リ:ライト 公演情報 リ:ライト」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-20件 / 21件中
  • 満足度★★★★★

    楽しめました
    研究室でのグダグダな人間関係の話(自分もちょっと経験あるけど、妙にリアル)かと思いきや、なんともヒューマンな話なのですね。いや~見事なストーリー展開に感服しました。

  • 勝手にリライト
    トツゲキ倶楽部のお芝居はチラシに惹かれて行った「いつも心に怪獣を」以来でしたが、「いつも・・・」より分かりやすくなった気がしました。お芝居を見る前に予備知識を入れておくか、何も知らないまま見た方がいいか・・・悩むところですが

    ネタバレBOX

    へたに読むくらいなら、何も知らずに行った方がいいかもと思ってしまった今回でした。と言うのも、どこをどう読んだのか私は「アルツハイマー治療薬が発見されて治せることになった。しかもただ治せるのではない。忘れてしまった記憶を取り戻せるようになったのだが、その時に記憶を書き換えることができる。辛いことばかりだった過去を楽しかったものにしてしまうこともできるのだ。自分にとって事実が大事なのか、楽しかったことだけ記憶として最後を迎えた方が幸せなのか」みたいなお話だと勝手に思い込んでいたのでした・・・と言う訳で次回の「リライト」はこの路線でいかがでしょうか(笑)。
    思っていたのと違う話でしたが、なかなか面白かったです。ただ、アルツハイマーを患っている人が研究室で、掃除とか簡単な事務的な作業でなく、実験に携わっていいものかという疑問が残りました。
  • 満足度★★★

    油断大敵!
    前半の展開が淡々としていて冗長感があり、そこで集中力をなくしてしまったようです。後半は、「まさか、そうくるか!」と思っているうちにあれよあれよのスピードで進み…。油断してました。まさしくこれが「化学反応」だったのですね。また、物語は確かにハートフルなんだけど、作中にその要素がいくつもちりばめられているせいかハートフル感が薄まってしまったというのが正直な印象。(まあこれは好みの問題です。ラストはちょっと切なくて好きです。)印象的なのは役者さんの演技。軽いタッチの作品というのは役者にとって一番難しいかも、と思うのだが皆さんの自然な演技は好感が持てました。

  • 満足度★★★★★

    無題1527(15-215)
    19:30の回(雨)。

    18:35会場着、受付(整理番号あり)、18:59開場。

    真中に大きなテーブル、両脇に椅子、上手にゴミ箱があるだけ。そのテーブルの上には書類、ペットボトル(ラベルなし)、お菓子、そして清掃員が雑誌を読んでいる...お菓子を食べ、ペットボトルのお茶(なぜか商品名が常に客席を向いている、という不思議の茶「綾鷹」には深い意味が...)。

    やがて清掃員は指さし確認をしながらゴミを片付け19:31開演~21:13終演。
    前日、物凄く体調が悪かったので今日はどうかと不安でしたが、大丈夫でした。

    体調が戻り、良いお芝居を観ることができる...しみじみ感じました。

    現象のずれが衣装とセリフの絶妙な展開でみごとに表現され(構成)、すべての役者が演じ切ることで(表現)、何回も観たくなる作品に仕上がっていたのではないかと感じました。

    前田さん、佐竹さんはもちろんみなさん、とてもよかったと思います。それぞれのキャラクターがぶれることなく味を出し切っていたのではないでしょうか。

    過去公演:前田さんはノーコンタクツ、C2、朗読会。田久保さんは「こいぶみ(2014/10@早稲田)」「我がギャング はじまりへ(2014/12@空洞)」「紅の翼(2013/8@萬)」...次回公演予定しておきます。高橋さん「マジックアワー(2011/10@エコー)」。石川さん「Sometimes Caffe(2011/10@上野ストア)」。後藤さん「ともしび(2011/5@ポケット)」。

  • 満足度★★★★

    リライト
    開演前に清掃員が本を読んでいる状況から、これは面白いに違いないと予感しましたが、本当に楽しい劇でした。人間関係が絡んで、実験がうまくいくと思いきや、リライトされる。そのリライトのされ方がなんとも、観ていいて心地よく感じるツボと思います。最終場面の展開が、考えさせられるので、また、これがいいんですよね。

    ネタバレBOX

    ところどころに笑いがありながら、人が化学反応のように反応し、絡んでいくのは、とても面白いです。リライトすることで、繰り返される部分と変更される部分があるのは、興味深いです。機械整備担当の必要性が微妙に思いましたが、ほどよいスパイスに思います。笠戸さんの演技は素晴らしい。
  • 満足度★★★★★

    楽しい時間
    ありがとう(^O^☆♪
    楽しい時間
    ありがとうございました(((o(*゚▽゚*)o)))

