あさの観てきた!クチコミ一覧

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トロンプルイユ

トロンプルイユ

ジーモ・コーヨ!

シアター711(東京都)

2012/11/21 (水) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★

騙されました
ストーリーの中にすぐ見抜けるものからそこまで考えなかったというものまでといった騙しが幾重にもあり、騙されてきました。
タイトル通り騙し絵のようでした。

悪意や自分本位のある騙し方には憤りを感じますが、笑ってすませられるものは笑ってすますのがいいです。
楽しかったです!

focus#3 円

focus#3 円

箱庭円舞曲

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/02/28 (木) ~ 2013/03/11 (月)公演終了

満足度★★★★

円の形
うねりまくっていびつだけど、ちゃんと繋がっている。
そういう形が観終わった後に浮かんできました。

過去公演のスピンオフという事でしたが、1作品しか見たことがなくても充分楽しかったです。

ネタバレBOX

Track10「○○○」の看護婦さんが亡骸になる演出にはおぉ!こういうの好き、と思ってたら気持ちの切り替えに失敗しました。
その後にある通夜の厳かな雰囲気に入っていけず、自分でももったいないことをしたなと思います。
少年王マヨワ

少年王マヨワ

ニットキャップシアター

座・高円寺1(東京都)

2013/06/28 (金) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

演劇的
とても演劇的らしい舞台なのかなと思いました。

自分の解釈と折り込みの説明が違っていたので、解釈としては間違ったかもしれませんが、表現がとても面白かったです。

古事記を再度読み直してみたいと思います。

ロマンサー-夜明峠編-

ロマンサー-夜明峠編-

モダンスイマーズ

シアタートラム(東京都)

2012/02/23 (木) ~ 2012/03/04 (日)公演終了

満足度★★★★

ヒグマ
実際にあった三毛別羆事件の概要が観劇中もずっと頭から離れませんでした。

熊をめぐり対立する山と里の人間。
熊を殺そうとするものと熊と共にあろうとするもの。

交錯しながら進んでいく物語の結末と、劇中にあった台詞に相容れないものを感じてしまったのも確かです。

三部作ということなので、どのような答えを出すのか最後まで見てみたいと思いました。

ジレンマジレンマ

ジレンマジレンマ

ワンツーワークス

ザ・ポケット(東京都)

2012/03/03 (土) ~ 2012/03/11 (日)公演終了

満足度★★★★

覚悟
3・11で起きた3つの事件が、それぞれ取調べ・調査という形で進んでいき浮き彫りになっていく様子にどんどん引き込まれていきました。

登場人物の誰もがかかえるジレンマと、その根底にある自身の正義。
正義があるから覚悟もできる。
覚悟がどういった結末を迎えてしまうのか、という怖さは感じました。

自分にとっての正義は相手にとっての不義になるかもしれないけれど、劇中(多分)一度だけ使われる言葉が、ジレンマを生み出し、またその言葉が言えないから対立するのかもしれないと思いました。

何気なくならこんなに簡単に言えるのに、物事が大きくなっていけばいくほど正当化しようとしてこんな簡単な言葉も言えなくなってしまう。
そして、大事になってしまえば言葉だけでは済まされない。

それは劇中にある3つの事件だけでなく、物事全般に対して言えることでもあり、自分自身に問いかけるものでもありました。

アフタートークも聞いてきたのですが、出演者の方がセットがヒエラルキーになっているのが面白いと言われてて、そこで初めて気づきました。
効果音について役者さん自身の解釈も聞けて面白かったです。

社会派の内容をきっちり伝えられるのは役者さんの力量がしっかりしているからだと思いました。

七人の白雪姫~同時上演 七人の桃太郎~【満員御礼の中、無事終演致しました!】

七人の白雪姫~同時上演 七人の桃太郎~【満員御礼の中、無事終演致しました!】

X-QUEST

吉祥寺シアター(東京都)

2012/03/23 (金) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★

意外性
前回のムサ×コジが初見で、殺陣を見るのが好きな身としては殺陣がとにかく楽しく今回もそれを期待してました。

第一部は散漫で、この舞台はどこに向かっているのだろうかと思って観てましたが、第二部で意外と言っては失礼かもしれませんが、思いもよらず社会派の内容になっていて、正直してやられた!と思いました。

大きな喪失があった後、日々過ぎていく中で変わらない気持ち、変わっていかなければならない状況。
相反するものを融合して、飲み込んで、自ら変えていく力にして。
まだ2回目しか観劇してませんが、この劇団らしい答えを見れたと思います。

