ファーム
サンプル
J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)
2014/10/11 (土) ~ 2014/10/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
いつまでも終わらないで欲しいと思った。
劇場へ入った瞬間のピーンと張り詰めた空気感が良かったぁ。
あと、こういう舞台装置も照明の使い方も好き。。
近未来のような現実じゃないような、でも、現実のような、
そんな狭間で描かれてる実は市井の人々が生きてる時間がとてもいとおしく感じて、舞台がいつまでも終わらないで欲しいと思った。。。
エッグ
NODA・MAP
J:COM北九州芸術劇場 大ホール(福岡県)
2015/04/16 (木) ~ 2015/04/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
現在(いま)がこうならなきゃ…良いね。
こういう話しだったんだね。。
自分の思ってたのと全然違ってた。
面白かったというより、色んなものを感じさせてくれた。
観てる間にいつのまにか少しずつ目の前の景色が変わっていくんだけど、現在(いま)が舞台のようにならなきゃ…良いな…
っていう感じだよ。。。ほんと。
「オイル」のときは、どちらかというと過去のものとして観てる自分がいたんだけど、「エッグ」は今の時代に重ねながら観てる自分がいた。。
初演の頃に現在(いま)のような危ない匂いを感じさせる何かがもうあったのかな。
もちろん舞台も素晴らしかった。
椿姫
シアターユニット抹茶ウーロン
東区民文化センター スタジオ2(広島県)
2014/08/22 (金) ~ 2014/08/24 (日)公演終了
満足度★★★★
古典へのストレートなアプローチ
「椿姫」の中でも、特にマルグリット、アルマンの愛に焦点を当てた舞台だったかなぁ。
音楽は、おもに場面転換で用い、あとは演技とセリフのみで、古典へ勝負をのぞんだ感じ。
このタイプの芝居になると、観る側も真剣勝負になるので、
途中、少し集中力が切れたわたしは、それに負けた感じかぁ。
泣いてるお客さんもいたし、清らかで水々しい舞台でした。
主役の久保幸代さんは、多分
オペラ・ミニコンサート 『 ザネット 』で観たことがあって、
あの時はとても面白かったのだけど、
どちらかというとクラシック畑のひとが、
芝居の「ストレート・プレイ」はどうなんだろう?って、
少し心配な感じもあったのですが、
今回の「椿姫」は、とても良かったです…っていうか、一番良かった。
これを糧に、また新たな抹茶ウーロンになってください。
第一回 中国ブロック劇王決定戦!
広島演劇協会
広島市青少年センター(広島県)
2013/10/06 (日) ~ 2013/10/06 (日)公演終了
満足度★★★★
これからも続けて欲しい‥。
中身の方は、審査員さんたちが散々総評されてたし、芝居の好みはそれぞれ違うし、タイトルマッチ形式で行われる、それぞれの短編演劇を個人がどうのこうの言うのもなぁ‥‥。
ただ、劇作家に焦点をあてた演劇祭って面白いと思うし、こういう企画って広島でもずっと続いて、演劇を盛り上げていって欲しいと思うし、そうすると私が広島でも良い芝居が見れる‥‥という恩恵を受けれるし‥(笑)
ただ、劇作家の戦いと言いながら、やはり演出・演技も自然と加味されてしまうわけで・・。
可能性込みになるけど、舞台になる前の、純粋に戯曲の段階での評点、順位も聞いてみたかった気もするなぁ‥。
この企画に対して、満足度4かなぁ。
しかし、あまりにも時間が濃いので疲れたぁ‥(笑)
ダブリンの鐘つきカビ人間
劇団Tempa
広島市東区民文化センター・ホール(広島県)
2014/05/17 (土) ~ 2014/05/18 (日)公演終了
満足度★★★★
古さを感じさせない再演
2005年版と比べると、舞台装置はほぼ似た感じで再現、
音楽は同じものを使用(多分)、衣装は本家とそんなに遜色なかったと思う。
演出は異なるところもあるけど大筋同じ流れ…。
本家がアドリブにも似た役者それぞれの個人プレイで楽しませてくれるなら、Tempaの場合は、それプラス役者たちのチームプレイで楽しませてくれた感じ。
最近、久々に2005年版のDVDを観たときの古さは、Tempaには感じなかったなぁ。
普通に観ていて楽しかったし、芝居に興味がある若い子が観たら、 必ず舞台をやりたくなると思う。
ただ、この演目
もともとが小劇場、ミュージカル、テレビ、歌手と…
異なるバックボーンですでに活躍している役者達の大人な学芸会的な舞台とするなら、
今回出演している役者さんの過去作品を知ってる私が、
”あの役をやってた人があんなことやってる!こんなことやってる!”
