PLAY PARK2012 公演情報 PLAY PARK 事務局「PLAY PARK2012 」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    6日め 昼の部 観劇
    当日登場順
    裏ワザ「漏れて100年」
    吟舞道至心流『「祝賀の詞」「まつり」「風雲坂本竜馬」』
    罪と罰「罪と罰のフォーク的こころ」
    —————休憩—————
    劇団鹿殺し「暴れん坊銀河鉄道の夜〜前張り2012〜」
    入江雅人『「曲とかかわる」「メカカ」「予告編」』

    タイプの違いを如実に体験出来た公演を観たという感じ。日本の芸事ってホント幅広いわ。初見の裏ワザと吟舞道の独特の詠む、見せる、徹底した芸の表現法は迫力があった。が、幅広過ぎて見るエンジンをかけるのに時間かかりましたw。
    罪と罰、鹿殺し、入江さんメインで見てました。

    ネタバレBOX

    ・裏ワザ「漏れて100年」
    男性4名のパフォーマンス芝居、山の手事情社ぽい?と思っていたけど、やっぱり違う。
    狂言ぽい現代口語の台詞回しが聞いててクセになりそうだった。
    主人公となる「さち」を軸に、生生流転の百余年に渡る一瞬の出来事を「仙人」「ゆめ」「無限」「うた」という人物と関わり、最後は鬼がやってきて‥悲惨ではないけど壮大で孤独な話だった。
    だれか解説して下さいw。

    ・吟舞道至心流『「祝賀の詞」「まつり」「風雲坂本竜馬」』
    詩吟といったら天津木村と、漢詩に節を付けて詠むから詩吟という事しか思い浮かばないんですが‥それに舞いをつけた演目。生声で聞かせ朗々と歌うのかと思っていたら、結構きらびやかで激しい踊り方でたまげました。ウチの親はあそこまで動けんなぁ、と妙な所で感心。
    演目の中ではある意味独特のチョイスだけど、これも立派な舞台芸術の一種だと思う。
    祝賀の詞/歌詞の内容通り、白波や松、鶴といった振りを交えての演舞。
    まつり/北島三郎のあの歌です、途中アレンジしてたけど。演舞の方も多少サブちゃんに似ていたような‥(笑)
    坂本竜馬/謡曲にのせて、かの偉人の決意表明を演舞した模様。この方が一番の若手ぽかった。
    吟じている、というか、詠っている時、シブゲキ規模の広さならマイクなくても後ろまで届きそうな声量があったように思うが、やっぱ使った方が聞こえ方が違うのかな。

    ・罪と罰「罪と罰のフォーク的こころ」
    罪(しんぺーさん)と罰(まことさん)のフォークデュオが歌う全曲下ネタ入りのステージと、スナックのママさん(千葉さん)によるツッコミコントネタ。
    歌:マジカルバナナ、恋のスタジアム2012、ほか2曲
    暗転の中、まわり見えなくて出だしからガタガタと物音をさせてる罰さん。灯りついて一曲歌うが、その傍らで苦い顔して見ているママ。そんな歌ウチじゃ歌わせない!別の歌にして!灯りだって変わるのよ!とリクエストするがサウンドは爽やかでも内容は終始一貫下ネタ。
    罪さん:待ってる間YouTube見てたんで、ママが詩吟歌ってたらどうしようかと/ママの洋服の絵柄(おへそ部分にバラとチューリップがあしらったデザイン)について、長いと股間にあたるね!/ステージ後方全く使用する事ないので、後ろもったいないね!わーいと駆け回りそうになり、ママと追っかけっこしそうになるも踏んだらダメと言われるコードの存在を見つけ、すぐに止める。/
    主に罪さんとママが会話しているんだけどおずおずと喋る罰さん:キ○マサ○エさんをキムラハルコさんと言い間違えるがあまり気にしてない。憎たらしいと思ってるんでしょ?ママは心が東電OLだから。→渋谷の真ん中でそんな事言っちゃダメ!/冒頭にギターガタガタさせたけど、以前も暗転中サングラスかけてガタガタさせたらしい、伊藤つかさみたいでしょ?→ここの(客席)目の前は壁なの、微妙に分り辛いネタを話すな!/途中椅子に座って2人のやり取り眺めてたら、いきなりギターのストラップが外れギターが落っこちるハプニングがあるも大したチューニングせず、その後そのまま演奏する/
    ママ:餃子一人前24個!/小道具のマグカップ100均で購入、スケルトンで外側が水張ってんの、で中はそれよりも多く入れてマジック?(誤差)を楽しめるでしょ。〜ちょっと違うんじゃね?で初めて用途を理解→カップ凍らせて冷えを持続させるやつなんだけど、まじでそういうカップだと思っていた模様。/ちょっとそこのチェッカーズ!(二人の衣装が奇しくもチェック柄だった)→気が合うんだよね〜僕たち、で、益々苛つくママ/今何時よ!明るいうちからそんな歌歌っちゃダメ!夜にやって!伊勢正三とイルカのなごり雪みたいなやつ歌って!さだまさしみたいなやつ!/じゃ新曲をといいつつ、元歌が「恋のスタジアム‘95」を出てくる人名変えて「2012」にバージョンアップしフルコーラス歌いきる。「やっぱ下ネタじゃない!」で〆。
    歌詞の内容に興味がある人はCD聞いて下さいw
    千葉さんの突っ込みぷりが清々しかったw

    ・劇団鹿殺し「暴れん坊銀河鉄道の夜〜前張り2012〜」
    肩パット2枚併せて前張りにし、最後までその衣装で踊り演じきった男6人衆。内容は銀河鉄道の夜だけど、鹿殺し流にアレンジされた30分のほぼオリジナル舞台だった。最初に触れる「銀河鉄道の夜」がこんなんだったら小難しいと思わず、結構すんなりと頭に入る人も居るんではないかなw
    チョビさんのジョバンニ、丸一郎のカンパネルラ、他、
    電飾を身体に巻き付けて天の川の仕組みを教える先生、全員がマーシー、ガガ風ダンス、血まみれ兄妹、サトラレ車掌、K-POPグループ、東北新幹線と東海道新幹線をモチーフした銀河鉄道から見える景色、そして別れ。
    最後は総勢11人で「Power to the 前張り」のパフォーマンスで〆。
    エロとPOPでインパクトはあるけど、なぜか終わりはホロリときそうになるのは今回も健在でした。完全verあったら見たい!
    本公演作に劣らず面白かった。

    ・入江雅人『「曲とかかわる」「メカカ」「予告編」』
    過去のベスト作品2本と次回作の一部を加えた、セットなし、衣装なし、映像なしのアコースティックver。
    曲とかかわる/浅井健一の「宇宙の果て」の曲と対話するネタ。
    メカカ/ヤブ蚊に刺されて退治するまでを壮大な過程で描いた大作w。
    予告編/SF超大作「世界征服への道」Coming soon!、時の6本指(サスペンス?)
    予告編の時、話の歩調と音が上手く合わず、プレリハ状態に。それが演出だったのか、ホントにかみ合ってなかったのか、やり取りが自然過ぎてやや混乱、それも面白かったので良しとする。

    鹿殺しの時、マイクトラブルあったのが残念。それ以外は今回も楽しめました。

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    2012/04/26 03:25

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