旅がはてしない 公演情報 アマヤドリ「旅がはてしない」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    壮大なシンフォニーのように
    7時半始まりの2時間半の芝居。芸劇の職員に追い立てられて会場を出て行った。

    週末、気軽な気持ちで観にいったのだが、この公演は気軽に観る芝居ではなかった。大作だ。しかも、その中に広田氏独特の世界観が幾重にも仕掛けられており、見応えがある。

    是非、たくさんの人に観て欲しい。しかも、新しい才能を堪能してやろうというひとつの覚悟を持ってじっくりと観て欲しい。それだけの価値ある作品なのだ。

    (以下ネタバレで)

    ネタバレBOX

    まず、この劇団の売りであるダンスシーン、これはもう圧巻だ。役者が片手間にやっているというレベルを超えている。このダンスシーンだけで、伝わってくるものが相当あるので、もっと観たかったくらいだ。

    ビジュアル的なものにも相当凝っていながら、やはり一番はストーリー性と言葉である。広田氏の台詞は全てが美しい詩になっている。長編の詩を聞いているような感覚になった。

    物語は奥が深く、難解。相当練られたであろうことがわかる設定。この設定が難解すぎるがゆえに途中でついて行けなくなる人が出る。そういった人には2時間半は辛いだろう。本来は2回、3回観る芝居なのだ。多分、この芝居は観れば観るほど面白くなっていくだろう。

    ともかく全編幻想的で美しい芝居だった。

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    2009/07/18 01:33

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