月の岬
青年団
座・高円寺1(東京都)
2012/06/08 (金) ~ 2012/06/17 (日)公演終了
満足度★★★★
ちゃぶ台と縁側
ちゃぶ台がある居間が舞台なんですけど、縁側が奥にあって、そんなセットは見たことないなあと。大体縁側は客席側でしょ。アフタートークで平田さんがそのことに言及していて、こういうセットは反則なんだと。でも、こういう作りにしないと、縁側から来る客は観客に背を向けていなければならないから、この本を書いた松田さんが異質なんですよと。松田さんがその奇妙さに気づいてないのがまた面白いでしょ。みたいなことを言ってて。謎解き。
『渡り鳥の信号待ち』
世田谷シルク
シアタートラム(東京都)
2012/01/19 (木) ~ 2012/01/22 (日)公演終了
満足度★★★★
反復の魅力
物語と、リフレインされるパフォーマンス的な動きと発声。
その独特なバランス感にオリジナリティを感じた。
イスから落ちる青い服の女の人達には、いつまでも落ち続けて欲しいと思ってしまいました。
首吊り台から歌ってみせる
メガロザ
OFF OFFシアター(東京都)
2012/07/04 (水) ~ 2012/07/09 (月)公演終了
満足度★★★★
うたがすき!
目黒フタエ氏の動きが可笑しい。くにゃくにゃしてて。松尾さんぽい。女優陣の身体を張った表現?も頑張ってて良い感じ。邦楽がネタというより、もう好きで好きで堪らない!という風に使われていると思ったら、フジファブ追悼の舞台もあるんですね。主宰の一人カラオケ状態には苦笑しました!
百年の秘密
ナイロン100℃
本多劇場(東京都)
2012/04/22 (日) ~ 2012/05/20 (日)公演終了
満足度★★★★
そして人生は続く
100年間を3時間15分で。観終わって、頭がく~らく~らしていた。時間が経った今もまだ続いているので、パンフが読めないなあ。
こい!ここぞというとき!(2012年サンモールスタジオ最優秀演出賞、受賞)
ポップンマッシュルームチキン野郎
サンモールスタジオ(東京都)
2012/10/18 (木) ~ 2012/10/29 (月)公演終了
満足度★★★★
笑ってホロリ
初PMC。よく下北で掛かってましたが、その時は行けず。OPからどど~っと笑いの渦へ巻き込まれ。じゃがいもさんとにんじんさんが好きでした!中盤二人芝居のゆっくり状態。作の吹原さんは役者もされるんですね。大柄なママがよく似合ってました。映像やラジオの脚本もされているそうで、笑いとうるうるのバランスが上手いなあ~と思って観ていました。ただ、お母さんが、、、っていうのはどうかなあと。それでは息子がお父さんを許せなくなるんじゃないかなあと思ったり。基本、良い人ばかりが出るハナシ。それが全然嫌味じゃなかった。役者さん達も達者だし、次回公演も観に行きたいと思わせてくれました。
ワタシんち、通過。のち、ダイジェスト。
マームとジプシー
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2012/09/07 (金) ~ 2012/09/17 (月)公演終了
満足度★★★★
家の映像が流れる
物語に続きがあったというか結末があったことに新鮮さを覚えた。作風が変化しても構わないという感じが、自由さに通じている様な気がして、追いかけて観ているこっちも自由になれた。でも、今までの選曲から言って、哀しい時に哀しい音楽が流れているところは、ちょっと違和感を覚えましたが。。。何よりも家にを失くすということに対してリアルに表現したいという作者の素直な思い入れを感じた。英の、家が主役の映画を思い出しました。題名なんだっけ、、、
どうしても地味
箱庭円舞曲
駅前劇場(東京都)
2012/05/16 (水) ~ 2012/05/27 (日)公演終了
満足度★★★★
ヨーロッパのSF映画に似た味わい
いろんな意味で王道を外した作りというか、視覚的にもリアルと偽物が入り組み、ストーリー的にもこちらの常識に沿って進むかと思いきや、突き放した感覚が交じったりと、なんとも言えない一品に仕上がっていました。このねじれた世界は、そうなる様に考えられ、配置されてるなあと。お話は一種のパラレル・ワールドものの様に観てましたが、それらを「地味」と提示しちゃう感覚もまた独特で。
『ヒッキー・ソトニデテミターノ』
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2012/10/04 (木) ~ 2012/10/14 (日)公演終了
満足度★★★★
とっても良かった
いい芝居だった。観に行って良かった。役者も皆良かった。笑ったし、じんと来た。パルコ高いしアゴラで演るとき観に行こうと思ってる方、行ってください。今日楽日です。今年の一本。
ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
ニッポン放送
渋谷O-EAST(東京都)
2012/08/29 (水) ~ 2012/09/10 (月)公演終了
満足度★★★★
森山ヘドウィグ
観て来ました。開場時、英ロックが流れており。stone roses ,fools goldが掛かる中、ヘドウィグ登場!映画と比べて、あ?こんな髪形だっけ?とか蝶の衣装は?とか思ったけど、ビジュアルもストーリーも、オリジナルを踏まえつつ、日本の近未来に生きるヘドウィグに変貌しておりました。アングリーインチを持つヘドウィグの半生が、森山未来くんの肉体を借りて体現されて行く。映画と違って、日本語で歌われる歌詞が凄くいい!訳詞はスガシカオ。会場が渋谷o-eastで演るだけあって、演奏もライブそのもの。スタンディングは大盛り上がりでした。東京千秋楽はカーテンコール3回。zepp tokyoでは、椅子席のみみたいですね。会場でチケット売ってました。森山くん凄いなあ。「100万回生きたねこ」も行きたくなって来ました。
