満足度★★★★★
小夏さんの魅力、満載でした
切なさ痛みを、そっと、抱きかかえてくれる温もりと、優しさに溢れた作品でした。
会場内案内をしながら、出迎えて下さる小夏さん。ファンとしては、小夏さんの笑顔だけでも、嬉しいのに、『寒い方には、ひざ掛けを、貸し出しています』との案内まで。席にもよるのだろうが、冬のアゴラは極寒になることもあり、寒がりの私は、ダウン着たままで、ちょうど良いくらいなので、喜んでお借りしました。有り難うございました。そんな心使いのある、劇団は初めてなので、感激しました。小夏さんの作品に、いつも流れる温もりと優しさは、小夏さんのお人柄ならではと、納得しました。
満足度★★★★
本当は?
相変わらず、不思議で情感豊かな舞台でした。しかし、今回は前から思っていたことが明確に見えましたね。
それは、この穏やかに見えている世界の裏は、本当は恐ろしいのではないかと言う空気が内在している禍禍しさです
雨の日の出来事しかり、義理の兄に対する妹の想いとか実は触れてはいけない、触れたら壊れてしまう怖さを感じました。
綱渡り的危うさと禍々しさが柔らかい演技と緩やかな演出に巧く調理されているなあと感じる舞台でしたね。
満足度★★★★★
溶解する
美しくて優しい空間。繊細で理想的に見える話だけど、世の中を斜に構えて見てしまう僕自身を丸ごと包んでくれる強度があった。喪失すること、忘れること、生きること、日々の当たり前の日常が愛しくなる。こういう気持ちを大切に毎日生きていけたら良いのになぁ。頑なな自分の気持ちを溶解してくれる物語に、ただただ救われた。
満足度★★★★★
無題988(14-027)
19:30の回(晴)。19:00会場着、受付。19:10開場、入るとかなり暗く、3段の舞台、床下にも灯りがあるようで漏れ出している。低いテーブル、湯呑み、椅子が囲っています。客席中央に通路、白い石と砂、オブジェのような木組み、閉じられているようでいて、どこにでも開かれているように見えます。どこからか泡の音、19:29下手から男、線香をあげている様子。19:30前説(吉田さん、100分)、19:34開演〜21:16終演。終演後、台本を購入。
静かさは嵐の中のほんのひと時、襲いくる猛威と喪ったもの、黒い背景に立ち上る味噌汁の湯気…その温かさすら儚く消えてゆく。
冬子の最後の言葉「私が、ちゃんと覚えているから。」…鈍感な私にはすぐにはわからず、台本を読む車中で気がつく、それは永遠の幸せを求めることだったのですね。
「マリーン」のラストにも感じたこの想い。
満足度★★★★
観てきました!
遅くなりましたが、楽しく鑑賞させていただきました。
劇場はちょっと狭かったので、天井に頭をぶつけそうになったり、ぶつけたりもありました。あと隣に体格の良い方がいて、身動きがとりにくかったり。
お話は不思議な雰囲気でした。レトロで田舎独特の雰囲気、空気感が最後まで続いていて、魅力的でした。
ファンタジーなような、そうでもないような。また別のお芝居も見てみたいです。
満足度★★★★★
初の青☆組
評判の良さに、以前から気になっていた劇団だったので、初観劇しました。
開演前に、とっても感じの良い素敵な女性が席の案内をしておられて、そのやわらかな物腰に、お芝居を観る前から満ち足りた気持ちになりました。
それが、主宰の吉田小夏さんだとは、あとから知りましたが、開演前の案内ひとつで、観客の気持ちは変わるものです。
他の劇団の方も、心して頂きたいと思います。
お芝居は、ひと言では言えませんが、どこか不思議なところに連れて行かれたような、夢でも見ていたような気持ちにさせられました。
頭で理解するのではなく、心で感じる作品だと思いました。
満足度★★★
見えてこない部分が心地よくもスリリング
「青☆組」の舞台は、すべてが説明されないのがいいです。
まるで良質の心理小説でも読んでいるかのように、不思議を
感じつつも心のどこかで納得させられてしまう力があります。
今回、舞台美術が素敵すぎてグッときました。
満足度★★★
今年も観劇始めは青☆組さんから
