笑顔。(すまいる) 公演情報 笑顔。(すまいる)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-18件 / 18件中
  • 満足度★★★★

    タイトルの「笑顔。」という事を考えるとうまくまとまっていたのではないでしょうか⁉︎

    ネタバレBOX

    ただ、すでにこれからの大きな問題になりそうな「認知症」を絡めたところは良く感じましたが、今現在、完治ということがない中では着地点が難しかったように感じました。
  • 満足度★★★★★

    細部までこだわった舞台美術、愛すべき人々、家族それぞれの思いやりが交差する中で終盤に向かっての見事な伏線回収。人生、決していいことばかりではないけれど希望を持って生きていきたいと思わせる舞台でした。もう上演は終わってしまいましたが、再演されることがあればぜひオススメです。

  • 満足度★★★★★

    「子供叱るな いつか来た道、年寄り笑うな いつか行く道」といった言葉があったと思うが、今の社会で大きな問題となっている事柄を家族の観点から捉えた秀作。一般的に高齢者が発症すると思われているが、公演では若くして発症したという設定で、観客に問題の広がりと深刻さを示す。現在は”痴呆”から”認知症”という病気であることが知られ、その行動・行為の特徴をうまく物語の中に溶け込ませている。だからこそ、観客の中には介護経験の過去記憶または現在進行における共感を呼び感動に浸ることができる。
    (上演時間2時間)

    ネタバレBOX

    セットはしっかり作り込んでおり、場内に入ったとたん、そこはうどん処「たまや」の店内、という世界観が広がる。中央奥に厨房、上手側に上がり座敷、正面にテーブル席、カウンター席。下手側に出入り口、暖簾、そして外には簾が見える。他にも細々とした調度品が置かれ臨場感たっぷりである。
    また、夏から冬への季節の移ろいを感じさせる衣装替は、時の流れを感じさせる見事な演出であった。

    冒頭、映像で楽しい雰囲気を見せ、芝居へ引き込むという手馴れた演出。登山(弥勒山?)客がこの店の評判を聞き来店していることによって、店が繁盛していることが分かる。当日パンフでは、この店は東京から1時間ちょっとと書かれていたが…。その距離で”うどんで有名な街”は埼玉県加須市を思う。一方、弥勒(迦葉山)というと群馬県、そして水沢うどんを思い出す。細かいことであるが、この土地(地理)が気になったのは、後々、介護問題(経済面)で直面した時のことを考えると…。

    店主で主人公の吉村アキ(音無ミ弥サン)は一人で子供4人を育ててきたが、長男を10年ほど前に交通事故で亡くす。今は二男と二女と一緒に店を切り盛りしているが、そんな中、若年性認知症になっていることが分かる。認知症の特徴である、人物・摂食・道順さらに公演では致命的な味覚の忘れが顕著になってくる。本人の健気さや不安が交錯する様子。一方それを見守る家族の心配や憂鬱も見えてくる。

    公演は、認知症になった本人の視点から描いている。その気持を推し量るには、当事者のようにならないと難しい。一方、介護する家族の視点にすると、生活面はもちろん経済面にも負担が大きくなることが解る。人間ドラマか社会ドラマか、その視点の捉え方で観客(自分)の受容も違うように思う。いずれにしても、物語性は豊かで思わず感情移入する。そして認知症は家族だけではなく、ケアマネージャー等専門家や地域での支えも大切。公演では専門医の登場、近所の人達の温かい見守りとして描いている。そこにしっかり泣き笑いが織り込まれ感情が揺さぶられる。
    自分でも肉親の介護を経験していることから、物語の内容は十分理解できるつもり。もっとも子供の視点であるが…。
    豊かな情感をたたえていながらも、ノスタルジーや感傷に浸ることなく、力強く前向きな、そんな人間讃歌を思わせる。

    卑小…先に記した土地のこと。東京への転勤(栄転?)の話があったが、介護のため転勤を諦めたようだ。1時間ちょっとの通勤時間であれば、今後の金銭面を考えれば通勤範囲のような気もする(公演では別の形で療養費が見込める)。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★★



    満席だった。

    幕を降ろした北池袋といえば日本有数の「ヤバい街」、であるが、開演前の その喧騒は巣鴨でもあった。


    それもそのはずだった。


    この回は座長・音無ミ弥の お友達が 見渡すかぎり集っていたからだ。

    ある意味、アウェー…。




    さて、 声援をうけたわけではないだろうが輝いていたのは音無と思う。

    ネタバレBOX



    「かわいさ」で 役柄を吹っ飛ばす。それでなお、認知症に向き合うシーンでは、老婆の 旋律、起伏を見事なまでに憑依させていったのである。シリアスと呼ぼう。しかし、センチメンタルなわけではないのは およそ これが喜劇だったからか。

