なしかの観てきた!クチコミ一覧

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百年の秘密

百年の秘密

ナイロン100℃

本多劇場(東京都)

2012/04/22 (日) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★

大きな楡の木の下で
ナイロン流の文芸作品を見てるみたいだった。
生きている上で生き方の釦の掛け違えなんて、その時は気づかないけどある程度の体験を経た年代にとっては身につまされる箇所が往々にしてあるのでは。3時間近く年代を行ったり来たりし、話は全体的に暗い。
自分のこれからの老年期を示唆するような物語でした。
ナイロン女優陣が良かった。
新人さん達の役柄が何となく統一した役柄設定に感じてきたのは、ケラさんの作品に嵌って見ているせいかな?

闇言

闇言

JACROW

ギャラリーLE DECO(東京都)

2012/05/08 (火) ~ 2012/05/13 (日)公演終了

満足度★★★

初見
薮の中で彷徨っているかのような観劇だった、半死半生のような不気味な感覚。近くにいるといろんなモンが飛んできたけど、こういう舞台もあっていい。
数珠つなぎで迷彩色な4作、4本目のあれの使い道場面は刺激強過ぎて直視出来んわw
印象に残っているのは1本作めと4作め。

ハラナイ荘の人々

ハラナイ荘の人々

ちからわざ

ザ・スズナリ(東京都)

2012/05/09 (水) ~ 2012/05/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

いろいろ抱え込む人々
はみだしっ子(®三原順)だらけのハラナイ荘。
常にいろんなモノを背負い込み、ある部分では怖さを感じた上で生きて暮らしている。
頑張りと踏ん張りと気遣いと大きなお世話のさじ加減のバランス、正解の見えない人生の葛藤や足掻き具合にどこか共感する部分が多々あり。
見ているとそれが苦くて辛くも感じたりする。
バンマスの最後の表情に思わずもらい泣きしそうに。

ふとした時につい思い出し笑いが出て、肩の力がいい感じに抜けているような印象。すんなりと心に入り込み、見終わった時には不思議と優しい顔つきになっていると思う。

ネタバレBOX

「今、しないヤツは一生しないよ、無理なんか」
キーワードにもなっているこの台詞が常に光って聞こえた。

当日パンフ登場順
・美人恐怖症の中島君
顔面紅潮の技、凄かった。終盤近くなり表情と性格が変化していくのが良かった。

・花粉症の神田さん
人前では粋がっているけど筆記類を見るとくしゃみ連発、文字を書こうにもある事を連想させる為、書く事すらままならず。それが生命をも脅かす羽目になるけど、吐露する場面は聞いてて物凄く辛かった。でも、言えない気持ちも理解出来る。中心的な役柄だと思ったけど、最後の登場の仕方にちょっと肩すかし感があった。彼女にとってはあれは苦い恋だったな‥。

・ハラナイ荘の管理人?バンマス(アル中気味)
ホワイトボードには「やさいかう」「禁酒(しない)」
住人を巻き込んで一悶着ある騒動が勃発した際、「頑張れ」の勢いが盛り上がる、その場のノリでつい言葉にしがち。それが彼にとってのトラウマの要因でもあるけど、その連呼を怒張する様は、昨年の震災直後の日本の雰囲気の状況をふと思い出したが。
ある事がキッカケで仕事も辞め、アルコールが手放せない事に。
師匠の最後の行動を見つめる眼差しとその表情に、思わずもらい泣きしそうになった。

・ニート?引きこもり?で揚げ足取りでちょっかい出しやすい韮山さん
個性的な発言や一挙手一投足が、今まで二郎さんが演じてきた役柄に重なって見えたのは自分の悪い癖!ヘアスタイルから米茄子に見えた、すみませぬ。
「凡百」という言葉を書いたけど、彼は一体なんの恐怖を抱いていたのだろう?星の形だったかな?思考がマイナス気味で、最初から最後まで見事なまでに変わらない負の安定降り、だからと言って不快にならず。不思議な人だった。

・通販で売ってるような顔面隠れるサンバイザー常時装着の音無さん
役柄上、発言は少なく根本的な原因はよくわからなかったけど、他者に見つめられる怖さや醜さへの恐怖は女性だったらどこかしらわかるのでは。顔を見せたけど化粧していたのは女性としてのたしなみによる行為だと思った。

・両手を上げられない師匠と呼ばれている子供女子
発言が大人びて達観し過ぎのある子供。腋臭が原因でイジメにあい、登校拒否。父親蒸発、母親死亡。だからといって人生経験値少ないうちから全てをわかったように思っちゃいけません。住人から見た希望の持てる行動で見ている方も救われた。

