ハウザーの観てきた!クチコミ一覧

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牛耳りたい

牛耳りたい

江古田ぐるぐる

新宿眼科画廊(東京都)

2015/09/25 (金) ~ 2015/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★

絶妙な掛け合い
立ち上げ公演であるが、主演のお二人は数々の舞台で共演したであろう絶妙な掛け合いで、またフライヤーからは想像できない様なシュールなコメディで面白い。性格などが全く異なる親友であるが、微妙な考え方の違い等での戸惑いや嫉妬等が切なくもある。
心の揺れを感じられる舞台で、脚本が秀逸。

5人の役者さん達はそれぞれの見せ場があり、またどの役も個性的で楽しめました。やはり主演のお二人はその中でも特に上手いなぁと感じた。

ラストも「カ・イ・カ・ン」な終わり方で、薬莢が素敵。
次回公演も観てみたいと思いました。

硝子の途

硝子の途

劇団ヨロタミ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2015/09/25 (金) ~ 2015/09/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

長く続く途(みち)
初観劇の劇団さんでしたが、非常に良い舞台でした。重く難しいテーマを描いた作品で、観ていても苦しくなりますが、救われるラストであり、また劇中の歌や笑いの要素が、それを上手く緩和させていたように思いました。
公演中なのでは、以下ネタバレで。

ネタバレBOX

罪を犯してしまった加害者とその周辺の人々そして被害者遺族のその後を描いた作品で、やはり重く難しいテーマです。俗に世間では忘れ去られてしまう多くの事件も、当事者達にはずっと続く事件なのですから。以前事件後の加害者と被害者遺族のその後を綴った本を読みましたが、改めて思い出されました。
イジメやオレオレ詐欺等、悪い意味で日常化してしまった問題も提起されており、非常に見応えがありました。
ラストも救われる終わり方でしたが、欲を言えば、卓弥君の笑顔をもう一度観て観たかったです。

役者さんはベテランの方が多く、流石の安定の演技でした。
劇中歌も個人的にはあって、良かったと思います。

カレンダーや喫茶店のメニュー表で、年月を進めるのも分かり易くて良いなと思いました。(メニュー表は、その時々の店の雰囲気があり、楽しめました。)


「Nice to meet you, My old friend」 「嗾け上手の初恋」

「Nice to meet you, My old friend」 「嗾け上手の初恋」

劇団競泳水着

新宿眼科画廊(東京都)

2015/09/11 (金) ~ 2015/09/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

爽やかさを感じる作品
「嗾け上手の初恋」の観劇。 内容的に、下ネタが溢れているのに、何故か爽やかさを感じる不思議な作品。観劇後は、すがすがしくもあり、2組のカップルを応援したくなる。「Nice to meet you, My old friend」と同じく、喜怒哀楽を感じられる舞台でした。
それにしても、「Nice to meet you, My old friend」にも同様の事が言えますが配役が実に合っていて、魅力的な役者さんが多いです。

「Nice to meet you, My old friend」 「嗾け上手の初恋」

「Nice to meet you, My old friend」 「嗾け上手の初恋」

劇団競泳水着

新宿眼科画廊(東京都)

2015/09/11 (金) ~ 2015/09/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

70分に詰め込まれた喜怒哀楽
「Nice to meet you, My old friend 」観劇。 知人から何度も話を聞かされていて、一度観たかった劇団。やっと観れたが、期待以上の舞台でした。
狭い空間で(これが良いのです)、5人の役者さん、大掛かりな舞台装置等はなく、淡々と魅せてくれる。
言葉だけでなく、仕草、表情だけで魅せられる舞台はそう多くはない。喜怒哀楽が詰め込まれた傑作でした。

MAMORU

MAMORU

モーレツカンパニー

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2015/09/16 (水) ~ 2015/09/22 (火)公演終了

満足度★★★★

気楽に楽しめるコメディ作品
気楽に楽しめるコメディで面白かった。19人もの役者さんが出ており、少し多すぎた気もするが、それぞれ味があり、魅力的な役者さんが多かったです。
以下、公演中なのでネタバレで。

