あさの観てきた!クチコミ一覧

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朝日一家の挑戦状

朝日一家の挑戦状

はらぺこペンギン!

吉祥寺シアター(東京都)

2013/01/31 (木) ~ 2013/02/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

泣き笑い
笑った直後に泣いてしまう。涙もかわかぬ内に笑ってしまう。
それができてしまう脚本・演出・演技。全部良かったです。
ともすれば悲観的になりそうな状況なのに、全く不幸を感じさせない朝日一家に拍手喝采。

ウェルカム・ホーム

ウェルカム・ホーム

天才劇団バカバッカ

テアトルBONBON(東京都)

2013/04/18 (木) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

正統派
正直劇団名で敬遠していましたが、評判につられて観劇してみたら自分がバカだったーというくらい正統派でした。
きちんと起承転結で進む中に、笑いと涙、芝居とダンス、歌と長台詞、表と裏など様々な要素がぶつかりあわず混在していました。
俗物的なものの中に社会派のメッセージも込められていて。
面白かったです!

ちなみにアフタートークで自分が兄弟のどの位置にいるかで、どの人に共感できるか違ってくるという話がありましたが、自分の場合は充でした。

THE BEE Japanese Version

THE BEE Japanese Version

NODA・MAP

水天宮ピット・大スタジオ(東京都)

2012/04/25 (水) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

醍醐味
舞台における醍醐味として見立てがある。

見立てがふんだんに使われていて、またその見立てにより醸し出される恐怖に否応なしに引きずり込まれていきました。
視覚から受ける情報を脳で変換し、感情を掻き立てる。
舞台観劇がなぜ楽しいのか。
いくつもある答えの内の一つを観ることができて嬉しかったです。

虚言の城の王子

虚言の城の王子

空想組曲

吉祥寺シアター(東京都)

2013/03/03 (日) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

心にしみわたる
いい意味で裏切られました。
暗く歪んでるのかと思いきや、真っ正面で向き合う舞台でした。

上演中は決して静かなわけではないのに、見終わった後は穏やかに心地良くなれる不思議さはまさしくファンタジーなのかも。
登場人物の真摯な姿に胸を打たれ、帰り道も油断すると涙がこぼれてくる始末。

とても良い舞台を見れて本当に良かったです。

ストレンジャー彼女

ストレンジャー彼女

tsumazuki no ishi

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2012/03/28 (水) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

ディスカッション
実在した殺人事件の被害者・加害者による「殺人」についてのディスカッションを、芝居を見るというより一緒に聞いて考える感じでした。
劇場の空間を最大限に有効活用した演出効果が大きく作用していたと思います。

個人的に概要ですら読むのに恐怖を感じる、北九州の被害者が出てきた時には思わず目を背けてしまい、舞台後も心の中に大きく残りました。
衝動的・無差別・社会への恨みといった表にでるものとは一線を画している殺人を知ると、人を殺したいと思う気持ちが根底にあるのを感じ、またこういった気持ちはなくならないのかもしれないとも。

人を愛するということを考えるのと同じ位、人を殺すということについても考えなければならないのかなと思いました。

近未来パーク

近未来パーク

とくお組

吉祥寺シアター(東京都)

2013/04/17 (水) ~ 2013/04/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

近未来
思えば20年前には携帯電話も持ってなかった。
20年前にとって今は近未来だけど、人間として進化したかと言うとそうでもなく、最近の口癖は何にも変わってないだったりします。
もう20年経ったら世間はどうなっているのか予想はつきませんが、
やはり人間としては変わらないと思います。

他の方も言ってますが、とくお組は変わらないところが安定感に繋がり、安心して面白いという期待を持てます。
10周年おめでとうございます!
今回+次回公演観劇で貰えるDVDがほしいので、次回公演も見に行きます!

ネタバレBOX

ハート、ダイヤ、スペード、クラブ、ジョーカーといる中でジョーカーがまさしくジョーカーでした。
真実を熱心に話せば話すほど嘘くさくなるなら、嘘をさり気なく何事もないように話せば本当っぽく聞こえるものだと思いました。
否定されたくてする質問

否定されたくてする質問

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2012/11/01 (木) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白かったです
面白いってどういうことなのか。
具体的にこれと言えるものもないし、物によっては面白いともそうじゃないとも言えないものもあるし、はっきりとした答えなんて自分の中には見つからなかった。

けれど見終わった後に思ったことは「面白かった!」です。

思うこと、考えてること、悩むこと。
それぞれ違うと思うけど、それを言葉にしてコミュニケーションをとれば、嫌なことも含めて面白いことになるのかなと思いました。

チラシや説明文から受け取る印象と違い、くすっとしたものから声を出すものまで楽しく笑ってきました。
面白かったです!

