旅がはてしない 公演情報 旅がはてしない」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.2
1-20件 / 26件中
  • 満足度★★

    初演大好きだったから期待してた。
    初演のほうが500倍おもろかったちゅうねん、コノヤロー!!!
    増やしたとこ、全部要らんねん。

  • 満足度★★

    5月のプレ公演の方が良かったかな?
    5月にわざわざ一夜限りのプレ公演を行い、それを経ての
    今回の本公演。

    で結論からいうと
    5月のプレ公演の方が良かったかな?

    今回の公演でも、話の核の「ミネストローネ」などの不思議要素は結局よく分からず。
    要所要所に笑いどころもあって、それほど飽きないが、
    やっぱり、よく分からない話を2時間半(休憩なし)はつらい!

    プレ公演の方が粗い部分もあったが、分からないなりに短くまとまっていて良かった。
    配役もプレの方がしっくりきてたような。

    でも、やっぱり乱舞(ダンス)の部分は圧倒的にかっこいい!

  • 満足度★★★

    管弦楽編曲版、的な。
    初演の脚本を刈り込んだサナギ版がピアノ・ソロとすればこちらは管弦楽編曲版(←「展覧会の絵」のイメージ)、メロディと使っている和音は同じなのにスケールが大きくきらびやか、的な。
    また「人と人とのつながり」「意識とは」などを描いた内容は多分に散文的・哲学的で解釈の余地が大きく、人によって受け止め方が異なりそうなのが面白い。…ってか、自分でも受け止めきれなかった感がある(爆)ので何年か後にまた上演して欲しいモノです。
    そんなCoRich的に「初めて演劇を観る人に」は「勧められない」内容な上にサナギ版の90分を60分も上回る150分という長尺にもかかわらず、体感的にはそんなに長く感じられなかったのは時折乱舞が入ってアクセントになっているからか?
    あと、舞台を広くとり、奈落にミラーボールを仕込んだ装置がステキ。舞台前面を覆わず、スキマがあったのはアレを見せるためだったのね。

  • 満足度★★★★

    広田の旅がはてしない。
    初演『旅がはてしない』から、明らかにひょっとこ乱舞が変わった。
    その変化はあまり好ましく感じられなかったから、一時的なものだと思った。
    が、いつの間にかそれが当たり前になり、5年くらい経ってしまった。
    その違和の始まりをまた見られるという。

    150分見させるだけの物語の強度は確かにある。
    物語には新キャラクタというアクセントはあったが、ベースは変わらない。
    懐かしいミネストローネがそこにあったという感覚を強く持つ。
    しかし、回収されるはずの違和は、別の違和を残して去っていった。
    広田淳一は本当にどこに行こうとしているのだろうか。

    物語の中のダンスの迫力は何物にも変えがたい静かな昂奮がある。
    役者のフィジカルの疲れを差し引いても、見応え十分だった。
    (ただ、トラムや吉祥寺のような傾斜のある客席から見たかったように思う)

    ネタバレBOX

    残り15分の違和というのは、『プラスチックレモン』にも感じたことだ。
    違和というのは適切ではないかもしれない。正直に言えば、“余分な感傷”。
    広田淳一の特徴として、そこは指摘せざるを得ない。
    そこを理解できたらいいのだが、5年経っても至らない。
  • 満足度★★

    うーん
    うーん物語はよく分かりませんでした。(前作「プラスチックレモン」の方向性に近い感じを受けましたが)
    また、長い割りに各キャラの描き方が足らない感じがする。
    やはり、伝わりが少ない中での2時間30分は長いです。

  • 満足度★★★★★

    「私」とは、どこからどこまでなのか? 「私という存在」はどこにあるのか?
    前作『プラスチックレモン』からこの劇団を観始めた者としては、今回も前回同様に、観劇後、私を深い思考時間に連れて行ってくれた。

    火花が出るようなと言うか、切れ味が鋭いと言うか、そんな会話の応酬にひょっとこ乱舞の凄さを観た。台詞の1つひとつが深く、うなってしまう。

    ダンスはもとより、すべてにおいて無駄がないし、レベルが高い。
    中でも、チョウソンハさんは、あいかわらず凄いし、笠井里美さんと中村早香さんの独自のリズム感ともい言える台詞回しも素晴らしい。
    もちろんそれは他の役者さんたちの仕事ぶりがあるからのことでもある。