ネタバレBOX

売れない役者さんが、ゆるロボを演じ一躍有名に。だが、なぜか正体がバレズ(笑)、このままで良いのか、役者個人として売れたいとの思いで葛藤する。奥さんや結婚を控えた妹も正体に気づかず、もらってくるギャラから役者とは違う仕事をしているのではと疑う。このベースを軸に様々な登場人物が出てくるが、どの役者さんも良い。多すぎるとも思うが、役者さん達はそれぞれの特徴のある役で、実に魅力的。多すぎた難点は、エピソードの一つ一つが希薄になり、全体のつながりも薄くなってしまった事か。約2時間の舞台では、少し詰め込み過ぎたようにも感じてしまった。
ただ、コメディ作品として大変笑わせて頂いた。
実力派の役者さんが演じるコメディはやはり面白い。

ゆるロボとそれを監修する社長の娘さんとのやり取りや、部長と2人の部下のやり取りなどは特に好きです。

また、多恵役の上田さんの最後の演技には魅入りました。
久留島守、多恵、希美というネーミングも洒落が効いてますね。
俺、HEROらしいよ。

俺、HEROらしいよ。

演劇ユニットちょもらんま

pit北/区域(東京都)

2015/09/18 (金) ~ 2015/09/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

HEROでした!
劇団のコンセプトにあった、分かりやすく馬鹿馬鹿しいコメディを体現した舞台。 これがとても面白い!
サラリーマン(なかでも今回は中間管理職)の悲哀とHEROへの憧れと何それという部分を上手く融合させた話。 急にHEROって???という観客の想いを主人公に代弁させていく展開が見事で、会社で働く個々の人物設定が誇張はされているが、いそうな人ばかりで素直に笑える。
また、心情を話す場面では少なからず共感を覚える台詞も多く、大変楽しめた。主人公はよく描かれる理想のHEROでは無いですが、立派なHEROでした!また、皆が前を向いている作品で、個人的にはとても好きな、素晴らしい脚本だと思いました。

役者さんは、皆キャラ立ちしており印象的だが、やはり田中室長役の山本啓介さんが素晴らしい。完全無欠のHEROで無い分、素直に応援したくなる。田中室長を支える優秀な部下兼恋人の中川皐役を演じた前野鳩子さんも
魅力的であった。

見終わったあと、とても記憶に残り、次回公演も是非観てみたいと思う劇団さんでした。

ホテル・ミラクル2

ホテル・ミラクル2

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2015/09/18 (金) ~ 2015/09/23 (水)公演終了

満足度★★★

秘密の短編集
ラブホテルの一室を舞台にした、4編のオムニバス短編集。
場所が場所だけに他人の秘密を垣間見る様な感じでもあり、前説も洒落が効いている。
以下、公演中なのでネタバレで。

ネタバレBOX

こうかん~嫁で勃たなくなった男が、ネトラレを考えネットで知り合った夫婦と
協力して嫁を説得しようとする話。当然のように拒む嫁だが、徐々に心境が変化していく。 心境の揺らぎが見える三枝加容子役の滝恵子さんがとても良い。だが、短編ではどうしても物語が浅く見えてしまった。


砂と棒~風俗嬢とお客さんの会話中心の話。「普通」を拒む二人だが、客観的に見てもどちらも普通の人であった。正直、いまひとつピンとこなかった。私が安倍公房の「砂の女」を知らないからなのかもしれないが。


初恋は消耗品~初めての交際は練習にしたいと考える女子高生とそれを引き受ける元人気歌手の話で今回の4編の中では一番好きな作品。
何と言っても二人の会話が楽しい。本気になってしまう優菜役の加瀬恵さんが初々しく、受け止める木下役の橋本恵一郎さんの飄々さががとても良い。
 
獣、あるいは近づくのが早すぎる~怪獣が現れ、死ぬ前にホテルに女性を誘う男性と何故がついてきた女性の話。
二人の思惑はズレているが、何とかHしたい男性と相手にしない女性の会話が中心。しかし、設定に少し無理があるように感じてしまう、怪獣が現れたらラブホも営業しないでしょ(笑)
最後の男性の葛藤からの本音の叫びは共感できる(笑)

セットが凝っていて、とても効果的。ただ、設定的には面白いとは感じたが、全体的にもう少し深い部分を観たかった気がした。
【ご来場誠にありがとうございました!】ギンノキヲク FINAL