    ネタバレBOX

    ありがとう(^O^☆♪
    予知夢
    現実
    未来が変わったと思いましたが
    まだまだ 研究途中
    病気は進行してしまいましたね;_;
  • 満足度★★★★

    忘れないほど…面白いかも...
    説明にあるアルツハイマー治療薬をめぐる人間関係。その研究の「与件」と「予見」するような夢 物語である。
    それは、コメディタッチでとても温かいハートフルな話である。同時に少し怖いと感じる二面性のある芝居であった。
    そして、2014年(制作)の話題映画「アリスのままで」(ジュリアン・ムーア主演)を思い出した。

    ネタバレBOX

    本公演は、大学の神経科学研究室。そこに勤務する若手研究者が若年性アルツハイマーに...そこで見る「予知夢」が周りの人々を右往左往させるドタバタ劇である。ここに登場する人物は皆優しい人達ばかりである。それは人間性という視点から捉えている。一方、アルツハイマー(一般的には高齢者に多いそうだが、この芝居のように若い人でも発症)の対応は、喫緊の課題である。その社会的な課題は、本人だけではなく家族をはじめとして周りの人への影響が大である。その視点も垣間見えると良かった。

    さて、少し怖いと感じたのは、すべての記憶がなくなっても、自分が生きた証は消せない、と思う。この芝居では記憶(予知夢)が微妙に違って現れるという。この件、記憶が少しずつ刷り替わり、もしくは刷り換えられる(良いことも悪いことも)。自分の記憶が曖昧なゆえに起こる怖い一面をイメージさせる。

    この芝居ではもちろんハートフルであるから、本人が記憶がなくなることの悲しさと、一方、周りの人々は自分達が忘れられる寂しさの双方向の思い遣りが明るく描かれる。
    この芝居は若年性アルツハイマーという、現実問題としては重く厳しいテーマであるが、あくまで前向きに”今を生きている”という消しゴムのない感動話である。

    ちなみに、プロローグ...浮気はどう関係していたのだろうか。
    昨日観た芝居なのにもう忘れかけている? これってもしかして...。

    次回公演を楽しみにしております。

  • 満足度★★★★★

    え、えっえーっ
    ワクワクしました。

    ネタバレBOX

    アルツハイマー病の特効薬を研究している大学の研究室の話。

    あれあれー、火に巻き込まれたーと言って、はいそれまでよーってところから明転で冒頭と同じようなシーンに、え、えっえーっ、やられたーと思ってもうワクワクしました。

    ズボンの色が赤かったりしてパラレルワールドかと思いました。

    パラレルワールドでもデジャブでも正夢でも夢オチでもいいのですが、スピリチュアルという言葉だけは使ってほしくありませんでした。一気にいかがわしい方向に向かってしまいます。特に、科学者がスピリチュアルが好きなんですよだけは御免被りたいと思います。

    攪拌機の回転数が遅くなったことでアルツハイマーに関連するタンパク質に試薬のタンパク質が結合したようです。成功したら真っ先に同僚に飲んでもらって治るといいですね。みんな同じ気持ちです。

    ところで、掃除のおばちゃんがゴミ箱に捨てられた書類をシュレッダーにかけてしまい大切な資料が失われる結果になりましたが、誤って捨てることもあります、今日収集した書類ゴミは数日間厳重に保管しておくのが普通だと思いました。

    それにしても、二枚看板いい感じでした。
  • 満足度★★★★

    環境が人の心を変える!
    周りの優しい人たちが書き直しをさせるそんな思いを感じました。
    心優しい人たちが集まると化学反応も必然を生み出す結果なりますね!
    切ない心情、細かい演出良かったです。
    好きなことが職業でしかも生活できるなんてこんな幸せはありません。

  • 満足度★★★★★

    大好き!
    おもしろかった。楽しかった。私好みでした。

  • 満足度★★★★★

    ほっこりじーん
    となる舞台だった。仲間の為に皆が一生懸命に研究に打ち込むところや、何気ない会話の中から絆の強さを感じられた。笑えるところも多く、最後にはぐっとくる演出にやられました。次の舞台もぜひ見に行きたいです。
    観劇後、ツイートをしたらすぐに演者さん達からリツイートをいただき嬉しかったです!