・近所のスーパーの二代目若社長の西丸さん
花粉ちゃんのパート先の若社長。この中では一番社会適応力のある人で、順調かと思いきや、そうでもなくて。弱さをさらけ出して集まっている住人を見てどこかで安心感も見え隠れする。それは見ている観客の自分達にも言える事ではないかなぁとぼんやり思えたり。
家業を引き継いだ重圧や恋人との別れ、そこから開き直って変貌していく様は年相応の一人の男だった。山中さんの振り幅の広さにドキドキした。

・倒置法が気になる教授の山崎さん
なんの教授なのか触れたっけ?
歯のブラッシング回数を毎回数えたりしている几帳面さ、倒置法の喋りが気になるが、なぜそこまで気になになるのか不明。英文法なんか読んでたらイライラしてしまうんじゃなかろうかw

役柄上の全部の話は回収してなくても、いい話でした。
パパ、アイ ラブ ユー!

パパ、アイ ラブ ユー!

タクトプレイ・プロジェクト

駅前劇場(東京都)

2012/05/06 (日) ~ 2012/05/13 (日)公演終了

満足度★★★

ピンチの連続
嘘話をここまで加速度つけて拡げるかと、呆れるくらい。身から出た錆、なんだけどなぜか笑ってみていられた。
最終的は大団円のドタバタクリスマス。

カフカの猿~フランツ・カフカ「ある学会報告」より~

カフカの猿~フランツ・カフカ「ある学会報告」より~

世田谷パブリックシアター

シアタートラム(東京都)

2012/05/02 (水) ~ 2012/05/06 (日)公演終了

満足度★★★★

原作未読、最終日観劇
無理かなと思いつつ、当日券の電話かけたら、なんとか繋がり無事観劇出来ました。
谷さんの翻訳は澁澤龍彦の幻想文学みたいな訳し方で好きだ。
キャサリン・ハンターの関節の柔らかさと役者としての素晴らしさに敬服。

ネタバレBOX

船底から生き残る為に思案した末、猿でなくなれば自由になれる、その事を学会発表に登壇したのは一匹、いや、一人の類人猿?
基本的に孤独で「出口がない、自由とは違う」という台詞が頻回に使われていたような気がするが、カフカらしい回答の見せない作品ぽい。
なんだか、動物園の檻の中にいる猿から観た人間を、人間なんだから観ている方が考えなさいよ!と言われているような解釈。

NO WAY OUT(非常口)から去っていく姿が粋。でも少し物悲しい。
猿そのものの仕草や生態に笑い、出口を目指す姿に切なくなり、観客との愛嬌あるアドリブにほっこりしたりで大変面白い舞台でした。
楽塾☆歌舞伎 十二夜

楽塾☆歌舞伎 十二夜

流山児★事務所

座・高円寺2(東京都)

2012/05/03 (木) ~ 2012/05/06 (日)公演終了

満足度★★★

初日マチネ観劇
楽塾初見。
シェイクスピア劇の定番作が、純和風の古典怪談も挿入された、歌って踊ってテンポよく進められた恋バナ活劇。
前半までかなり自由さが見られたけど、第三幕からグッと芝居らしい雰囲気に。見ているだけで42.195kmのフルマラソン完走したような気分。
初日の為か一部キャストのリズムや台詞回しが乗れてない感が見られたような。どこまでがオリジナルソングか懐メロなのかわからなかったけど歌謡ポップスや宝塚風歌唱、マンボに名作映画挿入曲と聴いてるだけでも、まるで飛び出す絵本を読んでいるような3Dの臨場感を思わせた。見ている側もつい歓び溢れるような舞台だった。
コメント文で主宰の流山児さんは「普通の」という言葉をよく引用をされているのを見かけるが、普通にしてはちゃんと舞台として成立していたし、木戸銭払っていいレベルの舞台だと思う。

ネタバレBOX

宝塚のベルばらの歌?とダンスシーンは見応えあった。
おきゃんな姫様とその叔父さん、手紙代筆の腰元や、鮫蔵さん良かった。道化チームと貴族面白かった。
家の内臓

家の内臓

アル☆カンパニー

ザ・スズナリ(東京都)

2012/04/25 (水) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

温泉旅館の夜の会話
旅行先の開放感から来るものなのか、5人の中では多分年長者なのに良い加減ではしゃぎまくる沼田さん、とそれにちゃんと答えてあげてる年下の同僚、受け答えと行動の自然さに違和感なく劇中に入り込め、やり取りの絶妙さに笑えました。
もう、しつこくてクドいおじさんの沼田さん、どうにかして下さいw
端で見ている分にはいいけど、一緒に仕事はしたくないw
力の抜けた緩い私小説を見ているような後味。

ネタバレBOX

家の内臓=家の内装(会社)ってこと?
THE BEE Japanese Version

THE BEE Japanese Version

NODA・MAP

水天宮ピット・大スタジオ(東京都)

