KUDAN  ~この地球(ほし)の汚れた片隅で生まれた命~☆無事終演致しました。ご来場ありがとうございました!☆ 公演情報 KUDAN  ~この地球(ほし)の汚れた片隅で生まれた命~☆無事終演致しました。ご来場ありがとうございました!☆」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
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  • 満足度★★★★

    異色の魅力が輝きました
    いつものイメージとは、かなり違い、ファンタジー色が濃く、違う魅力が溢れる、素敵な作品でした。
    来年の公演予定は未定の様ですが、次回作も楽しみにしています。

    ネタバレBOX

    『正しいことは、一つではない』のセリフ通り、様々な想いが、溢れました。

    天井の高い劇場を活かした段差のあるセットや、階段も使い、広がりを感じさせる空間使いと演出も、良かったです。

    いつもの倍近くの人数の役者陣も、それぞれの魅力が輝き、多人数ならではの意味も価値もある構成がいきてました。
    3人以外は、動物役で、言葉を喋らない場面もありましたが、心情、鼓動までも、響いてくるようで、良かったです。

    マリア(光籐依里さん)言葉が少ない、難しい役でしたが、些細な心情表現も巧みで、相変わらず、瞳が饒舌でした。

    アリ(正村徹さん)の、少年ならではの純真さ情熱が、輝いていました。

    ハナコ(久保明美さん)、フク(山岡竜生さん)、シゲシゲ(幸野賀一さん)も、とても印象的でした。
  • 満足度★★★★★

    新たな舞台に感動!
    オープニングから心を掴まれてラストまで一瞬とも目が離せなかった。ただ生きたいと願う牛達、勝手な都合で処分しようとする人間、牛達の心情を歌と踊りで表現、圧巻だった。ラストは涙なくしては見れなかった。この難しい内容を見事に舞台でやりきった素晴らしい劇団、次はどんなのをみせてもらえるか楽しみ。

  • 満足度★★★

    何のために“くだん”は生まれた?
     原発事故で被曝した牛から人間の子供が生まれるという着想は秀逸。ただ、せっかくのそのアイデアを生かしきれていないのがなんとも残念。。
     牛たちが幕間に踊る暗黒舞踏めいた妖しいダンスには魅せられた。

    ネタバレBOX

     被曝を理由に殺処分されそうになっていたところを、牧場主の厚意によって解放され、森へ逃げた牛たち。その中の一頭、脱走前から身ごもっていた牝牛が何の因果か“人の子”を生み落とすのが「KUDAN」というタイトルの由来。
     漢字で「件」と書き、半分「人」で半分「牛」のその妖怪は説明書きにもある通り予言者的性格を持つ神秘的な存在として日本各地で古来より知られているらしく、本作でもその超常的能力を発揮して大活躍するのかと思いきや、これがほとんど活躍しない。
     これが先に「アイデアを生かしきれていない」と書いた理由である。
     マリアと命名されたその件(くだん)は光藤依里というメチャ可愛い女優さんが演じており、その人目を惹く容姿にもかかわらず影が薄いのは、多くの観客の期待に背いて超常性をほとんど発揮しないからに他ならない。
     殺処分を敢行するため逃亡先の森にまでやって来た白い防護服姿の人間たちにテレパシーで「森に入るな」「牛を殺すな」などと伝えることから、どうやらマリアは牛たちの味方らしいのだが、予知能力を生かして仲間を助けるといったことはせず、けっきょく牛たちは人間どもに追いつめられてガスで殺され、唯一生き残ったマリアは「私は、なぜ、生まれた?」と自問。そこで劇は終幕し、マリアは仲間たちの屍に囲まれてただその場に立ち尽くす。
     生命の源を表す「マリア」という名を与えられながら仲間たちを死ぬ運命から救い出すこともできないというこの結末は、件(くだん)の妖力をもってしてもどうにも出来ない人間どものただならぬ利己性を描いていると受け取けとることもでき、だとするならば本作は強烈な諷刺劇だと言えるが、「何の因果」で件(くだん)なる存在が生まれてきたのか、その説明は欲しかった。
     