【ご来場誠にありがとうございました!】ギンノキヲク FINAL

ラビット番長

南大塚ホール(東京都)

2015/09/11 (金) ~ 2015/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

身近な問題
人気シリーズであるのが分かる、納得の作品でした。実体験に基づいている脚本は重く切実な介護の問題を捉えており、通常なら暗くなりがちな舞台を所々にちりばめられている笑いで救っている。舞台中で、笑っていなければやっていられないというような台詞があったが、この公演に最も合う台詞なのかもしれない。まずは何と言ってもこの脚本に魅せられた。

役者さんは、非常に多くの方が出られていて、公演前パンフで覚えきれるか心配したが、杞憂に終わった。登場人物の設定も分かりやすい、一人一人がキャラ立ちしていたのも役者さんの熱演があってだと思う。(少し多すぎた気も致しますが。)
また、やや後ろの席だった事もあり、老人役の方は実際は若い人もいるだろうなと思って観ていたが、観劇後に再度パンフを見てほとんどの方が若い方と知り、良い意味で驚かされた。
FINALの再演でしたが、出来ればその前の3作品の再演も観てみたいと思いました。

ディズニーミュージカル「リトルマーメイド」東京公演

ディズニーミュージカル「リトルマーメイド」東京公演

劇団四季

四季劇場[夏](東京都)

2013/04/07 (日) ~ 2017/04/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

海の中
久しぶりに劇団四季観劇。独特の発声法は少し気になるが、それでもやはり魅力的な舞台。本作は、水中をイメージしたワイヤーを使った動きと演技が秀逸。地上との切り替えも巧みで、人魚のアリエルは髪型でそれを魅せるのも上手いなと思う。船等に代表される大道具・小道具等も素晴らしく、良い意味で劇団四季のクオリティの高さを感じた。

個人的には、大好きな曲は少ないのだが、今回は谷原志音さんのアリエルが観れたので、その歌声に魅了された。
やはり、アリエルは谷原さんが一番良いなと改めて思った。

パイドパイパー と、千年のセピラ

パイドパイパー と、千年のセピラ

劇団ショウダウン

あうるすぽっと(東京都)

2015/09/04 (金) ~ 2015/09/06 (日)公演終了

満足度★★★★

パイドパイパー観劇
千秋楽のパイドパイパーを観劇。スピンオフである、千年のセピラを先に観たが、観た方がより楽しめますが、基本的には本編だけで十分な2時間30分の長編大活劇。
ハーメルンの笛吹をベースに、時間軸をまたぐ良く練られた脚本と役者さん達の熱演で楽しめた舞台でした。
ただ、少し話が難解な部分も多く、またもう少し削れる部分もあるのではとも思いました。
役者さん達は皆さん熱演でしたが、あうるすぽっとの舞台が少し大き過ぎたかなと感じてしまう箇所も見受けられました。

ショウダウンさんでは、初めて一人芝居以外を観ましたが、林遊眠さんが大変楽しそうなのが印象的でした。
レスタト役の上杉逸平さんやマルヴォ/ジャック役の為房大輔さんが特に印象に残り、また物語の進行を説明する方が、出てくるのもある意味ショウダウンさんの特徴でしょうか。

来年1月に再度東京公演を予定されておりますが、今から楽しみです。



パイドパイパー と、千年のセピラ

パイドパイパー と、千年のセピラ

劇団ショウダウン

あうるすぽっと(東京都)

2015/09/04 (金) ~ 2015/09/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

千年のセピラ観劇
本篇前にスピンオフの本作品を観劇。恐らく、順番的にもこの方が良いと思う。10分の休憩を挟み1時間50分の舞台。序盤、あうるすぽっとの広さの為、やや聞き取りにくい箇所や言いよどみも目立った。一人芝居には、広すぎるかなと感じていたが、中盤、終盤と気にならなくなっており、舞台に魅せられた。言いよどみが減ったというよりも、それが気にならない位、惹き付けられたからでしょう。ショウダウンさんの一人芝居は、観る度に思いますが、
林遊眠という役者だから出来る稀有な舞台です。

そして、どうしても役者さんに目を奪われがちですが、音響、照明も良く、また何と言っても脚本が素晴らしい!
実話がベースなので、大筋は予想できるがそれでも展開に一喜一憂させられました。