2012/04/25 (水) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★

2日め観劇
大まかな美術セット等は前回と同じ。上演時間約80分程度。
極普通で真面目な成人の男から残虐な性格に変貌する狂いっぱなしの展開には、見る度に緊張と薄ら寒さを覚える。
野田さんのオスの部分の演技が見られるのも貴重なのかも。

PLAY PARK2012

PLAY PARK2012

PLAY PARK 事務局

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2012/04/20 (金) ~ 2012/04/29 (日)公演終了

満足度★★★★

6日め 昼の部 観劇
当日登場順
裏ワザ「漏れて100年」
吟舞道至心流『「祝賀の詞」「まつり」「風雲坂本竜馬」』
罪と罰「罪と罰のフォーク的こころ」
—————休憩—————
劇団鹿殺し「暴れん坊銀河鉄道の夜〜前張り2012〜」
入江雅人『「曲とかかわる」「メカカ」「予告編」』

タイプの違いを如実に体験出来た公演を観たという感じ。日本の芸事ってホント幅広いわ。初見の裏ワザと吟舞道の独特の詠む、見せる、徹底した芸の表現法は迫力があった。が、幅広過ぎて見るエンジンをかけるのに時間かかりましたw。
罪と罰、鹿殺し、入江さんメインで見てました。

ネタバレBOX

・裏ワザ「漏れて100年」
男性4名のパフォーマンス芝居、山の手事情社ぽい?と思っていたけど、やっぱり違う。
狂言ぽい現代口語の台詞回しが聞いててクセになりそうだった。
主人公となる「さち」を軸に、生生流転の百余年に渡る一瞬の出来事を「仙人」「ゆめ」「無限」「うた」という人物と関わり、最後は鬼がやってきて‥悲惨ではないけど壮大で孤独な話だった。
だれか解説して下さいw。

・吟舞道至心流『「祝賀の詞」「まつり」「風雲坂本竜馬」』
詩吟といったら天津木村と、漢詩に節を付けて詠むから詩吟という事しか思い浮かばないんですが‥それに舞いをつけた演目。生声で聞かせ朗々と歌うのかと思っていたら、結構きらびやかで激しい踊り方でたまげました。ウチの親はあそこまで動けんなぁ、と妙な所で感心。
演目の中ではある意味独特のチョイスだけど、これも立派な舞台芸術の一種だと思う。
祝賀の詞/歌詞の内容通り、白波や松、鶴といった振りを交えての演舞。
まつり/北島三郎のあの歌です、途中アレンジしてたけど。演舞の方も多少サブちゃんに似ていたような‥(笑)
坂本竜馬/謡曲にのせて、かの偉人の決意表明を演舞した模様。この方が一番の若手ぽかった。
吟じている、というか、詠っている時、シブゲキ規模の広さならマイクなくても後ろまで届きそうな声量があったように思うが、やっぱ使った方が聞こえ方が違うのかな。

・罪と罰「罪と罰のフォーク的こころ」
罪(しんぺーさん)と罰(まことさん)のフォークデュオが歌う全曲下ネタ入りのステージと、スナックのママさん(千葉さん)によるツッコミコントネタ。
歌:マジカルバナナ、恋のスタジアム2012、ほか2曲
暗転の中、まわり見えなくて出だしからガタガタと物音をさせてる罰さん。灯りついて一曲歌うが、その傍らで苦い顔して見ているママ。そんな歌ウチじゃ歌わせない!別の歌にして!灯りだって変わるのよ!とリクエストするがサウンドは爽やかでも内容は終始一貫下ネタ。
罪さん:待ってる間YouTube見てたんで、ママが詩吟歌ってたらどうしようかと/ママの洋服の絵柄(おへそ部分にバラとチューリップがあしらったデザイン)について、長いと股間にあたるね!/ステージ後方全く使用する事ないので、後ろもったいないね!わーいと駆け回りそうになり、ママと追っかけっこしそうになるも踏んだらダメと言われるコードの存在を見つけ、すぐに止める。/
主に罪さんとママが会話しているんだけどおずおずと喋る罰さん:キ○マサ○エさんをキムラハルコさんと言い間違えるがあまり気にしてない。憎たらしいと思ってるんでしょ?ママは心が東電OLだから。→渋谷の真ん中でそんな事言っちゃダメ!/冒頭にギターガタガタさせたけど、以前も暗転中サングラスかけてガタガタさせたらしい、伊藤つかさみたいでしょ?→ここの(客席)目の前は壁なの、微妙に分り辛いネタを話すな!/途中椅子に座って2人のやり取り眺めてたら、いきなりギターのストラップが外れギターが落っこちるハプニングがあるも大したチューニングせず、その後そのまま演奏する/
ママ:餃子一人前24個!/小道具のマグカップ100均で購入、スケルトンで外側が水張ってんの、で中はそれよりも多く入れてマジック?(誤差)を楽しめるでしょ。〜ちょっと違うんじゃね?で初めて用途を理解→カップ凍らせて冷えを持続させるやつなんだけど、まじでそういうカップだと思っていた模様。/ちょっとそこのチェッカーズ!(二人の衣装が奇しくもチェック柄だった)→気が合うんだよね〜僕たち、で、益々苛つくママ/今何時よ!明るいうちからそんな歌歌っちゃダメ!夜にやって!伊勢正三とイルカのなごり雪みたいなやつ歌って!さだまさしみたいなやつ!/じゃ新曲をといいつつ、元歌が「恋のスタジアム‘95」を出てくる人名変えて「2012」にバージョンアップしフルコーラス歌いきる。「やっぱ下ネタじゃない!」で〆。
歌詞の内容に興味がある人はCD聞いて下さいw
千葉さんの突っ込みぷりが清々しかったw