ブルーアップル【終演しました!】

ブルーアップル【終演しました!】

X-QUEST

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2013/02/27 (水) ~ 2013/03/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

盛り沢山
エクスクエストならではの殺陣とダンスはもちろん、今回はミュージカル調もあってちょっと驚きました。

コメディ、パロディ、シリアス、ファンタジー、SFなどなど、色んな要素を含んでいる上で社会派としてメッセージも織り込まれていて、エンタメ!って感じで楽しかったです!

台詞まわしや声量など気になるところもあったのですが、これからに期待で☆5つです。

泥沼ちゃん

泥沼ちゃん

散歩道楽

OFF OFFシアター(東京都)

2013/05/23 (木) ~ 2013/05/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

二律背反
友達によって泥沼に引きづりこまれ、
友達がいたから泥沼から救われた。

演出次第では緊迫感溢れる展開がいくつもあるのに、軽くコメディタッチで進むので気軽に見てたら、話が進むにつれ救い様のなさが浮き彫りになり、どうしてこうなってしまったんだろうと考えずにはいられない所に脚本・演出の妙があると思いました。

ネタバレBOX

オズの魔法使いが大好きな母親が、反対を押し切り娘にドロシーと名付けたことが始まりなのか。

小学生時代、名前のせいで苛められてたドロちゃんに唯一手を差し伸べた稲庭さん。
それから紆余曲折あり20数年。
稲庭さんの境遇を知り、助け舟を出してしまったドロちゃん。

引きとめなければ良かったと後悔するドロちゃんの独白が、観劇後に思い返してみると観劇中に思ったこととは正反対で、どちらが2人にとって良かったのかと思わずにはいられませんでした。

ドロちゃんが助けなかったら、稲庭さんは人に刃を向けることはなかったのかもしれない。
けれど、ドロちゃんが助けてくれたから、稲庭さんは救われたのかもしれない。

ドロシーについて行った案山子、ブリキ、ライオンが欲しいものを手に入れることができたように、友達が欲しかった人達はそれこそ生涯の友と呼べる人を得ることができたのではないかと思います。

「離れていても友達だよ」の台詞に胸を衝かれました。
サイレント・フェスタ

サイレント・フェスタ

東京ハートブレイカーズ

吉祥寺スターパインズカフェ(東京都)

2013/04/25 (木) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

共鳴
ライブハウスという場所で、バンドものというストプレ。
言うまでもないという感じではありますが、脚本・演出・役者の三拍子が揃いすぎるほど揃ってたので、安心感の元、存分に共鳴してきました。

ライブハウスで感じる振動はやはりいいです。

『熱狂』『あの記憶の記録』ご来場ありがとうございました!次回は9月!

『熱狂』『あの記憶の記録』ご来場ありがとうございました!次回は9月!

劇団チョコレートケーキ

サンモールスタジオ(東京都)

2013/03/23 (土) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

両作品
「熱狂」初日のアフタートークで「熱狂であげてあの記憶の記録で落としている」という脚本の古川さんの言葉を聞いて、これは記憶も見なければ、と両方観劇してきました。

狂信的なものに対し予防線を張ってしまう癖があるので、熱狂はどこか冷めた感じで観劇したことも加わり消化不良もあったのですが、記憶で見事に解消されました。
この舞台は2作品で完成されるのだなとも思いました。
どちらも中心にある考え方やマイノリティからマジョリティになる過程だとしても、答えは正反対。

とても見応えがあり、両作品見れて良かったでした。

『メリーなヤロー2012](ご来場誠にありがとうございました!)

『メリーなヤロー2012](ご来場誠にありがとうございました!)

円盤ライダー

FJ's(エフジェイズ)(東京都)

2012/12/10 (月) ~ 2012/12/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

メリクリ
ショットバーのお店自体が舞台なので、観客というより傍観者になって、お店に集まる5人の記憶を垣間見せて貰った気がしました。

おバカなハイテンションからシリアスまで状況によって様々でしたが、奥底にあるものにホッとさせられて、クリスマスらしくて楽しかったです!