  • 満足度★★★★★

    “一級のヒューマン・コメディー”
    「人間関係は化学反応」をテーマとした本作。

    文字通り、“脚本”、“演出”、“役者”の「化学反応」で素晴らしい作品となったと思います。

    “一級のヒューマン・コメディー”と言えるでしょう。

    ネタバレBOX

    研究員であった父、研究に没頭し家庭を顧みず、そして母は出て行き離婚。
    父に育てられた“星神砂織”は、大好きな父を想い、自分も研究者に・・・。

    そして、世紀の大発見に至る実験の発案者と思われている。
    しかし、発案者は自分ではないという真実に心揺れる“星神砂織”。

    この“星神砂織”役の“前田綾香”さん、
    見事に“役”を演じていたと感じた。
    “前田綾香”さん、何か、“オーラ”を感じます。

    若年性アルツハイマーを患った研究員“笠戸華”役の“佐竹リサ”さん、
    「喜劇王暗殺」に引き続き、“ツボ”に嵌りました。

    長くなるので、個々には書きませんが、
    他の役者さん達も、好演で、とても面白い舞台でした。
  • 満足度★★★★★

    (☆4.8) 帰路の途中で書いてますが、
    なんと言いますか、どのように感想を書いていいのかわからないでいます。どのように自分の中で受け止めていいのかすぐにはわからないといった感じでしょうか。

    最後の主宰の挨拶はとてもよかった。

  • 満足度★★★★★

    今回もつながる
    トツゲキ倶楽部さんは3回目の観劇となるが、今回も「人のつながり」を感じさせてくれる暖かい作品でした。今作では、化学反応と言った方が良いのかもしれませんが。
    あの内容を、90分にまとめている脚本・演出は実にすごいと思います。
    公演中なので以下、ネタバレで。

    ネタバレBOX

    アルツハイマーの治療薬を研究する大学の研究室が舞台であるが、恋人関係のもつれ、研究室を辞めようとしている者、皮肉にも自身が若年性のアルツハイマーになっている者等、当然だが様々な自身の問題を抱えている。
    その中で、治療薬につながる実験が成功したのだが・・・。
    この実験データを巡り騒動が起こる。回転数が安定しない遠心分離機、ゴミ箱に処分してしまった記録紙、データを消去してしまったPCファイル等々。
    この辺りもそれぞれの人間関係が相互作用しており、これが面白い。
    また、ある程度話が進んだところで、今まで起こった事が予知夢という形で巻き戻される。そして、タイトルの「リ:ライト」である書き換えが始まる。また、研究の言動力の一つに、研究員の治療も入っており、そこもまた、つながりを感じさせる。
    いやぁ~、素晴らしい脚本です!

    14人の登場人物がいるのですが、それぞれがキャラ立ちしており、また皆一様に良い人達なのでついつい応援したくなります。
    複雑な心情が多く難役の星神沙織役の前田綾香さん、病気ながら明るく皆に愛される笠戸華役の佐竹リサさん、クールな優しさを魅せてくれた淡路玲子役の高橋優都子さん等の女優陣の活躍が印象的で、それを支える他の女優陣やコメディ要素が多かった男性陣、繋がりを感じるまさに化学反応でした。

    次回公演も楽しみです。



  • 満足度★★★★★

    みんな優しい
    みんな優しくて優柔不断で白黒はっきりつけるのが苦手な人物達がもやもやしたり、気遣いすぎたり、ついには破裂したりしながら舞台上で関係が化学反応していくプロセスを楽しめる。ここは看板に偽りなかった。

    また見たい劇団です。というか座長さんとはいつか一緒に飲みたいと野望を持つファンです。

    ネタバレBOX


    堂々巡りを焦ったりイライラさせたりすることなくかなりじっくり見せる脚本はうまいなぁと、思う。また役者さん達が微妙に違うパラレルワールドに果敢にも挑戦した努力に頭がさがります。間違い探しの楽しさがあります。実は病気の彼女の憎めないキャラクターが優しいみんなに説得力を持たせてる。

    好きなシーンは、幼なじみの二人が最初は男性が女性の思い出を語り、二回目のシーンでは女性自身が自分の思いを語るんだけれどその重なりが何とも言えず暖かい気持ちになった。

    欲を言えば、特に大学の研究所といえば優遇される研究とそうでない研究があって、そこから生じるジレンマなど、一般にも広く知れることになったリカジョを取り巻く過酷さのリアルさが背景にあると立体感が増すのではと思う。充分楽しかったので欲が出る。
  • 満足度★★★★★

    トツゲキらしい群像劇
    今まではほぼ固定していた出演者が、今回は新しい出演者を加えることによって、いい化学反応を起こしたなとかんじました。
    それでも、トツゲキらしい「笑い」と「優しい後味?」は健在。
    今後も楽しみです。

  • 満足度★★★★

    トツゲキ倶楽部は ひとつのジャンルとして確立している、私のなかで。
    って初見なのですけど なんていうか 他の劇団とは一線違うものがあるような気がしました。


    チケットプレゼント ありがとうございます☆
    始まって10分で 考えて熟れさせた 脚本の強さを感じました☆
    こちらの作品90分ですが 他の劇団だったら120分超えだと思います。
    まとめ上手。

