coconuts☆の観てきた!クチコミ一覧

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毬谷友子一人芝居「弥々」

毬谷友子一人芝居「弥々」

ジェイ.クリップ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2013/08/20 (火) ~ 2013/08/22 (木)公演終了

満足度★★★★★

感動で涙が止まらなかった・・。
色々わけあって、20年越しでついに観劇しました。
本当に出会えて良かった作品です。
まず圧倒されるのは、16才~72才までの女の一生の演じわけの知らぬ間に変化していたかのような滑らかさや、老若男女の登場人物の演じわけのリズミカルでユーモアさえある巧みさ。
特に七色に輝く声の魅力は素晴らしい。
もちろん巧みなだけにとどまらず、溢れる魂が物語りの進行にあわせて少しづつ舞台のすみずみに広がってゆきます。
どんなに鮮やかに変化しても、けして過剰なものがあるわけではなく、戯曲の言葉の魅力をまっすぐとどけてくれて、胸に突き刺さった台詞がいくつもあります。
なにしろそこかしこに燃える命を感じる舞台。
女優ってなんて凄いんだろうって、震えました。
そして気がつけば弥々が大好きになっていました。
また、弥々に会いに行きたいです。

ネタバレBOX

子供時代の「紫色だけ残しておいて!」と虹の空に言ったり、
同じ海辺に老婆となって戻り「今からだって(おロシアに)行ける」と言う場面の台詞に、ぞくりとしながら切なさで涙しました。

彼女の本質にある望郷。母への思い。
祖母、母、自分と、つぶれたりふくらんだりしながら受け継がれる女というもの。その性からは逃れられぬまま、でもそれを精一杯の生命力と自分らしさで無垢に、時に激しく生きる姿に激しく心が揺さぶられました。

そうして、弥々が唯一残した命も、娘なのですよね。。
どこまでも深いです。
Filaments Orchestra

Filaments Orchestra

SETENV

世田谷パブリックシアター(東京都)

2013/03/10 (日) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしかった!
知人に誘われて初めて体験しました。本当に素晴らしい時間を過しました。心地良すぎた。演奏も作品も素晴らしかったし、企画としても素晴らしい。

見渡すかぎりの卑怯者

見渡すかぎりの卑怯者

ジェットラグ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2012/12/08 (土) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★

大人がじっくり満喫することができる作品
プロデュース公演なので、作・演出の古川氏の劇団「箱庭円舞曲」での公演とは、当然ながら役者の質感や演出に違いがあり、最初のうちはその違いを楽しむつもりで臨んだ。だが、作品中盤あたりからはもうそういった余分な邪心なく素直に引き込まれていった。むしろ終幕にむかうにつれて、公演形態が変わってもけして揺るがない作家性の根幹がひしひしと感じられて、新鮮な感覚に。精神病棟というのは一見、映画や小説など物語の舞台になることが多い印象もあるが、今回の作品に既視感は無かった。描かれているのはその精神病棟の特異性を越えた、もっと普遍的なもので、人間の人生に対するあがきのようなものだったように個人的には思う。
大人がじっくり満喫することができる作品。

ネタバレBOX

役者さんはみな真摯な熱演だったが、内縁の妻を演じた佐藤真弓さんの演技のさじ加減っぷりが作品によい膨らみを与えていたように思う。
否定されたくてする質問

否定されたくてする質問

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2012/11/01 (木) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

満足
間口の広い物語は演劇初心者の方にもお奨めしやすく、かつ、切れ味も奥行きも十分にあるのが嬉しい。
演出も細部まで丁寧に考えられていて、それに応える俳優陣の好演も魅力的。
演劇初心者の方から通な芝居好きのマニアの方まで、多くの方にちゃんとすすめられる舞台だと思う。
ポジティブな意味で安心のクオリティ。
まぁ、そうは言っても演劇である以上賛否はあるかもしれないが、なによりも私は、いち観客として今自分の欲しているものをガツンともらった。救われた。
とっても、幸せな観劇時間でした。
ありがとうございました。

水をめぐる2/水をめぐる3

水をめぐる2/水をめぐる3

劇団こふく劇場

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/10/11 (木) ~ 2012/10/15 (月)公演終了