    ネタバレBOX

    2009年7月14日、改正臓器移植法が成立した。

    未来なのかどこなのか、そこでは臓器だけでなく、身体の各部位の交換、さらには身体そのものの交換まで簡単に行えるようになっていた。
    しかも、ファッションとして。

    例えば、私の手は「私」のものである。その手を誰かに付けたら、それはまだ私の手なのだろうか、それともその誰かの手になってしまったのだろうか。
    他人に渡すのが、「脳」だったら、その脳は一体「誰」なのだろう。

    「私」は一体どこに存在するのだろうか。脳なのか、生命そのものなのか。脳であったとしても、例えば、私が「私である」という記憶を失ってしまったら、「私」は「私」であり続けるのだろうか。

    ミチは、人と人を繋ぐ。好きな人、想っている人に繋がることもできるし、離れることもある。
    ミチは、通路であり、同時にコミュニティでもある。
    地面からの高さ30センチ〜60センチにあるコミュニティ。
    立ち上がって動き回る者には関係ないというところがミソ。

    どんな時代になっても、人は人と触れていたいと思うのは変わらない。
    自分という存在が不確かで希薄であればこそ、他人の存在が重要になる。

    大勢の人の中に埋もれつつも存在する「私」。ミチでシャッフルしながら、人と文字通り交わりながら、希薄になっていく「私」。だけどそこに「存在」している。

    「他人」があるからこぞ「私」があるという感覚。他人の言葉で私が私を確認できるような感覚。

    また、他人は、自分の持ってないものを必ず持っている。自分の持ってないものは欲しくなるし、手に入れることができる立場や状況にあるのならば、手に入れる。
    しかし、手に入れても、それは自分のもの(あるいは、自分そのもの)になるわけではない。
    欲望には終わりがない。

    人は、手に入れられるものは何でも貪欲に手にしてきた。これからもそうし続けていくであろう。

    舞台を観て、人はこんなところまで来てしまったのかと思うのだが、過去の人から現在を見ると、同じように、人はこんなところまで来てしまったのかと思うに違いない。
    3人のミチの管理者は、それぞれが表裏に持つインプラントに代表されるように、人が進むときの要素のようなものを、象徴的に示しているのだろう。

    便利だったり、快適だったり、健康だったり、安全だったりという名目の下、実はかけがえのない何かを失ってきているのかもしれない。
    もちろん、後戻りはできないし、後戻りしようと言うわけでもないし、立ち止まって考えてみようということでもない。

    「ミチ」は、まだ先に続いている。そして旅はまだまだ続くのだ。

    ラストの「海」。「海」はから進化したモノたちにとって、それは希望なのか、さらへ先に進むことだけを示唆しているのか、余韻があった。

    ・・・サナギ版を観られなかったことを悔やむ。
  • 満足度★★★

    水の循環のよう
    90分くらいしてようやく、状況が飲み込めてくるようなつくり。起きているシーンの、何を見ていいのか分からないため、ぼんやりと見てしまいました。

    時折強烈な光景を見せつけられ、おぉ、と思うことはありましたが、2時間半は長すぎました。

    ネタバレBOX

    ラストシーンのダンスは、水滴がぴちゃんと落ちたようで、とてもうつくしかったです。
  • どうせなら、
    もっと“はてしなく”長い物語にしてしまえばよかったのに!(笑)
    なんかね、ひたすらギターソロの連続な感じもあったので、さらに丁寧に時間をかけて登場人物たちを描いてもらって、そのむこうに全員の音が重なって生まれるメロディーを聴きたいなあ、と思ったんですよね~

    あと、演出的な高さも欲しかった! 路上の話だからというのもあるのだろうけど、ちょっと地面に縛られすぎな印象も。舞台上方にあった美術の階段を、チョウソンハが歩くとことか観たかった…。

