満足度★★★★
女体を感じたシェイクスピア。
古典 はここまでアレンジが可能だったのかと感心しました。別物なんだけど、オマージュと言うか、原作の骨組みはちゃんと生きてると言うか。半端な本歌取り作品が多い中で頭一つ抜けて素晴らしかった。
主役以外はくるくると役が変わり、テンポ良く進んでいく。無駄なシーン、遊びのシーンを入れる余裕など全くないであろう中、しっかり笑えるシーンが挟み込まれているのは流石。構成がうまいなぁ。
満足度★★★
魅せる力は抜群
「柿食う客」は初観劇だけに新鮮ではあった。見せる、というより魅せる力は抜群にある。もちろんそれは今回の7人の魅力的な女優陣によるところが大きい。;正直私は古典劇に親しんで来なかったので今作もタイトルを聞いたことがある程度だった。観ていても登場人物の関係性がすぐには掴めなくて、やっと掴めたと思ったら新キャラが出てきたりして参った。それでも集中して観られたのは、7人の台詞回しや立振る舞いに得も言われぬ魅力があった為と思われる。皆さんのコメントに「スタイリッシュ」なるワードが出てくるが、それで思ったことがある。この劇場で初めてバルコニー席に座ったのだが、舞台が市松模様のようになっているのがよく見える。何気なく見ていると役者は一つの動作をして立ち止まると必ずマス目の一つに両足が収まっていた。考えすぎかもしれないが、各シーンでの7人の立ち位置が細かく決まっていたのではないか。そんな所が「スタイリッシュ」という印象につながっているのではないかと思ってしまうのである。初見でこんなことを言うのも恐縮だが、独自の様式美を持った劇団なのかという気がする。
満足度★★★★
疾走感
誰が誰やらのイングランド王位争いをわずか7人で熱演。全員ほぼ出ずっぱりの相乗効果による疾走感が楽しかったです。主演の安藤聖さんが美人でイケメンで悪人すぎて素敵でした。
満足度★★★
まさかの
自由席の場合は開場時間に合わせて劇場に着くようにしてるんだけど、全席指定ということで、週明けの溜まった仕事片付けて、開演15分前に到着したら、まさかのゴンドラ席・・・人気の舞台で、読みが甘いと言えばそれまでだけど、もうこの時点でテンションダダ下がり・・・どうしたって見にくい。
テンポ良すぎて、ストーリーを追うので精一杯。女優さんは皆とても素敵でした。
満足度★★★★
久々の中屋敷観劇 演出の洗練その一方
女体Sシリーズを第1弾(001)以来久々に観劇した。その間に柿喰う客公演と外部演出合せて3本ほど観た中屋敷氏演出の特色は、演劇の古典に「遊ぶ」イメージだ。知るほどに「宝庫」である演劇の世界に漬かり、コラージュしたりオマージュを込めたり、純粋にはしゃぐ演劇青年らしさが舞台に横溢。リズミカルな音楽で動きをまとめたり、お水の店員風情のキャラを多用。しかし私はそれらから「埋めてる」痕跡以上の何かが見えて来なかった。遊んでる事の恥じらいなのか元来の資質なのか、心情を深く追っかける事をせず、所詮芝居です、すみません。それでよければどうぞ。ギャグ的要素の強い細かな演出が、ある一定のテンポの中に収まり飽きないように並べられる「隙のなさ」が、どの方向を向いてなされているのかを私は見ようとするのだが、それが見えない、見せないのか、無いのか・・。原典があってそれを並べたり組合せたりも、アートとしての革新を狙ってるというより、「現代的」な会話のテンポ(「隙」を作らない意味での)を演劇で展開した、止り。つまりは私の好みではなかったという事なのだが、それでも、コラージュの才能を持つ若き演出家がその後どういう軌跡を辿るか気になり、時々見てしまう。
満足度★★★★
さーすが
女体つーか、衣装がドレスだったこともあり、さらに女体感が増していました(笑)。7人が7人ともきれいで、充実した魅惑的な90分でした。
満足度★★★★
小悪魔的なリチャード三世
女性7名(今までの最少人数)で演じるシェークスピアの「リチャード三世」は、主役のリチャード三世(安藤聖)以外は、一人複数役を行わなければならい。その表現パフォーマンスは、仕草、声色を変える芝居をしているが、それ以上にその人物のキャラクター、役割を掴んだ演技が良かった。
特に、リチャード三世は狡猾、残忍、豪胆な詭弁家であり、シェイクスピア作品の中ではハムレットと並んで演じ甲斐のある役とされている。芝居的には、それを女性ならではの小悪魔に表現(毒々しさは薄れた)しており、魅力ある公演にしていた。
満足度★★★★
八坂沙織さんも好演。
今日は全配役シャッフルの特別公演!
