旅がはてしない 公演情報 アマヤドリ「旅がはてしない」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    乱舞するシャッフルワープ
    初めて観劇する劇団さんでした。
    トラブルで一時間程遅れて入ったので、ついていけるか心配だったのですが、なんとか把握でき、先に入ってもらった知人の補足である程度把握できたかなと。

    元々こういった時空間飛ぶや精神入れ替えに哲学的、難解な話が大好きなのでとっても楽しめました。

    脚本が作り込まれ深いテーマであり、余白がある分難解で、頭をキチンと回転させないと話を味わえないかも。人を選ぶ筋かなと。

    とっても面白かったんですが、惜しむらくはぼやけているキャラクターが多い、ダンスに力を入れているためか似た体格、歳の方が多く服装などで性格を表していても、人格が画一的で見えてこないのが残念でした←知りたいと思う時点でかなりはまってるんですが。
    きっとその辺りのキャラクターを掘り下げたらもっと面白くなると思いました。

    舞台や小説でまたじっくり見て考えたい脚本でした。

    ネタバレBOX

    ミネストローネの概念が 自分が子供の頃思っていた「もし自分の記憶がこの体に残ったまま魂だけ他の人に入れ替わりしていたら」という想像に近く、妙な親近感を抱きました。テーマである「なんでそんなにまでして、人と繋がんなきゃいけないの?」はとても現代的なテーマで、その答えのひとつは、トウゴウが最後、まざまざと見せてくれたと思います。 何もかもなくした状態で流れ着いた良く分からない場所そこにははみ出しモノ達が共有する音楽が流れていて、どうしても繋がりの切れない人達が「家に帰ろう」と向かえにきてくれる。
    そして、忘れてしまうし、繋がっているし繋がりたいがために旅は果てしなく続くのではないかなと。少しミネストローネは形の違うネットのようにも見え、考えれば考える程奥が深いかなと。
    あと、ヒカリの出産したんですよね?ケイはインプラントになった時点で何度も出てきたから分かりにくくて残念。

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    2009/07/21 21:51

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