  • 満足度★★★★★

    無題935(13-374)
    14:30の回(晴)。2回目、今年は3作。今回は前に座ります。14:38開演〜16:17終演。歌がよく聴こえ、細かい仕種、表情も。黒い衣装、黒く光る眼、闇、森、喪われた大地、白い人間、白いマリア、種の崩壊と異種の誕生、大量絶滅の危機、生態系の変化。

    太く、高く、響く歌声、野性の舞。どちらもTOKYOハンバーグでは初めてみました。

  • 満足度★★★★

    件観ました
    不思議な視点から見る芝居でした。皆がもう少し一体となるとよいなぁと。小屋を広く巧く使ってて良かったです。

  • 満足度★★★★★

    無題929(13-368)
    19:30の回(曇)。18:45会場着、受付(整理番号券)、8作目になります。外で待っていると主宰の大西さんが出ていらしたので少しお話。今回、最後列の席がお薦めということです。以前、別のお芝居で後方が見やすいですよというのを無視して前のほうに座ったら仕掛けが全然見えなかったことがありましたので、お薦めに従い最後列通路側に座りました(正解!!)。また、今回24人が出演、多いですね..と問いかけると「観てもらえれば」ということでした。

    舞台は2階建て、左右の展開も大きく「動」的、仕掛あり、高低差あり。客席もひな壇の段差がありとても観やすく、パイプ椅子+ザブトン。19:16/31前説(100分、上階のスタジオからの音漏れの可能性について)。19:34開演~21:11終演。

    10月に加入された風戸さん(前作が初めてでした)、ダンスシーンでひとりだけ足が高く上がっているので、終わってからお訊きするとダンスをしているそうで、帰宅後調べると10月にk.a.n.aさんと共演(@キッド。アイラック~)していますね。私、7月に「k.a.n.a's wonder world vol.1」みていて、次も..と思ったのに忘れていました。チラシの写真...風戸さんでした。

    「百光年の詩」に続いてリアルな表現とは違う作品。もう一回観たいのだけど、月曜しかない...

    光藤さんのまっすぐ前を見つめる眼が好きなのですが、それは本作でも健在

    もう少し追記します。

  • 満足度★★★★

    (゜д゜)
    話的にはいつものハンバーグだけど、演出がいつもと違う感じでびっくりした。

  • 満足度★★★

    内部被曝
     雌牛の出産シーンで幕を開けるが、無論、人の言葉は無い。牛の鳴き声だけである。母牛の名はハナコ、擬人化されているので、当然、ハナコの感情は人間に近い。漸く産み落とした母としての喜びを期待してハナコは、子を見た。途端、悲痛な呻きとも悲鳴とも取れる鳴き声を挙げる。産まれた子は、人間の形をしていた。(追記2013.12.17)

