満足度★★★★★
ろりえ大好き。
徳橋みのりちゃん演じる時代遅れのヤマンバメイクのギャルと、彼女の記憶だけを無くした母の物語。いらいらしてついキツい言葉を投げ掛けることへの罪悪感や後悔・・・多かれ少なかれ誰もが感じる家族への感情が、ろりえテイストのナンセンスな笑いに溢れた舞台からひしひしと伝わり、いつの間にか大号泣。泣かされながらも小気味良く笑わせてくれる奥山さんの脚本は、女々しさなんて全くなくて。人生を描いたらそこに自然と涙があって、観客には笑って欲しい、観て笑顔になって欲しい、そんな思いが脚本に込められてる。そんなように思えます。観終わった後はいつもながら声にしちゃう、「ろりえ大好き」。ほんと、いつもこればっかりですみません(笑) あと、みのりちゃん素敵*
満足度★★★★
暖かさを感じた
娘の成長物語かな。もしくは、母親が娘のことを忘れてしまい、出来た子供に同じ名前をつけたことから、生まれてくる前に人生を体験させたのかなとも思った。
セツナイナカニモ、何故か暖かさ感じるを物語だったなあ。面白かったです。
満足度★★★★
なんか泣けます。
忙しくて今頃になってしまいましたが
徳橋さんと少数の客演さんでしたが、みなさん個性的なキャラで
笑わせてくれるのですが、2りぼっちの友人との別れや
不器用な白デブとの生活なんかも、小さいせつなさ喜びもあり。
やはり親子の愛情が心に残る作品になぜか仕上がってます。
初期の「最後なんか飛んでくる」ような公演も数年に1度みたいけど
今の「馬鹿っぽい人達なのになぜか感動」路線好きです。
満足度★★★★
女の子にやさしい
ろりえを観たのは「女優」以来です。
シンプルなセットと静かな演出とで今までと全く違う雰囲気。
以前見たろりえの数作品は全て、なにか突飛な演出によって急激に物語が疾走を始めるようなものばかりであったのですが、
今回の作品はストーリーの単純な進展のみによってドラマが起こります。
この観劇で初めて、ろりえが標榜する「女の子にやさしいユニット」という言葉にうなづけました。
今回は本当に一人の女の子を優しく優しく見守った、そんなファンタジーでした。
満足度★★★★
みのりさんのメイク
徳橋さんのメイクはすごいです。内容は派手さはないけど、見応えのあるお芝居です。
音響と照明が効果抜群で素晴らしい。登場人物は6人と少ないですが、役者実力派揃い。
岡野さんは知っていたが、森田さん、尾倉さんの演技が良かった。
終盤はあちらこちらですすり泣きが聞こえた。みのりと母にはグッとくる。妖怪チックな凝った舞台美術もさすがでした。
一味違うろりえを堪能しました。
満足度★★★★
琴線に触れる舞台。
前作に引き続き観劇。フライヤーのイメージにあるような、どことなく懐かしさを感じさせるパラレルワールド的世界観。今回もタブーなネタを盛り込んではいるけれど、「母娘の愛情と不和」を描いたストーリーは、いたって真摯でとても共感出来る舞台だった。
あと劇場の使い方もかなりユニーク。
上演時間:90分
イメージと違った
今回初めて観劇する劇団さん。
開場後、会場の中に入ると、舞台上には不気味な形の「モノ」や大きな目玉がギョロリ。
客入れBGMとして液体が沸騰するような音が続き、時折子供の声でかくれんぼなどの歌声が入る。
舞台の造りは工夫している。舞台上手側の奈落、奥の扉をエレベーターやアパートの扉に見立てるなど。その時々の照明の使い方も良い。
ふざけとヒューマニズムのスペシャリスト。
1.何をやらかすか分からない。
2.でもとにかく破壊力は抜群。
3.迂闊に親しい人と観に行くと気まずくなる。
それが個人的なこれまでのろりえの印象。今回に関しては3を撤回したい。チラシの通り、親や家族と観に行っても良いかも。
広い会場で大きな舞台美術に慣れた感覚で観始めると視覚的には薄味に感じるかもしれないけど、役者の旨味はいつもの如く。思ってもいなかった角度から刺激的な味わいが攻めて来ます。
内容的にも話の流れ的にも洗練されていて分かりやすいです。未見の人にもオススメしやすい。自分が「お薦め!」をクリックしたのは割りと久し振り。既にろりえが好きな人にも、過去にろりえが好みに合わなかった人にもお薦めします。どの駅からも遠いので劇場までの道が不安ならタクシーを使うべきかも。チケット代にその料金を追加しても満足に至る作品だと思います。