人魚の夜 公演情報 青☆組「人魚の夜」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    青☆組 初観劇
    2011年12月以来のこまばアゴラ劇場。
    その時に観た演目も奇しくも吉田小夏さんの脚本でした。
    だから青☆組は初観劇だけど、吉田脚本はお久しぶり。

    余白が多い物語。
    上品な佇まいの中にあるエロティシズムにドキリとさせられる。
    特に渋谷はるかさんには、またもややられてしまいました。

    ネタバレBOX

    場内開演前から薄暗い
    泡の音が聞こえる
    泡を模したような丸いモール
    背景は闇に溶けたような格子
    座敷、卓袱台、学校の椅子

    雨の多い海辺の町
    そこにはこんな御伽噺が伝わっている

    ある一時、そこは男の子しか生まれなかったという
    そのため、人魚を嫁にもらう事に
    人魚は水が無いことに慣れず、
    雨が降ったときだけ夫の家に通う事にする
    愛しい人に会う為に
    人魚の妻は願う
    「どうか雨が降りますように」
    だからこの町には雨ばかり降る

    そんな町のある家族の物語
    過去と現在が行き来し、夢、妄想、思い出が交錯する
    台風の夜に出かけて戻らない姉
    義兄を慕う妹
    父の教え子と何かあり家を出ている兄
    異性へのトラウマを抱える父親

    姉の死亡の経緯を役所の書類不備で語る
    学校の椅子を葬儀の棺に見立てる
    上手い演出を見せてもらった感じ

    劇中に流れる歌が印象的だった

    バイブ2回、飴の紙を剥く音、途中退席
    気を削ぐアクシデントがてんこ盛りで残念

    開場押しの謝罪あり好印象
    座席は満員キツキツな感じ

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    2014/01/16 00:09

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