賑々しく上演されたほりぶん『一度しか』の作・演出、鎌田順也氏がつい先頃急逝されたとの由。
他では決して見られないあの笑いを生み出す才能(しかも若い)を失った喪失感にまだ浸っている。ナカゴー公演も中止となった。
「同じ笑い」は作れないが、以前観たアンパサンドにはナカゴーとの幾許かの共通項があった。ゆえに、当然全く別の劇団として楽しみに観るが、(よくもわるくも)比べて観てしまいそうである。
『会議』『街角の事件』交互公演
Pカンパニー
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2023/09/06 (水) ~ 2023/09/12 (火)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
別役連続上演企画も最終回。うかうかと結局一つも観ず終いだから、今回は「会議」はどうにか観ようとは思っておる。(名取事務所の別役三作品上演を一つも行けなかった未練がまだ疼いており、観て良かった!と劇場を後にさせてくれなきゃヤだからねっ!と駄々をこねている。)
チョークで描く夢
TRASHMASTERS
駅前劇場(東京都)
2023/09/07 (木) ~ 2023/09/18 (月)公演終了
星をかすめる風
秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2023/09/08 (金) ~ 2023/09/17 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
これは初演を残念ながら見逃し、再演とあれば迷いなく観に行く。尹東柱は昔本が出た頃新刊を手に取って読んだ口で、私にとって戦前・朝鮮・在日といった問題関心の入り口だった。詩が良かった記憶はある。だがあの詩と共にあった壊れやすい「人」という存在、その肉体に住む「心」が、非業に死ぬるに至った事実は、うずきを伴う。避けていた。だから芝居を通して、今一度向き合わせてもらう。
ROUTE66〜やったろみゃあ!〜
ルート66
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2023/09/08 (金) ~ 2023/09/10 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
名古屋拠点の秀逸短編(主に)を書く関戸哲也の空宙空地と、名古屋出身繋がりで戸田恵子がタッグを組んでやるというのは中々垂涎な公演だが、やっぱし高いな~。ふとした風が吹けば、フラッと訪れるかも。
fragment【9/8(金)〜9/10(日)公演中止】
東京夜光
吉祥寺シアター(東京都)
2023/09/08 (金) ~ 2023/09/18 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
作演で伸してく輝ける未来がしぼみ、演助とかで食ってく道を模索する曲折を経て・・主人公が何を見つけるのか、という話を三鷹で観た。就職氷河期以降の日本の現実とも重なり、よく書けてる話だと思った。
が、それ以来観れていない。今回は事前に知れたので時間を作って吉祥寺へ詣でたいが、、