カスパー
トータル・ステージ・プロデュース
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2023/03/19 (日) ~ 2023/03/31 (金)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
どこで知った名だったか、と調べてみると、ヴィム・ヴェンダース監督「ベルリン・天使の詩」等の脚本担当(遥か昔の話)。作家としてノーベル賞も受賞。その後氏はユーゴ紛争に際して正義の裁定者としてのNATO軍介入に異を唱える発言や、イラク戦争では米英軍批判に回ったヨーロッパ諸国の論調に「ユーゴも構図は同じであった」と批判する等物議を醸した、との紹介を読むと、作品をその観点で見たくなり捉えたくなる。
ハントケの著作が1967年刊行、その十年後にヴェルナー・ヘルツォーク監督「カスパー・ハウザーの謎」が公開。いつだったか目にしたが対象を主観を交えずじっくり観察するカメラワークが記憶にある。半世紀以上前の作品を今やろうとした理由も、気になる。こりゃ観る事になるな。
時の物置
言葉のアリア
テアトルBONBON(東京都)
2023/03/16 (木) ~ 2023/03/21 (火)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
自分としては永井愛の代名詞的作品で、記憶の中の二兎社公演の舞台が配役も含めて完璧な仕上がりである。他のユニットで上演するとどうなるのか、試みに観てみるか、それとも完成形を胸に観ずにおくか・・。
コウセイ
ラビット番長
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2023/02/23 (木) ~ 2023/02/26 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
随分前だが色んな劇団に目を向け始めた頃、ぬいぐるみハンターとはらぺこペンギン!そしてラビット番長の識別ができなかった(実態を知らないので当然だが、一つを思い出すと他の名前が出てこないというやつ)。前の二つは一度は観た(ぬいぐるみハンターの方は現在のユニットになってからだが)。が、毎公演好評なのを傍目に舞台は未だ目にしていないのがこちら。従来と傾向が違うとの触れ込みであるのでこれを機に「一度だけ」観に行こう。どんな作風なのか全く未知数なのがわくドキ。
15 Minutes Made in本多劇場
Mrs.fictions
本多劇場(東京都)
2023/02/22 (水) ~ 2023/02/26 (日)公演終了
磁界
オフィスコットーネ
小劇場B1(東京都)
2023/02/09 (木) ~ 2023/02/19 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
自分的には多くを発見させてもらったコットーネ(感謝!)。今回は内容を問わず..という訳ではないが何をおいても観に行く体勢である。(未知な演目でもほぼ外れがなかったコットーネでもあるし。)
日本文学盛衰史
青年団
吉祥寺シアター(東京都)
2023/01/13 (金) ~ 2023/01/30 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
初演が強烈に面白く(分厚い原作を読んだのは観劇前だったか後だったか忘れたが、高橋源一郎をちゃんと読んだ最初にしてこれも強烈、舞台は原作を踏まえながら独自に意訳を施していた)、再演がリニューアルなら是非観たいのだが。。
おやすみ、お母さん
風姿花伝プロデュース
シアター風姿花伝(東京都)
2023/01/18 (水) ~ 2023/02/06 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
今も鮮烈に蘇る「ダウト」から一年、風姿花伝プロデュースの時期がやって来ている事は承知なのだが...。辛抱が効かぬ年になり期待がマックスだか果たして観られるかという懸念もありつつやっぱり楽しみ。
『キレナイ/Dear Me!』
ラゾーナ川崎プラザソル
ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)
2023/01/21 (土) ~ 2023/01/29 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
来歴を知らないが東京の劇団らしい青春事情、神奈川の演劇界隈に所縁がある模様。コロナ初年に配信で初めて拝見し、翌年も映像鑑賞。素直に面白がれた。地元だけに気になる企画。一作だけでも観てみたいが・・。
龍昇企画 父と暮せば
ストアハウス
上野ストアハウス(東京都)
2023/01/25 (水) ~ 2023/01/29 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
こまつ座の「母と暮らせば」との連続上演では、「父と」の方は観なかった。本家のは随分昔に宮沢りえと原田芳雄版を映像で見たのを除けば、この10年内にリーディングで渋谷はるか&辻親八、板垣桃子&若林正(台本を持たないものの簡略舞台でリーディングに近かった記憶)を観た。
動画にも色んなのが上がっているようであるが、何でも観たい「楽屋」と異なり、こちらは「これは」と思う配役で、自分も心構えを正して、大切に観たい演目となっている。久々にその機会かと、恐る恐る訪ねてみるつもり。
すずめのなみだだん!