的な楽しみ方を、ほかの観客さんは出来なかったのかなぁ…
とふと思ったりする。
あと、ほんの短時間だけど、音声で少し雑音が入ったのが気になったぁ。
この手の別の世界へ連れて行ってくれる芝居の場合、
その雑音の瞬間、現実に引き戻されちゃうことがあるからなぁ…。
それぐらいかなぁ。
2日で終わらすのには、ほんと勿体ない舞台でした。
オペラ「イル・カンピエッロ」
ひろしまオペラ・音楽推進委員会
JMSアステールプラザ 大ホール(広島県)
2013/10/19 (土) ~ 2013/10/20 (日)公演終了
満足度★★★★
すべてが、はじめてのような感じ。
平成19年からオペラを見始めたのだが、今回はすべてが、はじめてのような感じだった。
席は8列とはいえ、オーケストラピットで前の席が無くなるので、実質3列目。字幕は左右に出るのだが、前寄りの席なので、角度が付き過ぎて少し見にくい感じ‥‥まぁ、これは安い方の席だったので折り込み済み。
セットは絵画から抜け出したような感じで良かったし、光を利用して建物の中が透けて見えるようになっていて、それを演出で効果的に使っていた。
休憩2回の三幕二時間半。全体的に庶民を題材にしたオペラで、第一幕は、序章、説明、第二幕は楽しい感じのオペラで、第三幕は一転してロマンチックな感じのオペラでした。
曲は良いし、ツボをきちんと押さえてる楽しいオペラだったのですが、さすがに定番のオペラではないので、良くテレビやラジオで見聞きするすでに聞き知った曲がないので、感動しきるまでは行かなかったかなぁ。
まあ。これが、「すべてが、はじめてのような感じ。」ということなのだが‥。
ただ、それは自分の問題、もう一度聞いて聞き込めば、もっと楽しめるオペラになるのではないかなと思いました。
自分への課題でもあるが、満足度4で‥。
遭難、
劇団B-LUCKS♪
レイノホール(広島県)
2014/09/13 (土) ~ 2014/09/14 (日)公演終了
満足度★★★★
好きな戯曲が生で観れて楽しかった。
好きな戯曲が生の舞台で観れて楽しかったぁ。
演劇ならではの配役の妙もあったりして…。
ほんと、ありがとうです。
愛さずにはいられない
猫のホテル
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2014/07/29 (火) ~ 2014/08/03 (日)公演終了
満足度★★★★
「猫のホテル」は、楽しめた。
やっぱり、何を楽しみの来てるのかで、感想は変わるのかなぁ。
猫のホテルは初めてで、単純に猫のホテルを楽しみたい!
……っていう気持ちだけできたから、自分はかなり楽しめた。
いや、舞台装置含めて、みょうに哀愁漂う
全体の雰囲気も今の自分に合ってて好きだったのかも…。
あと、客演さんたちが、猫のホテルっていう海の中で、
水を得た魚のように生き生きと演技されてたのが印象的でした。
たくましく存在感のあった七味まゆ味さんと、
無理やり抑えた演技をさせられてた(笑)市川しんぺーさんが
かなりのツボでしたぁ。
いや、みんな良かったぁ。
これで、広島で 千葉雅子×土井英生
「姐さん女房の裏切り」を観れます…。たぶん。
ザ・ブルーマリッジ
シアターユニット抹茶ウーロン
広島市東区民文化センター・ホール(広島県)
2015/03/14 (土) ~ 2015/03/15 (日)公演終了
満足度★★★★
そっちかい。。(笑)
ある意味チラシに惑わされたというか。。。
ラストが強烈に記憶に残ってます(笑)
ロシアの劇作家の作品っていうことで、やはり独特の雰囲気があるんですけど、それを丁寧に派手すぎず楽しく芝居にされてたと思います。
脇の人たちも良いけど、主役の二人がすらっとして見栄えが良く、それだけで良い感じです。
どちらかというと、観客さんたちも、もっとリラックスして、もっと笑って楽しめばいいのになァ・・・・って、そんなことをふと。。。
Equal-イコール-
赤星マサノリ×坂口修一