・劇団鹿殺し「暴れん坊銀河鉄道の夜〜前張り2012〜」
肩パット2枚併せて前張りにし、最後までその衣装で踊り演じきった男6人衆。内容は銀河鉄道の夜だけど、鹿殺し流にアレンジされた30分のほぼオリジナル舞台だった。最初に触れる「銀河鉄道の夜」がこんなんだったら小難しいと思わず、結構すんなりと頭に入る人も居るんではないかなw
チョビさんのジョバンニ、丸一郎のカンパネルラ、他、
電飾を身体に巻き付けて天の川の仕組みを教える先生、全員がマーシー、ガガ風ダンス、血まみれ兄妹、サトラレ車掌、K-POPグループ、東北新幹線と東海道新幹線をモチーフした銀河鉄道から見える景色、そして別れ。
最後は総勢11人で「Power to the 前張り」のパフォーマンスで〆。
エロとPOPでインパクトはあるけど、なぜか終わりはホロリときそうになるのは今回も健在でした。完全verあったら見たい!
本公演作に劣らず面白かった。

・入江雅人『「曲とかかわる」「メカカ」「予告編」』
過去のベスト作品2本と次回作の一部を加えた、セットなし、衣装なし、映像なしのアコースティックver。
曲とかかわる/浅井健一の「宇宙の果て」の曲と対話するネタ。
メカカ/ヤブ蚊に刺されて退治するまでを壮大な過程で描いた大作w。
予告編/SF超大作「世界征服への道」Coming soon!、時の6本指(サスペンス?)
予告編の時、話の歩調と音が上手く合わず、プレリハ状態に。それが演出だったのか、ホントにかみ合ってなかったのか、やり取りが自然過ぎてやや混乱、それも面白かったので良しとする。

鹿殺しの時、マイクトラブルあったのが残念。それ以外は今回も楽しめました。
PLAY PARK2012

PLAY PARK2012

PLAY PARK 事務局

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2012/04/20 (金) ~ 2012/04/29 (日)公演終了

満足度★★★★

2日め 夜の部 観劇
当日登場順
男肉 du Soleil「男肉フェスティバル~no more war~」
小林顕作の、明大前フォーク集会。
篠井英介「和の音ともに。」
—————休憩—————
伊藤ヨタロウ(メトロファルス)
押忍!!ふんどし部!「押忍!!ふんどし部!」

裸演目で始まり裸演目で閉めた公演だった。なんかもうフリーダム!!
普段だったら接しないような公演内容でも、このようなイベントで舞台を目の当たりにすると意外と興味が湧いてくる、どれも楽しかった。
休憩を含めて2時間以上の長丁場、転換時とかはもうちょっと工夫してほしい。

ネタバレBOX

もともと篠井さんとヨタロウさん目当てでした。
・男肉 du Soleil「男肉フェスティバル~no more war~」
大阪から夜行バスに乗って当日上京されたそうで、団長はジャージ姿、他団員は上半身裸+ジーンズ+裸足、他女性はTシャツ+スカート(だったかな?)、一人なんか着てたな。
渋谷で一人ほっぽり出されてもどうしていいのかわからない、「PLAYPARK」値段高いんじゃ、宇宙でレコードまわしてみろや、等々disり捲るが、すぐに土下座謝罪。
団長が指示する通りにやれば安心設定の、初級者には優しいMCラッパーぷり。
未だモテ期に遭遇していないアニメやマンガ好きな男子君達の魅せる微妙に切れの鈍い半裸ダンス、無駄に筋肉ついている人とそうでない人達、落ち武者のような赤ベルトの人が妙に気になった、好きになったりはしないが。全身汗だく、紅潮した背中をパーンと叩きたい衝動にかられた。そしてTMレボレボとTRFのダンスBGMについ一緒に口ずさんだ事は内緒にしておきたい。初っ端から観客巻き込む、無制限一本勝負のような演目だった。