  • 満足度★★★★

    乱舞するシャッフルワープ
    初めて観劇する劇団さんでした。
    トラブルで一時間程遅れて入ったので、ついていけるか心配だったのですが、なんとか把握でき、先に入ってもらった知人の補足である程度把握できたかなと。

    元々こういった時空間飛ぶや精神入れ替えに哲学的、難解な話が大好きなのでとっても楽しめました。

    脚本が作り込まれ深いテーマであり、余白がある分難解で、頭をキチンと回転させないと話を味わえないかも。人を選ぶ筋かなと。

    とっても面白かったんですが、惜しむらくはぼやけているキャラクターが多い、ダンスに力を入れているためか似た体格、歳の方が多く服装などで性格を表していても、人格が画一的で見えてこないのが残念でした←知りたいと思う時点でかなりはまってるんですが。
    きっとその辺りのキャラクターを掘り下げたらもっと面白くなると思いました。

    舞台や小説でまたじっくり見て考えたい脚本でした。

    ネタバレBOX

    ミネストローネの概念が 自分が子供の頃思っていた「もし自分の記憶がこの体に残ったまま魂だけ他の人に入れ替わりしていたら」という想像に近く、妙な親近感を抱きました。テーマである「なんでそんなにまでして、人と繋がんなきゃいけないの?」はとても現代的なテーマで、その答えのひとつは、トウゴウが最後、まざまざと見せてくれたと思います。 何もかもなくした状態で流れ着いた良く分からない場所そこにははみ出しモノ達が共有する音楽が流れていて、どうしても繋がりの切れない人達が「家に帰ろう」と向かえにきてくれる。
    そして、忘れてしまうし、繋がっているし繋がりたいがために旅は果てしなく続くのではないかなと。少しミネストローネは形の違うネットのようにも見え、考えれば考える程奥が深いかなと。
    あと、ヒカリの出産したんですよね?ケイはインプラントになった時点で何度も出てきたから分かりにくくて残念。
  • 満足度★★★★★

    家に帰ろう!
    当初、機械的で冷たい物語と思ったけれど、観ていくうちに若者特有の感性溢れる作品だと感じた。いささか抽象性が高いけれど、そのぶん普遍性も高いような気がする。

    ミネストローネは場所ではない。音楽を聴いてる輩たちが自分自身をシャッフルするというイベント全体を指す。主役はトウゴウ。トウゴウは皆が集まる道を作り秩序を作り、ルールを作り、王となる。要はゲームのような感覚。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    ひじょうに面白いと感じた。

    ここでのルールは道での秩序を守ること。という漠然とした掟があったが、それぞれの若者は騙される方が悪い、なんて勝手に暗黙のルールに変えていってしまう。当然のことながら、詐欺、盗みを実行する輩が出てくる。それでも彼らの日常は悪びれることなくポップで躍動的なダンスを踊る。

    ある日、ミネストローネというシャッフルするイベントが始まる。シャッフルとは別の空間に行く事だ。自分のイメージの場所に行けるかもしれないし、行けないかもしれない。キャラクター達は意識は自分だけれど、別の固体(他の身体)に移動する事が出来る。意識と身体の離脱だ。「人は自分の身体を離れても存在する事が出来るか?」トウゴウはそんな考えを繰り返しながら、固体の入れ替えで今は継ぎはぎだらけの身体になっている。
    しかし、キャラクターによっては意識をも忘却してしまうキャラが出てくる。意識は完璧ではないのだ。だから昔の恋人を忘れてしまっていたりする。すると恋人のほうは身体が変わって記憶を失った意識のキャラクターを自分の昔の恋人なのだと気付かない。

    そんな雑多なキャラクターが行きかう道(若者が集まる広場)にも「この道を作ったのは僕たちだ。」と秩序を正そうとする者が現れる。「忘却と再生のインプラントがこの道の土台になっているのだからファッション感覚で犯罪に手を染めないように。」と注意をする。それがこの道の管理人であり、ガクシャらだ。

    やがて道の管理人の命と引き換えに命を助けてもらったヒカリは管理人の希望を受け入れ、改心していく。

    希望と絶望のインプラント、記憶と忘却のインプラント、問いかけと記憶のインプラント。それらは表裏になって刻み込まれているのだから何度でもやり直そう。何度でも絶望して何度でもやり直そう。という希望に満ちた作品。