満足度★★★★★

水を渡って
こふく劇場さんは宮崎の劇団です。
東京へはフェリーなどを使って海の上をいらっしゃった模様です。
水を渡ってやってきた、唯一無二の劇世界。
身震いするほどに深く、星の瞬きのように軽妙。
台詞はもちろん、当日パンフレットの文章にいたるまで、散りばめられた言霊の数々が、時に肌をくすぐり、時に刺すように胸に沁みるのです。
俳優の肉体が、言葉を火花に変える瞬間に、ぜひとも出会ってください。

現代能楽集Ⅵ 『奇ッ怪 其ノ弐』

現代能楽集Ⅵ 『奇ッ怪 其ノ弐』

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2011/08/19 (金) ~ 2011/09/01 (木)公演終了

本当に怖いものは
『奇ッ怪』其の壱に圧巻されて、其の弐も期待して拝見しました。
其の壱では、小泉八雲の原作を時代劇的な感じで取り入れた着物でのシーンがあったり、エンターテイメント感の強い中で怖さを感じていたのですが、其の弐はぐぐっと現代にフォーカスされていて、新鮮な気持ちで見ました。
語りからテンポよくシーンが移り変わり重なっていく手腕はやはり見事で、楽しい。
笑いもったぷりあって思わず吹きだすシーンもたくさんあったけど、終幕に向けて、壱とは違う角度の怖さがじわじわと少しづつ積もってゆきました・・。
無念さ、無常感、という意味では、今回いっそう怖かった気がする。

ネタバレBOX

現代にフォーカスがあたっている分、生霊などの能を思わせる現象そのものより、人間の心の中の闇や狂気、現代社会の構造や人間関係のかかえる闇、といったものがじわじわとボディブローのように効いてくるようでした。

其の壱との印象の違いに最初はちょっとだけ戸惑う感じもあったのですが、終わって見ると「一番怖いものは、逃れようのない時代、この現代社会そのものかもしれない」と、ぞくっと背筋が凍って震えたのでした。

俳優はみなさすがの好演だったけど、私は特に岩本幸子さんの好演が印象的でした。
これからも彼女の出る舞台を見たいなぁ、と素直に思ってしまいました。
焼肉ドラゴン

焼肉ドラゴン

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2011/02/07 (月) ~ 2011/02/22 (火)公演終了

満足度★★★★★

人間、万歳。
そして、演劇万歳、と思った。
登場人物達の輝きが、客電のつく最後の瞬間まで溢れていた。
ストレート直球なげで、圧勝、という作品に酔いしれた。
更なる再演を望みます。

ネタバレBOX

目の前で本当に登場人物達が生きている感覚!凄い!・・と思えて胸がいっぱいになったのだが、最近そう思える作品にあまり巡り合っていないのだということにも逆に気がついたのだった。


春琴(しゅんきん)

春琴(しゅんきん)

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2010/12/02 (木) ~ 2010/12/11 (土)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい
見逃していたこの作品を今回ついに体験。素晴らしいの一言。心から満足した。ごくシンプルであったり、けして奇をてらっているわけではないはずのひとつひとつの演出的アイディアが、非常に研ぎ澄まされていることで、極上の演劇的瞬間を生み続ける。俳優達の演技は無理がなくかつ芳醇で深く、上質な絹のような時間を過した。作品にも演者にも一切の邪念がなく、カンパニー力も素晴らしい。高貴なくらいだった。

ロジェ・ベルナット『パブリック・ドメイン』

ロジェ・ベルナット『パブリック・ドメイン』

フェスティバル/トーキョー実行委員会

池袋西口公園(東京都)

2010/10/30 (土) ~ 2010/11/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

不思議な切なさ
アイデンティティそのものへの郷愁とでもいおうか。個人と公共と集団とをいちどに味わうという演劇体験のひとつの特徴的な要素を、ユーモアとペーソスと哀愁を伴って体感させてくれる作品だった。私にとっては。あなたにとっては?というのが、非常に多岐に渡るであろうことがまた興味深い。

ネタバレBOX

個人的には、何度かふいに泣きそうになった。
想像していたのは、もっと朗らかでお祭感のあるものだったので、良い意味で裏切ってもらえた。記憶にしっかり残る作品でした。
「視野」

「視野」

reset-N

アサヒ・アートスクエア(東京都)

2010/06/11 (金) ~ 2010/06/14 (月)公演終了

ガラスの破片が乱反射する透明な時間
フラジャイルな男女の距離感。都市の終末感。生きながらえながらもあらがえない喪失感。それらを、思春期な感性ではなく、大人の孤独感で切り取ったガラスのような断片。今の自分には重なりすぎてグサグサ来た。俳優は、抑制した演劇で言葉と肉体を繊細に扱い、詩的な台詞なのにまるで呼吸するように吐くのが良かった。行って良かった。