期待してた殺陣は、やっぱり見てて楽しかったです。
次回はムサ×コジのハイパーバージョンとのことで、今から楽しみです。

We Love兄さん!!~ボクらの兄さん、イケてなくなくない?~

We Love兄さん!!~ボクらの兄さん、イケてなくなくない?~

る・ひまわり

ラフォーレミュージアム 原宿(東京都)

2012/04/03 (火) ~ 2012/04/10 (火)公演終了

満足度★★★★

笑いました
佐藤さん、コバケンさん、加藤さんといった小劇場には馴染みの方々のアドリブと立ち回りに加え、若手俳優のイケメンに気持ちが緩むと同時に口元も緩みっぱなしで笑ってきました。

力を抜いて何も考えずに見れる舞台も好きです!

ヒューマンエラー(再演)

ヒューマンエラー(再演)

643ノゲッツー

OFF OFFシアター(東京都)

2012/03/27 (火) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★

真実
真実は人の数だけあるのだとしたら、その人にとっての真実は、他の人には間違いになるのだろうか。

人は間違うし、正しい人はいないと思います。
だけど、他人の間違いを許せない人、自分が正しいと思う人は沢山いて。
どうやって自分の中の矛盾と折り合いをつけていけばいいのかと、考えさせられました。

仮チラシに「照明を一切使用しません」とあったのが気になったのですが、納得した上に、これ以上ないというくらい巧い演出効果。
音楽もとても効果的に使われていて良かったです。

主宰者さんのコメントにあるように、本当に小劇場でしか味わえない小劇場ならではの作品でした。

淋しいマグネット

淋しいマグネット

ワタナベエンターテインメント

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2012/04/08 (日) ~ 2012/04/28 (土)公演終了

満足度★★★★


片田舎で育った4人の少年達へ向ける最後の餞が、観劇後の後味をよくしてくれました。

閉じた世界で過ごしていた9歳。
今いる世界を壊したがっていた19歳。
各々の世界で生きていくしかないと知った29歳。

好きな人や愛する人と一緒にいることができないといった、後ろを向きながらも前へ進んでいかなければならない人達への餞を自分も受け取りました。

負傷者16人 -SIXTEEN WOUNDED-

負傷者16人 -SIXTEEN WOUNDED-

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2012/04/23 (月) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★

それぞれの答え
評判で気になり観劇してきました。
パレスチナ問題を詳しく知らないで観劇しましたが、焦点となる部分は劇中でわかりやすく説明されていて、関係性や問題となる重さが充分伝わってきました。
人としての幸せを望む時、人種や生い立ち、周りの環境がそれを阻む場合、どう答えを出すのか。
劇中で出された答えは悲しいものでしたが、それ以外にどうすれば良かったのかというものを自分では見つけられませんでした。
重く辛い結末に、舞台ではあるけど現実でもあるのだと考えさせられました。

ハムレットォ!!

ハムレットォ!!

少年社中

あうるすぽっと(東京都)

2012/05/25 (金) ~ 2012/05/31 (木)公演終了

満足度★★★★

共感できるハムレット
今まで見たハムレットを覆すかのような、面白くて楽しいハムレットでした。
旅役者側のオリジナルストーリーを、シェイクスピアのハムレットにうまく絡ませて、最後まで飽きさせずにもっていく力はさすがだと思いました。

人情味溢れててその気持ち分かるわーとなるハムレットを見たのは初めてです。
エンタメ要素たっぷりで楽しかったです!

Knight of the Peach

Knight of the Peach

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2012/12/05 (水) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★

正邪
両方みてみたいと思いました。
今回は邪道ver.のみの観劇だったので正道が見れなくて残念です。

鬼側の信念というのか、悪に徹するというか、限りなく悪というのを期待していたので物足りない気持ちはありましたが、飽きがこなくて面白かったです。

フレネミーがころんだ

フレネミーがころんだ

熱帯

駅前劇場(東京都)

2013/02/07 (木) ~ 2013/02/12 (火)公演終了

満足度★★★★

1時間20分
上演時間が短くあっさりしてましたが、もうひとひねりあっても良かったかなと思いました。
こういう人いるいるという人達のテンポの良い会話と、エネミー役の人の表情が楽しかったです。
ブラックコメディを期待してましたがシチュエーションコメディで、でも好きです。

ネタバレBOX

フレネミーという造語に興味を持ったので、身近な友達がエネミーに見える話を期待してたのですが、フレンドはフレンド、エネミーはエネミーのままだったのが物足りなかったです。

オーナーの彼女がもっとエネミーになっても良かったし、vs朝霧さんの構造で泥沼化したのも見たかったです。
ホーム カミング

ホーム カミング

瀬戸のかぜ

荻窪小劇場(東京都)

2013/07/13 (土) ~ 2013/07/15 (月)公演終了

満足度★★★★

涼風
奇想天外なストーリーや斬新な演出方法といった目新しさではなく、じっくり丁寧に作り上げていくスタイルに好感が持てました。

14番目の月

14番目の月

junkiesista×junkiebros.

