笑顔。(すまいる) 公演情報 劇団光希「笑顔。(すまいる)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★



    満席だった。

    幕を降ろした北池袋といえば日本有数の「ヤバい街」、であるが、開演前の その喧騒は巣鴨でもあった。


    それもそのはずだった。


    この回は座長・音無ミ弥の お友達が 見渡すかぎり集っていたからだ。

    ある意味、アウェー…。




    さて、 声援をうけたわけではないだろうが輝いていたのは音無と思う。

    ネタバレBOX



    「かわいさ」で 役柄を吹っ飛ばす。それでなお、認知症に向き合うシーンでは、老婆の 旋律、起伏を見事なまでに憑依させていったのである。シリアスと呼ぼう。しかし、センチメンタルなわけではないのは およそ これが喜劇だったからか。

    先祖返りを つぶさに演じ切る、のだった。





    前時代的役の棚橋歩は 関西人にしかみえない。方言を操るわけではないのだが、東京から小一時間の街には思えないのだ。それというのも、「親子喧嘩」が田舎じみていた、伊勢あたりかと思っていた…。
    「親」は原妃とみ である…。





    時系列で登場人物が再会する。ダレッとしがちな芝居を盛り立てようとする気概は さすがだ。そして、こうもいえる。地上波の「ホームドラマ」が次々幕を降ろすなか、わたしたちも また先祖返り「したい」のかもしれない。

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    2017/09/15 23:00

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  • monzansi様、コメントありがとうございます。
    アウェー感を感じさせていしまったとのこと。
    身内贔屓なお芝居とご不快に思われたのでしたら、大変申し訳ありませんでした。
    当劇団は、普段、舞台になじみのない方(ご家族連れや高齢者様)にも、このような小劇場でのお芝居を気軽に楽しんでいただきたいと思いがあり、それが小演劇の観客のすそ野を広げ、全体を活性化させるものと考え、わかりやすい演劇を心がけています。

    しかしながら、こと演技においては、今回は説明過多な部分もあったように思います。
    「先祖返りをつぶさに演じ切る」…
    役柄にリアルに向き合うシビアさが足りなかった…と、私自身、演出としても役者としても、深く反省するところであります。
    と思いつつも、「かわいさ」あふれるアキは、音無でしかできない魅力だと思い、前時代的な助六親子にほほえましいノスタルジーを感じてしまう。そんな私でもあります。

    申し訳ありません。monzansi様のコメントへの答えになっていませんね。
    この物語は、昭和の名作ドラマ「ありがとう」へのオマージュである、というと、少し伝わるでしょうか…

    貴重なご意見ご感想、どうもありがとうございました!



    2017/09/17 12:42

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