くろねこちゃんとベージュねこちゃん

くろねこちゃんとベージュねこちゃん

DULL-COLORED POP

王子スタジオ1(東京都)

2015/08/26 (水) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

家族だから、・・・家族だけど
観劇当日の天気と同じ曇りと雨のような、スッキリ快晴ではないが心深くに刺さる家族の舞台であった。だが、間違いなく傑作だと思う!
わずか8人の役者さん達の熱気も伝わる狭い空間で観れて大変良かった。
以下、公演中なのでネタバレで。

ネタバレBOX

家族の為と、息子、娘、そして夫と数々の問題を一緒に乗り越えてきたと自負する専業主婦の母親。だが、乗り越えてきたのではなく、大きな溝を作ってしまっていた。家族の為でもあるが、結局は自分の希望を押し付けてきただけかもしれない。この辺の、家族間の関係を描く心理描写が圧倒的に上手い。家では吸わないと決めていた夫が最後に1本だけとタバコを吸うシーンだけでも、脚本、演出の見事さが伝わる。
また、母親にしか見えない猫を登場させ、またその猫が過去の回想シーンで母親を演じる事で、少しだけ暗く重くなりがちな話を緩和している。
結局は家族だから、理解され許されている事もあるが、そこに家政夫が入る事で、他者では理解されないという現実も突きつけられる。息子の嫁が最後に見せる本性もまた同じく。
家族だから、でも許されない感情が渦巻くタイトルからは想像できない、凄味のある舞台でした。

役者さんは、8人とも熱演で何方も素晴らしかったです。

遺言書の本物が、終演後に物販されており買おうかと思いましたが、舞台が素晴らしかった為に、逆に真実を完全に知らない方がと良いかと思い、思いとどまりました(笑)

時をかける206号室

時をかける206号室

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/08/19 (水) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

複雑な伏線回収の妙
ボク団らしい複雑な伏線と回収の妙を味わえる脚本、それを実現させる役者陣、絶妙な音響を含めて実に見事な舞台。
ただ、ストーリーの難易度も高く、理解には苦労する。ボク団初見の方や分かりやすいストーリーを好む方には受け入れられないかもしれない。
以下、公演中なのでネタバレで。

ネタバレBOX

一言でいうと、凄い!と 少しやり過ぎかな?が同居した舞台。
個人的には、各部屋の話で201,202,203号室は前者、204,205号室が後者です。というのも他の方も書いておられますが、204,205号室はフィクションなのだから、主人公の願いというには話が暗すぎる。
この2部屋がなくてもとも思うし、204号室はフィクションとせずに見てきた話としたほうがまだしっくり来る気がする。
そうしないと事実が分からないのでモヤモヤ感が・・・。

それにしても、今作も役者陣は凄かった。ボク団のメンバーに加え、客演陣も素晴らしく、特に客演陣では基本的には暗い話をコメディチックな空気に変えた大家さん役の椎名亜音さん、最初の妻を演じた斎藤彩夏さん、そしてやはり最後の告白が印象的な漫才師を演じられた図師光博さんが特に印象的でした。

大変面白い舞台ではありますが、いくつか分からない点も。
・最初の妻の子供の話が出てこない?
・今日子の子供は誘拐されたまま? 前妻とは誘拐前に離婚した?
・ストーリーテラーだった実の娘の存在を知らない?

私の理解力不足かもしれませんが、1度観ただけでは分からないというのも
いかがかと思う。

色々書きましたが、個人的には好きな、なかなか観る事の出来ない舞台でした!
唄わない冬

唄わない冬

演劇集団 砂地

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2015/08/21 (金) ~ 2015/08/31 (月)公演終了

満足度★★★

90分が長く感じてしまった
ストーカー殺人をモチーフにした物語。殺人の部分は少しだけボヤかしてあり、それまでの経緯や主人公の女性の生き方に焦点があてられている。
ただ、正直魅入る観劇では無かった。役者さんの熱演は伝わったが、会話がすぐに怒鳴り声に変わるが、この流れが多すぎたように思えた。
またこの流れだと観ている方も疲れてしまい、90分がとても長く感じてしまった。途中この会話の繰り返しを止めないかという場面があるが、ここで客席から笑いが出るのもどうかと思う。苦笑いなので。