JMSアステールプラザ 多目的スタジオ(広島県)
2015/03/07 (土) ~ 2015/03/08 (日)公演終了
満足度★★★★
お芝居の迷宮に迷い込む。。
赤星さんと坂口さんの軽妙な芝居を楽しんでるうちに、
いつの間にかお芝居の迷宮に迷い込み、
「えっ、どういうこと?」って
わけが分からないまま戸惑いながら観ていくと、
「えっ、そういうことなの。。!!」
って、同じ時間の流れで一緒に芝居を楽しんでる自分と
過去の伏線を思い出し確認しながら芝居を楽しんでる自分と
ふたり出てきて、
「あぁ、わけが分からない、いや、分かる、あっ、そうか、えっ、なんだ?」
色んな気持ちがごちゃごちゃごちゃごちゃ、
いや~、面白かった。
DVDを予約しとけば良かったと後悔。
ぶた草の庭
MONO
J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)
2015/03/07 (土) ~ 2015/03/08 (日)公演終了
満足度★★★★
終わる時間の切なさ。。
笑いの中に溶け込む、
終わる時間の切なさ・・・
というか。。やるせなさというか。。
土田さんの書くお話って、
ネガティヴの連鎖が悲しくならずに、
力の入らない妙な笑いになっちゃうというか。。。
どんな状況になっても
変わらず、ひとでいたいです。
そんなことをふと。。
のぞき穴、哀愁
MONO
J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)
2014/03/01 (土) ~ 2014/03/02 (日)公演終了
満足度★★★★
寂しさを感じられる幸せ。。
とにかく笑いました‥。
でも、終わったあとに少し寂しさも感じました。
明日には、良いことがあるかも‥‥
って思えるのなら、
その寂しさを感じられることも、
ささやかな幸せなのかも。
‥って、そんなことを思いました。
逆しら
黄金山アタック
広島市東区民文化センター・ホール(広島県)
2015/03/05 (木) ~ 2015/03/08 (日)公演終了
満足度★★★★
妙な懐かしさ。。。
ジブンだけかもしんないけど、
観てるうちに、妙な懐かしさを感じたんですよね。
懐かしい心地良さというか。
生理的に好きです、この舞台。
初日に観たのですけど、
個人的には全体の雰囲気から、なんか浮いてるような個所も
ポツリ感じられ、それが変わるのか変わらないのか・・・、
三重公演も興味あるんですけどね。
ブラッシュアップもするんでしょうし。。
柳沼さんは目とか表情が面白く、
梶田さんはゆるゆるな感じが良くて、
芦田さんは樹木希林なみの存在感で・・・。
中島さんを観てると、ダンスをやってるからこそ、
他のひととは何か違う伝えられるものがあるんやろな・・・
って思ってしまいます。
「初心者にお薦め!」っていうマークを付けてるものの、
決して分かりやすいということではなく、一度観て欲しい・・・
という思いです。
オペラ・ミニコンサートvol.16「子どもと呪文」
ひろしまオペラ・音楽推進委員会
JMSアステールプラザ 多目的スタジオ(広島県)
2013/12/12 (木) ~ 2013/12/12 (木)公演終了
満足度★★★★
子供も大人も楽しめるオペラ。
珍しく日本語上演でしたし、タイトル「子どもと呪文」の通り、子供も大人も楽しめるオペラでしたぁ。
いつものオペラ・ミニコンサートと比較すると、出演者の人数も多く、演出・衣装も凝っていて、ほんと観ていて楽しかったです。
曲も、「幻想的オペラ」と言われてる通り、今まで聴いてきたオペラの曲調とは異なり、不思議な余韻が残りましたぁ。
子供の楽しむものを、大人がこっそり楽しんじゃったという感じですかね‥(笑)
大時計のひとの踊りの振り付け、
算数のシーン(?バックに数字が回りながら出てくる‥)の演出が特に好きです。
ほんと面白かった。
すいません、他とのバランスで満足度4.