とりあえず寝る女

とりあえず寝る女

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2010/04/02 (金) ~ 2010/04/06 (火)公演終了

絶妙なバランスがたまりません。美味。
後でよくよく思い出してみれば、結構突飛な設定もあったわけだけど、各キャラクターの演技に凄く説得力があったことで、ちょっとぶっとんだ人物にもまったく違和感を感じずむしろ変なリアルを感じるというのは凄いと思う。久々にぎゅぎゅっと満足した芝居。脚本力、演出力、役者力の絶妙なバランスと強固な信頼関係が素晴らしい濃度を生んでいた。良かったなぁ。好み。

月並みなはなし[2010]

月並みなはなし[2010]

時間堂

座・高円寺2(東京都)

2010/03/11 (木) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

タイトルに全てがある
アフタートークゲストでもあったので、ここではあまり発言しません。
でも、『月並みなはなし』というのは秀逸なタイトルだと思う。
色んな要素が含められていて、これが全てを表している。
そして、とてもセリさんらしい作品だった。
あと、Tシャツかわいすぎて買ってしまった。
鈴木浩司さんは、今まで私の拝見したセリ作品の中で、今回の役が一番好きだった。

幸せの歌をうたう犬ども【ご来場ありがとうございました!】

幸せの歌をうたう犬ども【ご来場ありがとうございました!】

DULL-COLORED POP

タイニイアリス(東京都)

2010/02/02 (火) ~ 2010/02/04 (木)公演終了

ひきだしの中から犬
「人間、いざという時に本質が出る」っていうことと一緒で、登場人物の設定の仕方、という戯曲を書く上でかなり重要度の高い部分で無茶ぶりされた分、逆に、各登場人物のキャラクターに作者本人のパーソナリティがより色濃く投影されているように見える瞬間があったように思う。
・・なーんて、こんな堅いコメントよせる芝居じゃないんだけど。
屋号とか、もしかけてもいいなら、かけてみたらいいと思うよ。お祭りだし。
ワンワン!

ネタバレBOX

作者に、えらい博愛の精神を感じた。
たとえば、「犬の役やりたい」って言われても、「じゃ、どう見ても女子高生なんだけど、実は犬って役ね。」とか、作者の狙うプロットに寄せて、もっとエゴイスティックにキャラクター設定を解釈することは可能だと思う。
でも、今回はできるだけ子供が感じるようなまんまのイメージ。
犬の役なら、しっぽとお耳があってはふはふ言ってる。まんま犬。
つまり、俳優の欲望を最優先しているのは、勇気があるし博愛精神ってゆうか優しいなぁと思う。
自分だったら、作戦を考える時に、きっともっとエゴイスティックに、自分のプロットに寄せてしまうんだろうなぁ・・弱いからなぁ、って思ったりした。
【ご来場ありがとうございました!】あのひとたちのリサイタル

【ご来場ありがとうございました!】あのひとたちのリサイタル

FUKAIPRODUCE羽衣

シアタートラム(東京都)

2010/01/30 (土) ~ 2010/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

2010年も生きるぞ、と思える。
羽衣サイコー!今年の一本目がコレで、本当に良かったかも・・・。
死にたくさせてくれる芝居も、ハッピーにさせてくれる芝居もあるけど、ハッピーになりながら号泣できるのはココだけ。まぁ、私の場合ですが。
小さい空間をぎっちり濃厚にみたすのが得意なのは知ってたけど、トラムの後方の席までもしっかり羽衣ワールドに包み込まれて、・・糸井さんの手腕には脱帽です。俳優陣も素晴らしい。
なんでこんなに、生きることを肯定してくれるんだろう?

smallworld'send

smallworld'send

時間堂

王子スタジオ1(東京都)

2009/10/21 (水) ~ 2009/11/03 (火)公演終了

4時間は苦にはならず
休憩時間ごとの気遣いが嬉しく、その休憩が逆にフェスティバル感生んでいる。内容の感想はブログに記載。ガラスの会場だから、寒がりさんは防寒対策に注意すると、ますますのんびり楽しめるよ。