今年も、初観劇でいい観劇が出来ました。
体調が良くなかった事もあって、朧げに観ていた部分もありますが
女性の妖艶な場面や幼くも恥ずかしい夢を織り交ぜながら
遠い未来、世界はおそらく荒廃していくのであろうと思わせる世界に
なんとも静かで、もの悲しいセレモニーとその思い人が居りました。
客席も満席、開演前から客席の案内に奮闘する主催さんの姿から
一気に静謐な世界へ一転するのがすごいですねぇ。
次回作は体調万全で観たいです。
満足度★★★★
大人の青春学園もの
一風変わったおとぎ話だけど、中身は、ちょっと大人向けの青春学園もの。冒頭の教室がちゃぶ台に変わったり、火をつける場面もあったり、劇中歌もあったりして、一風変わった青★組らしさになった、100分でした。
満足度★★★
過去からの未来
始まりは教室が舞台。どういう展開になるのか期待が膨らむ。説明にあるとおり繊細さをを感じさせ、少しさびしさも感じました。
青組を観るのは今回で4回目。毎回感心させられる。
当日、少し腰が痛かったので、終盤は痛さのため舞台に集中できなかったのは残念
満足度★★★★
雨、感じました
女性陣の清楚な白いブラウスに古風なフレアースカート、素足という出で立ちがとても色気がありました。ストーリーに関しては他の方々と多いに重なりますので申しません。ひとつの時代を感じさせるちゃぶ台が真ん中に、それを何度も拭いたり、そこでお茶を飲んだり、略さず繰り返される所作の美しさに見とれました。
間の多い芝居を 一番最後列の低い天井に怯えながら観るのは少々辛くはありましたが、役者さんの放つ声が、それぞれに心地良かったです。
開演まで たったひとりの女性スタッフが行き届いた場内誘導をしてくたさってました。初めての劇団ですがまた観たいと思います。
満足度★★★★★
彼女独特の世界観
素敵だった!何度か泣かされた。ひとことでは言い表せないが、小夏ワールドに魅せられたのだ。家族愛、郷土愛・・・・・ 愛とエロスの切ないせめぎあいを小夏さんならではの感性で描いてくれた。
満足度★★★
青☆組 初観劇
2011年12月以来のこまばアゴラ劇場。
その時に観た演目も奇しくも吉田小夏さんの脚本でした。
だから青☆組は初観劇だけど、吉田脚本はお久しぶり。
余白が多い物語。
上品な佇まいの中にあるエロティシズムにドキリとさせられる。
特に渋谷はるかさんには、またもややられてしまいました。
満足度★★★★
初 青☆組
この劇団は初めて。 アゴラ劇場も初でした!
最上段に座ったのですが、 天井に頭がつきそうで とても圧迫感がありました。 また行く機会があったら 最上段は やめておきます…
お芝居の感想は、 とても上品で 繊細。
女性陣がみんなキレイで 惚れ惚れしてしまいました!
今年 初観劇は、 しっとりと 素敵な舞台でした☆
満足度★★★★★
五感をくすぐられる作品でした。
こんな作品を、若い女性が書いていることに衝撃を受けました。
言葉、声になった台詞、動き、表情、すべてがそこに在るべくして存在しています。
とにかく素晴らしく、一目惚れです。
まだ2014年が始まったばかりですが、
今年これ以上の作品に出会えないのではないか…そんな気がしています。
満足度★★★★★
かえりたくなる
海。人は海から生まれたのだろうか、そんなこと思いながら様々な男女の関係とか観て楽しむ。水。人は水なしでは生きていけない。とも考える。また、香の薫ほか漂う空気の匂いが物語をさらに幻想的に魅せてくれた。甘く酸っぱくほろ苦いお話しでした。
満足度★★★★★
本当にすばらしい舞台!!
HIKAさんに心から同感です。
加えて、音楽は吉田小夏の作詞作曲によるという
校歌のみなのに、観る者を舞台に引きつけて
離さない。吉田小夏の言葉の力のすごさだろう。
随所に新しい試みも感じられ、ますますこれからも
楽しみだ。
はまり役の渋谷はるかは、その魅力に女の私でさえ
惚れ惚れする。男性にはたまらないのでは…
P.S. うさぎライターさんのネタバレBOXがすばらしい!舞台を思い出して、ふたたび感動!