・小林顕作の、明大前フォーク集会。
ギター1本でいつもの集会パターン。男肉からの「宇宙で〜」に返答する形で「俺もまわしてみたいよ!」と軽くいなしていた。
男肉団長は過去小林氏のワークショップに参加した事あったらしい。
以下、こんなMC
基本歌っているだけだから、みんなもオリジナルの良さを知って好きになろう。自分はサウナー!(サウナ好き)が、行きつけだった渋谷ニューグランドが閉店していた!その衝撃の瞬間は膝から崩れおち気づいたら街を彷徨い別のサウナを探していた。またお腹ピンチになりトイレ探して渋谷を彷徨った、20〜30代はまだ絞まりがあるが40代になるとそうはいかないという歌を作った。雑貨店の商品POPで「木目調」iPhoneケースが気に入り購入したが取り付けたら銭湯の下足板みたい、というトホホな話。時間が押してたようで最後はユーミンとエグザイルどっち聴きたい?と問うが「どっちも」という事で2曲歌う。もともとエグザイルの舞台をフォローした関係から付き合いが始まり聴くようになった、選曲した歌は彼らの曲の中で一番気に入っているそう。
ガラスのジェネレーション(元春)→キミかわいいね(RC)→渋谷でウ◯コ漏らした歌(オリジナル)→やさしさにつつまれたなら(ユーミン)→HERO(EXILE)計5曲

・篠井英介「和の音ともに。」
舞台の役柄は女形だけど、日舞は芯の通った男形でした。
鼓と和太鼓のお囃子の響きが気持ちよい。
日本の芸事の大切や優美さを、凛とした佇まいで挑んでいる英介さん達はカッコ良く、ただただ美しい所作と舞いと場内に響き渡る幽玄な世界。小道具の名称がわからないけど、貝のように2枚重ねた扇子(上部分は獅子舞の鬣のような物と襟足布?と鈴が付属)を使い慶祝ぽい踊りだった。10分程の短い時間だったけど素敵な演目。
ただ、黒い床がむき出しのステージに足袋で踊る姿に、スタッフもうちょっと考えてあげたら良いのに。
—————休憩—————
篠井さん終了直後から次のメトロファルスのセッティング、ギリギリまでずーとやってた。
・伊藤ヨタロウ(メトロファルス)
サウンドチェックしながらメンバー紹介。
裸出演者が多いので「俺も裸で出れば良かったのか/さっきcube社長に会った、ギャラが安い、俺らは若手(パンク?)バンドか/配券がぴあだったので、半蔵門の時と今の渋谷にある違いぷり」等々ヨタロウさんも負けずにdisってた。
音楽担当した舞台の曲メイン。聴いているうちにその場面が思い出す、タイトル失念した事もあり、その当時のプログラム買っとくんだったなーと苦笑い。バンドVo.の天智さんが陸前高田出身、次のライブはそこでやれるメドがついたそう。彼女が歌う声は澄んでいるけど力強く、綺麗な歌声。歌っている顔立ちも菩薩顔に見えてくる。
ヨタロウさんの口から(当たり前だけど)井上ひさし氏や松尾さんの名前が自然に出て、妙に嬉しかった。聴いて高揚、観て高揚するライブだった。立って騒ぎたかった〜!「宇宙〜」の時、篠井さんの事に触れていたが、残念ながら出ては来なかったw。
贔屓目だけど、良いライブ!また出演させてほしい、今度は単独で!!!
また演劇+音楽好きで良かった、と思った。楽しかった。アンコールしたかった〜。
タイトル失念や不明の為「?」表記
?/メトロファルス→金剛般若波羅密田ソング(道元の冒険)→?/海に出るシーンの挿入歌(同)→コメの歌(NHKみんなのうた)→キレイ(キレイ)→宇宙は見えるとこまでしかない(同)→?/メトロファルス 計7曲

・押忍!!ふんどし部!「押忍!!ふんどし部!」
チラシ等はいつも目にしていたけど、イケメン需要舞台は今まで食指動かず初見。多くの若い女子はこの方達目当てだったんだろうなー。
作が男子はだまってないさいよ!の細川氏、演出がマッチャーだし、何となくイメージはついていたけど、ここまでの馬鹿歌を歌って踊って芝居して吹っ切れているとは予想外だった。だからといって、また見たいかと言われれば「NO」なんだけど。ファンサービスが徹底してて感心。ファンじゃなければ心底楽しめないリスクのありそな内容だった。

最後、出演順に駆け足でカーテンコール、全員Tシャツ姿の男肉メンバー。私服姿の篠井さん、佐藤さん、川俣さんそろってニッコリ。メトロファルス全員ちょっと一礼がグダグダぽかったけどw。ふんどし部、制服着てPLAY PARK来てくれてありがとー、と元気に挨拶して幕。
あれ、小林氏は?もしかして一足早くサウナに行ったんだろうか。