会話の中でのメールの絵文字を台詞で表すのは、とても面白く新鮮に感じた。

ゴースト・ゴースト・ゥライター

ゴースト・ゴースト・ゥライター

東京パイクリート

OFF・OFFシアター(東京都)

2015/08/19 (水) ~ 2015/08/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

書くって大変
5人の役者さんの演技力が光るワンシチュエーションコメディ。脚本も面白く、所々で良い台詞を言っている気もするが、コメディで通していて、個人的にとても好きな作品。
以下、公演中なのでネタバレで。

ネタバレBOX

オープニングから3人が書き物をしているが、そのうち二人はゴースト(地縛霊)という始まり。生きているゴーストライターとその編集者、歴史研究家で締切間際の幕末時代劇を仕上げる必要があったのだが・・・。
ゴーストライターが事故に合い、死にかけている為ゴースト達と会話が出来るように、また眠っている人に憑依できるゴースト達が執筆をしたがるがという流れから、笑いが連鎖していく。

個人的には序盤でも、細かい笑いが散りばめられており楽しめていたが、憑依の流れから笑いが加速して大変楽しませてもらった。
6人しか登場人物がいないが、役者さんが皆上手く、十分。
深みのある台詞も多く、笑いだけでも無い舞台でした。

ダンスや酒宴シーンも良い。
あ、千葉さん、生きてて良かったです(笑)

【終演しました。ご来場ありがとうございました!】リーマン=シャイン

【終演しました。ご来場ありがとうございました!】リーマン=シャイン

劇団ダブルデック

劇場MOMO(東京都)

2015/08/13 (木) ~ 2015/08/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

まさに輝く熱演
前作から2回目の観劇となる同劇団。やはり熱量溢れるパワフルな舞台でした。同劇団の公演が魅力的なのは、圧倒的な運動量にあると考えている。
集団でのダンスが場面の切り替え時含め随所で見られ、歌もオリジナル楽曲で歌う。正直、著名劇団のミュージカル等と比べれば各々では見劣りするのは否めないが、それでも観ていて楽しいのだ!洗練さとか優雅さとは違う、ひたむきさやガムシャラ感が観ていて気持ち良い!

勢いで走る舞台であるが、テーマ的にも考えさせられる内容でした。(私もリーマンなので。)
最後の、全員での合唱は清々しく感じ、皆さん輝いておりました。

観ていて、これからも応援したくなる劇団です。

206

206

(劇)ヤリナゲ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2015/08/12 (水) ~ 2015/08/16 (日)公演終了

満足度★★★★

シュールな会話劇
初観劇の劇団さんでしたが、実にシュールでした。個人的には好きな会話劇で、その会話とぎこちない場の雰囲気がとても面白く、楽しめました。公演中なので、以下ネタバレで。

ネタバレBOX

同居する3姉妹を軸とした話ですが、偏見や差別をラクダ星人との共存で表し、その独立運動を国家間での戦争をテーマとして盛り込んでいる。
いきなり、ラクダ星人ですから戸惑う観客も多かったように思えました(笑)
ですが、会話がとても面白く、またぎこちない場の雰囲気がとても良く出ていて、会話劇としては大変面白いです。
最初のシャワーシーンは特に好きですね。

開演時、何もない空間にロープを張って、3脚の椅子、テーブル、冷蔵庫で部屋にする演出も斬新に思えました。
ただ、70分間の舞台でしたので、その中で3姉妹の関係性や恋愛、独立運動等少し盛り込み過ぎたようにも思えました。
最後、かなり駆け足で進んでいったようにも思えましたので。(ヨーイチがラクダ星のレジスタンスに加わる意味が?カヤは日本にいたのですよね?)