クリスマスは何も恋人と過ごす日ではないけど、やっぱり恋人と過ごしたい日でもあるのだなと思いました。

貧乏が顔に出る。

貧乏が顔に出る。

MCR

サンモールスタジオ(東京都)

2012/09/20 (木) ~ 2012/09/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

MCR
面白かったです!
この面白さをどう表現したらいいのか、と考えてもうまく言い表すことができなさそうなので、ただただ面白かった。

見れて良かったです!!
12月の次回公演も見に行きます!

Call me Call you

Call me Call you

劇団6番シード

吉祥寺シアター(東京都)

2013/06/27 (木) ~ 2013/07/04 (木)公演終了

満足度★★★★★

自己
自己主張が強すぎてどんどん状況が変わって二転三転していくストーリーが、世相や人生と重なる中、交渉人の「ちょっと待ってちょうだい」の台詞が何度も見直すきっかけになってくれました。

顕示欲、保身、自己中、名声、自己愛、権力欲、自己満足などなど、自分の事しか考えれない人達の中心に、交渉人のあくまでも人を思い遣る姿勢があり、笑って涙してきました。

見終わった後は清々しさが残り、良い舞台を見れて良かったという気持ちでいっぱいです。
20周年おめでとうございます。

ドリルチョコレート「真ドリル」

ドリルチョコレート「真ドリル」

MCR

駅前劇場(東京都)

2013/03/18 (月) ~ 2013/03/19 (火)公演終了

満足度★★★★★

いなされ具合
体調が悪く夕方まで真剣に行くかどうか悩んでましたが、行って良かったでした。
ともすれば一気にシリアス、感動にいきそうなのを、軽くなんでもない事のように(そうではないのかもしれないけど)コメディにもっていくのが楽しかったです。
60分がっつり二人芝居。面白かったです!

雲をつかむような冒険【当日券あり】

雲をつかむような冒険【当日券あり】

とくお組

駅前劇場(東京都)

2011/04/20 (水) ~ 2011/05/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

会話
とくお組初見。
会話と間が面白かったです。だらだらしたくだらなさもパロも好き。
冒頭の料理シーンでいい匂いがして、お腹すいてたらやばかったです。
セット、小物が凝ってて見せ方がうまいと思いました。
観れて良かったです。

ライト家族

ライト家族

劇団ガバメンツ

APOCシアター(東京都)

2013/06/21 (金) ~ 2013/06/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

皮肉にも
兄と弟の関係性を軸に、2人に関わる家族や友人の話を現在と過去、記憶と現実、役とガヤなど色々対比されているのが面白かったです。

ブラックな性質をコメディや家族愛でくるんで、笑わせて貰ったりしみじみさせて貰ったり、飽きのこない1時間50分でした。

冒頭の証言が全てでもあるようで、皮肉にもと言える兄の行動が可笑しくもあり哀しくもありました。

個人的に関西の劇団が好き(間とテンポと音楽の使い方が特に)というのもあり、生ギターの演出もやはり好きでした。

獣のための倫理学

獣のための倫理学

十七戦地

LIFT(東京都)

2013/02/19 (火) ~ 2013/03/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

ワークショップ
こりっちの評判が気になり観劇しようと思い立ちました。

津山三十人と12人の怒れる男が観劇中に浮かんできましたが、かと言ってどちらに属しているということもなく、とても見応えがありました。

舞台というよりは本当にワークショップを見ているようでしたが、それが却って変化していく様子をすんなり受け入れられたように思います。

次回公演も見てみたい劇団さんが一つ増えました。

猪突タッチアップ≪ご来場ありがとうございました!≫

猪突タッチアップ≪ご来場ありがとうございました!≫

劇団ズッキュン娘

北池袋 新生館シアター(東京都)

2013/04/25 (木) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

直球
女性8人で駆け抜ける清々しい青春の1時間15分でした。
女子高生の恋・勉強・家庭の事情に部活+先生の現実。
女の子のキャラクターが全員嫌味なく可愛かったです!

月の岬

月の岬

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2013/05/29 (水) ~ 2013/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

匂い
実際に漂ってくるお香や煙草はもちろん、潮だけでなく“女”の匂いがしてくるような密度の濃い舞台でした。

女の嫌な所、ズルい所、醜い所を目線、声のトーン、距離で見事に演じられてた秋葉舞滝子さんに釘付けでした。

謎か謎のままで終わり、自分で解釈つけるしかないので、自分なりの解釈は公演終了後に書き足したいと思います。

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