    ネタバレBOX

     所謂、件(KUDAN)である。この森は、毎時18μ㏜の空間線量だ。2か月前迄ハナコらの居た牧場の畜舎は3μ㏜/hであった。ハナコの体には、白い箇所が斑点状に出来ていた。体毛だけが白くなっている場合と皮膚迄そうなっている場合とがあったが、海岸通り近くの大きな構造物で爆発が起き、煙のような物が出て、人間どもが右往左往して以来、これ迄一度も無かったおかしなことが、ハナコたち、牛の体にも現れるようになっていたのである。牧場主の一雄は、有能で人情味のある酪農家だったが、自らもF1人災の為被曝しながら、退避勧告を跳ねのけて牛たちの面倒を見て来た。だが、終に倒れ、病院に担ぎ込まれた。然し、飼っていた牛300頭を、殺処分にさせるのは忍びなく、病院を抜け出して、畜舎を開け放ったのである。牛達はこうして外に出、近くの森へ来た。既に、鳶、犬、猫が森で共同生活を始めていたが、牛達も仲間として暮らすことになったのだった。無論、一雄は、3μ㏜/hの空間線量の出ていた牧場で働いていた為、牛たちを逃がした直後に亡くなった。
     牛達の逃げた森は小さく、充分な食物は入手できない。動物達は餌を求めて、ヒトの居た地域へ出掛けて行く。その度にヒトは見付け次第、牛を殺処分していた関係で1年後には、生きている者の数は10分の1に減っていた。若い牛の中には戦おう、という者も出てくる。長老と雖も、若い牛達総てを抑えることは既にできなかった。件は、牛の成長速度と同じ早さで育ち、既に少女に見えたが、森で彼女に会った者達は、彼女がテレパシーを用いて話し掛ける術を持っていることを噂にしていた。彼女は、牛達を救って下さい、と訴えていたのだ。然し、人間共の彼女に対する反応は、妖怪や幽霊に対するそれであった。人々は、彼女に出合うと、筧を乱して逃げ去ったのである。だがある日、核廃棄物の処理に困った人間共は、終に森の木を伐採して、廃棄場を作る為、森の住人狩りを始めた。流石に、人の姿を残す件だけは、人間共も殺すことが出来なかったので、以前、研究用に拉致された若い被曝牛(雄雌各1頭)を除き一雄の牛舎の牛は全滅させられた。森に残された唯一の生命、件の叫びが痛烈である。曰く「何故、私は生まれて来たの?」
     内部被曝についての認識が浅い。表現する者が、体制側が垂れ流す情報をそのまま信じてどうするのか? まして、今作は、動物の側に立って、ヒトを見ているという側面が結構出されている作品ではないか。だったら、尚のこと、この点は、キチンとしなければなるまい。チェルノブイリの被爆者に関しても、IAEAとWHOのデータは共通している。これは、WHOとIAEAの間に結ばれた協定の為であるが、背景にあるのは、露骨な力関係によって事実が捻じ曲げられている事態である。WHOは単に、国連の一機関に過ぎないが、IAEAのバックには安保理がついているという差である。最低限、この程度のことはチェックしておくべきである。

     
  • 満足度★★★★

    スペクタクル感は◎
    公開ゲネ鑑賞。

    とても創意工夫されたパフォーマンスを楽しめたが・・・

    ネタバレBOX

    序盤の展開ではその演出の冴えに、今後の展開にとても期待させるものがあったが、中盤以降失速していった印象。
    終盤、人物造形が分かりづらかったり、それまでテンポが良かった展開もやや硬直気味に・・・・
  • 満足度★★★★

    大人のおとぎ話
    壮大なモー想

    ネタバレBOX

    大震災が起こる前、自然エネルギーに移行すべく政府は原発廃炉を決めていたというそんな日本で起こった震災後の原発事故現場付近の牛たちの話。

    なぜ生まれる牛にマリアと名付けようとしたのか分かりました。除染した土や落ち葉の中に汚れたぬいぐるみが混じっていた理由も分かりました。件(くだん)が生まれたのは、牧場主のマリアの死に対する悔しい思いが牛の胎内に伝播したかのようです。

    観客には伝わりましたが、にんべんに牛のマリアには伝わっていません。そりゃ、存在理由について悩むのは当然のことです。せめて長の長老牛ぐらい世話してくれたバイトの娘さんに似ているなと気付いても良さそうなものでしたが、そこは畜生の浅ましさで、無理でした。

    森の木が伐採されることは彼らには悲劇ですが、放射能で汚染された廃棄物の中間貯蔵施設の設置場所が決まったということで、已むを得ない面もあります。

    白と黒の世界、牛は皆黒毛和牛でした。
  • 満足度★★★★★

    さすがです!
    公開ゲネを観劇!
    今迄とは全く異なる作品で、こんなにドキドキしながら引き込まれたのもホント久しぶりです。異なる目線から改めて感じる本質。
    楽しかったという作品ではありません。ホラー映画のようなドキドキ+切なさかなぁ。光藤さん、難しい役だったと思いますが、好演でした(*^^*)

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