役者さんは皆若い方ばかりでしたが、技量が高く、中でもテルコ役の國吉咲貴さんとヨーイチ役の浅見臣樹さんがとても印象的でした。

次回公演も、観てみたいと思う劇団でした。



ジジイ達の特攻隊

ジジイ達の特攻隊

サン・マルガン

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/08/12 (水) ~ 2015/08/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

観るべき舞台
初観劇の劇団さんで初めて観る役者さんばかりでしたが、実に素晴らしい舞台でした。脚本が面白く、またこの時期に観るにふさわしい舞台で、涙腺が緩み考えさせられます。 席が余っているのが勿体無いくらいの舞台でした。
以下、公演中なのでネタバレで。

ネタバレBOX

戦時中の歌謡漫談を職とする5人が、特攻隊員がいる島に慰問にいく話であったが、行くまでの東京での生活に、戦時中の現況や思想が読み取れ、この段階で既に惹き込まれた。島に行ってからの軍人達との交流などで、よりそれぞれの思想や背負っている物が描かれ、当時の状況が想像できました。軍国主義と言ってしまえば簡単ですが、やはり怖い考え方ですね。

この舞台がより魅力的なのは、重い話の中に歌謡漫談を取り入れた事で、笑える場面が取れ、また<これまたぼーいず>の5人が実に魅力的な点でしょうか。
また他の役者さん達も、それぞれの役を実に上手く演じられ、谷大佐役の大谷朗さんや立野中尉役の立花伸一さんが印象的でした。

最後の、零戦に民間人3人が乗り込む場面は、状況的にはあり得ないとは思いますが、心情的には分かる場面で、涙を誘われました。

一つだけ疑問だったのは、島にいたであろう見張り役の軍人の方が、最後まで出てきませんでしたが、設定上必要だったのかと思いました。零戦2機を失った空襲もありましたし。

この時期に観ることが出来て、大変良かった舞台でした。

放浪の牛

放浪の牛

MJP

OFF・OFFシアター(東京都)

2015/08/11 (火) ~ 2015/08/16 (日)公演終了

満足度★★★

アメリカ映画のようでしたが。
B公演観劇。少し前のアメリカ映画のような舞台で、独特の世界観は伝わった。 だが80分程の舞台では、登場人物の心情の変化などは今一つ私には伝わりにくかったです。
以下、公演中なのでネタバレで。

ネタバレBOX

家出した少女と放浪の旅を続ける女性の話。旅の中で、ヒッチハイク、コーラ売り、ガソリンスタンド、牧場等でイベント?があるが、基本的にはタンタンと進む感じ。家出した娘の父親も警察に連絡し、誘拐も視野に警察も動き出す。 途中声だけで作品名の牛も登場するが、柵の中にいる、決まった世間の枠組みの中にいる、自分(旅の女性もしくは家出した少女も)と重ねられる。個人的には好きな作風であるが、何か今一つ弱い感じに受け取れてしまった。家出した少女が家に連絡を取るのも、何故急に?みたいに受け取れ、どこで成長したの?誘拐と思われるから? と考えてしまいました。

また、サプライズゲストも好きな役者さんではありますが、この舞台では無理やり過ぎかなと。 内輪受けの部分が大きく、知らないお客さんには?だったのではと思いました。

役者さんは、放浪者を演じられた大橋繭子さんとスタンド店員の大野歩美さんが魅力的で印象に残りました。
人が流されていく川

人が流されていく川

The Stone Age ブライアント

サンモールスタジオ(東京都)

2015/08/11 (火) ~ 2015/08/16 (日)公演終了

満足度★★★★

出来るかもしれない施設
近未来の話という設定であるが、本当に出来るかもしれない施設という印象を受けました。脚本、設定が面白く印象に残る観劇でした。
以下、公演中なのでネタバレで。

ネタバレBOX

近未来において、死にたい人を安楽死させる施設が出来ているという設定の舞台。そこに来る人(連れてこられる人)、そこで働く人達の考え方や感情の動きを舞台化している。大局では、自殺する人は勝手にすれば良いという考え方と思いとどませるべきというの考え方がある。一般的には、後者の考え方が多いとは思われるが、前者の考え方も決して少なくないのではとも考えさせられる。夢や希望という言葉が絵空事のように聞こえ、現実には、国内で年間3万人(一説には年間11万人)という自殺者が出ているのだから。
本舞台では、それぞれの考え方の揺らぎや一種のあきらめが感じられ、見応えのある舞台であった。
「死にたい」というのは、「助けて」と言っているのと同じというような台詞が特に印象的でした。

だが、お笑いの要素等はこの舞台にはいらなかったのではとも思う。
会話での笑いではなく、特にリアクション等での。
それも、その役の方の強がりを表現したのかもしれませんが。

近未来にはあるかもしれない施設ですが、それでも無い未来を祈ります。

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