    ネタバレBOX

    ♪たまごかけごはん♪


    主役の星神:(前田綾香) ひとつひとつの表情が 見逃せない
    計算して作り込まれたと言うより 自然な感じで なんともイイ(それが計算なのかもですが)。
    穏やかさの裏に 実は役者魂 ☆


    かさどちゃん:(佐竹リサ)
    後半の 「私は夢で知っているのよ~!」な 自慢げにも巻き返す姿 良かったです☆
     

    淡路教授:(高橋優都子)
    可愛くてキレイで色っぽかった。 


    御蔵教授:(田中ひとみ)
    高橋さんと並んでも なんら負ける事がない、
    安定した演技で よい役者さんだと思います。


    あと独特の雰囲気 田久保柚香さんも好きだ~


    掃除のおばちゃん:(横森文) 
    すごい存在感 (笑) トツゲキの主宰であり 今作品の演出をされたのですね!


    役者さんがそれぞれに良かったし 端から端の人まで 全員同時に生きていて
    ひとつひとつレベルが高くて 驚かされました ☆
    私は細かいところ かなり気になるタチなのですが 
    それらがほとんど見つけられない 仕上がりの高い作品です。


    ただ他の方も書かれるように きれいに敷き詰めて それは素晴らしいのだけど
    じわじわと湧き出る感情を感じる 余地がなかったかなーとは思います。 
    私は「愛にまみれて帰る」のが理想の作品なのですが
    (舞台の中は愛でいっぱいはあるけど、観ている方まで愛で満たすのは、全く別の話。なので実際なかなかないですけどね)その要素だけ弱かったかな。


    この作品を作った人がどんな人なのか 興味あります 興味あります。

  • 満足度★★★★★

    大好きになりました。
    初見ですが、大好きになりました。


    笑いながら そうだよな 書き換えられるんだよな

    って しみじみした。

    出てくるひとみんな魅力的。

    ネタに頼らない笑いのセンスもいいなと思いました。

    迷っている人には 観なさい!と 高圧的に推したい舞台です。

  • 満足度★★★★★

    人が生きている面白さ
    初日観劇。
    「劇」小劇場、こちらの会場久し振りでした!

    良かったです。
    自然と感情を揺さぶられる形で、とても好みで。
    こちらはやっぱり自分、全力で推します!

    冒頭からトツゲキ倶楽部らしさが出ていたと思っていて、話していない人の面白さがすっと入ってくるのが素晴らしく。

    これは毎回の事ですが、どこを観ていても誰を観ていても楽しめるのですよね。
    人が生きている事の面白さを感じられる気がするのです。
    基本的に笑いのある作品です。
    ただ、それはゲラゲラ笑えるけど物語と実は関係無い、とかではなく、物語の中で自然と笑えるという様な。

    うーん、説明の限界(笑)


    ネタバレになってしまうので全く話せないのですが、今回の作りの物語って単にその仕掛けに寄ってしまうと簡単に飽きてしまうと思うのですよね。
    全くそんなことを思わせないのは流石で。

    このお話、役者としてはとても難しいのではないかと感じています。
    きっと、これヘタな人がやったら全く面白く無くなってしまうんじゃないかというくらい。

    それに応える役者陣を観ているのが本当に楽しく。

    特に佐竹リサさんのコミックリリーフぶりと、かつ物語を引っ張っていたのはちょっと凄いですね。

    トツゲキ倶楽部の中核の女優陣がラスト舞台に揃っていた場面がとても好きです。


    カーテンコール、トツゲキ倶楽部のお三方だけではじめて並んだのがぐっと来ましたね!

  • 満足度★★★★★

    傑作

     初日を観劇。シナリオの表出が自然である為か、作家が同時に演出も兼ねて良い面が出たか、演技も作り過ぎないし、而も擽りが随所に矢張り小さく箍を外す形で鏤められ、こちらも自然である。無論、役者の演技も実にバランスの良いものである。同時に、肝心な所では寸鉄人を刺す表現が適確に用いられ、それまでの流れを一瞬で集約する。

    ネタバレBOX


     描かれているのは、アルツハイマーを研究するラボである。この病気を治すことができればノーベル賞は間違いない、と言われるジャンルだから研究者同士の競争も熾烈を極める。そんな研究室に外資系の研究室に居た研究員が、それも天才と騒がれた研究者がやってきたから、実はスパイではないか? との懸念も生まれる。それを示唆したのは、研究所出入りの製薬会社社員という外部者である所が、作者の才能を示していよう。こういう細かい点に注意の行き届いたシナリオ・演出に、役者は巧みで自然な演技で応えて実にバランスが良い。そういえば、6月末迄に、今年筆者は180公演を観ている。その中で五指に入る作品だ。初日が終わったばかりだから、詳しい内容は書かないがお薦めである。

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