テングリのうた
劇団小豆組
広島市青少年センター ホール(広島県)
2014/06/28 (土) ~ 2014/06/29 (日)公演終了
満足度★★★★
小豆組らしい雰囲気も感じたし楽しめたのだが…。
以前観た時の劇団小豆組らしい雰囲気も感じたし楽しめたのですが…。
個人的には、やはりエンターテイメントなので、
もう少し大袈裟なくらい流れや芝居にメリハリをつけて欲しかったかなぁ。
エンターテイメントだから…。
芝居の雰囲気とか色とかラストとかは好きなんだけどなぁ。
あと、着物だからなのか、女の子たちの動作、しぐさがなんとも可愛かったです。
星回帰線
パルコ・プロデュース
JMSアステールプラザ 中ホール(広島県)
2016/11/22 (火) ~ 2016/11/23 (水)公演終了
満足度★★★★
戯曲は好きだったけど。。
戯曲は好きな感じで面白かったけど。。
なんだろう。。。東京で数をこなしてこちらへ来た割に舞台(芝居)に成熟した感じがなくて、前半とかまだぎごちなく手探りな感じさえして、その前半がカチッと嵌らないから、後半がそれほど弾けなくて。。
向井くんも声が舞台としては少し細くて、自信なさげで、ちゃんと板の上に立ててる感じがしなくて、でもキャラとしては向井くんだけにしか演じられない役だしな。。
繊細な部分を描いてる話だし、芝居でのちょっとしたズレがなんか違和感を感じちゃうというか。。
色々もったいない感じがして、もっと良いものを観られた感じもするんだけど。。
すいません、まったく私のアバウトな感じです。
日本語私辞典
オイスターズ
JMSアステールプラザ 多目的スタジオ(広島県)
2013/11/15 (金) ~ 2013/11/17 (日)公演終了
満足度★★★★
言葉ゆえに何かを失ふということ
面白かったです。
言葉の大切さを感じましたぁ。
言葉を失ふこと。
身の回りのものを失ふこと。
記憶を失ふこと。
家族を失ふこと。
友人を失ふこと。
愛を失ふこと。
愛する人を失ふこと‥‥etc。
あるひとつの大切なものを失ふことは、
ただそれだけを失ふことでは無いのでしょうね‥。
もっと、もっと、良い作品に出合えそうなので、満足度はまだ4.
言葉ゆえに、何かを失ふ事。
悲しみよ、消えないでくれ
モダンスイマーズ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2015/01/23 (金) ~ 2015/02/01 (日)公演終了
満足度★★★★
もう、言わんこっちゃない。。。
舞台を観ていくうちに、きっと誰か爆発するんやろな・・・・
って思ってたら、もう、言わんこっちゃない、
こんなありさまだよ。。。
でも、人間だから、みんな悪いし、みんな悪くない。
できれば、この舞台にいた登場人物たちが、
ここから時計を動かし始めて、しっかりと生きて欲しいと祈るばかり。。。
‥というように、
観たひとの記憶にだけ残って消えていく舞台が、
なんとも名残惜しいというか
……楽日なら、尚更なんだろうけど……
この舞台は、特に強く感じました。。。
でんでんさんが、すごく良くて
ラストのでんでんさんを観るには、ほんとベストポジションでした。
TRUE WEST~本物の西部~
梅田芸術劇場
はつかいち文化ホール・さくらぴあ(広島県)
2013/10/25 (金) ~ 2013/10/25 (金)公演終了
満足度★★★★
不思議な感覚の後味
時間が経てば、
リアルのようでリアルじゃない夢の中の兄弟を見てたような、
不思議な感覚の後味を残していった舞台というかぁ‥。
まだ少し消化しきれてないところがあって、
満足したのか?と聞かれればそうでもなくて、
でも、なんかもう一度観てみたい不思議な感じの世界と言うか‥。
ちょっと良く分かんないんで、満足度は4。
すげえ、仕事に疲れてて、
ふとどこかに逃避したくなる時に観たい舞台かも‥。
HAPPY
ブルーエゴナク
海峡ドラマシップ(福岡県)
2014/11/07 (金) ~ 2014/11/09 (日)公演終了
満足度★★★★
キレイは汚ない、汚いはキレイ。
少し爽やかな感じのチラシに騙されたかなぁ・・・。
ただ、観終わって、いま一度良く見てみると眼差しはそうでもない。
途中までは、色んな個性を持つ役者さんが演じる恋愛群像劇を、ふつうに楽しんで見てたんだけど、妙に眩しい純子の座ってる場面を見たあたりから、それがずっと頭から離れなくて・・・。
そのあと目の前で起こっている若者たちの起こす情景、場面を、なんともやるせない気持ちで最後まで眺めてました。
戯曲「マクベス」の中の魔女の言葉で
「キレイは汚ない、汚いはキレイ。・・・・・」っていう言葉があるけど、
恋愛だけに限らず、同じものでも見方によっては 全然違うものに見えてくる、あらゆるものが持つ二面性というか・・・・・
もちろん、それぞれの「HAPPY」にも言えるんだろうけど・・・
そんなことを教えてもらった感じ。。
音楽があまりにも普通になじみすぎてましたよね。。
侮っていたわけではないんだけど、今回は空中列車のふたりが思ってた以上に良くて、このふたりの頑張りが周りの役者さんたちに良い刺激になって、この舞台がより良くなったのかな・・・と思ったりする。
深田さんも良い味出してたなぁ。