    トウゴウとアイス、ボルボ、飛脚のゴルフショットのシーンが楽しいです。笑える(^0^)
    やがてトウゴウは継ぎはぎだらけの身体から脱却する為に新しいキャラクターを必要とする。その標的がアイスとボルボの身体だった、というオチ。この意外性にびっくりするがこれがゲームの世界ならどうだろう?きっと抵抗がないのだろうと思う。
    トウゴウはギクシャクしながら歩く。自分の意識でキャラクターが上手く操れないのだ。個体と意識が離脱したようにギクシャク・・カクカク・・ギクシャク・・カクカク・・どっちの足を先に出してどっちの手を振ったらいいのか意識が混沌とするなか、トウゴウは美しい海のシーンに意識が飛ぶ。たぶん、この時のトウゴウは絶望の淵にいる。かつての道の王だったものが自ら秩序を乱して蠅に成り下がり、背中を壁に付いて絶望の淵に居る。

    そんななか、キュー(トウゴウの娘)が「帰ろう、家に。帰ろう!」と傘を差し出すんだよね。見守るケイ(道の管理人)とカサ(以前のトウゴウの身体)。
    無限大の青い海が広がるなか、トウゴウは帰るのです、家に。
    この時にやっと人間らしい心に戻ったトウゴウ。
    トウゴウ役のキャスト、チョウソンハの演技が実に光ってます。素晴らしい!
    物語はひじょうに優れた本だと感じた。

    傘をさしてあげて「家に帰ろう。」というセリフ、これほど優しい言葉はないのです。
  • 満足度★★

    初観劇でした
    本日、昼の回を観てきました。
    知人にとてもおもしろいと聞き、ずっと観たいと思っていました。

    ネタバレBOX

    シンプルなセット。
    そこに立つ大勢の役者。

    感想に多く書かれているように、ダンスはよいのですが。
    やはり芝居をメインに観にいっているので。

    ワードには多少興味を惹かれたのですが、芝居の上でそれにプラスアルファされる何かを見つけられませんでした。
    全く。


    万全の状態で行ったのですが、何度か睡魔におそわれ……。
  • 満足度

    自己満足
    なんでしょう
    そんなに満足しました?
    よけいなくだりが多すぎて何が言いたいかわからないですよ

    この劇団は演技があまりできないひとに段取り芝居を強要しているのですか?
    メリハリが無く。気持ちのやりとりによってでてくるはずの間がほとんど無いのですぐ飽きるし耳障り
    セリフもだらだら長いだけで要点が埋もれてしまっているし相手のセリフも受けてない
    本にも役者にも伝えようと言う気が全く感じられませんでした

    ちゃんと見られるシーンは本編と全く関係ないゴルフと猫のくだりのみ
    ここに出てきた三人以外は酷いものです

    タイトルとフライヤーデザインと内容が初めて見た人にとって全くリンクしていないし
    正直今まで見てきた芝居の中で一番面白くない自己満足芝居でした
    芸術劇場なのに・・・
    やりたいことはわかります、アイデアは面白いと思います。むしろこの世界は好みです。
    原因は脚本と演出と役者でしょうか
    これは「難解な人を選ぶ作品」のではなく「伝えようとしていないだけのアングラ」です。別に世界や手法が新しいわけではありませんし
    かわいいだけ、かっこいいだけの役者いっぱいいましたね

    普段はこういう感想は書かない主義なのですがあまりのひどさに書かせていただきました
    時間と金返してください

    私は役者ですこの感想は演劇会の発展を望むからこそだとご理解下さい
    何でもかんでも面白いと評価する方より参考になるかと思っております

  • 世界観には息を呑むけれど
    高揚と停滞のバックグラウンドにあるものを見つめる視点には
    優れたものを感じました。

    しかし、単発的な躍動感を感じるシーンや
    惹き込まれる想いはあっても
    それらのつながり具合が鈍いというか
    エンジンが掛かりきれないような感じがあって。