    先祖返りを つぶさに演じ切る、のだった。





    前時代的役の棚橋歩は 関西人にしかみえない。方言を操るわけではないのだが、東京から小一時間の街には思えないのだ。それというのも、「親子喧嘩」が田舎じみていた、伊勢あたりかと思っていた…。
    「親」は原妃とみ である…。





    時系列で登場人物が再会する。ダレッとしがちな芝居を盛り立てようとする気概は さすがだ。そして、こうもいえる。地上波の「ホームドラマ」が次々幕を降ろすなか、わたしたちも また先祖返り「したい」のかもしれない。
  • ストーリー中の人物が善人ばかりですね。
    結果オーライで良かったな~と思いました。
    でも、(セリフが長いためか?)数人の役者さんの「台詞」のカミが
    とても気になりました。残念でした。

  • 満足度★★★★

    ほのぼのとした人情劇に心がほっこりしました。どこの家庭でも起こりうる痴呆のケースを織り込み考えさせられました。温かい劇団ですね。少し残念だったのはセリフを嚙むことが時々あったことです。また機会があれば見たい!

  • 満足度★★★★

    いろいろあっても家族で仲良くやっていたうどん屋さんなのにお母さんに認知症が発症し・・・ひと事では無いと思いながら見てしまって切なかったです。

    ネタバレBOX

    峰村さんがいい人で良かった!お母さんの人を見る目は確かだったのでした。
    お店も作り込まれていて良かったので、火災の後にはすすけているとかしたらもっとリアル感があったかなと思いました。どうやったらいいかは分かりませんが。
  • 満足度★★★★

    いかにもこの劇団らしい人情劇。一筋縄ではいかない痴呆の問題を丁寧に描いていて、感服しました。現実にはこう上手くいかないかもしれないけど、希望のある話はいいですね。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/09/08 (金) 14:00

    人情溢れ、心温まる素敵な舞台でした。舞台のセットも、すごく良く出来ていてリアル感ありました。家族の在り方、人としての在り方を考えさせられ、自分の家族の顔が思い浮かんできました。役者さん達の演技も皆良かったです。個人的には、森下さんの切ない顔がツボでした(泣けてしまう)。舞台も良かったですが、温かさのある良い劇団だと思いました。

  • 満足度★★★★

    笑いあり涙ありの良いドラマでした。
    母親と長子それぞれの思いの描き方や、口コミサイトを物語に取り入れるなど、よく出来ていたと思います。親類縁者や友人が近くに居るというのは心強いものだなと、改めて感じた作品です。

  • 満足度★★★★

    とにかくうどんが食べたくなりました(笑!)
    めちゃ美味そう。
    自分の母親と重ね合わせて観てしまい、
    なんとも考えさせられてしまいました。
    昭和の橋田寿賀子ドラマを思い出させてくれる素敵な内容でした。
    今の日本(とくに都会)では、
    こーゆう人情が希薄になってきていて
    寂しいばかりです。

  • 満足度★★★★★

    昔になってしまうが,久しぶりに帰省した際,ばあちゃんが惚けてしまっていて,自分のこともわからなくなってしまい,ばあちゃん子だったので,自分のことは大丈夫だろうという甘い期待は無残にも打ち砕かれ,ただただ悲しくて,ばあちゃんの手を握りしめ,泣いていたことを思い出しました。切ない作品です。でも,家族のつながりって,こういう時に分かるんですよね。人の繋がり,温かさを感じる好作品です。音無さんの熱演が素晴らしかったです。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/09/08 (金) 19:00

    暖かいお芝居でしたね。嫌味が無いのは押し付けじゃ無いからかな。家族だからこその心の葛藤が有って…、自分に置き換えて観てしまったり。うどん屋さんの店構え最高でしたね!照明も良かった〜!ご近所にあんなうどん屋さん有ったら良いですね。

  • 満足度★★★★★

    始めはホームドラマを観ているような感覚だったが、徐々に認知症の症状が出てくるアキさんが、自分の母親がそうなった時と重なって見え始めた。心ここにあらずという雰囲気、笑っているのにどこか寂し気な表情、不安に怯える目。胸がぎゅっと締め付けられ、涙がじわっと溢れてきた。音無さんの熱演に拍手したい!また、全体から溢れる温かさ、全員が作り上げた作品に愛情を持っているからかと、思われる。実に良い劇団だと感じた。

  • 満足度★★★★★

     東京近郊(とはいえ東京駅から電車を乗り継いでたっぷり100分ほどだから芝居1本分の尺)にあるうどん屋の名店「たまや」の名物おかみ、アキの顔色が最近、優れない。周りは注意しなけりゃ、とそれなりの配慮を促すのだが、頑固で自分の仕事に自信を持ち、しっかり者と自他共に認めるアキは、ちょっとした会話の行き違いも冗談を装ってやり過ごす。然し(少し追記9.9 更に追記9.19)