スキラギノエリの小さな事件
城山羊の会
小劇場 楽園(東京都)
2012/06/06 (水) ~ 2012/06/17 (日)公演終了
満足度★★★★
外国のおはなし
リアルなエロ攻撃にいっぱい笑った。大人で良かった。脚本は役者さんのあて書きだそうで、吐夢さんの赤ちゃんみたいなよちよち感が、幼稚な王様にはまっていたけど、大人計画とは違う、もっと別の面かもっと突っ込んだ面を期待しちゃったのは欲張り過ぎでしたでしょうか。。
背水の孤島
TRASHMASTERS
本多劇場(東京都)
2012/08/30 (木) ~ 2012/09/02 (日)公演終了
満足度★★★★
トラッシュマスターズ、内容は社会派、
でもつくりはしっかりエンタメなんですよね。そのバランス感覚が凄いと思った。後、役者陣が良い!硬派な男気を感じます。カゴシマジローさんの老け役、声もハマってました。前回公演のいやらしい医師のパーマ頭も似合い過ぎでしたが。ひわだこういちさんも幼さが役に合っていましたし、龍坐さんのあの髪形がこんな風に使われるとは。。。林田さんは女の辛さを体現していました。。。あのしっかり作り込まれたセットが3回も変わって贅沢でした。
南部高速道路
世田谷パブリックシアター
シアタートラム(東京都)
2012/06/04 (月) ~ 2012/06/24 (日)公演終了
満足度★★★★
カラフルな椅子がいっぱい
39チケットだったので、最前列の観劇。俳優に足を踏まれそうなくらいの近さだった。メインとは異なる会話が随所でなされており、不条理な内容に合っていたかと。別の方角の席で再見したかった。梶原善サンが汗びっしょりかいてお絵かきしてました。
記憶、或いは辺境
風琴工房
シアターKASSAI(東京都)
2012/06/27 (水) ~ 2012/07/08 (日)公演終了
満足度★★★★
泣いた
戦争で引き裂かれた人々の心情が痛いくらい伝わって来て、泣いてしまいました。女優陣が好演でした。パクさんも、びっこの床屋さんも良かったです。白菜のシーンですが、大事な台詞を言っているのに白菜に意識が行って気が散ってしまい、戸惑いました。
ゴミくずちゃん可愛い
ぬいぐるみハンター
王子小劇場(東京都)
2012/08/22 (水) ~ 2012/08/27 (月)公演終了
満足度★★★★
くるくると
王子の両扉をくるくると入れ替わり(待機したりして)立ち替わり。2時間強飽きずに楽しめた!役者も良い!デス電所の浅見さん良かったですよ~
進化とみなしていいでしょう
クロムモリブデン
赤坂RED/THEATER(東京都)
2012/07/28 (土) ~ 2012/08/14 (火)公演終了
マームと誰かさん・ひとりめ 大谷能生さん(音楽家)とジプシー
マームとジプシー
SNAC(東京都)
2012/05/11 (金) ~ 2012/05/13 (日)公演終了
トロイラスとクレシダ
彩の国さいたま芸術劇場
彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)
2012/08/17 (金) ~ 2012/09/02 (日)公演終了
満足度★★★★
座席前方はひまわりで見づらかった
翻るクレシダの気持ち判らず、あれ?シェイクスピアの戯曲の中ではイマイチとされていると聞きかじり、納得もしたり。アキレウス役の長身、目立ってました。後半のくだりは残念でしたが。若者とベテランのバランス、良かったです。ひまわりの中の戦いが切ない。
危険な女
good morning N°5
駅前劇場(東京都)
2012/09/13 (木) ~ 2012/09/16 (日)公演終了
満足度★★★★
危険な女たち
前回藤田さんの高露出に小劇場の女優はすげえなあ!!とその流れでカムカムミニキーナの本公演を観に行き、なんだフツーの芝居じゃん(藤田さんの露出に関してです)と思ったものの、今回はそんなフツーじゃない女どもがあっちにもこっちにも。若くなくてもパンツ見せたいよね、つーか見ろ!!という強引さの中、観客の男どもは目のやり場に困り、女どもはやってるやってる~とビール片手に楽しんでいて、今回はあずきさんに軍配!上手い!可愛い!5周年チラシ、、、じゃなかったパンフ買いました。株主爽快も参加したかったけど行けませんでした。年一のお楽しみ!また行こう!
ジャンク・オペラ『ショックヘッド・ピーター ~よいこのえほん~』/『ひつじ』
東京芸術劇場
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2012/09/01 (土) ~ 2012/09/09 (日)公演終了
満足度★★★★
白塗り顔が絵的に好き
芸劇リニューアルお初!チラシによると、このジャンク・オペラの原作は19世紀半ばにドイツの医師がクリスマスに息子に書いた絵本だそうで、ヨーロッパのグロテスク文化のはしり(笑)ということらしい。シンプルな舞台装置の中で繰り広げられる地獄絵図。親が子どもを切り開いたり、投げ飛ばしたり。でもそこは舞台だもの。シャレ、否風刺、否悪い子は痛い目に遭いますよ~という教訓?シャレが通じなくなってる日本の表現畑?の昨今、こういう内容って海外ものだから許されるのかな、とも思ったり。親子もけっこう来てました。飴も投げられてたし。楽しめる明るいグロテスク加減です。
なしのつぶて
ナカゴー
RAFT(東京都)
2012/06/09 (土) ~ 2012/06/10 (日)公演終了