ナノ クライシス ポルノグラフィティ

ナノ クライシス ポルノグラフィティ

演劇集団 砂地

SPACE 雑遊(東京都)

2009/10/21 (水) ~ 2009/10/26 (月)公演終了

その先に残る希望
いつものスタンスなのであえて星はつけないけれど、最近ササクレテいた心に、今夜水分をもらって、「作品で心が救われる」という感覚を久々に体感しました。どんだけ打ちのめされるかと覚悟して観に行ったら、なんと・・・。

ネタバレBOX

原作がどんな話かそれなりに知ってたし、自分自身は、「性交に至る」という事に対して、けっこう潔癖な人間なので、どんだけ打ちのめされるかと覚悟して観に行ったら、なんと・・・。

最初は、ああ・・うう・・と、確かにヒリヒリしてくるのですが、ラストシーンまで見終わると、ものすごく心が救われました。
最後の教授と売春をしている女性のシーンの、男女の対比の描き方が良かった。
私にはとても希望的に見えました。

輪になってゆく肉体関係を、きちんと精神の側面で非常に多角的に描けていたのが作品に厚みを与えていたのだと思う。

24歳のメンズで、男性と女性、両方の視野を男のエゴではなく描けるという手腕は相当だと思う。
若年寄?早熟?今後に期待します。

「林檎の匂いがする」という台詞を、実は自分も最近書いちゃってて・・という話で免責とりにいったら、私がつけてるロリータレンピカという香水の話になってびっくりした。

同じセリフを書いたり、同じ香水に注目したり、桐朋だし、なんか今後一緒に面白いことやれたらいいなぁと思ったりした。
蛮幽鬼(ばんゆうき)

蛮幽鬼(ばんゆうき)

松竹

新橋演舞場(東京都)

2009/09/30 (水) ~ 2009/10/27 (火)公演終了

私としたことが・・
早乙女太一のカレンダーを買うか否か、一瞬だけ迷った。
殺陣がダントツで魅せるし、想像してたより、声や台詞もずっと良かった。
立ち姿が全然違う。年季が違う。
太一様万歳。
切れ長の目に斬られました・・。

ネタバレBOX

豪華絢爛なのも最高に楽しいし、たまには大劇場もいいけど、自分にとっては本当に胸に刺さるのはやっぱり小劇場だなぁ、とも実感。
『プルーフ/証明』 『心が目を覚ます瞬間~4.48サイコシスより~』

『プルーフ/証明』 『心が目を覚ます瞬間~4.48サイコシスより~』

DULL-COLORED POP

サンモールスタジオ(東京都)

2009/10/07 (水) ~ 2009/10/13 (火)公演終了

えらく DULL-COLORED POPだった 
自分がちょこっと関わった『心が目を覚ます瞬間』、『プルーフ/証明』、共に、いち観客として鑑賞。とても DULL-COLORED POP な印象だった。全ての上演作品を観てきたわけではないのに、そう感じさせるのは世界観の強度なんだろう。

ネタバレBOX

『プルーフ/証明』はコロブチカバージョンも見ていたが、演出、キャスティングによって無限に変わってゆく演劇の可能性を楽しんだ。
他のバージョンを見ていたせいで、より一層、谷版のカラーをはっきりと感じ取れた気もする。
演劇面白いな。
極めて美しいお世辞

極めて美しいお世辞

箱庭円舞曲

OFF OFFシアター(東京都)

2009/09/11 (金) ~ 2009/09/22 (火)公演終了

劇団初見
一幕物を、きっちりと・・。アシスタントの子が、本物の美容室のアシスタントに見えて好きだった。

ネタバレBOX

構成や台詞の持ち味として、少しシナリオっぽい要素もあり、ドラマ業界とかに一本釣りされてゆくんではないか?と、いう想像もしたり。
呪われたバブルの塔 -アフターサイド- 【舞台写真掲載!】

呪われたバブルの塔 -アフターサイド- 【舞台写真掲載!】

北京蝶々

OFF OFFシアター(東京都)

2009/10/01 (木) ~ 2009/10/12 (月)公演終了

フライヤーのイメージとは違い・・
劇団初見。フライヤーから想像していたよりも、ずっとウェルメイドな感じでありました。

ネタバレBOX

奥さん役の人の抑制した演技が好感があった。
元お水、でも今はしっかりもの、というキャラクターもすごく自然にマッチしていた。

いつもホラーではないそうなので、他の作品はどんななのか興味を持った。

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