    ネタバレBOX


    事態はそう甘くは無かった。還暦を迎え誕生を祝って貰った翌朝、アキは、皆の前で頓珍漢なことを言いだしたのだった。この日は冗談だと言い張り、一応の収まりは着いたのだったが、その後もアキの言動がおかしかったり、食事を摂ったことを忘れて食後間もなくまた食事の準備をしたり、自慢の饂飩作りで味が悪くなったりと兆候は誤魔化しようがなくなる。偶々、近所の病院に転院してきた脳神経科の女医がこの店の饂飩が気に入ってしばしば立ち寄るようになって居た為、皆の説得もあって受診することになったが、若年性認知症と診断されてしまった。
     高齢化が進み、日本の現代社会で、認知症の家族・親族を抱える家庭は多い。実際、どの家でもその家系に認知症になった人が居ないというのは珍しいだろう。認知症の主たる症状は、兎に角、忘れる、ということだ。丁度、耳の上辺りにある海馬と呼ばれる部位が記憶を司る中枢なのだが、この部位に縮小が起こったり、脳全体が委縮することで起こる。他人事ではない認知症の進行と、患者が自分の誇りを傷つけられることを恐れる余り、様々に取り繕ったり、素っ頓狂なことを言いだしたり、財布の置き場所を忘れた結果、出会った誰彼を泥棒扱いしたり、他人は愚か家族の顔も見分けられなくなって、家族の方が傷ついたり、徘徊を繰り返すようになったりと、兎に角、独りにさせておけないので、家族の誰かが必ず家に残っているか、施設に預ける外に道が失くなってしまう為、家族の心理的・経済的負担も並大抵ではない。
     一般的には以上のようなことが言える訳だが、その辺り、光希らしい内容になっているのは、アキの周囲が極めて温かく彼女を見守りサポートする姿が描かれているからである。忘れっぽくなったとはいえ、アキの人を見る目の確かさがスワ食い逃げ! と疑われた時にも、また詐欺に引っ掛かって店を失うという懸念が生じたときにも結局は見込まれた客の善意が返ってくるという展開で終息する。同時に彼女の認知症は増々進行し徘徊や、夜中に天麩羅を揚げだしてぼやを起こすなどが入れ子細工に演じられるので、観客は、展開に引き付けられ飽きることがない。またここで描かれることが、人を信じることの強さ・尊さに繋がってゆくので、庶民の生活感覚を伴いつつ描かれる顛末の温かさ、優しさが心を撃つ。光希劇団員の他、客演の役者陣も力のある役者が多く脚本、演出、演技もバランスが取れている。舞台美術もしっかり作り込まれ、ぼやのシーンでは屋台崩し迄表現してあったのもグーだ。無論、音響・照明の効果も良い。
  • 満足度★★★★★

    先ず、劇場に入って驚いた。うどん屋のお店のセット、丁寧に作られている。小劇場では、ほとんどセットらしいものがない舞台もよくある。そこで「ほっこり」。女主人が認知症を患う、今、現実的な家族の話。詳しいストーリーは観て下さい。個性的な俳優が舞台を盛り上げ、ダンスもあったり、暗い話なのになぜか「ほっこり」。そうか、どこにも「悪人」はいない。このような舞台を作った作者、脚本家の優しさを感じた。今回、劇団のメンバーも大きく替わったらしい。脚本担当も初めての人。色々な意味での再スタート。でもこの「ほっこり」感は劇団の大切な柱だと思った。

  • 出汁の香りがほんのり漂うホントに居心地の良さそうなうどん屋さん。
    「認知症」は出口のないトンネルに入った様なもので、真正面から描くとなると暗くならざるを得ないし、実際そういう作品は幾つもある様に思う。
    されど本作のタイトルは「笑顔。すまいる」
    作中では一家の大黒柱である女将が徐々に認知症に侵されていく様子が克明に描かれ、一家崩壊の予感すらしてくるものだから気が気でない。
    なのに根底に流れる、あたたかい感じは何といったら良いのだろう。

    家族、ご近所さん、知人の方達の想いは一致団結というわけでも無いのだが、とても大切な歯車のそれぞれが絶妙に噛み合い回り動いて、見えない先の「スマイル」を引き寄せていく・・・そんな印象を受けた作品でした。
    ひとつひとつ丹念にこしらえたシーンの積み重ねに「私の家の場合は」の想いが自然と重なっていきます。

  • 満足度★★★★★

    自分の両親を思いながらの観劇になったお話
    あったかく優しい笑顔と思い
    受け入れなければいけない現実
    大切な事を考えるお話 ありがとうございます。

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