    美しい場面や秀逸な演技もけっこうあるのですが
    その世界観に耐え得る表現という観点からすると
    さらに緻密なお芝居が求められているようにも感じました

    ネタバレBOX

    地上からある高さだけに伝わっている音楽とか
    シャッフルとか
    想いの継承のような概念には
    それぞれに説得力があるし
    ダンスにも観客を呑みこむような力はあるのです。

    しかし、舞台の個々のパーツが
    今ひとつダイナミックにつながっていかない感じがして・・・。
    「もっと全体が開けるように伝わってくるものが
    あるはずなのに・・・」という思いが残ったのも事実。

    なんというか、観ているうちに不要な重さが
    積もっていくような感覚がありました。


  • 満足度★★★★

    美しかった。
    アーティスティックに凝った舞台、衣装、照明、音楽、そして役者。
    どれもが美しい舞台でした。
    ダンスも評判どおりで、見ごたえがありました、もっと見たいと思いました。
    ダンスというか、「動き」です。急・緩・動・静の動き、その表現が巧みで、プロムナードのように形成される団体の形も美しかったです。天才的!コロ様があまり活躍してなかったのが個人的にはちょっと物足りなかったです。
    大獅、お疲れ様でした!!
    また、出演者の所属団体の代表というだけでご招待をいただき、ありがとうございました。

    ネタバレBOX

    芝居自体は、世界観が独特で、ついていきづらかったです。何かを抽象化して表現してるのはわかるのですが、完全に現代社会とリンクするところがないので、想像すること、感情移入することが大変でした。
    それと2時間半は長いです…ただ、そんなに押し付けがましいものではなかったし、受け入れられないというわけでもなかったです。
    それにしてもダンスというか、あの動きは、素晴らしかったです!

  • 満足度★★★★

    観てきた!
    一回目はF-8、二回目はI-6で観てきました。
    初演よりもわかりやすくなってました。
    ダンスは初演が好きです。
    舞台が綺麗でした。
    もっと舞台に近い席だったら、もっと楽しめたかも、と思います。

  • 満足度★★★★

    初見です!
    予備知識(フライヤーの説明など読まない)なしで観劇しました。
    近未来的な設定。「ミネストローネ」「シャッフル」等自分なりに解釈して観ていくと、2時間30分長く感じなかったですね。笑えて、ダンスシーンで目を見張り、ラストまで飽きることなく観ました。

    ネタバレBOX

    「タダ観でゴー!」招待で観劇させていただきありがとうございました。
    ひょっとこ乱舞の演者と広田さんの凄さを感じた舞台でした。

    会場スタッフの人に親切にしてもらいありがとうございました。
  • 満足度★★★

    ダンスと美術が
    オシャレだ。

  • 格好良かった。
    躍動的で勢いが凄かった。。。

  • あちゃ~
    この手の作品は苦手だった。

  • 満足度★★★★★

    壮大なシンフォニーのように
    7時半始まりの2時間半の芝居。芸劇の職員に追い立てられて会場を出て行った。

    週末、気軽な気持ちで観にいったのだが、この公演は気軽に観る芝居ではなかった。大作だ。しかも、その中に広田氏独特の世界観が幾重にも仕掛けられており、見応えがある。

    是非、たくさんの人に観て欲しい。しかも、新しい才能を堪能してやろうというひとつの覚悟を持ってじっくりと観て欲しい。それだけの価値ある作品なのだ。

    (以下ネタバレで)

    ネタバレBOX

    まず、この劇団の売りであるダンスシーン、これはもう圧巻だ。役者が片手間にやっているというレベルを超えている。このダンスシーンだけで、伝わってくるものが相当あるので、もっと観たかったくらいだ。

    ビジュアル的なものにも相当凝っていながら、やはり一番はストーリー性と言葉である。広田氏の台詞は全てが美しい詩になっている。長編の詩を聞いているような感覚になった。

    物語は奥が深く、難解。相当練られたであろうことがわかる設定。この設定が難解すぎるがゆえに途中でついて行けなくなる人が出る。そういった人には2時間半は辛いだろう。本来は2回、3回観る芝居なのだ。多分、この芝居は観れば観るほど面白くなっていくだろう。

    ともかく全編幻想的で美しい芝居だった。

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