七人のうち最も線が細い、八坂沙織が今日はリチャード役。
外国語なまり?の刺客とか、コメディ味が通常よりも少しあり、
面白い公演でした。
満足度★★★★
よかった
ゲネプロ(親衛隊)と乱痴気公演を拝見しました。間違えないなぁ。。。
長すぎ無い上演時間を守り続けている事と、アフタートークが毎公演あるところと、何よりもいつ見ても鮮度とインパクトがある舞台が凄く素敵!!!
回を重ねるごとに観劇代は上がっているけど、見続けたい劇団で応援し続けたシリーズだなー、と改めて。。
満足度★★★★★
スタイリッシュ
チェスの盤面を思わせるステージで繰り広げられる7人だけでの舞台、スタイリッシュという言葉が頭に浮かんだ公演でした。女体シリーズ、何本か観させてもらってますが、今回は演出の幅も感じました。濃いキャストが集まってしまうと、埋もれてしまうというか、今ひとつ個性を感じられなかったのが残念でした。もっと個と個のぶつかり合い、せめぎ合いも観たかったですが、面白く見応え充分でした。あと、照明も素晴らしかったです!
満足度★★★
イイね
今回は7人と今までより少ないメンバーだったけど、役者のレベルも上がりなかなか見応えありました。
音楽も音響も過剰じゃ無くて観やすかった。
でもその割に物足りない感じでした。
せっかくしっかりしたメンバーが揃ったのだから、もうちょっと今までと違うリズムでチャレンジしても良かったのかなぁと思いました。
どちらにせよ、これからもいろんなアプローチをして欲しいです
満足度★★★
権力闘争
シェイクスピアの描いた薔薇戦争終結部に当たる今作であるが、薔薇戦争自体が、諸侯の権力闘争であった以上、史実は、シェイクスピアが今作を書くに当たって資料としたものとは異なる可能性がある。本当は、その点に注目して、埋もれた史実のかけらを隋所に鏤めながら作劇すると、革命的なシナリオたりえたであろう。
満足度★★★★
身体も心もぐっちゃぐちゃ!
素舞台と照明、黒装束(デザインは違う)、リチャード3世以外は一人で数役、
女性7人の芝居でjジョークを挿みながら展開!
新しいキャラ登場ごとに紹介あり。
リチャード3世に関しての知識が少しでもある人にはそれなりにイメージを膨らませられると思うが、そうでない人にはどうだか?
満足度★★★
まだまだ今後も続けてほしい!
女優のみによるシェイクスピアもついに7弾。
今回は出演者数を7人に絞っていますが、
衣装が同じまま、突然の紹介で別の役を演じるためか、
途中から話がよくわからなくなて…。
(私の理解力不足からかもしれませんが…)
主役の安藤聖さん始め皆さんカッコいいですが、
各俳優による芝居、やり取りの表現は、これでいいのかな…とも。
登場人物同士が感情をかわしている感じが、なぜか感じられなくて。
全員がバラバラに観客に向かって独白しているだけのようで。
今のところ次作8弾は未定と言われてましたが、
女優祭りのコンスタントな連作公演はなかなか無いので、
絶対に出来るだけ続けてほしい!
満足度★★★★
見事な舞台ですね
シンプルでスタイリッシュな見事な舞台ですね。セクシーな女優さんに惹きつけられます。ストーリーの方もスピーディーにテンポよく進んで、この演目観るのは初めてでしたが、比較的わかりやすかったです。
満足度★★★★
魅力的
シンプルな舞台で魅力的な女優陣が完熟な舞台。文句はないです。でも,これは予習していくべきだったなぁ。一度は読んでいると思うけど,ストーリーが頭に入っていればもっともっと役者さんに芝居に完全集中できただろうにね。