出演者も触れていた値段高過ぎじゃね?の話、概ね同意。でも、篠井さんとメトロファルスに支払ったと思えば安かったです、はい。
来年以降も開催してほしいのでアンケにもしっかり記入。
日替わりMCでも入れて場を持たせるとか、その辺キューブ内に出来そうな役者や舞台スタッフ抱えてると思うんだけど‥、盛り上がれば時間が押すのは当たり前だし、その都度出演者から「押してる・巻きで」なんて発言聞かされると、一瞬で現実に戻ってしまう。来年はその辺り考えてくれたらと思う。
賑やかでお祭り騒ぎの楽しい企画であるという事に違いはない。楽しかった、もう一日見に行くのでそっちも期待。
時代劇「椿版・どん底」

時代劇「椿版・どん底」

椿組

ザ・スズナリ(東京都)

2012/04/18 (水) ~ 2012/04/22 (日)公演終了

満足度★★★★

初日観劇
土の匂いやゴザの中でネズミとかが這いずり回っているような舞台に、梁が客席まで飛び出ているセット。死や貧乏といった非情な事さえ、容認し踏ん張りながら出口の見えない八方塞がりの中、生きていく人々。
たたき落とされた善人が狂う様は誰に恨み言を並べれば良いのやら。
乱舞の後の沈殿していくような恨めしい静けさがなんとも痛烈。

絶頂マクベス

絶頂マクベス

柿喰う客

吉祥寺シアター(東京都)

2012/04/14 (土) ~ 2012/04/23 (月)公演終了

満足度★★★★

小劇場の宝塚レビューみたい
ここテストに出ますよ!って部分を簡素化したメリハリある90分のシェイクスピア舞台。
マクベス夫人のガッツある殺意と狂い咲きする各々の表情、現代語に替えた原語のセリフ回し、わかりやすい。
現代の縮図にも思える風刺が透けて見えた話。
女優陣の乱舞っぷりは宝塚にも対抗出来そう、かな。

HIDE AND SEEK

HIDE AND SEEK

パラドックス定数

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2012/04/13 (金) ~ 2012/04/22 (日)公演終了

満足度★★★

うーん‥
推理作家達の頭の中を覗いているような多面鏡の世界を見ているような感覚。天才と凡人の思考の違いというのは伝わってきたけど、どこか別の世界でうごめいている人達の物語だった。
途中から見ても話が進んでいるようで進まないような。
所々笑える部分はあったけど、自分には今回の話はちょっとあわなかった。
赤い色の幕使いが印象的、また手拍子とリズムの取り方は見ていて面白かった。

シンベリン

シンベリン

彩の国さいたま芸術劇場

彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)

2012/04/02 (月) ~ 2012/04/21 (土)公演終了

満足度★★★★

ブリテン王 < イノジェン
シンベリン=メインタイトルの人なのに、他の出演者の存在と行動が盛り沢山だったので、あまり主役って印象はなかった。
演出の根底が海外に向けているのせいか、歌舞伎や狂言等の古典と洋式の仕掛け?手法?が一緒になったような感じに思えた。
ボリュームありそうな話かと思いきや、案外勧善懲悪の話筋だった。
雷鳴の神、ジュピターの登場の仕方はいかにも蜷川さんらしいなーと思った。面白かった。

ネタバレBOX

鳳さんの王妃が似合い過ぎ。勝村さんのお馬鹿王子が懐かしのキャンディキャンディのニールみたいだったw。
良い山賊に囲まれた大竹さんの男装少年の見事さ。かわいい〜。
道化っぽいけど道化ではない大石さんや、色悪ぽい役のハマる窪塚さん、浦井・川口山賊兄弟の高貴なさわやかっぷりとか結構見所あり過ぎて楽しかった。

リーディング公演「耳なし芳一」

リーディング公演「耳なし芳一」

KAAT神奈川芸術劇場

KAAT神奈川芸術劇場・中スタジオ(神奈川県)

2012/04/07 (土) ~ 2012/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

贅沢なリーディングでした
古典作品の「耳なし芳一」に作者の八雲と節子の挿話を盛り込み、日本的な怖さに加え、小泉夫婦の美しくて優しい温もりに触れ、畏怖だけでなく魅せて聞かせた贅沢で素敵な70分でした。
そしてこの作品における木村了さんの和風美青年は貴重な存在。
限られた観客数だったが、50代以上の男女が多かったなー。
やっぱり怖い話には和蠟燭が付き物ですな。
舞台化希望したいが、その時はキャストは変えないでほしい。(あくまで希望)