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2013/01/30 (水) ~ 2013/02/03 (日)公演終了

満足度★★★★

ビューティフルとは
冒頭の女子は綺麗でなければ、の一辺倒な台詞の応酬に期待値が一気に減ってしまいましたが、それが功を奏したのか、最後まで気軽に楽しむことができました。
イケメンに囲まれ、誰だって綺麗になれると言われ続ければその気になって頑張ってしまうかも!

ネタバレBOX

過去に綺麗になる事に対してトラウマを作った人に、復讐のため綺麗になるというのはありきたりですが、少女マンガのお約束ですし楽しかったです。
ただ、一ヶ月後に飛んでいきなり綺麗になっていたり、どれだけブスを演じていてもブスじゃない人がヒロインでは説得力はないような。
せめて綺麗になっていく過程をもう少し細かくしてほしかったです。

周りにスペシャリストが揃っていようと、自分の心がけが一番大事というのは一理あると思います。
反対に心がけ次第ならファッションや美容に拘るものでもない、とも思いました。
暗室の窃視者

暗室の窃視者

オフィス再生

APOCシアター(東京都)

2013/05/09 (木) ~ 2013/05/12 (日)公演終了

満足度★★★★

光と闇
言葉にも光と闇はあると思うと同時に、通貨にも性にも薬にも記憶にも両方の性質を持つものはあるなと思いました。

プレトークのおかげで、早いうちからストーリーを追うことより概念としての話だと見ることができたので大分助かりました。

ネタバレBOX

言葉というものを題材にしてるのなら、もう少し言葉を文章を吟味してほしかったかもです。

名前・笑顔・一人称etcとありましたが、根っこが同じなのかなと思ったので、言葉自体の繰り返しも含めて冗長さを感じてしまいました。

セットの鉄パイプが最後淡く光って、言葉が降りそそいでいるようでした。
その中にある自分の一つだけの言葉は何なんだろう?と思いましたが、答えは結局出てきませんでした。
シュナイダー

シュナイダー

青年団若手自主企画 マキタ企画

アトリエ春風舎(東京都)

2013/05/15 (水) ~ 2013/05/19 (日)公演終了

満足度★★★★

謝罪
すみません。ごめんなさい。申し訳ありません。悪かったです。
劇中で幾度となく使われる言葉でしたが、言葉では収まりきれない感情がそれぞれあって、その行き先がとても見応えありました。

最後20分位のために、台詞が全部用意されていた感は否めないのですが、その20分が強烈で、フライヤーから受ける印象のまま狂気を感じました。

被害者が望む償いの一つの形なのかもしれませんが、司法とは何かを考えてしまいます。

ぬけ男、恥さらし

ぬけ男、恥さらし

MCR

駅前劇場(東京都)

2013/05/15 (水) ~ 2013/05/19 (日)公演終了

満足度★★★★

通奏低音
ずっと心地よく流れてて最後に花ひらく様に気持ちが暖かくなりました。
どうしようもない気持ちも、悩むことも、迷うことも、何もかも(と言ってしまったら大げさですが)肯定する姿勢が好きです。

チェンジ・ザ・ワールド

チェンジ・ザ・ワールド

マグズサムズ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2013/05/23 (木) ~ 2013/05/27 (月)公演終了

満足度★★★★

普遍的
自分が変われば世界が変わる。
普遍性を持ったテーマを、バンドものという普遍的な題材で、ハイスピードなドタバタコメディで面白おかしく進んでいく様子が楽しかったです!

特にDJ ADとシャークの親父ギャグがツボでした。

ハッピークイーンとイバラの姫

ハッピークイーンとイバラの姫

カラスカ

要町アトリエ第七秘密基地(東京都)

2013/05/10 (金) ~ 2013/05/26 (日)公演終了

満足度★★★★

チーム霞
どんどんシリアスになっていくのかと思ったら、正反対のコメディ路線へ。
変態の2文字が出てからがとても楽しかったです!
探偵の高山鈴鹿のキャラクターが凄く好きです。

ただ、この回だけなのか台詞嚙みがちょっと多かった上に、音響と照明のミスもあったので、次回に期待を込めての☆-1です。

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