やみ・あがりシアター
駅前劇場(東京都)
2023/01/06 (金) ~ 2023/01/08 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
チラシが濃いので中身も詰まってそう(いつものと少し違う)。自信はチラシにも表れる、という事で今回は「観たい」範疇に侵入して来てるのであるが既に完売。当日券に並ぶ気力までは・・と思ってはいるが、さて、、
ほおずきの家
HOTSKY
座・高円寺1(東京都)
2023/01/11 (水) ~ 2023/01/15 (日)公演終了
さなぎになりたい子どもたち
演劇集団 Ring-Bong
座・高円寺1(東京都)
2023/01/18 (水) ~ 2023/01/22 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
1月は観たい舞台が満載。なれど大部分を観られずせめて「観たい」書き込みで解消せんとす。
文学座の山谷典子が主宰するring-bongは2015年、間を空けて2021年に観た。古文調縛りの題名が前作「みえないランドセル」から解除。作品に対する自信からだと勝手に推測。今作は説明を読むと前作に通じるテーマである模様。これも勝手な推測だが近親者を通じて子どもの実情に生々しく触れているのではないか、と思わせる迫り具合が前作に見られ、今回も期待する所大である。観られるかな~・・
マヌエラ
パルコ・プロデュース
東京建物 Brillia HALL(東京都)
2023/01/15 (日) ~ 2023/01/23 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
何やら面白そうなので観たいな、と。よく判らない位の状態で蓋を開けてみる愉楽を味わいたい欲求が時々もたげる。こちら観劇する意思有りであったが難しそうである。ので、如何に自分が観たいかだけ書いておく。
炎の人
劇団文化座
俳優座劇場(東京都)
2023/01/11 (水) ~ 2023/01/18 (水)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
今のバージョンの初演はちょうどコロナに入る直前(2020年2月下旬)に観たのであったが、そんな事は忘れていた。そう言えば微かに自分は観られて良かったという安堵と人に勧めてももう観てもらえない落胆が過ぎったのが、遥か昔のよう。二月下旬からバタバタと公演が取りやめになり、小劇場の劇団がしぶとく感染症対策を施しつつ(客席のディスタンス、換気、マスク、中には次亜塩素酸水を噴霧している所もあった)公演を続けた3月を経て、ついに4月以降「宣言」により約4か月間「演劇はなくなった」のだった。
全く話が逸れてしまった。
本作は何と言ってもゴッホ役だ。若い文化座俳優・藤原氏の奮闘を拝んだわけだが、ラストの独特なシーンを私は居心地悪く見てしまった。作品の持つ限界に思えたのだったが、俳優の仕事を評価したくもその部分が魚の骨のように気になり(理想の形を思い描けず)保留のままとなった。つまり、あるいは俳優次第で作品に統一感をもたらすものかも知れず、あるいは芝居(特にテキスト)によって俳優の役割や見え方が変わるのかも知れず。
そんな事で再演での「変化」を観たいが、日程的に観られそうにない(悔)。
オッペケペ
ドナルカ・パッカーン
萬劇場(東京都)
2022/12/27 (火) ~ 2022/12/31 (土)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
昨年も最年末にやった舞台にイイのがあった。
福田善之作品自体あまりお目に掛かっていないが、話題になる「真田風雲録」「オッペケペ」「袴垂れはどこだ」「長い墓標の行列」のうち「袴垂」は俳小のを観たが寝落ち、先日の王子での「墓標」はワークインプログレスしか観られず、戯曲も読んでないので実質「何も知らない」。癖のありそうな演出家だが観てみるつもり。宝物に出会うかも。
モダンスイマーズ『しがらみ紋次郎 ~恋する荒野路編~』上映会 生アフレコ
モダンスイマーズ
ザ・スズナリ(東京都)
2022/12/27 (火) ~ 2022/12/29 (木)公演終了
三人姉妹
アトリエ・センターフォワード
シアターX(東京都)
2022/12/07 (水) ~ 2022/12/11 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
前作が面白かったセンターフォワード(劇団公演も久々に観た)、出演者の顔ぶれにも食指が。。ワンチャンで観に行くつもりだが「配信あり」と見ると日和りそうだ(同日時他の公演が観られるし..悩ましい)。
【兵庫公演中止】パンとバラで退屈を飾って、わたしが明日も生きることを耐える。
趣向
神戸三宮シアター・エートー(兵庫県)
2022/12/29 (木) ~ 2022/12/30 (金)公演終了
十二人の怒れる男
劇団東京乾電池
ザ・スズナリ(東京都)
2023/01/05 (木) ~ 2023/01/09 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
乾電池がこんな長編しかもドラマチックな、をやるのか。どんな上がりになるのか想像もつかないが、換骨奪胎した代物が見られるのでは?と想像が膨らむ(といふかさういふ十二人しか思ひ浮かばぬ)。
と書いたが観られなかった。そう言えば7、8年前になるか、初めての乾電池観劇は雷5656でのシェイクスピア「夏の夜」で、かなりガッカリしたのを思い出した。多分劇場のせいで結婚式場の余興の延長みたくなっていた。喜劇は我が領分と、あまり演出つけず役者に任せたんじゃないか、とも。
相手が翻訳劇でも姿勢は日本の不条理系の劇(加藤一浩作品とか)の時と同じテンションだったかも。
だが今回は翻訳物でもシリアス。やはり観てみたかった。
ライダース・バラッド
円盤ライダー
πTOKYO(東京都)
2022/12/13 (火) ~ 2022/12/22 (木)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
前公演が急遽中止。その前は配信で楽しませてもらい、それまでの観劇歴は三回いずれも代々木の某美容専門学校最上階のラウンジ空間。作演出は時期により変わるがほぼ男のみの駄弁り芝居で小さな場所に起きるちょっとした出来事(奇跡)に溜飲を下げる作風で毎度笑わせてくれるのできっと今回も・・と期待値上昇中。
とは言え自分的には期待はおさえ目に、素知らぬ顔で(たまたま通りかかったので寄っただけという風に)眺めるつもり。(いやそれって期待の裏返しだから。)