ネタバレBOX

会場全体暗くさせ、ステージはひな壇仕様。
八の字型に椅子が置かれ、最前列中央にスペースがある。その真後ろにはスクリーン状の白幕、舞台最前列と後方列に和蠟燭が1本設置。
時折入る影絵が綺麗、和蠟燭との陰影に映えて、それにまつわる音響も良いアクセント。
「耳なし芳一」のリーディングに加え、所々に小泉夫妻の会話が挿入される。芳一と怨霊が接する場面では、中央のスペースに芳一とスクリーンに映し出された武士との対面し物語は結末へ。
それに合わせ小泉夫妻のその後も八雲が蝋燭を消し、節子が二人の話と共に舞台の幕を降ろすかのように蝋燭を吹き消し終焉。
暗転した中、客席に訪れた静寂に形容し難い贅沢な余韻を味わいました。

冒頭、演出家の宮本氏が挨拶と解説。
琵琶演奏の平田さんの随所に入る演奏と効果音に緊張したり、気が緩んだり音色のバリエーションが豊か。
木村さんのしっかりと溜めの効いた台詞回しから、大げさだけど狂気の苦悩が良かった。
横田さんの威厳と迫力の伴った武士から佐吉の違いぷりにホレボレ。
春海さんのバランス良いナレーションと和尚さんの痛烈な誤算ぷりの切り替え。佐吉と和尚のやり取りにちょっと吹き出しそうになった。
高畑さんの徳のある幼子の気高さが聞きやすかった。
グレッグさんと大西さんの小泉夫婦、死を受け入れる潔さと覚悟。全てを言い表わさなくても愛情が伝わる言霊が溢れているような厳粛だけど、ほのぼのした関係にも見えた。

八雲の傍にホラ貝あったけど、吹かなかったなw。
テキサス

テキサス

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2012/03/17 (土) ~ 2012/04/08 (日)公演終了

満足度★★★

懐かしい感覚
もともと長塚JESUSとして上演した作品。
現在の長塚さんが書かなさそうな作品で、久しくも懐かしい感覚。面白かった。
帰り、「西部劇じゃなかった‥」と言う声が聞かれたけど、まああのチラシにこのタイトルじゃ勘違いするわなw。

ネタバレBOX

久々に実家に彼女連れて帰ったら、周囲の人間も実の姉も美容整形し美人になっていた。
終盤までの道のりはお馬鹿テイストというか、半ば狂っている。

めちゃくちゃになりそうながらも、終盤の姉と同級生の純愛の恋路の果ての切なさに泣かされそうになる。というか、終始「お馬鹿」代名詞がつきそうな正岡さんが本当に良かった。
吉本さんの女子力が哀しくもおかしかった。
幹事の器

幹事の器

劇団TEAM-ODAC

テアトルBONBON(東京都)

2012/04/05 (木) ~ 2012/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★

細かい所は抜きにして楽しめました。
バイト先の喫茶店を舞台に、中学時代の幹事を任される事になった田部。
総勢21人の個性的なキャストとそれにまつわるエピソードが上手に絡み合い、随所に笑わせ郷愁を思い起こさせるハートウォーミングな舞台。
2時間近くの舞台でちょっと長くも思ったが、面白かった。
暗転時の音楽選曲や挿入の仕方が、テレビのお笑い番組で演出される芝居のような印象がなきにしもあらず。

ネタバレBOX

終始、朴訥なペースで過ごしていたホラー作家、辻林
警官前川とガーリー主婦3人組のうざさ加減
ヤンキーは美人、の定義を崩していない、まどか
過去いじめられっこ、今ひきこもりの金髪小林の同窓生への葛藤と苦闘からの脱出
初恋?の人を応援し続ける水野の一途さ
ある意味、独りよがりになりそうだけど、結局人が好い田場
学校中退しているのに医師専門書を読み勉強し(ここら辺の描写がアバウト過ぎて、もちょっと台詞で突っ込んでも良かったんじゃないかな。あんまり真面目に考えてもダメなのかな)看護学校合格した華ちゃん

役者21人もいるとちょっとした劇団の人数なのに、要所要所で見せ場を作り、また個性の明確な違いを見せ、楽しめた。
ただ、この人数故か、昔に思い描いてた将来から現在の状況を受け入れていく田部の描写が薄く感じられたのは気のせい?
一丁目ぞめき

一丁目ぞめき

THE SHAMPOO HAT

ザ・スズナリ(東京都)

2012/03/21 (水) ~ 2012/03/31 (土)公演終了

満足度★★★★

最終日観劇
癌だった父親が亡くなり、母親は三日三晩何もせず寝込む。
葬儀の為に20年ぶりに実家に戻ってきた長男、葬儀の喪主で通夜の準備でてんてこ舞いの次男、葬儀の為に集まった従兄弟達とその親族。
故人、葬式、昭和の時代から古い商店街にある家庭、等これまで幾つかの赤堀作品に見られた背景だけど、「今」のこの状況の中、だらしなく生きている苛立ややるせなさもあったり、でもそれがちょっとした幸せでもあったりと、日常の「生」の匂いと悲と喜が漂ってくるような舞台。

ネタバレBOX

しょうもない会話のリアリティ感。
「禿とデブでなに言ってんのよ!」までの台詞の流れに爆笑。
父親の死亡原因は実は自殺だった、母親のショック具合。
やる事なす事振り回され状態の弟がまたどこにでも居そうな小市民で。
葬儀屋の何気ない一言から父親の死の真相を知る事になった、兄や従兄弟、幼なじみ。言い方悪いけど、立派な馬鹿の取る態度に、彼らの優しさが垣間見えた瞬間だった。

松田聖子の「白いパラソル」が流行していた時期の父親の地元への貢献が子供心に誇らしく、当人も酔う度自慢していた。その状況を何気に話す態度が、彼の父親への弔いの言葉と思う。また、その場にいた弟、従兄弟。幼なじみ達が一斉に歌い出す場面では何気ない一体感があって、知らず知らずに故縁の良さを彷彿させたりして。
その当時の幸福感から成人して思い描いていた今とは現状が全く違い、閉塞感もありつつ(みんなそうだろうけど)生きている。兄が弟にバスの運転手に転職する事を告げた後から、母親は部屋の奥から出るキッカケにもなり、少し暖かな余韻が見られた終わりにこの一家の日常が再び動き出すんだろうな、と期待したりして。
ウェルカム・ニッポン

ウェルカム・ニッポン

大人計画

本多劇場(東京都)

2012/03/16 (金) ~ 2012/04/15 (日)公演終了

満足度★★★★

毒あり、卑猥あり、常識に揺さぶりあり
9.11から毎日が世紀末ぽい暮らしの中で生きているような錯覚を感じた。舞台全般のダークサイドな人間関係から、放り出し感、下らなさと猥雑さの天秤の均等ぶりに至るまで、久々に松尾さんの常識からガス放出したかのような作品を堪能。大きい声で絶賛はしないけど、今回も毛色の違った面白さを味わう。
技巧ある劇団員が揃って歌い上げる場面は壮観でもあった。

ネタバレBOX

先の分らない結末は現状の不安定感と一致している。
今作で特異なキャラはバルさん、この世界に巻き込まれるうっかりさんはエイドリアン。正しい人はそうそう居ない、というか出て来ない。
女子高生の打算された生き方と義母への切れっぷり。
自販機に群がる人の解説、場末のスナックのモノマネ(特に某国女子アナ!)、シャンパンコール、松尾さんの歌謡曲披露等に笑った。
五頭の出し方には納得。ビンチャックとエイドリアンの字幕が会話に追いついてなかったけど(機械トラブル?)それほど困らなかった。
各自、ビンタの勢いがこれまたキマってます。

演劇部の稽古でインテリ風の舞台稽古は、なんとなーくあそこ?と脳裏によぎったけど、決して批判的には見えなかった。むしろ、それを見て分ったように評価している人や観客=自分自身の事を指摘されているようで笑いながらも一瞬素になってしまった。
新人公演も楽しみ。
幻蝶

幻蝶

東宝

シアタークリエ(東京都)

2012/03/12 (月) ~ 2012/04/04 (水)公演終了

満足度★★★

映像作品ぽい
説明文の通りの展開ですが、登場人物全員が何かを信じる事の大切さ、希望を共有する変化の見せ方が良かった。
洒落た感じで良い話なんだけど、あっさり見終わった感もあり、物足りなさも残った。
山中の廃屋を根城にほぼ出ずっぱりの2人、前半で見せるコミカルさ含めた陽の部分から終盤の陰の部分の対比など、役者の演技力で魅せたあっという間の約2時間20分。

ネタバレBOX

ある意味、現実逃避してる感のある2人。
2人に関わる事により心が開かれ、踊り子の素直な感情や、戸塚に惹かれていくOL、徹底した悪いヤツになりきれないチンピラ。物事の酸いも甘いも噛み締めている吉永。
話が進むに連れ、疑似親子みたいな関係になってる2人。
蝶に魅せられ、狂おしくも哀しい結末から、いろんな人の意志を継いで次の一歩を歩み出していく真一の成長ぷりに、希望の灯が見えるような救われる幕切れだった。
戸塚のフランス語台詞の流暢且つ声域の見事な事。
真一の吉永への怒り方やユカに対しての気迫に満ちた変化。
吉永の本音と建前の表し方の見事さ。大谷さんの身体を張った登場シーンも良かったw。
安藤はもう少し繊細感があっても良かったのではないかな、終盤知的さの抜けたおばちゃんと化したように老けて見えた。戸塚と真一メインだから、そこまで気にしなくていいのかな?
天気悪くても傘やレインブーツとか小道具使ってなかったけど、パンプス?ヒールのある靴?車で山中まで行ったって事で良いのかな。

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